更新日: 2024年12月20日
プロ厳選!2024年最高のiOS版無料VPN
- 🥇 ExpressVPN :無料プランはないものの、2024年最高のiOS対応VPNなのは間違いなし!30日間返金保証でリスクなく試せます。ExpressVPNはiOS 18やCarPlayなどのApple機能に完全対応しており、高度なセキュリティ機能が備わっているほか、業界最速の通信速度を誇ります。ストリーミングにも適しており、アプリは使いやすいデザインで日本語で使えます。
40社以上のiOS用無料VPNを数週間かけて検証したところ、優れたサービスは一握りしかないことが分かりました。Apple社のプライベートリレーはSafariでしか使えないため、データを完全には守れません。そこで、代わりに役立つ無料VPNを探したのです。
原則として無料VPNは制限があるためおすすめしません。検証した無料VPNの多くは基本的なセキュリティ機能を欠いていたり、速度制限があったり、iPhoneとiPadのバッテリーの減りが速くなったり、CarPlayやAirPlayなどAppleの機能に悪影響を及ぼしたり、iOS 18に対応していなかったりします。
とは言え、検討したいiPhone用無料VPNがいくつか見つかりました。本記事で紹介するVPNは最新版iOS(iOS 18を含む)に対応していて、ブラウジングと動画の視聴に適したスピードで、使いやすいiOSアプリを提供しています。また、広告が流れないものがほとんどです。
しかし、どの無料VPNも1位のExpressVPNには及びません。ExpressVPNは非常に高速で、多くの無料VPNとは違ってデータ制限がなく、動画の視聴に適しているほか、多くの国に多数のサーバーがあります。また、ExpressVPNのiOSアプリはAppleの機能と相性が良く、新しいiOSバージョンに合わせて定期的に更新されています。さらに、データを完全に守るため、Appleのプライバシーフレームワーク「App Tracking Transparency」に準拠しています。 編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
【早見表】2024年おすすめのiPhone用無料VPN
【編集者より】この記事でおすすめするVPNは厳格なノーログポリシーを掲げており、利用者のネットの利用状況を監視・記録しません。法律や規則に従ってVPNを使うのはご自身の責任です。SafetyDetectivesはいかなる著作権侵害も容認しません。
🥇1. ExpressVPN:2024年最高のiPhone対応VPN
ExpressVPNは2024年最高のVPNです。業界をリードするセキュリティ機能が備わっていて、非常に速く、iOSアプリは日本語対応の使いやすい設計となっています。動画の視聴に一番おすすめのVPNでもあります。筆者の検証ではiOS 18でスムーズに動作し、AirPlayやCarPlayで問題は発生しませんでした(Wi-Fiとモバイルネットワークの両方で試しました)。無料プランはないものの全プランが30日間返金保証付きなので、実際に体験してニーズに合わなければ全額を返金してもらえます。
ExpressVPNの魅力の1つは業界最速のVPNであること。検証でWebページと動画は瞬時に表示され、モバイルゲームもラグなしでプレイできました。HD動画を再生した際、読み込み中にならず快適に楽しめました。105か国にサーバーがありますから、世界中どこでも近くのロケーションに接続していつも最速の通信が得られます。hide.meの無料プランとは違い、速度制限はありません。
ExpressVPNはすべての人気ストリーミングアプリに対応しているため、NetflixやAmazonプライム、ディズニープラスのライブラリ、Hulu、Max、BBC iPlayer、Crunchyroll、DAZN Japan、Abema TV、TVer、GYAO!、U-NEXT、WOWOWなどの動画配信サービスが利用できます。大半の無料VPNとは違い、ExpressVPNはデータ使用量を制限していませんから、動画を何時間でも視聴できます。iOSデバイスでトレントをダウンロードするのは簡単とは言い難いですが、ExpressVPNの全サーバーでトレントが許可されているためファイルのダウンロードにおすすめのVPNの1つに選ばれています。
