Bitdefenderのエキスパートレビュー:まとめ
Bitdefenderは2022年におすすめのセキュリティソフトの1つです。安全性をしっかり守るのに必要なサイバーセキュリティ機能が揃っており、すべてのデバイスやOSでとても使いやすく、他社より低価格です。
テストを行ったところ、Bitdefenderはすべてのサンプルマルウェアを検出できました。また、クラウド型ウイルスエンジンにより、フルシステムスキャン中もパソコンの動作は遅くなりませんでした。Bitdefenderはウェブ防御も業界トップクラスで、ChromeやFirefox、Edgeなどの対策機能より多くの偽サイト・危険なサイトを検出できました。フィッシング対策も他社のセキュリティソフトより優れています。
高度なマルウェア対策とウェブ防御のほかに、Bitdefenderはセキュリティ機能も他社より充実していて、追加機能は期待通りに効果を発揮しました。操作しやすく、使いやすいのも嬉しいですね。Bitdefenderには次のような特長があります。
- 高度なランサムウェア対策
- システム最適化
- オンライン決済に役立つ安全なウェブブラウザ
- パスワードマネージャー
- VPN(仮想プライベートネットワーク)
- ペアレンタルコントロール
- ウェブカメラおよびマイクの保護
- 盗難対策(Windows・Android)
- など・・・
Bitdefenderの機能のほとんどはスムーズに動作します。システムの最適化ツールはパソコンの空き容量を増やしてデバイスの動作を速くすることができました。VPNの通信速度とパフォーマンスは単独のVPNサービスと同レベルで、保護者機能の設定は柔軟に変えられます。また、位置情報の追跡やジオフェンシングなど、高度な機能もあります。Bitdefenderの盗難対策はWindows端末で利用できるのが驚きました。McAfeeやAviraなども盗難対策機能がありますが、モバイル端末でしか利用できないのです。
Bitdefenderはとても優れていますが、欠点もあります。Bitdefenderのパスワードマネージャーは単純すぎると感じる方もいらっしゃるかもしれません。安全なパスワードを生成したり、ログイン情報を自動的に保存・入力したりするのは役立ちますが、2段階認証やパスワードのセキュリティ審査など、重要な機能はありません。また、iOSアプリで利用できる機能はウェブ防御、シンプルなメールアドレスの漏洩監視、制限付きのVPNだけです。また、Bitdefenderのプランの多くはVPNを含みますが、1日当たり200MBしか通信できないので、ウェブを少し閲覧しただけで使い切ってしまいます。とは言え、最上位プランのBitdefenderプレミアムセキュリティのVPNは通信量が無制限です(他のプランでも、無制限のVPNをアドオンとして購入することもできます)。
なお、無制限のVPNが利用できる一番高いプランでも、Bitdefenderはコスパ抜群で、機能が少なめの他社製品より低価格です。
まとめると、Bitdefenderは業界トップクラスのセキュリティソフトでしょう。無敵のマルウェア対策のほか、とても優れた機能が満載で、使いやすく、プランは格安です。また、Bitdefenderの全プランが30日間返金保証の対象なので、安心して体験できます。
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📀 OS | Windows、Android、Mac、iOS |
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Bitdefender完全レビュー
Bitdefenderは複数の料金プランがあります。エントリーレベルのアンチウイルスプラスは1台のWindowsパソコンを保護したい方におすすめです。インターネットセキュリティは3台のWindowsパソコンを保護でき、家族にピッタリのミドルレンジプランでしょう。トータルセキュリティは5台のWindows、Mac、Android、iOSデバイスを保護でき、コスパ抜群です。プレミアムセキュリティはコスパが最高で、Bitdefenderの全機能と無制限のVPNが利用できます。
Bitdefenderのセキュリティ機能
ウイルス・脆弱性スキャン
Bitdefenderのウイルス対策スキャナは軽いのに徹底的にスキャンできるスグレモノです。膨大なマルウェアディレクトリと機械学習を駆使して既知のマルウェアだけでなく新種のウイルスもキャッチできます。また、マルウェアスキャンは大部分がクラウドで動作するため、スキャン中はCPUやディスクの使用量が少ないのも注目ポイントです。
Bitdefenderでは4種類のスキャンを利用できます。
- クイックスキャン
ウイルスが隠れていることが多いコアのシステムファイルと一時ファイルだけを素早くスキャン。 - システムスキャン
システム全体の詳しい分析、スキャンを行い、マルウェアや脆弱性を発見。 - カスタムスキャン
システムの場所を指定して脅威がないかスキャン。 - 脆弱性スキャン
アプリの設定をスキャンしてプライバシーを侵害する恐れがないかチェック。また、ソフトウェアの重要なアップデートがあるか確認。
今回の実験では、Windowsパソコンに約1000個のサンプルマルウェアをダウンロードしておき、Bitdefenderのウイルススキャナの性能を試しました。サンプルマルウェアにはウイルス、ワーム、トロイの木馬、アドウェア、スパイウェア、ルートキット、ランサムウェア、クリプトジャッカー、キーロガーなどが含まれます。システムがマルウェアに完全に感染したら、フルシステムスキャンを実行しました。
Bitdefenderのフルシステムスキャンは1時間弱で完了しました。NortonやAviraなどは45分で完了しましたから、それと同じくらい速かったことが分かります。
さらに、他社と違い、Bitdefenderはシステムのパフォーマンスにほとんど影響しなかったのが嬉しいポイントです。スキャン中は遅くなったと全く感じませんでした。TotalAVだとフルスキャンでパソコンが少し遅くなりましたから、スキャンが軽いのは素晴らしいことです。
Bitdefenderではスキャンをスケジューリングすることもできます。システムの起動時・毎日・毎週・毎月から選べますが、スケジューリングできるのはカスタムスキャンだけです。Norton、Avira、TotalAV、BullGuardだと全種類のスキャンをワンクリックで簡単にスケジューリングできるので、この辺はBitdefenderが負けています。
