更新日: 2025年1月15日
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- 🥇 ExpressVPN — 通通信速度、ストリーミング、トレント、ゲーム、検閲の回避、アプリ、使いやすさの観点で勝ち。ExpressVPNは非常に高速で、100以上のストリーミングアプリに対応しており、安全かつ快適にゲームをプレイできるほか、規制の厳しい国で検閲を回避でき、Apple TVを含むすべてのプラットフォーム用の直感的なアプリを提供しwwています。
ExpressVPN(エクスプレスVPN)とNordVPN(ノードVPN)は大人気VPNです。両方とも安全性が高く、キルスイッチ、256ビットAES暗号化、厳格なノーログポリシーなど、業界標準のセキュリティ機能が備わっています。また、NetflixやMaxなどの主なストリーミングサイトにアクセスでき、あらゆるデバイスのための使いやすいアプリが用意されています。
追加機能も豊富で、両社とも次の特徴があります。
- パーフェクトフォワードシークレシー。
- RAMのみのサーバー。
- 完全なデータ漏えい対策。
- スプリットトンネリング。
- 広告・トラッカー・マルウェアブロッカー。
- ダークウェブモニタリング。
- Smart DNS。
- 難読化。
- Tor(ザ・オニオン・ルーター)に対応。
ご覧の通り、ExpressVPNとNordVPNは共通点が多いものの、注目すべき違いもあります。ExpressVPNは105か国にサーバーがあり、どのサーバーも非常に速くP2P通信に対応しており、検閲の厳しい国で規制を回避できます。一方、NordVPNは111か国にサーバーがあり、遠くのサーバーでは速度低下が目立つことがあります。P2P専用サーバーは95か国以上に設置されていますが、規制の厳しい国では使えません。追加機能はExpressVPNよりNordVPNのほうが充実していて、マルウェアに感染したファイルからデバイスを守ることができます(ExpressVPNは悪質なリンクからしか防御しません)。
ExpressVPNとNordVPNの比較では、さまざまな側面に注目しました。セキュリティ機能、追加機能、プライバシー機能、サーバー、速度、ストリーミング・トレント・ゲーム時の性能、ネット規制の回避、使いやすさ、プランと料金、カスタマーサポートなどを比べたのです。なお、検証はルーマニアに渡航した際に実施しました。数週間にわたって検証と調査を行った結果、決着がつきました。筆者の意見ではExpressVPNのほうがNordVPNより断然優れています。とは言え、勝者を決めるのは簡単ではありませんでした。比較を最後まで読んだうえで2024年にご自身に最適なVPNを選ぶことをおすすめします。 編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
ExpressVPNとNordVPNの徹底比較【まとめ】
セキュリティ:両社とも非常に安全
セキュリティの観点でExpressVPNもNordVPNも優秀です。どちらも次のような業界標準のセキュリティ機能があります。
- 256ビットAES暗号化。金融機関や軍隊が採用しているのと同じ暗号化で、通信を解読するのは不可能です。
- ノーログポリシー。IPアドレスと通信の内容(サイトの閲覧履歴やダウンロードしたファイルなど)をVPNプロバイダに収集されるのを防ぎます。
- キルスイッチ。VPN接続が切れた場合にネット通信を無効化してデータ漏えいを防ぐ機能です。
Windows版NordVPNはアプリのキルスイッチもあります。VPNに接続されていないときに指定したアプリ(トレントアプリなど)を停止する機能で、5個以上のアプリで試したところ、手動でVPN接続を終了したときに各アプリが停止しました。例えば、BitTorrentを通してファイルをダウンロードした際、VPN接続が不安定になった時にアプリのキルスイッチがトレントクライアントを直ちに閉じてデータ漏えいを防いでくれました。
ExpressVPNとNordVPNはどちらもRAMのみのサーバーとパーフェクトフォワードシークレシーがあります。RAMのみのサーバーでは、リセットのたびにすべてのデータが消去されるため記録は一切残りません。また、パーフェクトフォワードシークレシーはVPN接続のたびに暗号鍵を変更するもので、ハッカーに現在の暗号鍵を知られて通信を盗聴されるのを防ぎます。
さらに、両社ともIPv6、DNS、WebRTCの漏えいを完全に防ぎます。10か国以上のサーバーに接続して漏えいテストを実施したところ、漏えいは一切検出されませんでした。
両社とも安全な独自プロトコルを提供しています。ExpressVPNの「Lightway」は高速でバッテリー効率の良いオープンソースプロトコルで、ExpressVPNのノーログポリシー、アプリ、ブラウザ拡張機能はすべて独立監査に合格しています。NordVPNの「NordLynx」はWireGuardプロトコルを基盤に開発されたプロトコルで安全性が非常に高く、高速で、独立監査済みですが、Lightwayより若干低速です。両社ともOpenVPNやIKEv2/IPSecなどの安全なプロトコルが利用できます。
NordVPNとExpressVPNは多要素認証でVPNアカウントのセキュリティを強化できるのが素晴らしいですね。ログインするたびに、アプリまたはセキュリティキーが生成した一定時間ごとに変わる認証コードを入力する必要があります。
結果(セキュリティ):引き分け