ExpressVPNの設定は簡単です。iPhone 6S以降、iPad Proの全世代、iPad Air 2~5、iPad 5~9、iPad Mini 4~6で利用できます。ホーム画面では、最近接続したサーバーロケーションに再接続するだけでなく「スマートロケーション」ツールで最速のサーバーに自動接続できるのがとても便利と思いました。これはProton VPNのクイック接続機能と似ていますが、Proton VPNとは違って接続する拠点を選べます。ExpressVPNのiOS版はキルスイッチもありますが、ウィジェットやスプリットトンネリングはありません。
ExpressVPNは検閲国家に渡航する場合におすすめです。すべてのサーバーで通信を難読化して通常のHTTPS通信に見せかけてくれるため、中国やイランのようにVPN利用が規制されている場所でもインターネットに自由にアクセスできます。「高度な保護」という機能もあります。高性能な広告・トラッカー・不正サイトブロッカーが含まれ、成人向けサイトをブロックすることも可能です。
ExpressVPNの全プランに無料パスワードマネージャー「ExpressVPN Keys」が含まれます。安全性が高く、パスワードをいくつでも保存できます。自動入力・自動保存機能はスムーズに動作し、パスワード生成機能も便利です。他社の単品のiOS用パスワードマネージャーと違ってパスワード共有などの機能はありませんが、無料特典としては素晴らしいでしょう。また、ExpressVPNのサブスクリプションが終了しても無料で使い続けることができます。
ExpressVPNは1か月プランと年間プランがあり、価格は$4.99 / 月~です。高めですが、ここまでコストパフォーマンスの高いVPNはほかにありません。
まとめ
ExpressVPNは無料ではありませんが、2024年に業界最高のコスパを誇る優秀なサービスです。iPhoneで使える最速で最も安全なVPNなのです。すべての主要な動画配信サイトが利用でき、検閲国家でも使えるほか、全サーバーがトレントに対応していて、アプリは使いやすい設計です。全プランに30日間返金保証が適用されます。
🥈2. Proton VPN:データ無制限で高速なiPhone向け無料VPN
Proton VPNはこの記事で最速のiOS向け無料VPNで、無料プランはデータ無制限となっています。このようなサービスはほとんどなく、データの上限を気にせずに好きなだけインターネットを閲覧できます。一方、他社の無料VPNは1日または1か月当たりの通信量が制限されているケースが多いです。
Proton VPNの無料プランは安定して高速です。hide.meとHotspot Shieldの無料プランもデータ無制限ですが、どちらも速度制限があります。筆者の検証でProton VPNはブラウジングとゲームに適したスピードでした。しかし、ExpressVPNには及びません。
Proton VPNのiOSアプリはiOS 15.0以降とiPadOS 15.0以降に対応しており、カスタマイズ可能で日本語で表示でき、使い勝手の良い設計です。Wi-Fiでもモバイルネットワークでも問題なく動作し、CarPlay機能も使えました。iOSウィジェットもあり、iOS版はキルスイッチがあります。「常時オン」機能を有効にすると、接続トラブルが発生した場合に自動的に再接続して安全を守ってくれます。
アプリは現在地に最適な無料サーバーを自動的に選ぶ「Quick Connect」設定を使用しますが、手動でサーバーを選ぶことはできません(90秒ごとに新しいサーバーを選ぶよう手動で設定することはできますが)。また、iOSアプリにスプリットトンネリングはありません。
Proton VPNの無料プランはほかの制限があります。例えば、アメリカ、日本、オランダ、ルーマニア、ポーランドのサーバーしか使えず、1台のデバイスしか接続できないほか、トレントに対応していません。また、広告・トラッカー・マルウェアブロッカー機能、セキュアコアサーバーなど、一部の機能はプレミアムプラン限定です。
動画が見られる無料VPNが欲しい場合、Proton VPNが役立つかもしれません。ストリーミングには対応していないものの、一部の国の無料サーバーでNetflixとAmazonプライムのライブラリにアクセスできることが多いのです。
Proton VPNの有料プランは$3.59 / 月~で、112か国のサーバーが利用でき、10台のデバイスを接続できるほか、高速で、ストリーミングに対応しているなど多くのメリットがあります。
Abema、複数のNetflixライブラリ(日本版Netflixを含む)、Amazonプライムのライブラリ(日本版を含む)など、多くの動画配信サービスでコンテンツを見られます。有料プランは日割りの30日間返金保証付きです。
まとめ
