1. セキュリティソフトは本当に必要ですか?重要な理由は?
優れたセキュリティソフトは、絶対にデバイスにインストールしたいツールの1つと言っても過言ではありません。毎日必要なものではありませんが、ウイルス感染やフィッシングサイトによるデータ盗難を防げたとき「セキュリティソフトがあって良かった」とホッとするはずです。
おすすめのセキュリティソフトは最新のマルウェア攻撃をすべて撃退できます。トロイの木馬やランサムウェア、ルートキット、クリプトジャッカーなどを阻止できるのです。
また、最近のセキュリティソフトは進化を遂げており、マルウェア感染を防ぐ以外の役目も果たします。2022年におすすめのプレミアムセキュリティソフトは、次のような機能も搭載しています。
ファイアウォール
ネットワークスキャン
VPN(仮想プライベートネットワーク)
システム最適化ツール
保護者機能
モバイル機器の保護
幅広い機能を備えているセキュリティソフトは、スプーフィング攻撃や中間者攻撃、エクスプロイトなど、さまざまなサイバー攻撃から身を守るために役立ちます。ノートンやBitdefenderなどのプレミアムインターネットセキュリティスイートは、以上のような機能のほかにも多数のツールを備えています。
2. セキュリティソフトの仕組みは?
ほとんどの場合、セキュリティソフトは、主に3つの技術を駆使してシステムに潜むマルウェアを検出します。
シグネチャ型スキャン
ヒューリスティック検知
機械学習
シグネチャ型スキャンでは、システム上のファイルを既知のマルウェアファイルが登録されたデータベースと照合して、既知のマルウェアのシグネチャ(パターン)と合致するコードを含むファイルを検出します。最も従来的なウイルススキャン方式であり、ほとんどのマルウェアファイルを検出できます。
ヒューリスティック検知はシグネチャ型スキャンと似ています。ファイルのコードを調べ、危険であると見なされるほど既知のマルウェアと類似しているか判定する仕組みです。既知のマルウェアが少し変更されている場合、シグネチャ型スキャンで検出されなくても、ヒューリスティック検知でキャッチできます。
機械学習エンジンは、既知のマルウェアと類似するファイルを探すのではなく、何百万ものマルウェアファイルを学習し、挙動から不審なファイルを検出します。まったく新しいマルウェアファイルがデバイス上に潜んでいて、不審な挙動を見せた場合(ブラウジングデータを監視したり、ファイルを暗号化したり、Webカメラにアクセスしたりするなど)、機械学習型スキャナはそのファイルを検出し、ブロックします。
Bitdefenderやノートンなど、トップクラスのセキュリティソフトは、3つのマルウェアスキャン技術をすべて採用していることがほとんどです。
3. 私のデバイスにおすすめのセキュリティソフトは?
2022年におすすめのセキュリティソフトで第1位に輝いたのは、ノートンです。激しい争いとなり、ユニークな機能を提供している他社製品も多いですが、全体的にノートンはWindows PC、Mac、Android、iOSデバイスの防御力が高いサービスです。
OS別におすすめのセキュリティソフトをまとめました。参考にしてみてください。
- Windows — ノートン。ノートンのウイルススキャナは業界トップクラスで、他社より多機能です。Windowsアプリはとても使いやすく、格安プランで1~5台のデバイスを保護できます。ノートンについて詳しくはこちら。
- macOS — インテゴ。本来、Mac専用のセキュリティソフトであるインテゴは、マルウェア検出率が高く、システムクリーンアップツールやデバイスのバックアップオプション、直感的に使いやすいペアレンタルコントロールなど、幅広い機能を備えており、Macユーザーにおすすめです。インテゴについて詳しくはこちら。
- Android — ノートン。ノートンはマルウェア検出率が100%で、フィッシング対策に優れた効果を発揮します。包括的ななりすまし対策(アメリカのユーザーのみ)、Wi-Fiの監視、かなり優れたVPNアプリも備えています。ノートンについて詳しくはこちら。
- iOS — ノートン。iOSデバイスはウイルス対策スキャンに対応していませんが、ノートンのiOSアプリはとても優れたウェブ防御、Wi-Fiセキュリティスキャナ、ダークウェブの監視、無制限のVPNを備えており、料金も手頃です。ノートンについて詳しくはこちら。
4. セキュリティソフトはあらゆる種類のマルウェア(スパイウェア、ルートキット、ランサムウェアなど)を検出できますか?