ExpressVPNとNordVPNはとても強力なセキュリティ機能が備わっているため、勝者を選ぶのは困難です。業界標準の高度なセキュリティ機能があり、高い安全性と高速通信を実現する独自プロトコルを提供しています。
追加機能:どちらも素晴らしい
ExpressVPNとNordVPNはセキュリティと利便性を向上する優秀な追加機能を提供していますが、注目すべき追加ツールは異なります。ExpressVPNはログイン情報を安全に保存し、自動入力が可能な無料パスワードマネージャーが含まれるのに対して、NordVPNは不正な実行ファイルのダウンロードと共有をブロックするツールを提供しています。
どちらもスプリットトンネリング機能があるため、どのアプリとサイトがVPNを使い、どれがローカルネットワークを使うか選ぶことが可能です。NordVPNの場合、Android、Android TV、Windowsでスプリットトンネリングが利用可能で、ブラウザ拡張機能を通してサイトレベルでスプリットトンネリングを設定できます。ExpressVPNはこれらのOSのほかに、macOSでもスプリットトンネリングに対応していて(macOSでこの機能が利用可能なVPNは少数です)、ルーターではデバイスグループを設定することでスプリットトンネリングが可能です。
両方とも学校や職場などVPN通信をブロックするネットワークでも使えます。VPN通信を普通のインターネット通信に見せかける「難読化」を提供しているからです。ExpressVPNはすべてのプロトコルと105か国の全サーバーで難読化が可能ですが、NordVPNの場合、ExpressVPNのLightwayより低速なOpenVPNを使うときしか難読化に対応しておらず、15か国以上のサーバーでしか使えません。
両社ともダークウェブモニタリングを提供していて、アカウントのメールアドレスに紐づけられた個人情報がデータ漏えいの被害に遭った場合に通知が届きます。また、どちらも広告、トラッカー、不正サイトをブロックする機能が備わっています。ExpressVPNは「高度な保護」、NordVPNは「脅威対策」という名称です。ExpressVPNの機能はアダルトサイトもブロックでき、ある程度のペアレンタルコントロールとして役立ちます。
しかし、NordVPNの「脅威対策Pro」のほうがメリットが多いです。フィッシングサイトにアクセスしようとすると警告が表示されるほか、URLトリマーは訪問したサイトからトラッキングパラメータを削除することでプライバシーを強化し、脅威対策Proのスキャンからドメインを除外することも可能です。さらに、実行ファイルをダウンロードする際にマルウェアスキャンを行ったり(ファイルプロテクション)、Windows PCのアプリに脆弱性がないか確認したりします(脆弱性プロテクション)。
両方ともTorブラウザを使うときに役立ちます。全サーバーがTorの通信に対応しているため、どの拠点に接続してもTorネットワークを安全にブラウジングできます。NordVPNはオランダとスイスにOnion Over VPNサーバーも設置しており、このサーバーに接続するとVPN通信が自動的にTorネットワークに送信されるため、FirefoxやChromeなど通常のブラウザでもダークウェブ上のサイトを閲覧できます。Torブラウザをダウンロードするよりはるかに便利なのです。NordVPNのOnion Over VPNサーバーを試したところ、ChromeでFacebookの.onionドメイン版サイトにアクセスできました。
ExpressVPNとNordVPNはどちらもスマートDNSツールを提供しているため、一部のスマートテレビやゲームコンソールのように本来VPNに対応していないデバイスでもVPNが使えます。スマートDNS機能を使うには手動設定が必要ですが、両社とも分かりやすい設定ガイドがあるので安心です。スマートDNSはデータを暗号化したりIPアドレスを隠したりしないためプライバシー効果はないものの、VPNよりはるかに高速です。
スマートDNSのほかにNordVPNは全サーバーで「SmartPlayテクノロジー」が使えます。VPNのセキュリティ機能(暗号化など)とスマートDNS技術を組み合わせたものです。SmartPlayでは暗号化が行われるため、スマートDNSほど高速ではありません。
NordVPNとは違い、ExpressVPNは次の機能もあります。
- ExpressVPN Keys。ExpressVPNのパスワードマネージャーで、無制限のログイン情報とメモを安全に保存でき、ログイン情報を自動入力してワンクリックでサイトにアクセスできるほか、パスワード生成ツールも含まれ、弱いパスワードがないか確認してくれます。流出したパスワードについて通知するデータ漏えいモニタリングもあります。ExpressVPN Keysは各プランに無料で含まれます。iOS・Androidではアプリ内に備わっていて、Windows、macOS、LinuxではChrome拡張機能として使えます。
- ショートカット。特定のアプリやサイトにワンクリックでアクセスするためのショートカットを作成でき、作成したショートカットはVPNサーバーに接続後の画面に表示されます。筆者はExpressVPN接続後にNetflixを開くために使っています。ショートカットはAndroid、Windows、macOSで利用可能です。
- ShuffleIP。新しいサイトにアクセスしたり新しいアプリを開いたりするたびにIPアドレスを更新し、ネット上の追跡を防ぎます。筆者が試したところ、新しいウェブサイトを訪問するたびに新しいIPアドレスになっていました。