まとめると、Bitdefenderのマルウェアスキャナは業界トップクラスでしょう。高速で、スキャン中にパソコンが遅くなることはありませんし、マルウェアの検出率も完璧でした。軽くてパワフルなセキュリティソフトをお探しの方はBitdefenderをご検討ください。
リアルタイム保護
Bitdefenderのリアルタイム保護(Bitdefender Shield)はファイルやメールの添付ファイルにアクセスするときに積極的にスキャンしてくれます。
Bitdefender Shieldのデフォルト設定では以下をスキャンします。
- 有害な可能性のあるプログラム
他のアプリに隠されているソフトウェア(フリーウェアなど)。 - ネットワークの共有
遠隔ネットワークの問題を発見。 - ブートセクター
起動の順序を変更する可能性がある問題。 - 新しいファイルまたは変更したファイルのみ
新規ファイルや変更したファイルに潜む脅威。 - キーロガー
キー入力を記録するマルウェア。
ほとんどの利用者にとってはBitdefender Shieldのデフォルト保護機能で十分だと思いますが、リアルタイム保護は設定を変更できるので、上級ユーザーはアプリケーション、スクリプト、アーカイブもスキャンするように設定できます。さらに、特定の脅威をスキャンから除外することも可能です。
実験ではウイルスに感染した.exeサンプル、.txtファイル、.rarファイル(圧縮フォルダ)を約100個ダウンロードし、Android端末と別のパソコンからネットワークベースの攻撃を実行しました。
Bitdefenderのリアルタイム保護はダウンロードする前にマルウェアファイルを1つ残らずブロックできました。さらに、Bitdefender Shieldはダウンロードできないようにブロックするだけではなく、「ファイルを保存」ボタンをクリックできないようにしてファイルを実行できないようにしたのです。
まとめると、Bitdefenderのリアルタイム保護はとても感心しました。リアルタイムのマルウェア検出率がBitdefenderと同じレベルセキュリティソフトもありますが、リアルタイムスキャナの設定オプションの多さは業界トップクラスです。
フィッシング対策・ウェブ保護
サイトにアクセスする時、Bitdefenderのフィッシング対策機能はブラックリストに登録されている危険なサイトのデータベースとアクセス先のサイトを照らし合わせています。このデータベースは定期的に更新されていて、危険なサイトと合致した場合、サイトへのアクセスがブロックされる仕組みです。
Bitdefenderのフィッシング対策を試すため、フィッシングサイトのディレクトリを参考にしたのですが、Bitdefenderは私がアクセスしようとしたすべての偽サイトをブロックできました。ChromeやFirefoxのほか、Pandaやカスペルスキーなどのフィッシング対策ツールもBitdefenderほどたくさん不審なサイトをキャッチすることはできませんから、かなりの好成績です。
さらに、Bitdefenderには通知画面があり、どのサイトがなぜブロックされたのか確認できます。誤検知があった場合、通知画面からBitdefenderの例外リストに追加できるのが便利です。サイトをホワイトリストに登録するのもワンクリックで簡単です。ノートンだと、サイトをホワイトリストに登録するには設定や高度なプロトコルなどを探す必要があり、面倒なのです。ただし、間違いなく本物のサイトで、マルウェアが潜んでいないと自信がなければホワイトリストに登録してはいけません。
Bitdefenderのウェブ保護機能はダウンロード可能なマルウェアを含むウェブページへのアクセスもブロックしてくれます。また、危険なサイトが検索結果に表示されていないか確認したり、暗号化されているサイトをスキャンしたり、詐欺のコンテンツがないかサイトをチェックしたりします。
Bitdefenderのフィッシング対策はとても優秀で、他にもウェブベースの様々な脅威から身を守ることができます。他社サービスよりたくさんのフィッシングサイトをブロックでき、サイトをホワイトリストに登録したり、ウェブ保護の設定を変更するのも簡単です。
システムの最適化
Bitdefenderのワンクリック最適化ツールはシステムをスキャンし、以下のような不要なファイルを端末から削除してくれます。
- 一時的なシステムファイル
- Windowsのジャンクファイル
- ごみ箱のファイル
- 破損したレジストリアイテム
- ブラウザの履歴
バックグラウンドで他のアプリを実行していない状態でスキャンを始めたところ、わずか2分でスキャンが終わりました。
パソコンの空き容量を合計1.3GBも増やせたのはとても良いと思います。
しかしBitdefenderの最適化ツールにはデメリットもあります。
最適化を始める前に「検出した問題を確認することをおすすめします」と表示されたのですが、問題の詳細は見られませんでした。例えば、壊れたレジストリがあることを検出できたのですが、ファイル名や日付は見られなかったのです。削除する前にきちんと確認したかったのに、ファイルの場所しか表示しないのは不便です。
また、Bitdefenderのシステム最適化ツールは他社より機能が少なめです。例えば、TotalAVの最適化ツールでは起動マネージャー、アプリアンインストーラー、重複ファイルファインダーなどの機能も利用できます。
それでもBitdefenderのワンクリック最適化ツールを実行した結果、パソコンが速くなったと感じたので性能は良いと思います。ワンクリックで空き容量を確保できますが、いくつか不十分なところがあり、他社よりは機能が少ないでしょう。しかし全体的にとても便利だと思いますし、きちんと動作しました。
安全なウェブブラウザ(SafePay)
Bitdefenderの「SafePay」という安全なウェブブラウザを使うと、ネットでお金の取引を行う時にハッカーに個人情報を盗まれないように対策できます。
SafePayには以下のようなメリットがあります。
- ハッカーに遠隔からデスクトップにアクセスされるのを防止
- 画面のスクリーンショットを撮るのを防止
- Bitdefenderのパスワードマネージャーでパスワードを保護
- バーチャルキーボードを使ってキー操作の監視を防止
- VPNを有効化(通信量は1日につき200MBまで)
SafePayの対策機能を画像でご紹介したかったのですが、スクリーンショットブロッカー機能により、スクリーンショットを撮ることができませんでした。自分でブラウザのスクリーンショットを撮れなければハッカーもできませんから、きちんと対策機能が動作していることが分かりますね。