はい。高性能セキュリティスイートは、あらゆる種類のマルウェアを検出できます。ルートキットなどの巧妙な攻撃や、危険性が低めのアドウェアやPUP(潜在的に迷惑なプログラム)などのファイルもブロックします。
当サイトでは、およそ1,000個のマルウェアファイルを含むデータベースを使って、ウイルス対策ソフトのテストを実施しています。データベースは継続的に更新されており、次のような既知のマルウェアファイルを含みます。
- ウイルス
- ワーム
- トロイの木馬
- スパイウェア・アドウェア
- ランサムウェア
- ルートキット
- キーロガー
- クリプトジャッカー
- など多数…
評価が100%(またはそれに近い値)のセキュリティソフトは、新種のマルウェア脅威をすべて撃退できると証明されているサービスです。ノートンやBitdefender、Aviraはすべて、テストでマルウェア検出率が100%でした。
また、特定のウイルス専用の検出ソフトを開発した企業もあります。例えば、マカフィーとBitdefenderはルートキット検出ツールを無料で提供しており、市場にはスパイウェア対策プログラムも存在しています。
5. セキュリティソフトの選び方は?
最低でも、マルウェア対策に優れた効果を発揮するセキュリティソフトを選びましょう。ランサムウェアやトロイの木馬、スパイウェアと言った既知の脅威だけでなく、新種の脅威も検出・除去できるべきです。
セキュリティソフトに必須の機能は他にも次のようなものが挙げられます。
- リアルタイムの脅威スキャン
- ウェブセキュリティ機能
- フィッシング対策機能
- ファイアウォール
VPNやパスワードマネージャー、システム最適化ツールなどの追加ツールをすでにお持ちでない場合、ノートン360のようなプレミアムセキュリティソフトがおすすめです。これらすべての機能がセットで利用でき、お得です。
WindowsやMac、Android、iOSなどの主なOSに完全対応しているセキュリティソフトが理想でしょう。おすすめのセキュリティソフトは、主要なデバイスをすべてカバーできるものがほとんどです。しかし、特定のOSでより優れた効果を発揮するセキュリティソフトもあります。ノートンはWindows、Android、およびiOSに最適であるのに対して、IntegoはMacにベストです。
あなたのニーズにぴったりのセキュリティソフトが必ず見つかります。セキュリティソフトを選ぶ場合、トップ10ランキングから始めると良いでしょう。
6. Macもセキュリティソフトは必要ですか?
はい。数年前からMacに特化したマルウェアの被害件数が増え続けています。macOSには優れたセキュリティツールが搭載されていますが、2022年に新種のマルウェア脅威からデバイスを確実に守れるほど強力ではありません。
Macを保護/a>するために設計された優れたセキュリティソフトは多数あります。
Macに一番おすすめのセキュリティソフトはIntegoです。当サイトのテストでマルウェア検出率は100%で、安全なファイアウォールや包括的なペアレンタルコントロールなどの便利な追加機能も備わっています。また、デバイスのバックアップ機能はmacOSのバックアップオプションより断然高性能です。Integoについて詳しくはこちら。
7. モバイル機器もセキュリティソフトは必要ですか?
はい。AndroidとiOSのセキュリティ対策は、2022年に大きな課題となっています。
Androidをターゲットにしたランサムウェアやアドウェア、クリプトジャッカー、トロイの木馬などの脅威は、大きくなっています。Androidデバイスをお持ちの方にはモバイル用セキュリティソフトは必須でしょう。アプリをスキャンするほか、無線ネットワークを監視し、ウェブ防御機能と盗難対策機能を備えたサービスを選びましょう(2022年にAndroidに一番おすすめのセキュリティソフトはノートンです)。
一方、iOSデバイスの場合は少し違います。過去数年でiPhoneとiPadが危険なマルウェアに感染したケースはいくつかありますが、Apple社はユーザーをマルウェアから守るために厳しいセキュリティ対策を行っています。しかし、iOSデバイスも次のようなネットの脅威に対して脆弱です。
- フィッシング・スミッシング攻撃。偽のリンクを送り付け、個人情報や金融情報を入力させる詐欺。
- 権限の悪用。ユーザーの知らぬ間に、アプリが許可なくユーザーデータを収集すること。
- フリースウェア。不当に高額なサブスクリプションに加入させるアプリ。
優れたiOS用セキュリティアプリは以上のような攻撃を防止できるほか、盗難対策機能、ペアレンタルコントロール、システムクリーンアップツールも備えています。
8. 有料のセキュリティソフトは必要ですか?
