更新日: 2024年10月29日
プロ厳選!2024年におすすめのVPN付きセキュリティソフト
- 🥇 TotalAV:優秀なインターネットセキュリティソフト。業界トップクラスのウイルススキャナが備わっています。VPNは安全で厳格なノーログポリシーがあり、安定して高速で、NetflixやAmazonプライムに対応しているほか、使いやすさも抜群です。
多くの場合、セキュリティソフトのプランにはVPNが含まれますが、「VPNの性能が悪い…」というケースは少なくありません。安全性が低い、通信が遅い、ブラウジングなどの基本的なオンラインアクティビティにしか向かないなどの欠点があるのです。
とは言え、マルウェア防御力が高く、高品質VPNも使えるセキュリティソフトはいくつかあります。このような製品のVPNは優秀なセキュリティ機能とプライバシー機能が備わっており、安定して高速なので、ブラウジングだけでなく、動画再生、Torrent、ゲームなど幅広い場面で役立ちます。
VPN付きウイルス対策ソフトを購入すると、2つの高品質インターネットセキュリティツールを1つの値段でゲットでき、オトクです。2つのアカウントを管理せずにすみますし、トラブルが発生したり質問があったりしても、異なる企業のカスタマーサポートに問い合わせる必要はありません。
セキュリティソフトとVPNの違い・両方使いたい理由
セキュリティソフトとVPNは役割がまったく異なります。
セキュリティソフトは、ウイルスやランサムウェア、ルートキットなどのマルウェアからデバイスを守るものです。マルウェアを削除したり、今後の感染を防いだりすることもできます。検証で、Total AVやノートンなどの一流セキュリティソフトは、マルウェア検出率が100%でした。
一方、トップクラスのVPNはプライバシーを保護し、データの安全を確保するツールです。高度な暗号化規格により、データは第三者が見られない状態になります。政府やハッカー、プロバイダさえもデータの内容を見られないわけです。また、VPNは仮想IPアドレスで実際の位置情報を隠すため、プライバシー保護に効果的です。ExpressVPNとPrivate Internet Accessは、あらゆるオンラインアクティビティに適しています。
セキュリティソフトとVPNのどちらか一方だけを使うのは安全とは言えません。マルウェアに感染するか、プライバシーを侵害されるリスクがあるためです。高品質セキュリティソフトとしっかりしたVPNを併用すれば両方のツールで安全を確保できますから、安心して快適にブラウジングや動画視聴、Torrent、ゲームなどができます。
セキュリティソフトに付帯するVPNと単体VPNの違い
単体VPNは、セキュリティソフトに付属のVPNよりはるかに優れています。ExpressVPN($4.99 / 月~)やPrivate Internet Access($2.03 / 月~)など、一流の単体VPNは、ウイルス対策ソフトのVPNより価値があるのです。最高峰の単体VPNのほうがセキュリティ・プライバシー機能が優秀で、動画再生とTorrentに対応しているうえ、通信速度やサーバーネットワーク、追加機能、サポート窓口などの観点でも単体VPNが勝っています。料金プランもかなり手頃です。
とは言え、セキュリティソフトのVPNはインターネットを利用する際にデータの安全を確保し、プライバシーを保護するのに役立ちます。また、かなり優れたVPNが含まれるセキュリティソフトもあります。例えば、TotalAVのSafe Browsing VPNは、セキュリティ、動画再生時とTorrent利用時の性能、スピードの観点で一流の単体VPNと肩を並べるほどです。ただ、RAMのみのサーバーなどの高度なセキュリティ機能やスプリットトンネリングなどの便利な追加機能はなく、サーバーネットワークは大規模とは言えません。
【早見表】おすすめのVPN付きセキュリティソフト
- 1. 🥇 TotalAV — 2024年に一番おすすめのVPN付きセキュリティソフト(マルウェア検出率100%、VPNは安全で高速)
- 2. 🥈 ノートン — 多機能VPNが使える最高のインターネットセキュリティスイート(広告ブロッカーを搭載)。
- 3. 🥉 マカフィー — ウェブ保護が優秀で、VPNは使いやすく45か国に高速サーバーあり。
- 4. Bitdefender — 超高速VPNと便利な追加特典が備わった優秀なクラウド型セキュリティソフト。
- 5. MacKeeper — ネット上で安全を確保するのに役立つMac用セキュリティソフト。基本的な機能が備わったVPNも使える。
- VPN付きセキュリティソフトをほかにも5社紹介!
- ウイルス対策ツール付きVPN 3社
🥇1. TotalAV:2024年に一番おすすめのVPN付きウイルス対策ソフト
TotalAVはVPNが使えるセキュリティソフトとして一番おすすめです。マルウェア防御力が高く、Safe Browsing VPNは安全でかつ高速で、とても使いやすく、主な動画配信サービスを利用するのに役立ちます。
TotalAVのマルウェア対策エンジンは業界トップクラス。動作が速く、効果的で、検証ではマルウェアサンプルがすべて検出されました。PCでフルシステムスキャンを実行してもデバイスの動作は遅くならず、仕事を続けることができました。映画を再生したり、ゲームプレイをしたりしても問題は発生しませんでした。
TotalAVのSafe Browsing VPNは次のような特徴があります。
- 帯域幅が無制限。TotalAVは毎月のデータ使用量を制限していません。そのため、VPNサーバーに接続して好きなだけインターネットを利用できます(ブラウジングや動画再生、Torrentなどをいくらでも行えます)。
- 大規模なサーバーネットワーク。5大陸35か国以上に70台を超えるサーバーが設置されており、日本サーバーもあるため、ほとんどのユーザーは近くのサーバーに接続して最速の通信速度を確保できます。アメリカには10都市以上にサーバーがあります。
- 256ビットAES暗号化。データの内容を他人に読み取られません。金融機関や政府組織が採用しているのと同じ暗号化規格です。
- キルスイッチ。VPN接続が切れた場合、自動的にインターネット接続を停止し、データがネット上に流出するのを阻止します。
- ノーログポリシー。TotalAVがユーザーデータを記録するのを防ぐものです。どのサイトを閲覧したか、どのファイルをダウンロードしたかなどの個人情報を保存されません。
- IKEv2とOpenVPNプロトコル。プロトコルとは、データがデバイスからVPNサーバーにどのように移動するか定めるもので、IKEv2とOpenVPNはどちらも安全で高速です。
- 漏えい対策。TotalAVはWebRTCとDNSの漏えいを防ぎます。WebRTC漏えい対策では、プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスがネット上に流出するのを阻止します。DNS漏えい対策では、すべてのDNSリクエスト(閲覧するWebサイト)がプロバイダではなくVPNを通してやり取りするようにします。
TotalAVのSafe Browsing VPNは驚くほど高速です。この記事に掲載されているVPNのなかで最も速いVPNの1つとなっています。国内サーバーでも遠くのサーバーでも、Webサイトは瞬時に表示され、動画はバッファなくすぐに再生されました。また、20GBのファイルを約30分でダウンロードできました。ExpressVPNやPrivate Internet Accessなどの単体VPNに匹敵するスピードです。