PayPalアカウントでSafePayを試してみました。SafePayではスクリーンショットツールを使えないこと以外に、パスワードや2要素認証のコードをコピー&ペーストすることはできませんでした。ログイン情報を入力する画面でバーチャルキーボードが表示されたので、キーロガーにパスワードや個人情報を知られないように対策できました。
しかしページのロードがかなり遅く、SafePayではHD画質で動画をストリーミングすることはできませんでした。普段使っているウェブブラウザの代用にはなりませんが、ネットでお金を取引する場合はSafePayでプライバシー保護・セキュリティ対策できます。
ネットで取引するときにできるだけ個人情報を守りたい場合、SafePayはとても役立ちます。Bitdefenderに搭載されているWeb保護ツールキットを強化するブラウザです。
パスワードマネージャー
Bitdefenderのパスワードマネージャーはシンプルでセキュリティ対策も万全です
が、Dashlaneや1Passwordなど単独のパスワードマネージャーほどではありません。Bitdefenderには2要素認証(2FA)、パスワードボルトの審査、アカウント間でのパスワードの共有などの機能はないからです。しかし、パスワードマネージャーに期待したい以下のような機能が利用できます。
- 複数端末での同期
- パスワードの保存件数が無制限
- 自動保存・自動入力
- 別々のパスワードボルト
- パスワード生成ツール
初めてBitdefenderのパスワードマネージャーを利用する場合、3つの手順に従ってパスワードボルト(ウォレット)を作成していきます。
- ウォレットの名前を付け、マスターパスワードを設定(マスターパスワードのヒントも設定できます)。
- どの端末でパスワードを同期するか選択。
- パスワードのインポート元のブラウザを選択。インターネットエクスプローラー、Mozilla Firefox、Google Chromeなどに対応しています。
Bitdefenderのアカウントが1つあればいくつでもパスワードボルトを作れます。他の利用者と共用のパソコンを利用している場合、複数のウォレットを作成できるのは便利です。
Bitdefenderのウォレットにはパスワード、アイデンティティ(個人情報、住所、電話番号)、クレジットカードや銀行のアカウント、メールのログイン情報、ソフトウェアのライセンスキーやログイン情報、Wi-Fiのパスワードなどを保存できます。
パスワードを自動保存、自動入力するにはBitdefenderのパスワードマネージャー用ブラウザ拡張機能をインストールする必要があります。今回の調査ではきちんと自動保存・自動入力できました。自動保存機能は新しいサイトにログインする時にログイン情報を自動で保存してくれましたが、特定のサイトで自動保存を無効にすることができないのは不便だと思います。
LastPassなどのパスワードマネージャーだと、新しいアカウントごとにログイン情報を保存するか確認してくれます。Bitdefenderの自動入力機能は保存してあるサイトのログイン情報を自動で入力してくれますが、この機能も、特定のサイトで入力しないよう設定することはできません。おすすめのパスワードマネージャーだとサイトごとに自動入力を無効にできるので、ネット銀行などで特に役立ちます。それでもBitdefenderには安全にネット銀行を利用するための専用ブラウザがあるのでプライバシー保護は万全だと思います。
また、Bitdefenderのパスワードマネージャーには便利なパスワード生成ツールがありますが、ブラウザの拡張機能でしか利用できません。デフォルトで15文字のパスワードが生成されますが、最大で255桁のパスワードを作ることもでき、LastPassだと最大で99桁までなのでこの点では良いと思います。デフォルトでは小文字、大文字、数字を含むパスワードが生成されますが、小文字だけのパスワードなどにすることもできます。また、記号を含んだり発音しやすいパスワードにすることも可能です。
全体的にBitdefenderのパスワードマネージャーは便利ですが、Dashlane、1Password、LastPass、Keeperなど単独のパスワードマネージャーほどの質ではありません。これらのパスワード管理ツールだと、パスワードの共有、強度の審査、ダークウェブのモニタリング、2要素認証、生体認証など様々な機能があります。それでもBitdefenderのパスワードマネージャーは便利なデジタルウォレットで、高度なパスワード管理アプリが必要ではない場合におすすめです。
Bitdefender VPN
BitdefenderのVPNはHotspot Shieldが提供するものです。Hotspot Shieldは業界で人気のVPNプロバイダの1つですが、BitdefenderのVPNのほうがサーバー数が少なく、Hotspot Shieldほどの機能はありません。とは言え、BitdefenderのVPNは基本をしっかりカバーしています。部外者が解読できないAES 256ビット暗号化を採用しているほか、ログなし方針を守っており、キルスイッチも搭載されています。
Bitdefenderのプランのほとんどに無料版VPNが含まれますが、あまり優れていません。Bitdefenderの無料VPNは近くのサーバーを無作為に選択するので必要に応じてサーバーを選ぶことができません。また、1日の通信量は200MBまでなので、YouTubeで動画を1つ見たら使い切ってしまいます。
しかし、Bitdefenderプレミアムセキュリティにアップグレードするか、VPNサブスクリプションを別途購入すると、通信量が無制限になり、世界各国に設置された30台のサーバーに接続できます。また、BitdefenderのプレミアムVPNの通信速度はウイルス対策ソフトのVPNとしては最速で、単独のVPNと比べてもかなり速い方です。
近くのアメリカのVPNサーバーに接続する前と後で通信速度を比較してみました。
ご覧の通り、通信速度はほとんど変わっていません。PandaなどのVPNだと、ダウンロード速度が半減し、応答速度もかなり長くなってしまいますから、それと比べるとかなり好成績です。
残念ながら、BitdefenderのVPNは動画を視聴したい方には向きません。テストしたところ、Netflixなどの人気動画配信サービスにVPNを使っていることが検出され、コンテンツライブラリにアクセスできませんでした。ストリーミングに役立つVPNをお探しの方には、ExpressVPNがおすすめです。