Proton VPNはiOSに適した無料VPNです。データ無制限でセキュリティ機能が充実しているほか、満足できるスピードで5か国のサーバーが使えるなどのメリットがありますが、ストリーミングとトレントは許可されておらず、1台のデバイスしか接続できません。有料プランではストリーミングとトレントが可能で、112か国のサーバーが使えるなどさまざまなメリットがあります。
🥉3. hide.me:初心者におすすめの無料VPN
hide.meのiOSアプリは使いやすいインターフェースで、日本語に対応していて、操作はとても簡単です。VPNに接続したり接続を切断したりするSiriショートカットを設定でき、自動接続も可能で、Lock App機能では6桁のPINコードまたはFace IDでロックして、不正アクセスを防げます。iOSウィジェットもあります。
検証ではどの機能もうまく動作し、iOS 18で接続トラブルは発生しませんでした。iOS 12.0以降に対応しているうえ、古いiOSバージョンにVPNを手動設定することも可能です。
hide.meの無料プランはデータ無制限で、広告がないのが素晴らしいと思います。iOSデバイスでインターネットを何時間閲覧しても接続を守れます。アカウント登録は不要です。
hide.meの無料プランでは7か国のサーバーが利用でき、他社の無料VPNより多いと言えます。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスなどにサーバーがありますから、現在地に一番近いサーバーに接続してより高速な通信速度が得られます。
hide.meの無料プランには重大なデメリットがいくつかあります。最速の通信速度は有料ユーザー限定で、ExpressVPNやProton VPNと比べるとかなり低速です。Netflix、Amazonプライム、ディズニープラスなどの人気ストリーミングアプリが使える確率は50%程度で、トレントには対応していません。また、同時に1台のデバイスしか接続できません。
hide.meの有料プランは$2.39 / 月~で、58か国のサーバーが利用でき、10台のデバイスを同時接続でき、ストリーミングも可能です。hide.meのすべてのプランが30日間返金保証の対象です。
まとめ
hide.meのiOSアプリは直感的なデザインなので初心者におすすめです。iOSに特化した機能や連携が充実しています。無料プランでは7か所のサーバー拠点が利用可能でデータ無制限となっていますが、動画の視聴には向きません。有料プランにアップグレードするとより多くの国のサーバーが利用でき、より高速で、ストリーミングにも役立ちます。
4. TunnelBear:iPhoneで大規模なサーバーネットワークが使える
TunnelBearの無料プランでは、47か国の全サーバーが使えます。この記事に掲載されている無料VPNのなかで最多です。近くのサーバーが簡単に見つかり、ほかのユーザーと混雑したサーバーを共有する必要はありません。
無料プランではiOS版TunnelBearの全機能が使えます。これにはキルスイッチ(VigilantBear)やスプリットトンネリング(SplitBear)が含まれます。スプリットトンネリングはVPNトンネルから特定のサイトを除外できる機能で、銀行アプリのようにVPNをブロックするサイトやアプリに役立ちます。iOSウィジェットがあり、ホーム画面に表示するiOSアプリのアイコンを10種類以上から選べます。
アプリは日本語で表示でき、すべてのiOSバージョン(iOS 18を含む)でスムーズに動作します。検証中、Wi-Fiでもモバイルデータでも接続トラブルはありませんでした。操作しやすく、クマがテーマのデザインです。ワンクリックで最速のサーバーに繋がるほか、地図上のハチミツ瓶をクリックして好きなサーバー拠点に接続できるのは非常に便利だと感じました。iOS 12.0以降に対応しています。
TunnelBear無料版ではデータを毎月2GB使えます。少ないものの、短時間だけブラウジングしたり、メールの確認や公共Wi-Fiでのセキュリティ対策には十分でしょう。データがもっと欲しい場合はデータ制限のないProton VPNの無料プランをご覧ください。
TunnelBearの無料版はスピードも良好で、サイトや動画は2秒で表示されました。ストリーミングに対応していますが、データ制限があるためHD動画を見ると30分程度で使い切ってしまいます。
TunnelBearの有料プランは$3.33 / 月~です。データ無制限で、好きなサーバー拠点を選べます。
まとめ
TunnelBearはiOSユーザーにおすすめのしっかりした使いやすいVPNで、無料プランですべてのサーバー拠点と機能(スプリットトンネリングなど)が使えます。ストリーミングに対応していますが、データは2GBに制限されているためHD動画を長時間見ることはできません。データ無制限のVPNが欲しい場合は有料プランにアップグレードする必要があります。