- ポートフォワーディング。より多くのピアに接続してP2Pを高速化する機能です。検証では通信速度が10~15%程度改善されました。ポートフォワーディングはExpressVPNのルーターアプリでしか使えませんが、インストールと使い方はとても簡単です。
- アプリのスクリーンショット。アプリ利用状況の監視を防ぎ、プライバシーを強化します。アプリのスクリーンショットを無効化にしたり、マルチタスク画面にアプリ内コンテンツが表示されないようにしたり、特殊な権限のあるアプリが特定のアプリ内コンテンツを見られないようにしたりするなどが可能です。この機能はAndroidでしか利用できません。
ExpressVPNにはない、NordVPNの追加機能は次のとおりです。
- ダブルVPN。セキュリティ強化のために1台ではなく2台のVPNサーバーにデータを転送します。NordVPNのダブルVPNサーバーは5か国以上にあり、一般的にダブルVPN接続では通信がかなり遅くなりますが、NordVPNのダブルVPNサーバーでは平均で8~10%しか遅くなりませんでした。
- メッシュネットワーク。暗号化されたVPN接続を介して最大60台のデバイスをリンクできる機能です。例えば、友達のデバイスとリンクしてバーチャルLANパーティを開催したり、パソコンをスマホにリンクして旅行中に安全にファイルを共有・アクセスしたりするなどの使い方が考えられます。メッシュネットワークはNordLynxを使用しているので非常に高速で、iOS、Android、Windows、macOS、Linuxで利用可能です。
- SOCKS5プロキシサーバー。IPアドレスを変更する点はVPNと共通していますが、SOCKS5プロキシサーバーは通信を暗号化しないためダウンロード速度がかなり速くなります。SOCKS5プロキシサーバーを使うことでP2P速度が平均で約20%改善されました。NordVPNなら、アメリカ、オランダ、スウェーデンのSOCKS5プロキシサーバーを使えます。
- タップジャッキング対策。オーバーレイを用いて、データの安全を脅かす行動を取らせようとする悪質なアプリから身を守ることができます。銀行口座への不正アクセスを防ぐのに便利です。NordVPNのタップジャッキング対策は、アプリが画面にオーバーレイを追加したことを検出すると警告してくれます。この機能はAndroidでしか使えません。
- データ削除(米国のユーザーのみ)。人物検索サイトやデータブローカーサイトに個人情報が掲載されているとなりすましや望まない勧誘に繋がりますが、この機能はそのようなサイトに個人情報がないかどうか探し、見つかった場合はExpressVPNが削除要請をしてくれます。一番長いプランに含まれますが、1年プランと1か月プランでは追加料金が発生します。
- 個人情報の盗難補償(米国のユーザーのみ)。個人情報の盗難に遭った場合、対象となる損失に対して個人情報の復旧や詐欺関連のための費用を100万ドルまで補償するものです。2年プランと1年プランに含まれますが、1か月プランでは追加料金が発生します。
- 信用情報スキャナ(米国のユーザーのみ)。Experianのクレジットスコアを見ることができ、信用度に影響を与える可能性のあるアクティビティについて通知します。スコアの改善方法をアドバイスするほか、必要な場合はクレジットを凍結することも可能です。年間プランに無料で含まれます。
結果(追加機能):引き分け
どちらも優れた追加機能が充実しているので、この項目も引き分けです。両社ともスプリットトンネリングと広告と不正サイトブロッカーを提供しており、Torに対応しているほか、通信を難読化できます。しかし、全サーバーに難読化を導入していてポートフォワーディング機能があるのはExpressVPNだけです。一方、NordVPNでは悪意のあるファイルのダウンロードから身を守れるほか、通常のブラウザでダークウェブを閲覧するためのOnion Over VPNサーバーが使えます。
プライバシー:両方とも優秀なチョイス
ExpressVPNとNordVPNはどちらもプライバシーをしっかり守ります。明白で厳格なノーログポリシーがあり、IPアドレスやサイトの閲覧履歴、ファイルのダウンロード履歴などのユーザーデータを一切収集しません。
両方ともノーログポリシーの監査を何度も受けています。最近では2024年(NordVPN)と2023年(ExpressVPN)に監査を受け、両社の独自プロトコル、インフラ、アプリ、ブラウザ拡張機能の監査も2022年に行われています。
ExpressVPN独自のLightwayプロトコルはオープンソースですが、NordVPN独自のNordLynxプロトコルはオープンソースではありません。
また、両方とも本拠地はプライバシー保護に適した国にあります。ExpressVPNは英国領ヴァージン諸島に、NordVPNはパナマに本拠を置いています。両国ともデータ保持法がないうえ、監視データの共有を合意した多国間協定「5・9・14アイズアライアンス」に非加盟です。
最後に、ExpressVPNとNordVPNはどちらも仮想通貨での支払いに対応しています。匿名性が高い支払い方法です。
結果(プライバシー保護):引き分け
ExpressVPNとNordVPNはどちらもプライバシーをしっかり守ります。両方とも監査済みの厳格なノーログポリシーがあり、アプリとサーバーインフラのセキュリティ監査も行われました。本拠地はプライバシー保護に適した国で、仮想通貨で支払えます。