一方、BitdefenderのVPNではトレントをダウンロードできます。P2P共有アプリを起動した時にVPNに自動接続するように設定することもできます。それに対してノートンだと、パソコンにトレントアプリがインストールされているだけでもVPNを有効にできません。
まとめると、BitdefenderのプレミアムVPNは良いと思います。単独のVPNサービスよりは機能が少ないものの、予想以上の通信速度で高度な暗号化でデータを守ってくれます。インターネットセキュリティ対策を強化したい人に嬉しい機能です。
ペアレンタルコントロール
BitdefenderのペアレンタルコントロールアプリはWindows、macOS、Android、iOSで利用できます。
今回はWindowsパソコンとAndroidで試してみました。Bitdefenderのペアレンタルコントロールアプリをセットアップするにはデスクトップアプリのプライバシータブをクリックし、ペアレンタルアドバイザーを設定していきます。すると、Bitdefender CentralというBitdefenderのオンラインポータルが表示されます。次に、Bitdefenderのペアレンタルコントロールアプリを子供の端末にインストールしました。アプリに色々な権限を与える必要がありましたが、モバイル端末のセットアップはほんの数分で完了しました。
次に、ペアレンタルコントロールアプリの設定を変更していきます。Bitdefender Centralでは以下のようなことができます。
- 端末の使用時間を制限(iOSでは利用できません)
- 端末の使用スケジュールの設定
- アプリの管理(許可・ブロック)
- 特定のサイトやカテゴリをホワイトリスト・ブラックリストに登録(iOSでは利用できません)
- 端末の位置を確認したり、安全なエリア・制限されたエリアの設定(Android・iOSのみ)
- 連絡先アプリに最近追加された連絡先の閲覧(Android・iOSのみ)
設定し終わった後、友達とアプリの性能を試してみました。特定のカテゴリをブラックリストに登録したので友達がそのカテゴリに当てはまるサイトにアクセスしようとすると、Bitdefenderのペアレンタルコントロールアプリがしっかりブロックしてくれました。コンテンツフィルターは素晴らしいと思います。BullGuardなどだとサイトをフィルタリングするオプションはたくさんありますが、不適切なコンテンツを正確にブロックできないことがあるのです。Bitdefenderのサイトのフィルタリング機能で唯一気に入らなかったのは、子供が特定のサイトへのアクセスしたい時、アプリから権限をリクエストできないことです。
Bitdefenderのペアレンタルコントロールアプリの他の機能はとても高性能でした。友達がどれくらいスマホを使っているか、どのアプリを開いたか監視でき、位置も正確にトラッキングできました。特定の場所に到着したら通知を送る機能があるのは感心しました。他のペアレンタルコントロール付きセキュリティアプリではこのような機能はほとんど見られません。
また、Bitdefenderはジオフェンシング機能もあるので、安全と指定されたエリアを子どもが離れた時に通知を受け取ることができます。
友達の位置情報をとても正確にトラッキングできたのも感心しました。ノートンの場合、子どもの現在地を半径20メートルの精度で追跡できますが、Bitdefenderでは友達のスマホがどの家にあるのかピンポイントできました。
まとめると、Bitdefenderのペアレンタルコントロール機能は他社サービスと比べてかなり高性能です。オンラインだけでなくオフラインでも子供をしっかり守りたいならBitdefenderのペアレンタルコントロールアプリは重宝すると思います。
ウェブカメラとマイクのセキュリティ対策
Bitdefenderのウェブカメラとマイクのセキュリティ対策機能は、ハッカーにウェブカメラで覗き見されたり、マイクで会話を盗み聞きされたりするのを防ぎます。
Bitdefenderのテストでは、ノートパソコンのWebカメラとマイクにアクセスしようとしたすべてのアプリを監視し、不審なアクセス・不正アクセスの警告が表示されました。アプリがアクセスしようとするたびに通知され、アクセスを許可するか拒否するか選ぶことができます。
Webカメラとマイクへのアクセス設定を変えられるのは便利でしょう。ZoomやSlackなど、安全と判断したアプリはアクセスを許可できます。さらに、ブラウザによるアクセスも完全にブロックしたり、アプリによるWebカメラとマイクへのアクセスを完全にブロックしたりすることもできます。
唯一の欠点は、ウェブカメラとマイクの防御はWindows限定の機能であり、Macでは利用できないということです。
まとめると、Bitdefenderのウェブカメラとマイクの防御はとても気に入りました。設定はとても簡単で、便利なカスタマイズオプションもあります。ポップアップ通知が表示されるので、どのアプリがアクセスしようとしているのか確認しやすいと思いました。
ランサムウェア攻撃の多層防御
Bitdefenderのランサムウェア対策(Ransomware Remediation)とは、システムでランサムウェアが検出された際に、ファイルを自動的に守るものです。この機能は、ファイルが暗号化されるのを防ぎ、ランサムウェア攻撃で暗号化されたファイルを復元する役割を果たします。
隔離された場所でランサムウェア攻撃のシミュレーションを何度か行ったところ、ほとんどのケースでランサムウェアから効果的にファイルを守れましたが、ファイルを正常に復元できないこともありました。
復元されたファイル(Restored Files)ボタンをクリックすると、復元されたすべてのファイル(動画や写真など)が一覧に表示されました。復元されたファイルのほとんどにアクセスでき、元の情報は破損していませんでした。しかし、正しく復元されなかったファイルが2、3個あったのは心配です。
ミスしたファイルもいくつかありましたが、この機能はとても便利だと思います。ランサムウェア対策ですべてのファイルが正常に復元されなかったのは少し残念ですが、大部分のファイルを正しく復元できました。他のセキュリティソフトはこのような機能を提供していないことを考えると、素晴らしいと思います。
追加機能
Bitdefenderのインターネットセキュリティサービスは2022年に機能が最も豊富なサービスです。上でご紹介した機能はそのほんの一部で、他にも多彩なツールが利用できます。
Bitdefenderには以下のような機能もあります。
- ファイアウォール
