NordVPNとExpressVPNを徹底比較!│どっちがおすすめ? 2024年

更新日: 2024年3月18日
Tim Mocan Tim Mocan
更新日: 2024年3月18日

お急ぎですか?徹底比較の結果はこちら!

  • 🥇 ExpressVPN:速度、ストリーミング、ゲーム、ネット検閲の回避、アプリ、使いやすさの観点で勝ち。ExpressVPNは非常に高速で、65以上のストリーミングアプリが使えます。ゲームを安全かつ快適にプレイできるほか、中国などの検閲国家でも利用可能です。すべてのプラットフォーム向けにアプリが用意されていて、直感的に分かりやすいデザインです。簡単にインストールして使い始められます。
    • 今すぐExpressVPNをダウンロードしましょう!(30日間リスクなし)

ExpressVPNとNordVPNは、業界でもっとも人気のあるVPNサービス。どちらも高度なセキュリティ機能とプライバシー機能があり、とても高速です。AmazonプライムビデオやHBO Maxなど、人気の動画配信サイトにアクセスできるほか、すべての主要なOS向けに使いやすいアプリが用意されています。

キルスイッチやAES-256ビット暗号化、厳格なノーログポリシーなど、VPNに必須のセキュリティ機能はもちろん、ExpressVPNとNordVPNは高度なセキュリティ機能や追加機能もあります。

  • スプリットトンネリング
  • 広告トラッカー、マルウェアブロッカー
  • Smart DNS
  • 難読化
  • Tor(ザ・オニオン・ルーター)に対応
  • パーフェクトフォワードシークレシー
  • RAMのみで実行されるサーバー
  • 完全なデータ漏洩対策

このように、ExpressVPNとNordVPNは多くの共通点がありますが、注目したい違いもあります。ExpressVPNは90か国以上に3,000+台のサーバーがあり、全サーバーが非常に高速です。P2P通信もすべてのサーバーで許可されています。また、Netflixに確実にアクセスでき、ネット検閲が行われている国でも使えます。一方、NordVPNは5,000台以上のサーバーがありますが、設置国数は55か国~で、遠いサーバーは速度低下が目立ちます。P2P専用サーバーは45か国以上にありますが、ExpressVPNのように全サーバーでP2Pファイル共有を行うことはできません。また、Netflixにアクセスできないことがあり、ネット検閲が行われている国で確実に使えるとは限りません。しかし、追加機能はNordVPNのほうが充実しています(広告ブロッカー、マルウェアの感染ファイルからの防御、ダークウェブのモニタリング機能など)。

ExpressVPNとNordVPNの徹底比較では、セキュリティ機能、追加機能、プライバシー機能、サーバー、速度、ストリーミング・トレント・ゲーム時の性能、ネット規制の回避、使いやすさ、プランと料金、カスタマーサポートを比べました。数週間にわたって検証と調査を続けたところ、NordVPNよりExpressVPNのほうが断然優れているという結論に至りました。とは言え、この決断は簡単なものではありませんでした。2024年徹底比較を最後まで読んだうえで、あなたにとって最適なVPNをお選びください。

今すぐExpressVPNをダウンロードしましょう!(30日間リスクなし)

ExpressVPNとNordVPNの徹底比較【まとめ】

ExpressVPN NordVPN
💸最低価格 $6.67 / 月~ 480円/月~
📱接続台数 8台 6台
🔒セキュリティ 256ビットAES暗号化
ノーログポリシー(監査済み)
キルスイッチ
完全なデータ漏洩対策
パーフェクトフォワードシークレシー
RAMのみで実行されるサーバー
256ビットAES暗号化
ノーログポリシー(監査済み)
キルスイッチ
完全なデータ漏洩対策
パーフェクトフォワードシークレシー
RAMのみで実行されるサーバー
🌍サーバー数 90か国以上に3,000+台のサーバー 55か国以上に5,000台以上のサーバー
⚡ 速度 距離によらず、非常に高速 近距離サーバーは非常に高速。遠距離サーバーは速度が大幅に低下することも
🎥ストリーミング アメリカ版Netflix、HBO Max、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayer、Disney+が利用可能 Netflix(成功率は50%)、HBO Max、Amazonプライムビデオ、BBC iPlayer、Disney+が利用可能
⬇ P2Pファイル共有
(90か国以上にある3,000+台の全サーバーで可能)

(45か国以上にある4,500台以上のサーバーで可能)
💻 アプリ iOS
Android
Windows
macOS
Linux
Android TV
Fire TV
Chromebook
Kindle Fire
ルーター
iOS
Android
Windows
macOS
Linux
Android TV
Fire TV
Chromebook
❓ カスタマーサポート 24時間年中無休のチャットサポート
メールサポート
詳しいサポートライブラリ
24時間年中無休のチャットサポート
メールサポート
詳しいサポートライブラリ
💰返金保証 30日間 30日間