5. Avira Phantom VPN:iPhoneでインターネットを短時間利用するのに適している
Avira Phantom VPNでiOSでネットを短時間だけ利用する場合におすすめです。データ使用量は最大1GB(登録しない場合は500MB)で、ブラウジングやメールの確認を5時間程度行えます。データ無制限の無料VPNが欲しい場合はProton VPNのほうがおすすめです。
AviraのiOS版では、すべてのサーバーを無料で使えます。37か国にサーバーがあり、ネットワークはTunnelBearより小規模ですが、ほかの無料VPNは数か国のサーバーしか使えませんから、それと比べると良いですね。
AviraのiOSアプリはiOS 11とiPadOS 13.0以降のモデルに対応していて、iOS 18で検証したところ接続トラブルはありませんでした。セキュリティはまあまあです。DNS漏えい対策はありますが、キルスイッチがないのは残念です。
Aviraは接続台数が無制限なので、アカウントからログアウトしなくても別のiOSデバイスで使えるのが便利です。また、アカウント登録しなくてもiOSデバイスでVPNを使えますから、VPNをダウンロードしたらすぐに通信を保護できます。
AviraのiOS版VPNは高速です。iOSではOpenVPNしかサポートしていませんが、速度低下は一切ありませんでした。また、動画をスキップした際に動画は少ししかバッファしませんでした。特に気に入ったのは複数のNetflixライブラリやCrunchyrollなどのストリーミングサイトにアクセスできることですが、ExpressVPNほど多くの動画配信サービスに対応しているわけではありません。
Avira Phantom Proは$5.99 / 年で60日間返金保証付きです。
まとめ
Avira Phantom VPNはiOSユーザーに有力候補の無料VPNで、短時間だけブラウジングするのに適しています。iOSで無料プランを使う場合、37か国のサーバーに接続でき、iOSのセキュリティ対策も良好で、複数のNetflixライブラリが利用できるなど動画の視聴にも向いています。無料プランのデータ使用量は毎月500MB(登録した場合は1GB)です。有料プランは60日間返金保証付きです。
比較表
編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
【検証方法】比較とランク付けの基準
iPhoneにおすすめの無料VPNでは、当社の検証方法に従って厳しい基準を満たしたサービスのみを紹介しました。iOSアプリの使いやすさ、通信速度、セキュリティ、利用可能な機能のほかに、次の項目を検討しました。
- データ使用量を確認しました。無料VPNの多くは毎月のデータ使用量を制限しています。しかし、本記事で紹介したVPNはデータ無制限か、データを多く使えるものばかりです。
- 各VPNの通信速度を測定し、十分に速いことを確認しました。暗号化処理のため、VPNを使うと通信速度はある程度低下します。無料VPNは速度が制限されていることがあり、サーバーロケーションも少ないため回線混雑が起きやすく、通信がさらに遅くなってしまいます。この記事で紹介した無料VPNは、満足できるスピードを維持できますが、ExpressVPNほど速い無料VPNはありません。
- セキュリティが強いサービスを探しました。無料VPNは重要なプライバシー・セキュリティ機能を欠いていることがあります。この記事で紹介したVPNは、256ビットAES暗号化や厳格なノーログポリシーなど、業界標準のVPNセキュリティ機能を備えています。また、無料でキルスイッチが含まれるため通信の漏えいを防げます。
- 使いやすいVPNを選びました。ここで紹介したVPNのiOSアプリは使いやすいため、技術に詳しくなくても使いこなせます。iOSウィジェットがあるものやSiriで接続・接続を切断できるものもあります。
- ストリーミングサービスとの相性を確認しました。おすすめしたVPNの無料プランはストリーミングにあまり向きませんが、50%の確率でNetflixとAmazonプライムなどのサイトが利用できます。
- プレミアムプランが手頃なVPNを選びました。VPNの有料プランにアップグレードすると全機能が使えます。有料プランが手頃なVPNを紹介しました。
iOS版無料VPNの危険性とデメリット
- セキュリティが不十分。多くの無料VPNは必須のセキュリティ機能がないため、注意が必要です。強力な暗号方式を採用していなかったり、漏えい対策が不十分でIPアドレスが公開されたりする可能性があります。