ダイナミックネットワーク、自宅・職場のネットワーク、公共ネットワークなど、ネットワークの種類に応じて設定を調整します。端末を隠す「ステルスモード」もあります。 - Wi-Fi保護
脅威がないかWi-Fiネットワークやルーターを分析します。 - トラッキング対策
ウェブトラッカーが宣伝などを目的としてユーザーデータを収集しないようにします。 - 盗難対策
端末の位置を地図に表示します。Bitdefenderのオンラインポータルを使えば盗まれた端末を遠隔からロックしたり、アラームを鳴らしたり、データを消去したりできます。 - ファイルシュレッダー
ファイルやフォルダを永久に削除します。 - プロフィール
使用状況や使用しているアプリに応じて手動または自動でBitdefenderの設定を調節できます。
これらの機能はすべてとても便利ですが、私が一番気に入ったのは盗難対策とユーザープロフィールです。McAfeeやAviraなども盗難対策機能はありますが、利用できるのはモバイル端末だけです。一方、BitdefenderだとWindowsパソコンでも盗難対策機能を利用でき、PCで実際に試してみたところ、とても正確に位置をトラッキングできたのは感心しました。地図で私の住所をピンポイントできたのです。また、パソコンを遠隔から簡単にロックでき、盗難対策のアラームはビックリするほど大音量でした。
ユーザープロフィールは仕事、映画、ゲーム、公共Wi-Fi、バッテリーモードなどがあり、とても便利です。ゲームが好きな方はセキュリティツールにプレイが妨害されるのは嫌ですよね。Bitdefenderはゲーム中にデバイスのパフォーマンスを改善する優秀なゲームブースターも備えています。しかし、Bitdefenderのゲームブースターもノートンのゲームブースターには及びません。
まとめると、Bitdefenderは本当に多機能なサービスです。ありとあらゆるインターネットセキュリティツールが搭載されたウイルス対策ソフトをお探しの方はBitdefenderに満足するはずです!
Bitdefenderのプランと価格
Bitdefenderは複数の料金プランがあり、1~5台のデバイスをカバーできますが、すべてのOS(Windows、Mac、Android、iOS)を保護できるのはトータルセキュリティとプレミアムセキュリティだけです。
制限付きVPNはほとんどのプランで利用できますが(無制限のVPNが利用できるのはプレミアムセキュリティのみ)、チェックアウトに際にBitdefenderのプレミアムVPNを追加することもできます。単体のVPNサービスと比べても安い方です。
BitdefenderのWindows向け無料プランは廃止されていますが、Mac向けの無料版は現在も利用できます。また、Bitdefenderの有料プランはすべて30日間返金保証の対象なので、安心して体験できます。
Bitdefenderの全プランをまとめてご紹介しましょう。
Bitdefender Virus Scanner for Mac | Bitdefenderアンチウイルスプラス | Bitdefenderインターネットセキュリティ | Bitdefenderトータルセキュリティ | Bitdefenderプレミアムセキュリティ | |
デバイス | Mac | Windows | Windows | Windows, Mac, Android, iOS | Windows, Mac, Android, iOS |
デバイス数 | 1台 | 1台 | 3台 | 5台 | 10台 |
マルウェアスキャン・除去 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
リアルタイム保護 | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
ランサムウェア対策 | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
ウェブ保護 | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Wi-Fi保護 | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
パスワードマネージャー | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
VPN | ❌ | ✅ (200MB/日) | ✅ (200MB/日) | ✅ (200MB/日) | ✅ (通信量無制限) |
ファイアウォール | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ |
ウェブカメラとマイクの保護 | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ |
ペアレンタルコントロール | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ |
システム最適化ツール | ❌ | ❌ | ❌ | ✅ | ✅ |
Bitdefender Virus Scanner for Mac:Macで使える基本的な無料プラン

※日本では利用できません。
BitdefenderはmacOS向けの無料版を提供していますが、基礎的な機能しかありません。Mac上にウイルスやマルウェアが隠れていないか、オンデマンドでウイルススキャンを行うだけなのです。
Bitdefenderのスキャナは有料版と同じ高度なマルウェア対策エンジンを採用しているので、2022年におすすめのMac向け無料セキュリティソフトにランクインしています。ただし、リアルタイム防御はないので、すでに感染しているマルウェアは除去できますが、感染を防止することはできません。
Bitdefenderアンチウイルスプラス:基本的な有料プラン(Windowsのみ)

Bitdefenderアンチウイルスプラスプランにはリアルタイムのマルウェア対策、ウェブ保護の他に以下の機能が含まれます。
- 複数層のランサムウェア対策
- ネットでお金を取引する時に便利な安全なブラウザ
- パスワードマネージャー
- Wi-Fi保護
- VPN(1日に200MBまで)
- トラッキング対策
- ユーザープロフィール(ゲーミングモードなど)
- ファイルシュレッダー
- 24時間週7日体制のカスタマーサポート