国際チームがTotalAVのVPNを検証したところ、Netflixやアマゾンプライム、ディズニープラスなど、多数の動画配信サービスでコンテンツを見られることが分かりました。また、イギリスの同僚はBBC iPlayerを視聴できました。アメリカを除くすべてのサーバーでTorrentが許可されており、多くの人気Torrentサイトが利用できます。漏えいテストではIPアドレスが一切流出していないことが分かりました。
Safe Browsing VPNは使いやすさも抜群です。Total AVの設定から操作できます(パスワードマネージャーやWebShield機能、ウイルススキャンも同じ画面にまとまっています)。VPNタブをクリックし、接続したい国を選ぶだけで、すぐに接続できます。
Safe Browsing VPNはTotalAVのInternet SecurityプランとTotal Securityプランで利用可能です。両プランに含まれるほかの機能には、マルウェアスキャナ、リアルタイムのマルウェア対策、フィッシング対策、システム最適化ツール、ブラウザマネージャー/クリーナー、ディスククリーナーがあります。一番おすすめなのはTotalAV Internet Securityです。$39.00 / 年と手頃な価格で、5台のデバイスをカバーできます。TotalAV Total Securityは$49.00 / 年で6デバイスをカバーでき、広告ブロッカーとパスワードマネージャーも使えますが、ノートンなどの類似プランと比べると割高です。TotalAVの全製品に30日間返金保証が適用されます。
まとめ
TotalAVは業界最高のセキュリティソフトの1つで、優秀なVPNが含まれます。ウイルススキャナはマルウェア検出率がパーフェクトでした。Safe Browsing VPNはセキュリティ機能が優れており、とても高速で、データ使用量は無制限。NetflixやAmazonプライムなどの主な動画配信サービスに対応しているほか、アメリカを除く全サーバーがTorrentに対応しています。TotalAVはフィッシング対策やシステム最適化ツール、パスワードマネージャー、その他のインターネットセキュリティツールも提供しています。全プランが30日間返金保証の対象です。
🥈2. ノートン:多機能VPNが使える最高峰のセキュリティソフト
ノートンは2024年に一番おすすめのセキュリティソフトで、安全かつ高速で、幅広い追加機能が備わったVPNも使えます。ノートンは大規模なマルウェアディレクトリ、発見的解析、機械学習を用いてマルウェアを検出する仕組みです。検証中、デバイスに入れておいたマルウェアサンプルが100%検出・削除されました。
業界標準の機能に加え、ノートンのVPNは次のような特徴があります。
- 満足できるサーバーネットワーク。25か国以上にサーバーがあります。ヨーロッパ15か国以上、アメリカ(都市は選べません)、カナダ、メキシコ、ブラジル、オーストラリア、日本、シンガポール、南アフリカなどのサーバーが利用可能です。
- スプリットトンネリング。どのアプリをVPNに経由させ、どのアプリがローカルネットワークを使うか選べます。
- 広告ブロッカー。広告をブロックし、ページの表示速度を改善します。
- Torに対応。Torネットワークを利用する際のセキュリティを一層強化します。
- Wi-Fiセキュリティ機能。危険なネットワークを検出し、そのようなネットワークに接続された際に通知します。
- 完全なデータ漏えい対策。DNS、WebRTC、IPv6の漏えいを防ぎます。
唯一のデメリットはIPアドレスが記録されること。プライバシーが脅かされる可能性があります。IPアドレスを記録されたくない場合はほかのVPN付きセキュリティソフトを検討しましょう(TotalAVのSafe Browsing VPNは厳格なノーログポリシーがあります)。
ノートンセキュアVPNの検証では、近距離サーバーは安定して速かったものの、遠くのサーバーはTotalAVやBitdefenderより低速でした。近くのサーバーで通信速度が大幅に低下することはありませんでしたが、アジアとヨーロッパのサーバーではやや遅くなりました。Webサイトを読み込むのに最大5秒かかり、動画を見た際に読み込み中になることが時々あったのです。
ストリーミングについて、ノートンセキュアVPNはNetflixやディズニープラス、Macなどの動画配信サービスに対応していますが、BBC iPlayerは利用できません。Torrentは専用サーバーで可能ですが、国を選ぶことはできません。専用サーバーに自動接続されます(試したところ、オランダサーバーに接続されました)。参考までに、TotalAVならアメリカを除く全サーバーでP2P通信が許可されています。
VPNの使い方は簡単です。ノートンのメインダッシュボードからタブをクリックしてサーバーロケーションを選ぶか、VPN設定を開くことができます。設定では、自動接続やキルスイッチ、広告ブロッカーなど各機能を有効にすることができ、どの機能もきちんと動作します。スプリットトンネリングも問題なく使えました。
ノートンのプランは複数ありますが、一番オトクなインターネットセキュリティパッケージは「ノートン 360デラックス」です。$49.99 / 年*と手頃で、3台のデバイスをカバーできます(すべての主要プラットフォームで利用可能です)。優秀なマルウェアスキャナ、ウェブ保護、50GB分のクラウドバックアップ、ファイアウォール、パスワードマネージャー、ペアレンタルコントロール、プライバシーモニター、Webカメラの保護、ダークウェブモニタリングが含まれます。
アメリカのユーザーはノートン360 with LifeLock Select($99.99 / 年*)とノートン360 with LifeLock Ultimate Plus($299.88 / 年*)をご検討ください。これらのプランには個人情報の盗難防止サービスが含まれます。盗難された財布の保護、信用情報のモニタリング、社会保障番号や信用情報のアラート、最大100万ドルの損失補償など、充実したサポートを受けられます。ノートンの各プランが60日間返金保証の対象です。
まとめ
ノートンは高度なマルウェア脅威からデバイスをしっかり守り、ノートンセキュアVPNは追加機能が充実した便利なVPNです。検証ではすべてのマルウェアサンプルが検出され、ウェブ保護や50GBのクラウドバックアップ、ファイアウォール、パスワードマネージャー、ペアレンタルコントロールなど、幅広いセキュリティ機能が備わっています。ノートンセキュアVPNは安全で使いやすく、高速です。スプリットトンネリングや広告ブロッカー、Wi-Fi保護など追加機能が豊富で、Torにも対応しています。ただし、IPアドレスを記録されます。ノートンの全プランが60日間返金保証の対象です。
🥉3. マカフィー:ウェブ保護が優秀。VPNは高性能で初心者におすすめ
マカフィーは高性能なマルウェアスキャナ、優秀なウェブ保護、使いやすいVPNを提供しています。ウイルススキャナを試したところ、デバイスに入れておいたマルウェアサンプルがすべて検出され、マルウェア防御力が高いことが分かりました。フィッシング対策や個人情報の保護などの機能もあります。