- 通信速度の大幅な低下。どのVPNでも通信速度は下がりますが、無料VPNは速度低下が目立つ傾向があります。一部のサーバー拠点しか使えないため、近距離サーバーに接続するのが困難だったり無料サーバーにユーザーが集中したりするのです。
- 接続トラブル。無料のiOS用VPNは接続が不安定なことが多いです。サーバー台数が限られている、無料サービスの利用者が多すぎるなど、理由はいくつかあります。安定した接続を確立できず、CarPlayやAirPlayなどで問題が発生する原因になりかねません。
- 利用可能なサーバーが限られている。ほとんどの場合、無料VPNは一部のサーバーロケーションしか使えないため理想的とは言えません。近くのサーバーに接続できない可能性があり、通信速度が遅くなってしまいます。
- データ使用量の上限がある。ほとんどの場合、VPNの無料プランでは毎月または毎日のデータ通信量が制限されています。上限が低いと、1時間ブラウジングしただけで使い切ってしまいます。また、上限が高くても動画の視聴やファイルのダウンロードには不十分です。Proton VPNはデータ無制限の無料プランを提供している数少ないVPNの1つです。
- 一部の機能しか使えない。無料VPNは使える機能が制限されていることがほとんどです。有料プランにアップグレードしない限り、広告ブロッカーやスプリットトンネリングなどの便利な機能は使えません。無料プランでこれらの機能を使えたとしても、何らかの制限があります。
- ストリーミングとトレントが不可能。大半の無料VPNはストリーミングを許可していないか、人気のストリーミングサービスに対応していません。また、無料サーバーではP2Pファイル共有が認められていないことが多いです。ストリーミングやトレントが可能でも、データ使用量が制限されているはずです。ExpressVPNのように格安の有料VPNをゲットしたほうが良いでしょう。ExpressVPNはストリーミングとトレントに最適なVPNです。
- 通信を記録される。無料VPNはノーログポリシーが曖昧だったりポリシー自体が存在しなかったりします。そのようなサービスは無料プランの利用者のオンラインアクティビティを収集し、サードパーティの広告事業者に売却して利益を得ています。
iOS向けの無料VPNと有料VPNの違い
この記事で紹介した無料VPNはどれもプライバシー保護のために必須のセキュリティ機能を備えています。ノーログポリシー、漏えい対策、軍レベルのAES-256ビット暗号化などの標準機能はもちろん、広告・トラッカーブロッカー、パーフェクトフォワードシークレシー、RAMのみのサーバーなど、高度な機能を備えたものもあります。
とは言え、プレミアムVPNが提供している特徴はほとんどありません。大規模なサーバーネットワーク、複数のデバイスの同時接続、動画再生やトレントのサポート、最速の通信速度などは無料プランで得られないのです。
例をいくつか紹介します。
- hide.meとProton VPNは無条件でデータ無制限ですが、TunnelBearとAvira Phantom VPNはデータ制限があり、一般的なブラウジングしかできません。
- Proton VPNの無料サーバーは5か国に、hide.meは7か国に設置されています。
- Proton VPNはセキュリティが強いものの、広告ブロッカー「NetShield」は利用できず、hide.meの無料プランでは通信速度が制限されています。
- Proton VPNとhide.meは1台のデバイスしか接続できません。
一方、プレミアムVPNは機能がはるかに多く、パフォーマンスも優れています。有料プランでは数十か国(または百数十か国)をまたぐ大規模なサーバーネットワークを活用でき、安定してP2P通信や動画の視聴が可能であるほか、特殊サーバーやスプリットトンネリングなどの高度な機能も制限なく使えます。また、ほぼすべてのサービスが30日間またはそれ以上の返金保証を提供しています。
まとめると、無料プランがどんなに良くても有料プランのほうがはるかに優れているのです。
避けたいiOS版無料VPN
- AceVPN。AceVPNはキルスイッチなど必須のセキュリティ機能を欠いており、サーバー拠点は約20か所しかありません。最悪なのはアプリがないことです。デバイスに手動設定しなければなりません。難易度が高く、不便です。
- HolaVPN。HolaVPNを使うのはかなり危険です。P2P型VPNなので、サーバーに接続すると他のユーザーのIPアドレスが割り当てられます。逆に、ほかのユーザーがあなたのIPアドレスを使うことになります。誰かがあなたのIPアドレスを使って違法行為をした場合、大変なことになります。プライバシーの観点でも問題です。