サーバー:両社ともサーバーネットワークは良好
ExpressVPNとNordVPNのサーバーネットワークはどちらも大規模です。ExpressVPNは105か国に、NordVPNは111か国にサーバーがあります。
ExpressVPNとNordVPNは両方とも物理サーバーがあります。サーバー本体は接続した国に位置しているということです。仮想ロケーションもあります。このサーバーに接続するとその国のIPアドレスを取得できますが、サーバー自体は別の国に設置されています。仮想ロケーションは良くないと思われがちですが、安全性は物理サーバーと同じです。両社の仮想ロケーションは期待通りに動作します。10以上の仮想ロケーションに対して漏えいテストを実施した結果、いつも正しいIPアドレスが割り当てられました。
NordVPNは15か所以上にコロケーションサーバーも提供しています。NordVPNのみが所有し、運用しているサーバーです。NordVPNはストレージ容量とインターネットアクセスを提供するデータセンターに自社のハードウェアを送っていますが、NordVPNのスタッフしか扱えません。
トレントサーバーはExpressVPNのほうが優れています。NordVPNは95か国以上のサーバーでトレントを許可していますが、ExpressVPNは全サーバーで許可しているため、近くのサーバーに接続して高速でダウンロードできます。
ExpressVPNとNordVPNはどちらも全サーバーがストリーミングとTorに対応しています。ただ、NordVPNは15か国以上にある約100台のサーバーしか難読化に対応していないのに対して、ExpressVPNは全サーバーに難読化を導入しているのでNordVPNより便利です。NordVPNはダブルVPNとOnion Over VPNサーバーを提供しています。
少額の追加料金がかかりますが、両方とも専用IPアドレスが利用できます。ExpressVPNでは20か国以上の専用IPアドレスを取得できるのに対して、NordVPNは10か国以上の専用IPアドレスしか提供していません。
結果(サーバー):引き分け
ExpressVPNとNordVPNのサーバーネットワークはどちらも優秀です。全サーバーでストリーミングとTor通信が許可されていて、専用IPアドレスを提供しています。NordVPNはP2P、難読化、ダブルVPN、Onion Over VPN、専用IPなどの特殊サーバーを多数提供していますが、ExpressVPNは全サーバーがP2P通信と難読化に対応しています。
スピード:ExpressVPNのほうが高速
NordVPNとExpressVPNはどちらも満足できるスピードですが、ExpressVPNのほうがはるかに高速です。ExpressVPNは2025年最速のVPNなので、驚きではありません。
ExpressVPNの近距離・長距離サーバーを数台試したところ、すべて非常に高速でした。Webページはいつも瞬時に表示され、HD・4K動画もすぐに読み込むことができ、バッファせずに快適に視聴できました。20GBのファイルをダウンロードしたところ、近距離サーバーでは9~10分程度、長距離サーバーでもわずか13~15分で完了しました。
NordVPNのサーバーに対してスピードテストを行ったところ、近距離サーバーはとても高速でしたが、長距離サーバーは速度が低下することがありました。近くのサーバーではWebサイトと動画(HD・4K画質)を瞬時に読み込むことができ、動画はバッファなく再生されました。ExpressVPNの検証と同じ20GBのファイルをダウンロードしたところ、11~13分かかりました。ただ、一部の長距離サーバーではWebサイトを表示するのに2~3秒、HD動画も1~2秒かかりました(バッファなく再生されましたが)。4K動画も4~5秒待たなければ再生されず、途中でスキップすると少しバッファしました。また、20GBのファイルをダウンロードするのに18~23分程度かかりました。
結果(通信速度):ExpressVPNの勝ち
両方とも非常に高速ですが、スピードテストではExpressVPNのほうが高速でした。ブラウジングやストリーミング、トレントを行った際、どのサーバーでも超高速通信を維持できました。NordVPNでは近くのサーバーではとても高速だったものの、一部の長距離サーバーではアクティビティによらずわずかな速度低下が見られました。
編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
ストリーミング時の性能:ExpressVPNのほうが動画の視聴に便利
ExpressVPNのほうがNordVPNより多くの動画配信サービスにアクセスできます。ExpressVPNはDAZN Japan、Abema TV、WOWOWなど100以上の動画配信サービスに対応しているのに対して、NordVPNでは10以上の動画配信サービスしか利用できません。ExpressVPNは業界最高のストリーミング向けVPNですから、驚きではありません。
Netflixを安全に視聴したい場合、NordVPNのほうが適しています。30以上のNetflixライブラリに対応しているためです。一方、ExpressVPNは10以上のNetflixライブラリに対応しています。
両方ともBBC iPlayerやMaxなどの人気サイトにアクセスでき、Amazonプライムとディズニープラスの複数のライブラリにも対応しています。VRVやPluto TVなど、知名度の低い動画配信サービスも利用可能です。