マカフィーセーフコネクトVPNは単体VPN「TunnelBear」によるもので、VPNが初めてでも簡単に使いこなせます。現在地をもとに最速のサーバーに接続する「Fastest Server」オプションがあり、Fastest Serverでサーバーに接続したところ、国内のサーバーに接続されました。マカフィーセーフコネクトは日本を含む45か国以上にサーバーがあり、手動で接続するのも簡単です。
便利な接続オプションがいくつかあります。手動接続のほかに、保護されていないWi-FiとLANネットワークでサーバーに自動接続するか、Wi-Fiネットワークでのみ自動接続するというオプションから選べます。ホテルやジムなどでWi-Fiを利用する際にマカフィーセーフコネクトが自動的に起動するよう設定できるわけです。ホームネットワークを信用できるネットワークとして登録することも可能です。
VPNは多機能とは言えませんが、ダッシュボードは直感的に操作できます。セキュリティについて、256ビットAES暗号化を採用しており、キルスイッチが備わっているほか、ノーログポリシーを守っていることが独立監査で毎年確認されています。
マカフィーセーフコネクトVPNは動画の視聴に役立ちます。アメリカの調査スタッフが試したところ、Netflix、アマゾンプライム、Maxを確実に視聴できました(しかし、ディズニープラス、Hulu、ESPN+ではうまくいきませんでした)。スピードも良好で、HD画質でドラマを再生してもラグは発生しませんでした。とは言え、動画を見たい場合はTotalAVのほうがおすすめです。
不満点もいくつかありました。例えば、マカフィーセーフコネクトVPNはスプリットトンネリングや広告ブロッカーなどの追加機能はないのです(TunnelBearのChrome向け無料広告ブロッカーはとても良いと思いますが)。
マカフィーのすべてのアンチウイルスプランにVPNが含まれます。プラスプランは$39.99 / 年で、5台のデバイスで利用でき、複数のデバイスを持っているカップルや個人におすすめです。プレミアムプランは$49.99 / 年で、ペアレンタルコントロールとデータクリーンアップツールが追加され、デバイス数は無制限です。アドバンスプランは$89.99 / 年で、個人情報の盗難対策が追加されます。マカフィーの全プランが30日間返金保証付きです。
まとめ
マカフィーはマルウェア防御力が高く、セーフコネクトVPNはとても使いやすいと思いました。マカフィーのウイルススキャナを試したところ、マルウェアファイルがすべて検出され、ファイアウォールやファイルシュレッダー、個人情報の保護、最適化ツール、パスワードマネージャーなどの便利な機能が使えます。VPNは安全かつ高速で、NetflixやAmazonプライムなど、ほとんどの動画配信サービスに対応していますが、スプリットトンネルなどの追加機能はありません。マカフィーの全プランが30日間返金保証の対象です。
4. Bitdefender:高度なウイルススキャナと超高速VPN
Bitdefenderのマルウェアスキャナは高性能で、VPNはこの記事で最速です。機械学習と従来的なシグネチャ型スキャンを用いたクラウド型ウイルススキャナにより、マルウェア検出率100%を達成しています。
BitdefenderのVPNは一部のセキュリティソフトに無料で含まれ、単体VPNプロバイダHotspot Shieldを使用したものです。しかし、無料版は好きになれませんでした。1日あたり200MBしか使えず、手動でサーバーを選ぶことができないのです。唯一のメリットは、モバイル版がダブルホップ接続に対応していること(また、Android版ではWireGuardプロトコルが使えます)。BitdefenderプレミアムVPNにアップグレードするとデータ使用量が無制限になり、10台のデバイスを同時接続でき、日本を含む50か国以上の1,300台以上のサーバーを利用できます。
Bitdefenderの有料版VPNの最大の魅力は、Hotspot Shieldの超高速な独自プロトコル「カタパルト・ヒドラ」を使えることです。筆者が試したところ、どのサーバーも非常に高速で、快適にブラウジングやTorrent、ゲームプレイを行えました。遠くのサーバーでもサイトはただちに表示され、動画もすぐに再生されました。ファイルを高速でダウンロードできたのも大満足です。
BitdefenderのVPNには広告・トラッカーブロッカーが搭載されています。広告ブロッカーは迷惑な広告をブロックし、サイトの表示が速くなりました(ノートンの広告ブロッカーと似ています)。トラッカー対策機能も気に入りました。データを収集するトラッカーをブロックしてくれます。Bitdefenderでは、どの種類のトラッカーをデフォルトでブロックするか選ぶことができ、信用できるサイトではトラッカー対策を無効にすることも可能です。
BitdefenderのVPNは動画の視聴にも役立ちます。世界中の調査スタッフが試したところ、それぞれの国のNetflix、アマゾンプライム、Max、ディズニープラスを問題なく見られました。しかし、Netflixにおすすめの単体VPNが欲しい場合はExpressVPNを検討すると良いでしょう。ほかの動画配信サービスにも対応しています。
ノートンとは違い、BitdefenderプレミアムVPNは全サーバーがTorrentをサポートしており、主なTorrentクライアントを使えます。256ビットAES暗号化、キルスイッチ、厳格なノーログポリシーなど、必須のセキュリティ機能がそろっており、スプリットトンネリングなどの追加機能があるのも良いでしょう。
Bitdefenderアンチウイルスは複数のプランがあり、価格はリーズナブルです。一番安いのは$24.99 / 年のBitdefender アンチウイルスプラスで、Windowsで基本的なマルウェア対策を行いたいユーザーに向いています。最大3台のWindows PCで利用でき、マルウェアスキャナとフィッシング対策が含まれますが、VPNは1日あたり200MBまでしか使えません。Bitdefenderインターネットセキュリティ($37.99 / 年)にはファイアウォール、Webカメラとマイクの保護、ペアレンタルコントロールが追加され、トータルセキュリティ($40.99 / 年)では5デバイスをカバーできます(Windows、macOS、Android、iOS)。
データ使用量が無制限のVPNが欲しい場合、Bitdefenderプレミアムセキュリティが良いでしょう。$69.99 / 年と一番オトクです(2024年に一番おすすめのインターネットセキュリティスイートにも選ばれています)。有料版VPNだけ購入することも可能です。Bitdefenderの全プランが安心の30日間返金保証付きです。
まとめ
Bitdefenderの高度なマルウェアスキャンは動作が軽く、VPNはこの記事で最速です。ほかにも、フィッシング対策、ランサムウェア対策、ファイアウォール、Webカメラとマイクの保護、ペアレンタルコントロールなどが備わっています。Bitdefenderのインターネットセキュリティパッケージに含まれる無料VPNでは1日当たり200MBしか使えませんが、BitdefenderプレミアムVPNはデータ使用量が無制限です(VPNだけ単体購入するか、プレミアムセキュリティプランの一部として入手できます)。BitdefenderプレミアムVPNは動画の視聴に向いており、全サーバーがTorrentに対応しているほか、スプリットトンネリングと広告・トラッカーブロッカーが搭載されています。Bitdefenderの全プランが30日間返金保証の対象です。