「絶対に必要」とは言いませんが、有料セキュリティソフトを使うべきでしょう。無料セキュリティソフトはマルウェア対策に役立ちますが、有料のセキュリティスイートの性能には敵いません。
もちろん、Aviraの無料セキュリティソフトなど、感心してしまうほど優れた無料ウイルス対策ソフトもありますが、Aviraでさえ、VPNやパスワードマネージャー、システムクリーンアップツールなどの機能が限られています。
すべてのデバイスで高度なインターネットセキュリティ対策を行いたい場合、高性能セキュリティスイートを購入しましょう。ノートン360やBitdefenderトータルセキュリティ、Avira Primeがおすすめです。
9. おすすめの無料セキュリティソフトは?
2022年最高の無料セキュリティソフトはAviraです。セキュリティ機能は驚くほど充実しています(業界最高の有料セキュリティソフトには及びませんが)。Aviraの無料プランは次のような特長があります。
- ウイルススキャナ
- リアルタイム防御
- ファイアウォール
- Phantom VPN(無料データ通信量は毎月500MBまで)
- パスワードマネージャー(制限付き)
- ウェブブラウザのセキュリティ対策
- 基本的なデバイス最適化ツール
- セーフショッピング拡張機能、ブラウザセーフティ拡張機能
Aviraは優れた無料セキュリティソフトですが、VPNはデータ通信量が制限されていて、ほとんど役に立ちません(ProtonVPNの無料プランの方が断然優れています)。また、無料版パスワードマネージャーに重要なボルトセキュリティツールは含まれません。他にも、Aviraの優秀なシステム最適化ツールやライブカスタマーサポートは利用できません。
正直なところ、無料セキュリティソフトはあまりおすすめできません。ノートン360やBitdefenderは月額料金が格安で、複数のデバイスで包括的なセキュリティ対策を行えます。
10. セキュリティソフトを使うとパソコンの動作が遅くなりませんか?
優れたセキュリティソフトであれば、パソコンが大幅に遅くなることはほとんどありません。
セキュリティソフトはリアルタイムのマルウェアスキャナを搭載していることが多く、処理能力をあまり必要とせずに、新しくダウンロードしたファイルや実行プロセスをバックグラウンドでスキャンしてくれます。
マルウェアに感染した場合、フルディスクスキャンを行ってデバイスの状況を確認する必要があります。このようなスキャンはCPU使用率が高いのでデバイスの動作が遅くなりますが、ほとんどの場合、セキュリティソフトのリアルタイム防御で脅威の侵入を防ぐことができます。
また、2022年のセキュリティプログラム市場の動向として、スキャン技術をクラウドに移行しているセキュリティソフトが増えています。BitdefenderやTotalAV、Aviraはクラウド型技術を駆使して、パソコンの動作が遅くなりにくくしています。.
スキャン中に動作が少し遅くなったとしても、多くのセキュリティソフトは、パソコンの使用時間外にスキャンするようスケジュールを設定できます。
1. パスワードマネージャーとは何ですか?その仕組みは?
パスワードマネージャーとは、ユーザー名やパスワードなどの個人情報を高度な暗号化で安全に保存するプログラムのことで、パスワード管理ツールとも呼ばれています。「マスターパスワード」を入力するとデータが解読され、保存したパスワードにアクセスできる仕組みです。
パスワードマネージャーを活用すると、ログイン情報や個人情報、クレジットカード情報などを自動入力できるので、より快適にブラウジングできるようになります。また、新しくアカウント登録した時にログイン情報を自動的に保存できるほか、安全なパスワードも生成できます。
優れたパスワードマネージャーの主な機能は次の通りです。
- 高度な暗号化で、パスワードを安全に保存
- ログイン情報を自動的に保存・入力
- 複雑なパスワードを生成
- 氏名、住所、クレジットカード情報を自動入力
- パスワードが弱い、使いまわした、長期間変更していない、漏洩したなどの警告を表示
一般的に、トップクラスのパスワードマネージャー(Dashlaneや1Password、RoboFormなど)は金融機関レベルのAES 256ビット暗号化で保存データを保護しています。パスワードマネージャーがハッキングされたとしても、パスワードが公開されることはありません。また、ユーザーが複数のデバイスでデータにアクセスできるよう、データはクラウドサーバー(またはローカルネットワーク)を介して送信されます。
トップクラスのパスワードマネージャーの多くは、安全性をさらに高めるために追加ツールも提供しています。例えば、ダークウェブの監視、仮想支払いカード、2段階認証コードの生成ツール、VPNなどが挙げられます。
2. パスワードマネージャーを利用すべき理由は?