また、両方ともスマートDNS機能がありますから、スマートテレビやゲーム機で動画を視聴できます。NordVPNは、VPNのセキュリティ機能とスマートDNS技術を組み合わせた「SmartPlay」も提供しており、暗号化を強化できます。
結果(ストリーミング):ExpressVPNの勝ち
両方とも動画の視聴に適していますが、ExpressVPNのほうが多くの動画配信サービスにアクセスできます。Netflixやディズニープラス、Max、Amazonプライムなど、100以上の動画配信サービスを安定して利用できるのです。NordVPNでは10以上しかアクセスできませんが、利用可能なNetflixライブラリはExpressVPNより若干多く、SmartPlay機能もあります。
トレント:ExpressVPNのほうがおすすめ
ExpressVPNのほうが多くの国のサーバーでP2P通信が可能です。NordVPNの場合、95か国以上にP2Pサーバーがありますが、ExpressVPNは105か国のサーバーでトレントを許可しています。ExpressVPNなら近くのサーバーでトレントができるので、より高速でダウンロードできるはずです。
どちらも主なP2Pアプリが使えます。Vuze、qBittorrent、uTorrentなどの人気トレントアプリを試したところ、問題なく使えました。
ExpressVPNのルーターアプリではポートフォワーディングが可能なので、より多くのピアに接続してダウンロード速度を改善できます。ポートフォワーディングを有効にすると、平均でファイル共有の速度が10~15%程度速くなりました。
NordVPNはポートフォワーディング機能がないものの、3か国にSOCKS5プロキシサーバーがあります(アメリカ、オランダ、スウェーデン)。SOCKS5プロキシサーバーに接続すると、通信を暗号化せずにIPアドレスを変更できます。VPNよりはるかに高速なのが特徴です。VPNサーバーとSOCKS5プロキシサーバーの速度を比較したところ、後者のほうがダウンロード速度が20%速いことが分かりました。
ExpressVPNとNordVPNは安全にトレントを行うのに役立つ優れた機能があります。両方ともキルスイッチ、ノーログポリシー(独立監査を数回受けています)、完全なデータ漏えい対策があり、ExpressVPNの「高度な保護」とNordVPNの「脅威対策Pro」はP2Pサイトの悪質な広告や怪しいトレントサイトから身を守るのに役立ちます。NordVPNは悪意のあるファイルのダウンロードを防ぐためにも効果的です。
トレントを開始する前に、各プロバイダの10台以上のサーバー拠点に対して漏えいテストを実施した結果、漏えいは一切検出されませんでした。トレントアプリから実際のIPアドレスが漏えいしていないことを確認するため、ExpressVPNとNordVPNに接続して3つのトレントアプリでIP漏えいテストを行いました。その結果、公開されていたのはVPNのIPアドレスで、実際のIPアドレスはきちんと隠されていました。
結果(トレント):ExpressVPNの勝ち
両方ともお互いが提供していないP2P機能を提供していますが(ExpressVPNはポートフォワーディング、NordVPNはSOCKS5プロキシサーバーがあります)、ExpressVPNのほうが多くの国のサーバーでトレントが可能なのでNordVPNより優れています。最速の通信で安全にトレントができるわけです。
ゲーム時の性能:ExpressVPNの勝ち
両方のVPNでカウンターストライク2をプレイしたところ、ExpressVPNのほうが高速でした。国内サーバーではPingが常にかなり低く、遠くのサーバーでは平均的ながら安定したPingを維持できました。NordVPNの場合、国内サーバーのPingは良好で、遠くのサーバーのPingも平均的でしたが、かなり遠くのサーバーではわずかに遅延が発生してしまいました。ゲームプレイにはそれほど影響しませんでしたが。
両方ともDDoS攻撃(分散サービス妨害攻撃)から身を守るのに役立ちますが、ExpressVPNは全サーバーにDDoS攻撃対策を導入しています。接続中のVPNサーバーに対してDDoS攻撃を仕掛けようとしても、不可能です。一方、NordVPNのサーバーがDDoS攻撃を受けた場合、利用者のIPアドレスが危険にさらされることはありませんが、VPNサーバーとの接続が切れる可能性があり、別のサーバーに切り替えなければなりません。
両方ともルーターに対応していますが、ExpressVPNはルーター専用アプリを提供しています。NordVPNはルーター設定ガイドがありますから、VPNに対応していないデバイス(ゲーム機など)でもVPNが使えますが、ExpressVPNのルーターアプリのほうがインストールが簡単です。デザインも直感的なので、とても使いやすいと思いました。
ExpressVPNはクラウドゲームにも対応しているので、スマホやノートパソコンなどでストリーミングプレイができます。GeForce Nowを試したところ、うまくいきました。
一方、NordVPNはクラウドゲームサービスが使えることを保証していません。GeForce Nowなどのサービスで問題は発生しませんでしたが、必ずしもうまくいくとは言い切れません。
NordVPNのメッシュネットワークは仮想LANパーティを開催するのに役立ちます。暗号化トンネルを介して自分のデバイスと友達のデバイスを安全に繋ぐ機能です。また、メッシュネットワークは高速なNordLynxプロトコルを使用しているため、ラグが発生しにくいという特徴があります。