5. MacKeeper:高品質なMac版セキュリティソフト。基本的なVPN付き
MacKeeperは軽量なMac用セキュリティソフトで、安全で高速なVPNが含まれます。ウイルススキャナは大半のマルウェアサンプルを検出しましたが、MacKeeperはルートキットを検出できないことに注意しましょう。
MacKeeperのVPNは「プライベートコネクト」と呼ばれ、インターネットを閲覧する際に安全を確保するのに向いています。データ使用量は無制限で、ダッシュボードはシンプルで使いやすく、安全なプロトコルを使用しており(OpenVPN)、DNSとWebRTCの漏えいを防げます。50か国以上に300台近くのサーバーが設置されているため、近くのサーバーに接続して最速の通信を確保できます。とは言え、BitdefenderやTotalAVには及びません。
プライベートコネクトはTorrentにある程度役立つものの、動画の視聴には向きません。P2P専用サーバーもあり、すべてのTorrentクライアントが使えますが、ファイルのダウンロードに予想以上に時間がかかりました(20GBのファイルをダウンロードするのに40分近くかかったのです)。検証で、Netflixやアマゾンプライムなどの主な動画配信サービスは視聴できませんでした(動画配信サービスを利用したい場合、TotalAVのVPNが一番おすすめです)。
MacKeeperの最大の欠点はプライバシーポリシーです。非常にあいまいで、ユーザーデータとアクティビティデータを収集すると書かれていますが、どのようなデータを収集するのか具体的に明記されていません。また、ほかの企業やコンサルタント、請負業者とデータを共有することがあるそうです。
機能は全プラン共通で、違いはmacOSデバイス数だけです。1台のMacを保護したい場合、1か月プランと12か月プランがあり、最大3台のMacで使える12か月プランもあります。MacKeeperの料金は$10.95 / 月~となっており、プランにはウイルススキャナ、アドウェアクリーナー、StopAd(広告ブロッカー)、個人情報の盗難ガード(メールのモニタリング)、パフォーマンス最適化ツール、システムクリーンアップツールが含まれます。全プランが14日間返金保証付きです。この記事に掲載されているセキュリティソフトのなかで一番短いです。
まとめ
MacKeeperはMac向けセキュリティソフトとしておすすめで、内蔵のVPNはブラウジング時に安全を確保するのに役立ちます。マルウェアスキャナは実験用マルウェアをほぼすべて検出してくれました。ほかにも、アドウェアクリーナー、広告ブロッカー、メールアドレス漏えいのモニタリング、最適化ツール、システムクリーンアップツールなどの便利機能が備わっています。VPNは使いやすく、比較的高速で、P2P専用サーバーではTorrentが可能ですが、動画の視聴には向かず、プライバシーポリシーは信用できません。MacKeeperは全プランが14日間返金保証付きです。
6. Malwarebytes:ミニマリストなセキュリティソフトで、高速VPN付き
Malwarebytesは高品質で直感的に操作できるセキュリティプログラムで、高速VPNが組み込まれていますが、ノートンやBitdefender、TotalAVなどの一流製品ほど多機能ではありません。Malwarebytesのウイルススキャナは大規模なマルウェアデータベースと発見的解析を使ってマルウェアを検出しています。検証では、95%のマルウェアが検出されました。
VPNについて、Malwarebytes Privacyは日本を含む40+か国に500+台のサーバーがあり、最速のプロトコルの1つ、WireGuardを使っています。Bitdefenderほど速くありませんが、国内サーバーではブラウジングやゲーム、動画の視聴を快適に行えました。一方、遠くのサーバーではWebサイトの読み込みに2~4秒かかり、ゲームプレイ中に少しラグが発生しました。
残念ながら、動画の視聴には向きません。Netflixやディズニープラス、アマゾンプライムなど、利用できない動画配信サービスが多いのです。イギリスの同僚はBBC iPlayerを確実に見られたものの、ほかのストリーミングサービスは視聴できませんでした。
個人情報を保護したい場合、Malwarebytesでは$99.99 / 年~の「Identity Theft Protection」を別途購入できます。割高ですが、ウイルス対策やウェブ保護、VPNがすべてセットになっているので、包括的に保護できます。
Malwarebytes Privacy VPNは$59.99 / 年のプラスプランに含まれます。Malwarebytesのプランはすべて60日間返金保証の対象です。
まとめ
Malwarebytesは使いやすく、マルウェアを検出するのが得意なセキュリティソフトで、高速VPNが付帯しています。検証でマルウェア検出率は95%となり、非常に優れたウェブ保護(フィッシング対策など)やリアルタイム保護機能が備わっています。しかし、ファイアウォールや保護者機能はないため、ほかの一流セキュリティソフトほど多機能とは言えません。MalwarebytesのVPNは動画の視聴には向きませんが、インターネット利用時のセキュリティ確保など基本的なニーズには応えられます。
7. Avira:軽量なウイルス対策ソフトで、Torrentに役立つ高品質VPN付き
Aviraの魅力はウイルススキャナがパワフルで、サイバーセキュリティ機能が充実していること。VPN(Phantom VPN)はとても使いやすく、P2P通信に適しています。Aviraはクラウド型ウイルススキャナとともに大規模なマルウェアディレクトリと発見的解析を使って脅威を検出し、実験用マルウェアファイルの検出率はパーフェクトでした。
標準的なセキュリティ機能のほかに、Avira Phantom VPNは次のような特徴があります。
- IPSecとOpenVPNプロトコル。
- 日本を含む30か国以上に1,400台を超えるサーバー。
- データ使用量は無制限。
Phantom VPNはTorrentに向いています。すべてのサーバーがP2P通信に対応しており、TotalAVのSafe Browsing VPNとは違い、アメリカサーバーでもTorrentが可能です。主なTorrentクライアントが使えます。世界中にサーバーがまんべんなく設置されているため、大半のユーザーは近くのサーバーに設置して最速のダウンロード速度を確保できるでしょう。例えば、筆者が国内サーバーに接続して20GBのファイルをダウンロードしたところ、TotalAVのSafe Browsing VPNと同じくらいの時間で完了しました。Torrentを開始する前に、10か国以上のサーバーに接続して漏えいテストを実施した結果、漏えいは一切ありませんでした。
Avira Phantom VPNはTotalAVのSafe Browsing VPNやBitdefenderのVPNほど速くないものの、ほとんどのスピードテストで満足できる通信速度をキープできました。国内サーバーではサイトがただちに表示され、YouTubeを再生しても大半のサーバーでバッファは発生しませんでした。