パスワードマネージャーは安全で便利だからです。
パスワードマネージャーは、アカウント登録するたびに複雑なパスワードを新規作成することで、ハッキングのリスクを最小限に抑えます。また、すべてのパスワードが保存されるため、「アカウントにログインできなくなった」などのトラブルも防止できます。
パスワードマネージャーでアカウントごとに複雑なパスワードを生成すると、パスワードがハッキングされにくくなります。また、パスワードマネージャーが同じパスワードを複数のアカウントで使いまわすことはありませんから、アカウント情報が流出してハッカーにパスワードを知られても、他のアカウントにはアクセスできません。
さらに、パスワードマネージャーはログイン情報だけでなく、クレジットカード情報や車両情報、住所などさまざまなデータを自動入力できますから、時間の節約にも役立ちます。また、データはモバイル端末やパソコン、タブレット、さらにはスマートウォッチなど、すべてのデバイス間で同期されます。
すべてのデバイスで、安全かつ瞬時にログイン情報や個人情報にアクセスしたい場合、パスワードマネージャーを使うのがおすすめです。
3. パスワードマネージャーの選び方は?
パスワードマネージャーを選ぶときは、セキュリティ機能や追加機能、使いやすさ、料金を検討しましょう。
少なくとも、AES 256ビット暗号化でデータを保護するパスワードマネージャーを選びましょう。また、ゼロ知識アーキテクチャで構築されていることも大切です。さらに、セキュリティ体制が第三者機関によって審査されているパスワードマネージャーが良いでしょう(Dashlaneや1Password、RememBearは最近、監査を受けています)。
他にも、次のような追加機能に注目しましょう。
- フォームの自動入力(クレジットカードや住所、車両情報など)
- 2段階認証オプション(TOTP:時間ベースのワンタイムパスワードの生成ツール、生体認証によるログイン、USBトークン)
- パスワード生成ツール
- パスワードの共有機能
- データ漏洩の監視
- パスワードボルトの審査
- アカウント復元機能
ユニークな機能を提供しているパスワードマネージャーもあります。例えば、DashlaneはVPNとダークウェブの監視、Keeperは暗号化されたメッセージアプリ、1Passwordはプライバシーを守る「旅行モード」などがあります。
使いやすさについて、優れたパスワードマネージャーはすべてのOSとウェブブラウザ向けに、直感的なアプリを提供しています。また、パスワードの生成、ボルトへの保存、保存された情報の自動入力など、一連の操作を簡単に行えるサービスを選びましょう。
料金も重要ポイントです。無料プランを提供しているパスワードマネージャーもいくつかありますが、機能が限られていることが多いので、トップ10ランキングでパスワードマネージャーの料金と機能を比べて、ニーズに合ったサービスを選ぶと良いでしょう。一番おすすめのパスワードマネージャーであるDashlaneは多機能ですが、割高です。RoboFormの方が使いやすく、格安です。
4. 2022年最高のパスワードマネージャーは?
2022年に一番おすすめのパスワードマネージャーはDashlaneです。セキュリティが強く、使いやすいほか、すべての主要なデバイスとブラウザに対応しており、追加機能もトップクラスです。
Dashlaneはユーザーデータを保護するためにAES 256ビットの終端間暗号化を採用しています。暗号化されていない情報がDashlaneのサーバーに保存されることは絶対にありません。また、DashlaneはTLS暗号化でデバイスとサーバー間の通信を守るため、ユーザーデータを傍受されたり盗難されたりすることはありません。
Dashlaneは他にも幅広い追加機能を提供しています。
- VPN(仮想プライベートネットワーク)
- パスワード生成ツール
- ダークウェブの監視
- パスワードボルトの審査
- 2段階認証(2FA)
- パスワードの自動変更
- など多数…
しかし、優れたパスワードマネージャーは他にも多数あります。例えば、1Password(データを隠すトラベルモードが特長)、Keeper(暗号化されたチャットアプリを提供)、RoboForm(最もお得なサービスの1つ)などがイチオシです。
5. パスワードマネージャーを使うのは安全ですか?