結果(ゲーム):ExpressVPNの勝ち
ExpressVPNとNordVPNの両方で快適にゲームプレイができますが、ExpressVPNのほうが優秀です。全サーバーが非常に高速で、Pingが安定しており、DDoS攻撃対策も導入しています。ルーター専用アプリがあり、クラウドゲームにも対応しています。NordVPNでは安全なLANパーティを開催でき、高速ですが、かなり遠いサーバーに接続すると少しラグが発生します。また、ルーター専用アプリはありませんし、DDoS攻撃対策も行われていません。
検閲回避:ExpressVPNのほうが優秀
ExpressVPNは検閲国家で使えますが、NordVPNは使えません。両社とも難読化に対応している者の、中国、ロシア、イラン、インドネシア、サウジアラビアで使えるのはExpressVPNだけです。
中国ではネット規制が変わりやすいため、ExpressVPNでも動作が安定しない場合があります。とは言え、ExpressVPNのカスタマーサポートは対応が速く、中国で接続トラブルが発生した場合に助けてもらえます。また、30日間返金保証を利用して使えるかどうか確かめることも可能です。
ExpressVPNはすべてのプロトコルとサーバーが難読化に対応しているも素晴らしいと思います。NordVPNなど、大半のVPNは特定のプロトコルやサーバーしか難読化を許可していません。
ExpressVPNは105か国にサーバーがありますから、検閲国家で近くのサーバーに接続して高速通信を楽しめます。
どちらも学校や職場などの制限されたネットワークで使えますが、NordVPNは15か国以上にしか難読化サーバーがないため、制限されたネットワークでVPNを使いたい場合はExpressVPNのほうが向いています。
結果(ネット検閲の回避):ExpressVPNの勝ち
中国やイラン、ロシアなどの検閲国家でVPN規制を回避できるのはExpressVPNだけです。両方とも制限されたネットワークで使えますが、NordVPNの難読化ツールは一部のサーバーでしか利用できません。一方、ExpressVPNではすべてのサーバーとプロトコルが難読化に対応しています。
アプリと使いやすさ:ExpressVPNのほうが快適に使える
アプリはNordVPNよりExpressVPNのほうが若干多いです。ExpressVPNはiOS、Android、Windows、macOS、Linux、Android TV、Apple TV、Fire TV、Chromebook、Kindle Fire、ルーター用アプリを提供しています(ルーターアプリがあるVPNはごく少数です)。NordVPNも同じアプリを提供していますが、ルーターアプリはありません。一方、NordVPNをルーターで使いたい場合、手動で設定しなければなりません。ExpressVPNならルーターアプリをインストールするだけなので、それと比べるとNordVPNのほうが手間がかかりますし、難易度も高めです。
両方ともモバイルアプリはとても良いと思います。ExpressVPNとNordVPNのiOSアプリとAndroidアプリは日本語に対応していて、機能が多く、安全で、直感的に使えます。両社のモバイルアプリのサーバー一覧はとても操作しやすいです。ExpressVPNでは最速のサーバー拠点がいくつか表示され、NordVPNではインタラクティブな地図で拠点をタップしてサーバーに接続できるのが気に入りました。また、どちらもiOSアプリにキルスイッチが備わっています(他社VPNの場合、iOSアプリはキルスイッチがないことがあります)。
Windowsアプリは両方とも優秀ですが、macOSアプリはExpressVPNのほうがはるかに優れています。ExpressVPNのmacOSアプリは1つだけであるのに対して、NordVPNのmacOSアプリはIKEv2版とOpenVPN版の2種類があり、混乱してしまいます。また、NordVPNのmacOSアプリと違い、ExpressVPNのmacOSアプリはスプリットトンネル機能があります。
また、NordVPNでIKEv2/IPSecプロトコルを使いたい場合、Android、Windows、iOSで手動設定しなければなりません。デバイスにデジタル証明書のインストールと設定を行う必要があり、手間がかかります。NordVPNはデバイスごとに設定ガイドを提供していますが、ExpressVPNなら設定は不要で、プロトコル一覧を探してクリックするだけです。
デスクトップアプリはどちらも非常に直感的で日本語に対応しています。ExpressVPNのデスクトップアプリのメイン画面には接続ボタンのみが表示され、非常にシンプルなデザインです。メインメニューを開くと他の設定にアクセスできます。ExpressVPNではすべてのサーバーが地域別に整理されており、現在地でおすすめのサーバーのタブがあります。必要なサーバーがすぐに見つかるのが便利です。
一方、NordVPNではすべてが1か所に表示されます。モバイルと同様、NordVPNの特殊サーバーと追加機能は異なるタブにまとまっているので、簡単に見つかります。インタラクティブな地図は気に入りました。地図上に国のピンがあり、それをクリックするとサーバーに繋がる仕組みです。
しかし、VPNを主にルーターで使いたい場合はExpressVPNのほうがおすすめです。ルーター専用アプリがあるため簡単にインストールでき、直感的に操作できます。NordVPNの場合、ルーターに手動で設定しなければなりません。チュートリアルは参考になりますが、ExpressVPNのルーターアプリより手間がかかり、不便です。