Bitdefenderアンチウイルスプラスはエントリーレベルのウイルス対策プランですが、ファイアウォールなどの重要なセキュリティ対策機能は利用できません。また、ノートン、マカフィー、TotalAVだと全プランで全OSをカバーできますが、BitdefenderのアンチウイルスプラスプランはWindowsパソコンしか保護できないのも残念です。
$23.99 / 年のBitdefenderアンチウイルスプラスはエントリーレベルの他社製品より安く、30日間返金保証付きです。
Bitdefenderインターネットセキュリティプラン:高度な有料プラン(Windowsのみ)

Bitdefenderインターネットセキュリティプランはアンチウイルスプラスプランで利用できる機能のほか、以下のようなツールも利用できます。
- ファイアウォール
- スパム対策フィルター
- ウェブカメラおよびマイクの保護
- ペアレンタルコントロール
$32.00 / 年のBitdefenderインターネットセキュリティは、コスパは高いですが、Windowsパソコンでしか利用できません。このプランの最大の欠点は、Windows以外のOSに対応していないことです。AndroidやMac、iOSデバイスを保護したい場合、Bitdefenderの一番高価格なプランにアップグレードする必要があります。
しかしWindowsユーザーにはBitdefenderインターネットセキュリティプランは業界最高でおすすめです。3台のPCをカバーでき、機能が多く、比較的手頃な価格となっています。
Bitdefenderトータルセキュリティ:プレミアム有料プラン (全OSを守れる)

Bitdefenderトータルセキュリティプランはインターネットセキュリティプランの機能に加え、以下の機能が利用できます。
- Macもカバー
- iOS・Android用モバイルアプリ
- システムの最適化ツール
PCユーザーにとってはBitdefenderトータルセキュリティプランはワンクリックのシステム最適化ツール以外、大したメリットはありません。モバイル端末を守りたいのであればトータルセキュリティプランにアップグレードすればモバイルアプリを利用できるようになりますから、検討する価値があるでしょう。
ノートンなどのプレミアムウイルス対策ソフトと違い、通信量が無制限のVPNは利用できませんが、最上位プランのBitdefenderトータルセキュリティなら、わずか$36.00 / 年で最大5台のデバイスを保護できます。VPNサブスクリプションを別途購入しても、Bitdefenderのプレミアムパッケージは他社より格安です。
Bitdefenderプレミアムセキュリティ:Bitdefenderの全機能と無制限のVPNが使える
Bitdefenderプレミアムセキュリティでは、トータルセキュリティの全機能が利用でき、VPNは通信量とサーバーが制限されていません。Bitdefenderのパワフルなウイルス対策機能と高速VPNを両方ともゲットしたい方におすすめです。
$69.99 / 年のBitdefenderプレミアムセキュリティは、ほかのBitdefenderプランより高めですが、とても優れたVPNが利用できるので、料金を支払う価値があると思います。
また、Bitdefenderのほかのパッケージと同じように、プレミアムセキュリティも安心の30日間返金保証付きなので、リスクなしで体験できます。
Bitdefenderのモバイルアプリ
BitdefenderのiOS・Androidアプリはトータルセキュリティとプレミアムセキュリティで利用できますが、モバイル専用プランも用意されています。
BitdefenderのAndroid向けモバイルアプリに含まれている機能は以下の通りです。
- ウイルス対策スキャナ
- ウェブ保護(Chrome、Firefox、Opera、Edge、Braveなど)
- Autopilot(セキュリティ対策について自動でアドバイス)
- アプリロック
- 盗難対策
- データ漏洩の監視(メールアドレスのみ)
- VPN(1日に200MBまで。無制限のVPNにアップグレード可能)
- スマートウォッチにも対応
BitdefenderのAndroidアプリは良質ですが、iOSアプリは驚くほど制限があります。iOSアプリはウェブ保護、データ漏洩の監視、無料VPNしかありません。とは言え、iOS端末はウイルスに感染することはありませんから、ウイルススキャナは必要ないでしょう。しかし、今後もiOSアプリの機能を拡大してiOSユーザーのセキュリティ対策のニーズに応えて欲しいと思います(iOSにおすすめのセキュリティソフトに見習って欲しいものです)。
実験ではSamsung Galaxyにいくつかマルウェアファイルや海賊版アプリをいくつかダウンロードし、Bitdefenderのモバイルアプリをダウンロードしました。
Bitdefenderのモバイルセキュリティをセットアップし終わると、今すぐスキャンを実行するようアドバイスが表示されました。スキャンは1分で完了し、スマホにダウンロードしておいた悪質なファイルをすべて見つけることができました。
次に、ウェブ保護機能を試すために、Chromeのセキュリティフィルターを無効にしてからいくつか不正なサイトにアクセスしようとしました。すると、Bitdefenderのウェブ保護機能はフィッシングサイトをすべてブロックしました。Chromeのセキュリティ対策がキャッチできなかったサイトもブロックできたのは優秀です。
さらに、Bitdefenderのアプリロック機能も試しました。4~8桁の暗証番号または端末の生体認証を使って重要なアプリをロックできました。さらに、スマホのロック解除に失敗したり、ロックされたアプリをアンロックしようとすると自動で写真を撮ってくれます。Facebookアプリをロックし、意図的に間違ったPINコードを3回入力したところ、Bitdefenderのオンラインポータルに「モバイルで誰かがFacebookアプリをアンロックしようとしました」という通知が届きました(私の顔写真も撮られていました)。
他人にPINコードを入力しているのを見られても、コード自体を知られないようにするために、番号の位置をごちゃ混ぜにするように設定することもできます。これはとても気に入りました。
Bitdefenderの盗難対策機能も便利です。Bitdefenderのオンラインポータルから端末にアラートを送信したり、端末をロックしたり、犯人の写真を撮ったり、端末のデータを消去したりできます。この機能をWindowsパソコンとAndroidのスマホで試したところ、どちらもうまく行きました。
Bitdefenderのモバイルアプリは業界トップクラスのモバイルセキュリティアプリだと言えます。ウイルス対策機能は優秀で、アプリロックや盗難対策などとても便利な機能がいくつかあります。