はい、とても安全です。トップクラスのパスワードマネージャーは業界最高水準のAES 256ビット暗号化を採用しています(軍隊や金融情報が使用しているのと同じ暗号化です)。また、パスワードマネージャーは終端間暗号化を採用していることがほとんどです。ユーザーデータの安全性を守るために、データはデバイス上で暗号化されてからサーバーに送信される仕組みになっています。
さらに、パスワードマネージャーのほとんどは、データ漏洩のリスクを最小限に抑えるため、ゼロ知識プロトコルを採用しています。パスワードボルトにアクセスできるのはあなただけで、パスワードマネージャー側もデータを見られません。なお、マスターパスワードを忘れた場合、カスタマーサポートに問い合わせても復元できませんのでご注意ください(LastPassなど、アカウントを復元できるサービスもあります)。
おすすめのパスワードマネージャーはセキュリティ強化策として、ワンタイムパスコードやハードウェアセキュリティ鍵への対応、生体認証など、多要素認証(MFA)オプションを提供しています(Keeperは幅広い多要素認証に対応しています)。データにアクセスするとき、マスターパスワードのほかに、もう1つの方法で本人確認することになります。
6. 2段階認証に対応したパスワードマネージャーは?
DashlaneやKeeper、RoboFormなど、主なパスワードマネージャーは2段階認証に対応しています。2段階認証アプリ(Google Authenticatorなど)やUSB型2段階認証ツール(YubiKeyやFido)が使えるので、パスワードボルトのセキュリティを強化できます。
2段階認証(2FA)を設定すると、マスターパスワードのほかに、もう1つの方法で本人確認する必要があります。例えば、次のような方法で本人確認します。
- SMSで送信された認証コード
- 時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)
- 生体スキャン(指紋や顔認証など)
- ハードウェアUSBキー
TOTP生成ツールを搭載しているパスワードマネージャーも多いので、対応サイトにログインするときにワンタイムパスワードを生成できます。LastPassのボルト審査ツールは、ボルトに保存されているアカウントのうち、2段階認証に対応しているサイトを検出できるので、できるだけ多くのアカウントに2段階認証を設定するために役立ちます。
7. ブラウザにパスワードとログイン情報を保存すべきですか?
ブラウザにパスワードやログイン情報を保存するのは便利ですが、専用のパスワードマネージャーの方が断然役立ちます。
パスワード管理機能があるブラウザは多数あり、パスワードとログイン情報はブラウザ内に保存されます。しかし、ブラウザのパスワード管理ツールはマスターパスワードを設定できないことが多く、物理的にあるいは遠隔からあなたのデバイスが乗っ取られた場合、安全が脅かされてしまいます。
信頼できるパスワードマネージャーは高度な暗号化や多要素認証(MFA)、厳格なプロトコルですべてのデータを安全に保管してくれます。また、パスワードボルトに審査やパスワードの漏洩監視などのセキュリティツールも提供しています。ウェブブラウザのパスワードマネージャーにこのような機能はありません。
パスワードを保存できるウェブブラウザは、無料ツールとしてはある程度役立ちますが、無料・有料のパスワードマネージャーの方が高性能です。例えば、DashlaneとKeeperは高度なセキュリティ機能を提供しており、RoboFormはコスパ抜群のパスワードマネージャーです。また、LastPassの無料プランは素晴らしいでしょう。
1. VPNは安全ですか?
はい。業界標準のセキュリティ機能(AES 256ビット暗号化、キルスイッチ、ログなし方針)を備えたVPNであれば、安全です。
ログなし方針が第三者機関に監査されているトップクラスのVPNは少なくありません。高度なセキュリティ機能を提供しているVPNもあります。例えば、パーフェクトフォワードシークレシー(定期的に暗号化キーを変えることでハッカーに過去や将来のキーを知られないようにし、通信の監視を防ぐ機能)やRAMだけで実行されるサーバー(サーバーを再起動するたびに全データが削除されます)、IPv6・DNS・WebRTCの漏洩対策などが挙げられます。
優秀なセキュリティ機能を備えたVPNをお探しの方にはExpressVPNがおすすめです(ログなし方針は何度も独立監査を受けています)。ExpressVPNについて詳しくはこちらをご覧ください。
2. 2022年に最高のVPNは?