結果(使いやすさ):ExpressVPNの勝ち
両方とも使いやすいですが、ExpressVPNのアプリのほうがNordVPNより便利と思います。モバイルやパソコン、スマートテレビはもちろん、Kindle Fireやルーターのアプリも用意されています。一方、NordVPNはIKEv2/IPSecプロトコルを手動で設定しなければならず、ルーターで使う場合も手動設定が必要です。また、ExpressVPNは1種類のmacOSアプリしかありませんが、NordVPNのmacOSアプリは2種類あり、迷ってしまいます。NordVPNとは違い、ExpressVPNのmacOSアプリにはスプリットトンネリング機能があります。
プランと料金:どちらもコスパ抜群
ExpressVPNとNordVPNの料金体系は違いがありますが、両方ともコストパフォーマンスは抜群です。ExpressVPNは8台、NordVPNは10台を接続できます。ExpressVPNの場合、ルーターアプリに設定すれば無制限のデバイスをカバーできます。ルーターへの設定は簡単です。
ExpressVPNは1か月、1年、2年プランを提供しています(無料で数か月追加されます)。一番オトクなのは2年プランで、データ削除サービス、最大100ドルの個人情報の盗難補償、クレジットスキャナが含まれます(アメリカのユーザー限定。クレジットスキャナは1年プランでも無料で使えます)。NordVPNと比べると割高ですが、当サイトの特別な61%割引を利用するとExpressVPNをわずか$4.99 / 月で入手できます。
NordVPNは有料の1か月プランと年間プランがあり、サブスクリプションは段階制です(ベーシック、プラス、アルティメット)。ベーシックプランはほぼすべてのVPN機能が含まれ、「脅威対策Pro」の代わりに「脅威対策」が利用できます。この機能がブロックするのは悪意のあるドメインとフィッシングドメインと一部の広告のみです。
プラスプランには脅威対策Proとパスワードマネージャー「NordPass」も含まれ、アルティメットではNordLocker(暗号化されたクラウドストレージ)と、個人情報の盗難とサイバー脅迫の対策が追加されます。おすすめは$4.39 / 月ですべてのVPN機能が使えるプラスプランです。
ExpressVPNとNordVPNはどちらもクレジットカード、PayPal、仮想通貨での支払いに対応していて、全プランが30日間返金保証付きです。しかし、NordVPNはAmazon Pay、Union Pay、ACH送金による支払いにも対応しています。
結果(プランと料金体系):引き分け
ExpressVPNとNordVPNの料金体系はどちらも魅力的なので、引き分けです。ExpressVPNのほうがコストパフォーマンスが高めですが、NordVPNのほうが低価格です。どちらも30日間返金保証付きです。
カスタマーサポート:両社ともカスタマーサポートは優秀
*日本語に対応
両方ともサポートライブラリはとても充実しています。よくある質問(FAQ)、スクリーンショットや動画を交えた設定ガイド、トラブルシューティング記事がたくさんあります。サポートガイドを参考にすれば大半の質問を解決でき、ExpressVPNやNordVPNのサポートに問い合わせる必要はほとんどありませんでした。
ExpressVPNとNordVPNのライブチャットサポートも大満足です。機械翻訳を使って日本語で応じてくれます。両社とも毎回5秒以内にライブチャット担当者に繋がり、すべての質問に答えてくれました。
メールサポートも素晴らしいと思います。ExpressVPNは数時間で、NordVPNも24時間以内に対応してくれました。いつも親切で詳しい回答だったので大満足です。
結果(カスタマーサポート):引き分け
ExpressVPNとNordVPNのカスタマーサポートはどちらも優れているため引き分けです。サポートライブラリには便利なガイドやチュートリアルが多数掲載されていて、ライブチャットサポートは24時間年中無休体制で、メールにすぐに返信してくれます。
総合優勝:ExpressVPN
ExpressVPNは業界最速で、セキュリティとプライバシーの観点で優秀です。100以上の動画配信サービスに対応しており、105か国の全サーバーがP2P通信をサポートしているほか、より快適にゲームができ、検閲国家でも使えます。すべての主要プラットフォーム用のアプリが用意されていて、優秀なカスタマーサポートを提供しているほか、30日間返金保証付きです。
NordVPNは充実した追加機能を提供することで優れたセキュリティとプライバシーを実現しています。111か国に及ぶ大規模なサーバーネットワークを構えており、ほぼすべてのサーバーは高速で、95か国以上のサーバーでトレントができ、MaxやAmazonプライムなどの主なサイトに対応しています。アプリは使いやすく、カスタマーサポートも優秀で、プランは手頃な価格で30日間返金保証付きです。
どちらを選んでも失敗はしませんが、ExpressVPNのほうが若干勝っています。非常に高速で、NordVPNより多くのストリーミングサービスに対応しているほか、P2Pサーバーの設置国が若干多いからです。また、NordVPNとは違ってExpressVPNは検閲国家でも使うことができ、全体的な価値も高いと言えます。
編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
よくある質問
ExpressVPNはNordVPNより優れていますか?