Bitdefenderの使いやすさ
Bitdefenderをダウンロードする前に、ネットでBitdefender Centralアカウントを作成する必要があります。このアカウントからBitdefenderのインストールファイルをダウンロードすることになります。5分以内にアカウントを作成してPCでBitdefenderを使い始めることができました。
アプリを起動すると、ソフトウェアのツアーで使い方を教えてくれました。また、「念のためスキャンを行いましょう」とアドバイスしてくれました。
Bitdefenderのデスクトップダッシュボードは大きなボタンや充実したツールバーなどで構成された分かりやすいレイアウトで、素早く思い通りの機能を見つけられるデザインです。また、日本語を含む15か国以上に対応しているので快適に利用できます。メイン画面にはクイックアクションボタンがカスタマイズできるようになっていて、頻繁に利用するボタンを簡単にダッシュボードに追加できます。ホーム画面に追加できるクイックアクションボタンは5つまでですが、いつでも編集・変更できます。
Bitdefenderの機能は保護、プライバシー、ユーティリティという3つのタブに整理されています。
保護タブではウェブ保護、脆弱性のスキャン、ファイアウォール、ランサムウェア対策、スパム対策などを切り替えられます。これらの機能はカスタマイズできますが、ほとんどのユーザーはBitdefenderのデフォルト設定でOKでしょう。
プライバシータブではSafePayブラウザの起動、VPNの開始、パスワードボルトへエントリーの追加・編集、ウェブカメラ・マイクの保護のカスタマイズ、ブラウザのトラッカー対策の連携、ペアレンタルコントロールへのアクセスなどができます。
ユーティリティタブにはワンクリックの最適化機能、ユーザープロフィール、ファイルシュレッダー、盗難対策などがまとまっています。
デスクトップアプリでペアレンタルコントロールや盗難対策をクリックすると、Bitdefender CentralというBitdefenderのオンラインポータルが表示され、契約で保護している全端末を遠隔からスキャンできます。TotalAVなど他社のオンラインダッシュボードでは遠隔から端末をスキャンすることはできませんから、Bitdefenderの魅力の1つだと思います。
Bitdefenderの画面はシンプルな作りになっていて、機能が多いプレミアムトータルセキュリティプランでも簡単に使いこなせると思います。
Bitdefenderのカスタマーサポート
Bitdefenderのカスタマーサポートセンターはとても優秀です。Bitdefenderは以下のサポートを提供しています。
- 知識ベース
- メールサポート
- 電話サポート
- ライブチャットサポート
- コミュニティサポート
ライブチャットサポートは素晴らしかったです。
何度か問い合わせたのですが、毎回数分でサポートスタッフに繋がり、数秒で質問に回答してくれました。セキュリティソフトのカスタマーサポートとしては最速の対応です。
Bitdefenderの電話サポートも素晴らしかったです。Bitdefenderは18か国に28個の電話番号があり、全世界に対応している24時間対応の電話番号もあります。
電話サポートを試したところ、ほぼ瞬時にBitdefenderのサポートスタッフに繋がったので驚きました!IT企業に問い合わせると少なくとも数分待たされることがほとんどなので瞬時に対応してくれるとは思わなかったのです。
契約プランについて質問したところ、スタッフの方は違いを説明してくれ、私のニーズに合わせて適切なプランを勧めてくれました。一番高いプランを売ろうとするのではなく、きちんとアドバイスしてくれるのは嬉しいものです。Bitdefenderの電話スタッフは知識が豊富で親切でしたし、役に立ちました。
カスタマーサポートに問い合わせたくない場合、Bitdefenderはテクニカルガイドも豊富です。動画チュートリアルもあります(日本語のサポートにはメールで問い合わせることができます)。テクニカルガイドを参照したところ、ほとんどの質問に対して答えを見つけることができました。コミュニティ掲示板もありますが、活発に投稿しているという印象ではありませんでした。一番最近回答された質問は数か月前のものだったのです。
Bitdefenderはとても感心できるカスタマーサポートだと思います。対応してくれたスタッフはみんな知識が豊富で親切でしたし、ほんの数分で対応してくれたのはとても良かったです。また、Bitdefenderの知識ベースはとても充実しているのが気に入りました。動画チュートリアル、ハウツーガイド、よくある質問などを見ることができます。
BitdefenderはWindowsとMacに最適なセキュリティソフトでしょうか?
Bitdefenderは2022年におすすめのセキュリティソフトの1つでしょう。
高度なマルウェアエンジンは実験用のマルウェアをすべて検出でき、クリプトジャッカー、ルートキット、ランサムウェアなど新種の高度な脅威などもキャッチできたのです。また、ウェブ保護機能はほとんどのフィッシングサイトをブロックし、ChromeやFirefoxなどの人気ブラウザよりも高性能でした。
また、Bitdefenderはありとあらゆるサイバーセキュリティ機能を提供しているのも魅力的です。Wi-Fi保護、安全なブラウザ、VPNなどの基本的なツール以外にも、ペアレンタルコントロール、ランサムウェア対策、ウェブカメラ・マイクの保護などの高度なツールもあります。
Bitdefenderは他社より圧倒的に機能が多いだけでなく、使いやすさも妥協していないのが魅力的です。技術に詳しくないユーザーでも設定を簡単に変更でき、ニーズに合わせて保護のレベルを調節できます。
Bitdefenderの機能はほとんどすべて便利ですが、気に入らない部分もいくつかありました。今後の期待として、Bitdefenderのパスワードマネージャーにもう少しセキュリティ機能が欲しいと思います。また、iOSアプリは改善が必要ですし、全プランに無制限のVPNが含まれる方が良いでしょう。
とは言え、ノートンやマカフィー、TotalAVなど、他社のプレミアムセキュリティソフトと比べるとBitdefenderは格安で、全プランが30日間返金保証の対象なので、ニーズに合ったセキュリティソフトなのか体験できます。
Bitdefenderのセキュリティソフトに関してよくある質問
Bitdefenderの無料版はありますか?