2022年に一番おすすめのVPNはExpressVPNです。優秀なセキュリティ機能を備えているほか、NetflixやDisney+などの動画配信サービスにアクセスでき、通信は安定して超高速で、ルーターを含むすべてのプラットフォーム向けに使いやすいアプリが用意されています。
ですが、とても優れたVPNは他にも多数あります。高度なセキュリティ機能を備えたVPNが欲しい場合はProtonVPNをご検討ください。また、さまざまな動画配信サービスにアクセスしたいだけであれば、CyberGhost VPNがおすすめです。とても使いやすく、スマホの安全を守るVPNはPrivate Internet Access、初心者でも使いやすく、格安で超高速のVPNはPrivateVPNが最適です。
3. VPNを使えばNetflixが見られますか?
はい。トップクラスのVPNの多くは、スムーズにNetflixにアクセスするために役立ちます。Netflixのドラマを見たい場合、アカウント登録した国のVPNサーバーに接続しましょう。例えば、日本版Netflixのアカウントをお持ちの方は、日本のVPNサーバーを使う必要があります。
Netflixは、VPNサーバーのIPアドレスを検出してブロックすることが多いですが、最高のVPNはサーバーのIPアドレスを頻繁に更新することでこの問題を回避しています。また、VPNを使ってNetflixを視聴する際、別のブラウザやシークレットモード・プライベートモードを使うのがおすすめです。Netflixはクッキーを使ったり、元のIPアドレスを見たりできなくなるからです。
Netflixに一番おすすめのVPNはExpressVPNです。確実にNetflixにアクセスでき、他の主要な動画配信サービスも視聴できます。さらに、安定して超高速で、すべてのプラットフォームとデバイスでとても使いやすいのもポイントです。
4. VPNは合法ですか?
VPNはほとんどの国で合法ですが、北朝鮮や中国、イラン、ロシアなど、VPNが禁止されている国もあります。このような国でVPNを使うと、法的なトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
VPNの使用が規制されている国にお住まいの方や、そのような国に旅行される場合は、VPNを使う前に現地の法律やルールをしっかり確認しましょう。違法でなくても、VPNが政府によってブロックされている国ではVPN自体を入手できないことがありますから、事前に購入しておきましょう。ネット検閲の厳しい国ではExpressVPNが特におすすめです。
なお、VPNが合法な国でも、VPNを使った犯罪行為は違法です。
5. VPNを使うとネット通信が遅くなりませんか?
はい。VPNは通信を暗号化するため、速度が低下します。通信を暗号化して解読することにより、データの転送に時間がかかるからです。また、遠くのVPNサーバーに接続した場合、データはより長距離を移動しなければなりませんから、さらに通信が遅くなります。
ですが、トップクラスのVPNは速度低下を最小限に抑えるように対策を行っています。例えば、世界各国に高速サーバーが設置されているVPNなら、近くのサーバーに接続すると高速通信が期待できます。また、高速のVPNプロトコルも提供されています(プロトコル:VPN接続をどのように確立するか決定するルール)。当サイトが行ったテストの結果、ExpressVPNやPrivate Internet Access、ProtonVPNは速度が平均で15~30%しか低下しないことが分かっています。これはかなり優秀です。サイトは直ちに表示され、4K画質の動画も5~10秒で読み込めます。また、トレントで20~30GBの大容量ファイルを15~30分でダウンロードできます。
「VPNを使ったら速度がかなり遅くなった」という場合、以下の方法でスピードアップしましょう。
- 国内のVPNサーバーか、近隣国のサーバーに接続する。
- 低速のOpenVPNではなく、WireGuardやIKEv2/IPSecのような高速プロトコルを使う。
- Wi-Fi(無線LAN)ではなく、有線LANを使う。Wi-Fiの電波が弱いと、通信が大幅に遅くなる場合があります。
- ウェブに接続されているアプリのうち、使っていないものを終了する。VPNに転送して暗号化されるデータ量が減るので、より高速な通信になります。
6. 無料VPNは使えますか?