はい。速度、ストリーミング、ゲーム、厳しいファイアウォールの突破、使いやすさなどの観点でNordVPNよりExpressVPNのほうが優れています。とは言え、セキュリティ機能、追加機能、プライバシー、サーバー、トレント、プランと料金、カスタマーサポートは引き分けでした。
動画の視聴におすすめなのはExpressVPNとNordVPNのどちらですか?
両方とも快適にストリーミングできますが、ExpressVPNのほうがおすすめです。NetflixやMax、Huluなど100以上の動画配信サービスが利用可能で、10以上のNetflixライブラリに対応しています。また、MediaStreamerというスマートDNSを使うと、VPN接続に本来対応していないゲーム機などのデバイスでもVPNを使えます。
NordVPNもNetflix、BBC iPlayer、Maxなどの主なサイトに対応しており、すべてのサーバーでスマートDNSとSmartPlay(VPNセキュリティとスマートDNS技術を組み合わせたもの)が使えます。とは言え、利用可能な動画配信サービスは10個程度で、ExpressVPNには及びません。
NordVPNはExpressVPNより高速ですか?
いいえ。NordVPNの大半のサーバーは高速ですが、遠くのサーバーでは通信速度がわずかに低下しました。ほとんどの場合、サイトの表示は最大3秒、HD動画の読み込みは2秒かかり、4K動画の再生中にバッファすることがありました。
ExpressVPNの場合、国内サーバーと近距離サーバーだけでなく、かなり遠いサーバーでも安定してとても高速で、ブラウジングはもちろん、動画の視聴やトレント、ゲームに適した速度です。ExpressVPNは業界最速のVPNなので驚きではありませんね。
ゲームにはNordVPNよりExpressVPNのほうがおすすめですか?
はい。どちらもゲームに適したVPNですが、ExpressVPNのほうがおすすめです。検証の結果、ゲーム中の通信速度は常に高速で、Ping値は安定して平均的でした。また、全サーバーでDDoS攻撃対策が行われており、クラウドゲームにも対応しているのは好印象です。ルーター専用アプリがありますから、ルーターに簡単に設定できます。ゲーム機など、VPNに対応していないデバイスも容易に保護できるわけです。
NordVPNも大半のサーバーが高速でしたが、かなり遠いサーバーだとゲーム中に少しラグが発生しました。また、ExpressVPNと違い、ルーターアプリはなく、サーバーにDDoS攻撃対策は導入されていません。
安全性の高さで選ぶならExpressVPN?NordVPN?
ExpressVPNとNordVPNはどちらも高度なセキュリティ機能が備わっているため、安全性の観点では引き分けでした。
ExpressVPNは、キルスイッチや独立監査済みのノーログポリシー、256ビットAES暗号化など、業界標準のVPNセキュリティ機能があります。Lightwayという独自プロトコルも使えます。セキュリティが強く、非常に高速な監査済みオープンソースプロトコルです。ExpressVPNはRAMのみのサーバー(サーバーをリセットするたびに全データが消去されます)、パーフェクトフォワードシークレシー(VPNセッション毎に暗号鍵を変更し、ハッカーによるデータの盗聴を防止する機能)、完全なデータ漏えい対策など、高度なセキュリティ機能もあります。
NordVPNも同じような業界標準のセキュリティ機能があり、ノーログポリシーの独立監査も行われています。安全かつ高速な独自プロトコル「NordLynx」があるのも共通点で、このプロトコルも監査済みです。RAMのみのサーバーやパーフェクトフォワードシークレシー、完全なデータ漏えい対策もあり、多要素認証でVPNアカウントを保護できます。
トレントに向いているのはExpressVPN?NordVPN?
ExpressVPNとNordVPNはどちらもP2P通信に対応しています。トレントの比較では引き分けでした。
ExpressVPNは105か国のサーバーがP2P通信に対応しており、主なP2Pアプリが使えます。ルーターアプリではより多くのピアに接続して速度を改善するポートフォワーディング機能も使えます。ルーターアプリは簡単にインストールでき、使いやすい設計です。キルスイッチや完全なデータ漏えい対策、悪質なP2PサイトをブロックするThreat Managerなどがありますから、トレント利用時のセキュリティ対策も優秀です。
NordVPNは95か国以上にP2Pサーバーがあり、主なP2Pクライアントが使えます。ポートフォワーディング機能はないものの、通信を暗号化せずにIPアドレスを変更するSOCKS5プロキシサーバーがありますから、より高速でダウンロードできます。NordVPNもトレント利用時のセキュリティ対策はExpressVPNと同レベルです。悪質なP2Pサイトだけでなく、トレントトラッカーの広告もブロックでき、悪質な実行ファイルのダウンロードも防いでくれます。