Avira Phantom VPNの最大のデメリットは、Netflixやアマゾンプライム、ディズニープラスなどの動画配信サービスが利用できないことです(Total AVのSafe Browsing VPNなどセキュリティソフトのVPNやExpressVPNなどの単体VPNとは違います)。
Avira Free SecurityはAviraの無料ウイルス対策ソフトで、Avira Phantom VPNが含まれますが、毎月のデータ使用量は500 MBに制限されているため動画を30分再生しただけで使い切ってしまいます。とは言え、Avira Free Securityはおすすめの無料ウイルス対策ソフトの1つであり、軽量なウイルススキャナとリアルタイム防御が備わっており、ネットショッピングをする際に安全を確保できます(ただし、1台のMacまたはPCしかカバーできず、モバイルでは使えません)。
有料プランのうち、データ使用量が無制限のPhantom VPNが含まれるのはAvira Primeだけです。最大5台のデバイスを保護できるオトクなプランとなっています(モバイルも保護できます)。Avira Primeは$59.99 / 年で、優秀なパスワードマネージャーが含まれ、スピードアップ・クリーンアップツールは業界トップクラスです。Aviraの年間プランはどれも60日間返金保証付きです。
まとめ
Aviraは優秀なウイルス対策ソフトで、VPNもかなり高性能です。Aviraのパワフルなクラウド型マルウェアスキャナを試したところ、実験用マルウェアがすべて検出されました。また、Avira Phantom VPNは満足できるスピードで、Torrentも快適に行えました。残念ながら、AviraのVPNを使っても主なストリーミングサービスは利用できません。Aviraはパスワードマネージャーやシステム最適化ツールなどのサイバーセキュリティツールも提供しており、無料プランは業界トップクラス(ただし、無料版VPNのデータ使用量は月当たり500MBまで)で、年間プランは安心の60日間返金保証の対象です。
8. カスペルスキー:優れたペアレンタルコントロールが備わったウイルス対策ソフト。VPNは動画の視聴に便利
カスペルスキーはマルウェア防御力が高く、VPNはHotspot Shieldによるもので、ストリーミングに役立ちます。ペアレンタルコントロールは業界トップクラスです。マルウェアスキャナはウイルスデータベースとクラウド型機械学習を使ってマルウェアを検出する仕組みで、検証でマルウェア検出率は100%でした。カスペルスキーのペアレンタルコントロールは使いやすく、アプリとサイトのコンテンツをフィルタリングしたり、すべてのデバイスで使用時間を制限したり、モバイルデバイスの場所を確認したりできます。
カスペルスキーは制限付きの無料VPNを提供しており、モバイル(AndroidとiOS)で利用できます。データ使用量は1日あたり300MBです。データ無制限のVPNをパソコンとモバイルで使いたい場合、カスペルスキー プラスまたはカスペルスキー プレミアムを選ぶ必要があります。
有料版VPNでは日本を含む30か国以上の2,000台以上のサーバーが利用可能で、Netflixやアマゾンプライム、ディズニープラス、BBC iPlayerなど幅広い動画配信サイトが利用できます。また、すべてのサーバーがTorrentに対応しています。残念ながら、スプリットトンネリングや広告ブロッカーなどはありません。
一番オトクなのはプラスプラン($33.99 / 年)で、マルウェアスキャン、ウェブ保護、データ使用量が無制限のVPN、セキュアブラウザなど、カスペルスキーのほとんどの機能が含まれます。一方、プレミアムプラン($38.99 / 年)にはペアレンタルコントロール(1年間無料)と個人情報・支払い情報の保護が追加されます。カスペルスキーの単体VPNはデータ使用量が無制限で、$2.83 / 月~となっており、全プランが30日間返金保証の対象です。
まとめ
カスペルスキーは優秀なマルウェアスキャナと高品質なペアレンタルコントロールを提供しており、VPNはNetflixやAmazonプライムなどの主要サービスを利用するのに役立ちます。フィッシング対策とWebカメラの防御も含まれます。しかし、カスペルスキーの無料VPNは1日あたり300MBに制限されており、モバイルでしか使えません。有料版VPNは格安で、比較的高速です。
9. Panda Dome:料金プランが多く、VPNが使いやすい
Pandaはとても優秀なマルウェアスキャナと使いやすいVPNを提供しています。複数の料金プランがあり、無料版でもVPNが使えます。セキュリティソフトの料金プランは5つありますが、データ使用量が無制限のVPNが使えるのは一番高額なPanda Dome Premiumプランのみとなっています。幸い、Panda VPNだけ別途購入することも可能です。
Panda VPNは、単体VPNのHotspot Shieldを使用したものです。Hotspot ShieldのHydraプロトコルが使えるため、どのサーバーに接続してもWebサイトはほぼ瞬時に表示され、ファイルも高速でダウンロードできました(全20か国以上のサーバーがP2P通信に対応しています)。
VPNのダウンロードとインストールも簡単で(デバイスによらず、3分以下で完了します)、サーバーを探して接続するのも問題なく行えました(日本サーバーもあります)。アプリの機能はそれほど多くないため、操作しやすいと思いました。VPNが初めてでもすぐに使いこなせるはずです。
Panda VPNの最大のデメリットは、ストリーミングに向かないことです。私たちが試した際、確実に利用できる動画サイトは1つもありませんでした(Netflix、Amazonプライム、Maxは時々読み込めましたが)。キルスイッチがないうえ、料金も割高です。TotalAVやノートンのほうが多機能でPandaより優れています。
Panda Domeプレミアムは$56.00 / 年で、VPNを別途購入する場合は$2.49 / 月~となっています。Pandaの全プランが30日間返金保証の対象です。
まとめ
Pandaはマルウェアとランサムウェアの検証でかなり好成績でした。複数の料金プランがあるため予算に合わせて選ぶことができ、VPNは高速で使いやすいと思いました。ほかにも、ウェブ保護やパフォーマンス最適化ツール、ペアレンタルコントロール、パスワードマネージャーも含まれます。VPNが含まれるのはPandaの最上位プランのみですが、別途購入することも可能です。
10. トレンドマイクロ:高速でストリーミングにおすすめ
トレンドマイクロのマルウェアスキャナは効果的で、ストリーミングに便利なVPN(Proxy One Pro)を提供しています。マルウェアスキャナを試したところ、高性能でした。実験用マルウェアファイルの大半が検出され、スキャンを複数回行ってもパソコンの動作はほとんど遅くなりませんでした。
VPNはストリーミングに対応しており、スピードは驚くほど高速でした。Netflixやアマゾンプライム、ディズニープラスのほかに、Crunchyrollなど知名度の低いストリーミングサービスも利用できます。また、とても高速なので、コンテンツはほぼ瞬時に再生され、動画を早送りしても少ししかバッファしませんでした。ファイルをダウンロードした際もかなり高速でした。