無料VPNもありますが、おすすめしません。無料VPNのほとんどは、重要なセキュリティ機能がなく、ブラウジングデータを記録して転売し、データ通信量が制限されています。また、人気の動画配信サービスが利用できず、アプリもバグが多い傾向があります。ExpressVPNやPrivate Internet Accessのような有料のプレミアムVPNの方が断然良いのです。
どうしても無料VPNを使いたい場合は、こちらのガイドをご覧になり、優れたサービスをお選びください。無料VPNの中で最高なのはProtonVPNでしょう。データ通信量が無制限で、高速です(ProtonVPNは「中速」と主張していますが、当サイトのテストでは22%しか遅くなりませんでした)。高度なセキュリティ機能も備えており、3か国のサーバーに接続できます(日本、アメリカ、オランダ)。しかし、接続台数は1台だけで、動画の視聴とトレントはできません。
7. VPNはすべてのデバイスで使えますか?
ExpressVPNやPrivate Internet Access、CyberGhost VPNなど、トップクラスのVPNはiOSやAndroid、Windows、macOS、Linux、スマートテレビ向けに専用アプリを提供しています。また、ExpressVPNとProtonVPNなどのトップクラスのブランドは同時接続台数が多いので、複数台のデバイスで同時にVPNを使えます(接続台数の業界平均は5~7台です)。
しかし、VPNにネイティブ対応していないデバイス(ゲーム機など)もあり、そのようなデバイスにはVPNアプリをインストールできません。この場合、ルーターにVPNを設定する必要があります。ルーターに接続されているすべてのデバイスがVPNに接続されます。VPN企業の多くはルーターのセットアップガイドを提供していますが、ExpressVPNとVyprVPNはルーター専用アプリがありますから、容易に設定できます。
8. VPNは広告やトラッカーをブロックしますか?
はい。広告ブロッカーを搭載したVPNもあります。広告がブロックされることで、サイトの表示が速くなります。当サイトのテストで、Private Internet Accessの「PIA MACE」とProtonVPNの「NetShield」はSNSやメディアサイトでほとんどすべての広告をブロックできることが分かりました。
また、VPNの広告ブロッカーはトラッカーもブロックできるので、広告企業はユーザーがどの広告をクリックしたか監視できなくなります。テストで、トラッカー対策で最も効果的だったのはProtonVPNの広告ブロッカーでした。
VPNの広告ブロッカーは悪質なサイトへの通信もブロックでき、偽サイトにアクセスさせるフィッシング攻撃対策に役立ちます。ただし、VPNはマルウェア感染を直接的に防止することはできません(悪質なファイルをダウンロードしたときなど)。そのため、おすすめの対策方法はVPNとセキュリティソフトを併用することです。優れたセキュリティソフトは数多くありますが、一番おすすめなのはノートン360です。新種の高度なマルウェアからデバイスをしっかり守ることができ、優れた追加機能も備えています(Webカメラの防御やランサムウェア対策など)。
9. VPNの仕組みは?
VPNは、暗号化されたVPNサーバーに通信を転送することで、新しいIPアドレスを割り当て、データを守るツールです(IPアドレスから位置情報が公開されてしまいます)。VPNを使うと、通信は次のような経路をたどります。
あなたのデバイス → VPNアプリ → インターネットサービスプロバイダ(ISP) → VPNサーバー → インターネット
VPNはあなたのデバイスからVPNサーバーに送受信されるすべてのデータを暗号化するため、部外者にデータを見られなくなります。他人があなたの通信を監視しようとしても、でたらめの文字列しか見られません。例えば、「Netflix.com」へのリクエストは「IH5HUFDY=432JKFD」となるわけです。
また、VPNを介してサイトにアクセスすると、サイト側はあなたのデバイスではなくVPNサーバーからの通信だと判断します。通信の発信源はVPNのIPアドレスであると思われるので、あなたの本当のIPアドレスを隠せるのです。
VPNはさまざまな場面で役立ちます。例えば、海外旅行中に日本版Netflixのドラマや映画を見たり、公共Wi-Fiで通信を暗号化してデータを守ったりできるのです。
10. 中国でVPNは使えますか?
VPNサービスのほとんどは中国政府によってブロックされていますが、中国国内でも使えるサービスがいくつかあります。ExpressVPNは中国のほか、イランやロシアなど、ネット規制の厳しい国で優れた効果を発揮します。
なお、厳密に言えば、中国で認可されていないVPNの使用は違法ですが、現段階では中国でVPNを使った外国人が逮捕されたケースはありません。
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