Bitdefenderは最近、Windows向けの無料セキュリティソフトを廃止しましたが、Macの無料ウイルススキャナは現在も利用できます。無料のMacスキャナは、有料版と同じ高度なスキャンエンジンを採用していますが、リアルタイム防御やBitdefenderのほかの追加機能は含まれません。
BitdefenderのMac用無料セキュリティソフトはmacOSにおすすめのウイルススキャナの1つです。しかし、無料セキュリティソフトはセキュリティに必ず何らかの抜けがあり、Bitdefenderも例外ではありません。
セキュリティソフトを選ぶ時には安くても有料のサービスを選ぶことをおすすめします。Bitdefenderの有料プランは手頃な価格で複数層のセキュリティ対策ができますし、多彩な機能があります。さらに、Bitdefenderは全プランが30日返金保証付きです。
※日本では永久無料版はありませんが、有料プランはすべて30日返金保証付きなので安心してお試しいただけます。
Bitdefenderのモバイルアプリでスマホが遅くなることは?
いいえ、Bitdefenderのモバイルアプリは端末を遅くしません。軽量ですし、必要な時しか動作しないように設計されています(新しいアプリをインストールしたり、端末をスキャンしたりする時など)。端末を使用している時にバックグラウンドで動作しているわけではないのです。
Bitdefenderの動作環境を教えてください?
2022年にBitdefenderを利用するにはサービスパック1以上がインストールされたWindows 7が必要です。Macの場合、OS X 10.10(ヨセミテ)以上が必要です。
モバイルアプリに関して、Android端末ではAndroid 5.0(Lollipop)以上、iOS端末ではiOS11.2以上で利用できます。ただし、AndroidとiOSでモバイルアプリを利用するにはインターネット環境が必要となります。
BitdefenderのプランはすべてWindowsに対応していますが、macOS、Android、iOSデバイスを保護できるのはBitdefenderトータルセキュリティとBitdefenderプレミアムセキュリティだけです。
BitdefenderはWindows Defenderより優れたセキュリティソフトですか?
すべての観点から見て、Windows DefenderよりBitdefenderの方が優れています。
Bitdefenderの方がマルウェアの検出率が高く、リアルタイム保護も優れていますし、フィッシング対策、ランサムウェア対策、ペアレンタルコントロールなどもBitdefenderの方が優秀です。
また、Bitdefenderにはシステムの最適化、VPN、パスワードマネージャーなどのインターネットセキュリティ機能も充実しています。さらに、Windows Defenderより断然使いやすいのです。
BitdefenderとWindows Defenderの詳細比較はこちらをご覧ください。
Bitdefenderは安全ですか?
はい、Bitdefenderは安全なセキュリティソフトです。Bitdefenderはきちんとした企業であり、ソフトは不正行為や悪い慣行との結びつきもありません(アクティビティを監視したり、ユーザーデータを盗んでサードパーティに転売したりするなど)。
Bitdefenderは、安全性を向上して脆弱性を修正するためのソフトウェアアップデートを定期的に提供しています。そのため、ハッカーはBitdefenderの脆弱性を悪用したり、対策を回避したりできません。また、アップデートにより、Bitdefenderのウイルスデータベースは既知のウイルスだけでなく、ウイルス対策ソフトを回避する新種の脅威も検出できます
Bitdefenderはマルウェア検出率も業界トップクラスで、すべてのテストで素晴らしい結果となりました。
Bitdefenderで一番おすすめのプランは?
すべてのマルウェアやインターネットセキュリティ脅威からデバイスを完全に守るには、Bitdefenderプレミアムセキュリティがおすすめです。通信量が無制限のVPNなど、本レビューでご紹介したBitdefenderのすべてのセキュリティ機能が利用できます。
しかし、Bitdefenderのプランはすべて優れたセキュリティ機能があり、わずか$23.99 / 年~なので格安です。Bitdefenderトータルセキュリティではプレミアムセキュリティプランと同じ対策機能が利用できますが、通信量が無制限のVPNは含まれません。Bitdefenderインターネットセキュリティも優れていますが、対応機器はWindowsだけで、Bitdefenderトータルセキュリティとプレミアムセキュリティプランに含まれるPC最適化ツールは利用できません。
Bitdefenderは中国の企業ですか?
いいえ。Bitdefenderはルーマニアの企業で、本社はルーマニア(ブカレスト)とアメリカ(カリフォルニア)にあります。また、支社はカナダ、オーストラリア、アラブ首長国連邦、イギリスやオランダなどのヨーロッパ諸国にあります。
Bitdefenderは5億人のユーザーを誇る業界で最も安全なセキュリティソフトの1つです。
Bitdefenderはユーザーデータを盗んでいませんか?
いいえ。Bitdefenderはユーザーデータを盗んでいません。Bitdefenderのプライバシー方針によると、ユーザーが直接提供するユーザーデータ、インストールされているBitdefenderの製品からの技術的なデータ、漏洩により公開されているデータと収集することがあるそうです。また、プライバシー方針には、Bitdefenderは収集されたすべてのデータを匿名化するよう取り組んでいると書かれています。
Bitdefenderが倒産する恐れはありますか?
いいえ。Bitdefenderが倒産する恐れはありません。世界で最も人気のセキュリティソフトの1つで、マルウェア検出率はトップクラスです。
しかし、Bitdefenderは最近、Windows向け無料セキュリティソフトとして業界最高だったWindows用無料プランを中止してしまいました。なお、Mac向けの無料版は現在も利用でき、すべてのOSで使える格安プランがいくつか用意されています。