VPN Proxy One Proが安定して速いのは、現在最速のプロトコルの1つ、WireGuardを使用しているからです。スピードとセキュリティを両立したいとき、筆者はいつもWireGuardを選んでいます。また、セキュリティソフトのVPNでWireGuardプロトコルを選べるのはかなり珍しいでしょう。
とは言え、VPN Proxy One Proは欠点もいくつかあり、TotalAVやノートンなどのほうが優れています。最大の欠点は、接続できないサーバーがいくつかあったこと。例えば、アメリカ西サーバーにはすぐに接続されたものの、アメリカ東サーバーには全く接続できませんでした。VPNにキルスイッチは備わっておらず、プライバシーポリシーがあいまいなのも気に入りませんでした。データを記録しないと明記されていないのです(データを記録するとも書かれていませんが)。また、日本を含む13+か所のサーバーしか使えません。南米を除くすべての地域にまんべんなく設置されているのは良いですが。
VPNが含まれるのはトレンドマイクロの一番高いプラン「Premium Security Suite」だけです($54.95 / 年)。全プランが30日間返金保証付きです。
まとめ
トレンドマイクロのマルウェアスキャナはとても高品質で、VPNは多くの主要なストリーミングサービスに対応しており高速です。トレンドマイクロはブラウザ拡張機能セキュリティ、ダークウェブのモニタリング、パスワードマネージャー、ペアレンタルコントロール、ソーシャルメディアのプライバシースキャナも提供しています。VPNの接続がもっと安定しており、キルスイッチが備わっていて、プライバシーポリシーがもっとはっきりしていればさらに良いでしょう。
ウイルス対策ツール付きVPN 3社
🥇1. Private Internet Access:一流VPNで、使いやすいウイルス対策アドオンも
Private Internet Accessは業界トップクラスのVPN(2024年におすすめのVPNトップ10で2位)で、アドオンとしてミニマリストな「PIAによるウイルス対策」を購入できます。PIAによるウイルス対策はIntego for Windowsを使用したもので、設定やメンテナンスに手間のかからない、使いやすいセキュリティソフトをお探しの方におすすめです。検証でマルウェア検出率は95%で、ウイルスをダウンロードするのをリアルタイムで防ぎ、危険な偽サイトへのアクセスもブロックしてくれました。
Private Internet Accessのウイルス対策の最大の魅力はシンプルであること。ダッシュボードで大切な情報をすべて把握できます。リアルタイム防御やWebシールド、防御エンジンが有効になっているか、ウイルス定義が最後にいつアップデートされたか、保護を開始して何日経ったか、脅威をいくつ防いだかなどが表示されます(しかし、TotalAVとノートンが提供している追加機能はまったくありません)。
PIAはこの記事で紹介したVPNのなかで最高のVPNです。高度なセキュリティ機能が搭載されています。RAMのみのサーバー(ハードドライブにデータは一切保存されません)、セッション毎に暗号鍵を変更するパーフェクトフォワードシークレシー、完全な漏えい対策などがあります。また、アプリはオープンソースなのでだれでもコードを検証でき、ノーログポリシーを守っていることが裁判文書と独立監査で確認されています。
PIAのVPNはストリーミング、Torrent、ゲームにもおすすめのチョイスです。すべての人気ストリーミングサービスに対応しており、日本を含む90か国以上の全サーバーでP2P通信が許可されています。非常に高速なので、動画をすぐに視聴でき、再生中に途切れることもありませんでした。Torrentのダウンロードも超高速で、ゲームプレイ中にラグは発生しませんでした。
Private Internet Accessは接続台数が無制限で、1ヶ月プランと年間プランは手頃な価格です($2.03 / 月~)。ウイルス対策の料金はVPNプランによります。VPNのサブスクリプション期間が長いほど、ウイルス対策は安くなります。PIAの全プランが30日間返金保証付きです。
まとめ
Private Internet Accessはこの記事で最高の単体VPNで、優れたウイルス対策アドオンを格安で購入できます。マルウェアスキャナは高性能で、インターフェースは直感的に操作でき、日本語に対応していますが、ほかの一流ウイルス対策ソフトのような追加機能はあまりありません。とは言え、VPNは業界トップクラスです。とても安全かつ高速で、ストリーミングやTorrent、ゲームに適しています。PIAのすべてのプランに30日間返金保証が適用されます。
Private Internet Accessの完全レビューを読む
編集者から:Private Internet Accessおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
🥈2. NordVPN:無料マルウェア対策が搭載された、安全性の高いVPN
NordVPNは「脅威対策」などの優れたセキュリティ機能を多数提供しています。脅威対策はウイルス対策ツールの役目を果たすものです。シグネチャベースのマルウェア検出という仕組みで、ダウンロードしたすべての実行ファイルに対してマルウェアスキャンが行われます。検出された悪質なファイルは削除されます。脅威対策はプライバシーを保護した状態で動作します。NordVPNの全プランに無料で含まれるのも嬉しいですね。
脅威対策のマルウェア検出機能は非常に優秀です。検証でマルウェア検出率は95%でした。Private Internet Accessのウイルス対策機能と肩を並べる結果となりましたが、TotalAVやノートンなどの一流セキュリティソフトと比べると若干低めです。
脅威対策は、広告と不正サイトもブロックします。試したところ、メディアサイトで広告はほとんど表示されず、怪しいサイトへの接続もブロックしてくれました。
VPNサーバーに接続されていなくても脅威対策が動作するのはすばらしいと思いました。「ウイルス対策はしたいけど、VPNのせいで通信速度が低下するのは避けたい」というときに便利です。
脅威対策はWindowsとmacOSで利用可能で、iOSとAndroidでは脅威対策ライト版しか使えません。ライト版は広告と不正サイトをブロックしますが、マルウェアのダウンロードを防ぐことはできません。モバイルをウイルスから守り、VPN接続も使いたい場合、TotalAVやマカフィー、ノートンなどがおすすめです。
VPNについて、NordVPNは優れたセキュリティ機能が備わっています。NordVPNのログイン情報が漏えいした場合に通知する「Dark Web Monitor」、データを二重に暗号化する「ダブルVPNサーバー」などがあります。ほかにも、RAMのみのサーバー(日本にもあります)、完全な漏えい対策、監査済みのノーログポリシーなど、高度な機能もあります。
数か国の調査スタッフに協力してもらい、各地域で利用可能な人気ストリーミングサイトをNordVPNで利用できるか確認したところ、必ずうまくいきました。NetflixやHulu、ディズニープラスなど、すべてのサービスでコンテンツを視聴できたのです。さらに、NordVPNは45か国以上に4,500台以上のP2P専用サーバーがあり、とても高速です(Private Internet Accessほどではありませんが)。