- PhoneGuardian。PhoneGuardianは上記のサービスほど危険ではありません。通常のVPNが行う処理をほとんど行わないからです。暗号化するのはデータのみであり、IPアドレスと位置情報は公開されたままとなります。また、ほかのセキュリティ機能はないため、データは隠されません。
- TurboVPN。TurboVPNのプライバシーポリシーはやや曖昧で、不安を感じます。オンラインアクティビティを保持しないと明記しているのは良いものの、IPアドレスに関する言及はまったくありません。IPアドレスも機密情報ですが、VPN側がこの情報を記録・保持しているか知る術はありません。
- FinchVPN。FinchVPNのサービスはバグが多く、信用できないのが問題です。例えば、プライバシーポリシーは存在せず、VPNにどのような機能があるのかサイトに掲載されていません。
- SuperVPN。SuperVPNはプライバシーを保護しません。IPアドレス、ブラウザ、メールアドレス、位置情報、OSなど、さまざまなデータを記録します(133GBのデータを漏えいしたこともあります)。また、助けが必要でもカスタマーサポートに問い合わせることはできません。
ランクインしなかった一流サービス
- PrivadoVPN。無料プランのデータ使用量は10GBで、アメリカを含む10か国のサーバーが使えます。広告は表示されず、Siriのショートカットにも対応しています。しかし、PrivadoVPNの無料プランで動画は視聴できず、多くのセキュリティ機能を欠いています。また、1台のデバイスでしか使えません。
- Hotspot Shield。Hotspot Shieldの無料プランはデータ無制限で、アメリカなど3か所のサーバー拠点が使えます。しかし、無料プランにキルスイッチは含まれず、15分ごとに広告が流れるほか、筆者の検証ではiOS 18で接続トラブルがありました。
- ZoogVPN。1か月当たりのデータ使用量は10GBで、無料VPNとしては多いほうですが、3か国のサーバーしか使えず(アメリカ、イギリス、オランダ)、安全性の低い128-AES暗号化を採用しています(この記事で紹介したほかのVPNは、256ビットAES暗号化で通信を保護します)。
よくある質問
iOS向けの100%無料VPNはありますか?
はい、iOS版VPNのおすすめランキングでは100%無料プランがあるVPNを4社紹介しました。ExpressVPNは無料プランはないものの、30日間返金保証があります。
しかし、ほとんどの場合、無料VPNの機能の多くは有料版でしか使えません。例えば、Proton VPNの無料プランではストリーミングとトレントが許可されておらず、hide.meの無料版は速度制限があります。そのため、VPNを最大限活用するにはExpressVPNなどの格安VPNを選ぶことを強くおすすめします。
iOS用無料VPNは安全ですか?
いいえ、iOSで使える無料VPNは安全でないものが多いです。重要なプライバシー・セキュリティ機能(256ビットAES暗号化など)がないうえ、ユーザーデータを記録・売却するケースもあるからです。
ここでおすすめした無料VPNは安全で信頼できます。業界標準のセキュリティ機能があり、完全な漏えい対策、RAMのみのサーバー、パーフェクトフォワードシークレシーなど、高度なセキュリティ機能も備わっています。
iOSで無料VPNを使う方法は?
iPhone・iPadで無料VPNを使うのは簡単です。次の3ステップですぐに使い始めることができます。
- ステップ1. 無料プランがある高品質iOS用VPNを選びましょう。Proton VPNがおすすめです。高速かつ安全で、データ使用量と帯域は制限されていません。
- ステップ2. VPNアプリのダウンロードとインストールを行います。アプリはApple App Storeで見つかります。ダウンロードすると、インストールウィザードがインストールを進めてくれます。
- ステップ3. VPNアプリを実行しましょう。以上で完了です。iOSデバイスで完全無料VPNが使えるようになりました。
iOS版無料VPNを使ってNetflixは視聴できますか?
Netflixに対応している無料VPNもいくつかありますが、そうでないものがほとんどです。Netflixが利用できたとしても、1か月当たりのデータ使用量が少ないためTVドラマを1エピソードしか見られません。
快適にNetflixを見たい場合はExpressVPNなどの有料VPNに登録することを強くお勧めします。データ無制限で、非常に速く、すべての主要デバイス向けの使いやすいアプリがあるほか、世界の100以上の動画配信サービスに対応しています。