NordVPNでは10台のデバイスを接続でき、段階制のサブスクリプションが複数あります。スタンダードプランは$2.99 / 月~で、脅威対策を含む全機能が含まれるのでおすすめです。プラスプランにはパスワードマネージャー「NordPass」が、コンプリートプランには暗号化されたクラウドストレージ「NordLocker」が追加されます。全プランが30日間返金保証の対象です。
まとめ
NordVPNは「脅威対策」というウイルス対策機能を提供しています。VPNに内蔵されており、プライバシーを損なわずにマルウェアのダウンロードを防ぐ機能です。脅威対策は広告と不正サイトもブロックし、NordVPNの全プランに無料で含まれます。VPNにも、Dark Web MonitorやダブルVPN接続など、優れたセキュリティ機能が備わっています。NordVPNは段階制のサブスクリプションが複数あり、30日間返金保証を実施しています。
🥉3. Surfshark:安全なVPNで、多機能のウイルス対策アドオンあり
Surfsharkのウイルス対策は高性能で、マルウェア検出率は約95%でした。Private Internet Accessのウイルス対策とNordVPNの脅威対策と同水準ですが、TotalAVやマカフィーには及びません。アンチウイルスは有料のSurfshark Oneバンドルで利用可能です。
ウイルス対策にWebカメラの保護が含まれるのが気に入りました。Webカメラへの不正アクセスを防ぎ、アプリやサイトが許可なくアクセスしようとすると警告が表示されます。
ウイルス対策のほかに、Surfshark Oneバンドルには「Surfshark Alert」と「Surfshark Search」が含まれます。Surfshark Alertは個人情報が漏えいした際に通知するもので、Surfshark Searchはプライバシー重視の検索エンジンです。広告は一切なく、指定した国の検索結果を見ることができます。
ウイルス対策は使いやすく、VPNアプリに組み込まれているのが便利です。Android、Windows、macOSで利用できます。
SurfsharkのVPNサービスはとても優秀で、NetflixやBBC iPlayerなど50以上のストリーミングサービスに対応しており、全サーバーでTorrentが許可されています(日本を含む90か国以上に3,200台を超えるサーバーがあります)。ディズニープラスを視聴できないことも時々ありましたが、Surfsharkのセキュリティ機能とプライバシー機能は強力です。RAMのみのサーバーや前方秘匿性のほか、業界トップクラスの広告ブロッカーが備わっており、安定して比較的高速です(Private Internet AccessやNordVPNほどではありませんが)。
Surfsharkは接続数が無制限なので、デバイスをいくつでも繋ぐことができます。家族でウイルス対策付きVPNを使いたい場合におすすめです。
Surfsharkのプランは$1.99 / 月~で、かなり手頃です。Surfshark Oneの価格はVPNプランによって異なりますが、一番長いVPNプランを選ぶとSurfshark Oneが最も安くなります。全プランが30日間返金保証の対象です。
まとめ
Surfsharkのウイルス対策はマルウェア防御力が高く、Webカメラの保護やデータ侵害モニタリングツールなどの追加特典もあります。VPNサービスは安全で、ストリーミングに向いており、高速です。プランはどれも格安で、30日間返金保証が適用されます。
【比較表】VPNが使えるおすすめセキュリティソフト
【比較表】ウイルス対策ツールが備わったおすすめVPN
編集者から:Private Internet Accessおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
VPN付きセキュリティソフトの選び方 2024年
- 高度なマルウェア対策機能が備わっているか確認する。この記事に掲載されているアンチウイルスは最先端の保護機能が備わっているため、トロイの木馬やスパイウェア、ランサムウェアなどの高度な脅威から安全を確保できます。
- 軽量なセキュリティソフトを選ぶ。ここで紹介したセキュリティソフトはすべてバックグラウンドで動作し、デバイスの動作が遅くなりません。TotalAVやノートンなど、一流のセキュリティソフトなら、フルシステムスキャン中もデバイスの動作にほとんど影響しません。
- VPNのセキュリティ機能が優れているか確認する。高品質VPNは業界標準のVPNセキュリティ機能が備わっています。例えば、金融機関や軍隊などが使用している256ビットAES暗号化、VPN接続が切れた際にインターネット接続を遮断するキルスイッチ、VPN事業者がユーザーのオンライントラフィックを記録しないことを約束する厳格なノーログポリシー、IPv6やDNS、WebRTCの漏えい防止機能などがあるかチェックしましょう。
- VPNが高速であることを確かめる。VPNはデータを暗号化するため通信速度がどうしても低下してしまいますが、ここでおすすめしたVPNは安定して高速なので、ブラウジングや動画再生、Torrentを快適に行えます。今回検証したセキュリティソフトのVPNで最速だったのはTotalAVでした。
- 使いやすいソフトを選ぶ。このランキングに掲載されているセキュリティソフトとVPNは、容易にダウンロードとインストールができ、インターフェースも操作しやすく、必要な機能がすぐに見つかります。ここで紹介したセキュリティソフトはデザインが工夫されており、直感的なダッシュボードで機能のオン・オフを簡単に切り替えられます。VPNも、手軽にサーバーに接続できます。
- 複数のOSに対応していることを確認する。この記事でおすすめしたセキュリティソフトは、Windows、Mac、Android、iOSデバイス用のアプリを提供しています。
- 追加機能をチェックする。優秀なマルウェアスキャナとVPNに加えて、この記事では追加機能が備わっているセキュリティソフトを厳選しました。ここでおすすめしたセキュリティソフトの便利なセキュリティ機能には、高度なファイアウォールやフィッシング対策、データ侵害モニタリング、個人情報の盗難モニタリング、ペアレンタルコントロール、パスワードマネージャーなどがあります。VPNにはスプリットトンネリングや広告ブロッカーなどの追加機能が備わっています。
- カスタマーサポートが優れた製品を選ぶ。高品質セキュリティソフトは複数のサポート窓口を設けているため、質問があったりトラブルが発生したりしても安心です。この記事で紹介したセキュリティソフトの多くにメール、24時間年中無休のライブチャット、および電話で問い合わせ、担当者と実際にやり取りしたところ、ほとんどは親切かつ丁寧に応対してくれました。また、トラブルシューティングガイド、よくある質問集、コミュニティ掲示板を確認し、ほかの質問を解決できることをチェックしました。
- コストパフォーマンスの高い製品を選ぶ。この記事に掲載されているセキュリティソフトは、VPNを含む格安プランを提供しており、フィッシング対策やパスワードマネージャー、ペアレンタルコントロールなど、追加機能も豊富です。複数の支払い方法に対応しているほか、返金保証もあります。
セキュリティソフトとVPNを一緒に使うには?
セキュリティソフトとVPNを併用するのはとても簡単です。手順を紹介します。
- ステップ1. 優れたVPNが使える一流セキュリティソフトを選びます。TotalAVがおすすめです。優秀なマルウェアスキャナと便利なセキュリティ機能が備わっており、動画再生とTorrentに適した安全で高速なVPNが使えます。
- ステップ2. セキュリティソフトのダウンロードとインストールを行います。この作業は数分で完了するはずです。インストールウィザードの指示に従って進めましょう。
- ステップ3. セキュリティアプリを起動し、VPNをダウンロードします。アプリにVPNが搭載されているセキュリティソフトもありますが、そうでない場合はVPNアプリを別途ダウンロードする必要があります。
- ステップ4.サーバーに接続します。VPNアプリを開き、サーバーロケーションの一覧から接続したい国を選んでください。接続した国のIPアドレスでインターネットを利用できるようになります。
ランクインしなかった一流サービス
- Aura。Auraセキュリティソフトはマルウェア検出率がそれなりに高く、アメリカのユーザー向けの個人情報盗難対策は優秀ですが、VPNはイマイチです。VPNサーバーを手動で選べず、キルスイッチが備わっていないうえ、動画視聴には向きません。
- Sophos。Sophosは使いやすく、マルウェアやスパイウェア、トロイの木馬、ルートキット、ウイルスから確実にデバイスを保護します。しかし、アプリは他社より機能が少なく、VPNは含まれません。
- ESET。ESETは使いやすいセキュリティプログラムで、マルウェアスキャナはとても優れており、ファイアウォールやペアレンタルコントロール、フィッシング対策など、追加のセキュリティ機能も備わっていますが、VPNは使えません。
よくある質問
セキュリティソフトとVPNを併用することはできますか?
はい。セキュリティソフトとVPNは併用でき、互いに補い合うように設計されています。セキュリティソフトはマルウェアやフィッシング詐欺、ランサムウェア攻撃、ルートキットなどのサイバー脅威からデバイスを守るものです。VPNは暗号化されたトンネルを通してデータのやり取りを行うもので、サイトの閲覧履歴やファイルのダウンロード状況を他人に覗き見されるのを防げます。
幸い、多くのセキュリティソフトはVPNも提供しています。セキュリティスイートに組み込まれているか、VPN単体を別途購入できます。VPN付きセキュリティソフトで2024年に一番おすすめなのはTotalAVです。最も高度なマルウェアエンジンを採用しており、VPNは非常に安全かつ高速で、Torrentをサポートしているほか、すべての主要な動画配信サイトが利用できます(Netflixを含む)。
VPN付きセキュリティソフトのおすすめは?
2024年に一番おすすめのVPN付きセキュリティソフトはTotalAVです。パワフルなマルウェア対策エンジンが搭載されており、VPNは安全かつ高速で、データ使用量が無制限であるほか、NetflixやBBC iPlayerなどの主なストリーミングサイトに対応しています。TotalAVのVPNは業界標準のセキュリティ機能がそろっており(256ビットAES暗号化、キルスイッチ、明確なノーログポリシー)、DNSとWebRTCの漏えいも防止してくれます。TotalAVのプランはすべて30日間返金保証の対象です。
とは言え、この記事で紹介したセキュリティソフトはすべて高性能VPNが含まれます。
VPNは合法ですか?
はい。VPNはほとんどの国において合法です。ただし、一部の国ではVPNが規制または禁止されていることに注意しましょう(ベラルーシ、中国、イラン、イラク、北朝鮮、ロシア、アラブ首長国連邦など)。VPNが禁止されている国でVPNを使ったことがバレると、罰金が科されたり起訴されたりする可能性があります。海外に渡航する際は、渡航先でVPN利用が認められているか事前確認するのが重要です。
しかし、規制のある国でVPNを使いたい場合、この記事で紹介したVPNは向きません。検閲の厳しい国で確実に使えるVPNをお探しの場合、ExpressVPNなどの単体VPNがおすすめです。
なお、VPN利用はほとんどの国で合法ですが、VPNを使った犯罪は違法です。
セキュリティソフトとVPNは両方とも必要ですか?
必須ではないものの、セキュリティソフトとVPNを両方使うことを強くおすすめします。セキュリティソフトとVPNを併用することで、デバイスがマルウェアに感染するリスクとハッカーに個人情報を盗まれるリスクを最小限に抑えられるからです。
セキュリティソフトを使うと、トロイの木馬やランサムウェア、スパイウェア、ルートキットをはじめとするネットの脅威からデバイスを守れます。また、セキュリティソフトにはファイアウォールや個人情報の盗難対策、フィッシング対策、ペアレンタルコントロール、パスワードマネージャーなどのセキュリティ機能もついてきます。
VPNサーバーに接続すると、データのやり取りはすべて暗号化されたトンネルを経由して行われるため、データを覗き見から守ることができ、実際のIPアドレスは接続した場所のIPアドレスに置き換わります。インターネットを利用する際、プライバシーを強化できるわけです。
この記事で紹介したセキュリティソフトには安全なVPNが含まれます。使いやすく、かなり高速です。
セキュリティソフトのVPNより単体VPNのほうが優れていますか?
はい。セキュリティソフトに付帯するVPNと比べると、一流の単体VPN(ExpressVPNなど)のほうが良いでしょう。しかし、優れたVPNも使える高品質セキュリティソフトを購入すれば、2つの優秀なインターネットセキュリティツールを1つ分の値段でゲットできるため、オトクです。
高品質ウイルス対策ソフトと安全で高速なVPNをまとめて買いたい場合、おすすめの製品はたくさんあります。この記事に掲載されているセキュリティソフトのVPNはどれもコスパ抜群で、便利で安全なVPNと一流セキュリティソフトを一緒に買いたいユーザーに適しています。
VPNが使える無料セキュリティソフトはありますか?
はい。例えば、Panda Domeの無料版ではVPNが使えます。VPNのほかに、リアルタイム保護、マルウェア検出率95%のスキャナ、感染したシステムを復旧するのに役立つレスキューキットなども含まれます。
とは言え、セキュリティソフトとVPNを両方とも無料で使えても、有料製品には及びません。例えば、Panda無料版のVPNは1日あたりのデータ使用量が150MBに制限されており、すぐに使い切ってしまいます。Pandaの有料版セキュリティソフトでも、安いプランには同じ制限が適用されます。無料製品ではなく、高速でデータ使用量が無制限のVPNが使える高品質セキュリティソフトを選んだほうが良いでしょう(TotalAVのインターネットセキュリティがおすすめです)。
VPN付きセキュリティソフトのデメリットは?
ほとんどの場合、セキュリティソフトのVPNは単体VPNほど優れていませんが、ウイルス対策ソフトとVPNをセット買いできるのはとても便利です(2つのセキュリティツールを1つ分の価格でゲットできます)。しかし、多くの場合、セキュリティソフトのVPNは高度なセキュリティ機能を欠いていることに注意しましょう。例えば、RAMのみのサーバー、パーフェクトフォワードシークレシー(前方秘匿性)、監査済みのノーログポリシーなどは単体VPNならではの特徴です。また、スプリットトンネリングや広告ブロッカーなどの便利な追加機能がなかったり、1日または1か月当たりのデータ使用量が制限されていたりします。
また、セキュリティソフトに含まれるVPNは人気ストリーミングアプリ(NetflixやAmazonプライムなど)に対応していなかったり、Torrentが許可されていなかったり、遅かったり、サーバーネットワークが小規模で高速な国内サーバーに接続できなかったりすることも多いです。