ExpressVPNとNordVPNの安全性を比較 — どちらも非常に安全

AES-256ビット暗号化 ノーログポリシー キルスイッチ データ漏洩対策 RAMのみで実行されるサーバー パーフェクトフォワードシークレシー
ExpressVPN 完全なデータ漏洩対策(IPv6、DNS、WebRTC)
NordVPN 完全なデータ漏洩対策(IPv6、DNS、WebRTC)

セキュリティの観点では、ExpressVPNもNordVPNも優秀です。どちらも業界標準のセキュリティ機能があります。共通のセキュリティ機能は次のとおりです。

  • AES-256ビット暗号化
    通信が解読不可能になります。金融機関や軍隊も採用している暗号化です。
  • ノーログポリシー
    VPNプロバイダによるIPアドレスと通信(サイトの閲覧履歴やダウンロードしたファイルなど)の収集を防ぎます。
  • キルスイッチ
    VPN接続が切れた場合、ネット通信を無効にすることでデータ漏洩を防ぎます。

NordVPNは標準的なキルスイッチのほかに、アプリのキルスイッチもあります。VPNに接続されていない場合、指定したアプリ(例えばトレントアプリ)を停止させる機能です。5個以上のアプリを指定してVPN接続を手動で終了したところ、アプリのキルスイッチがきちんと作動しました(指定したアプリがすべて停止しました)。

ExpressVPNとNordVPNは両方とも、RAMで実行されるサーバーとパーフェクトフォワードシークレシーがあります。RAMのみで実行されるサーバーでは、ハードドライブにデータが書き込まれず、サーバーがリセットされるたびに全データが消去されます。また、パーフェクトフォワードシークレシーはVPNに接続するたびに暗号鍵を変更するもので、ハッカーに現在の暗号鍵を知られて通信を盗聴されるのを防げます。

両者とも、IPv6、DNS、およびWebRTCの漏洩をしっかり防いでくれます。10か国以上のサーバーに接続してデータ漏洩テストを行ったところ、どちらも漏洩は一度も検出されませんでした。

ExpressVPNとNordVPNはどちらも独自プロトコルを提供しています。ExpressVPNのLightway(ライトウェイ)プロトコルは安全性が高く、非常に高速で、オープンソースです(ソースコードに脆弱性がないかだれでも検証できます)。一方、NordVPNのNordLynx(ノードリンクス)プロトコルはとても高速なWireGuardプロトコルを基盤に、プライバシーを強化するよう設計されており、独立監査済みです。両者とも、OpenVPNやIKEv2/IPSecなどの安全なプロトコルにも対応しています。

NordVPNの場合、多要素認証でアカウントを守れるのが素晴らしいでしょう。ログインする際、認証アプリが生成したワンタイムコードかセキュリティキーを入力しなければならないので、VPNアカウントへの不正アクセスを防げます。

結果(セキュリティ対策):引き分け

ExpressVPNとNordVPNは両方とも、非常に強力なセキュリティ機能がありますから、勝者を選ぶのは困難です。業界標準のVPNセキュリティ機能があり、高度なセキュリティ機能も使えます。また、安全かつ高速な独自プロトコルを提供しています。

ExpressVPNとNordVPNの追加機能を比較 — どちらも素晴らしい

スプリットトンネリング 難読化 広告のブロック 不正サイトのブロック Torに対応 Smart DNS その他の機能
ExpressVPN スピードテストツールを内蔵、ExpressVPN Keys、ショートカット、ポートフォワーディング、アプリのスクリーンショット
NordVPN SmartPlay、オニオンオーバーVPN、Dark Web Monitor、Double VPN、メッシュネットワーク、専用IPアドレス、SOCKS5

ExpressVPNとNordVPNはどちらも幅広い追加機能があり、とても便利です。安全を強化できるほか、ブラウジングとストリーミングを行う際に役立ちます。

いずれもスプリットトンネリング機能があります。VPN接続を使うアプリと、通常のネットワークを使うアプリを選べる機能です。両方のスプリットトンネリング機能を使い、P2P通信だけVPNに転送するよう設定したところ、ダウンロード速度が10~15%改善されました。NordVPNのスプリットトンネリング機能は、AndroidとAndroid TV、Windowsで使えます。ExpressVPNはこれらのほかに、macOSでも使えます(macOSでスプリットトンネリングが使えるVPNはごく少数です)。

また、いずれのVPNも難読化機能を利用できるというメリットがあります。この機能は、VPN通信を通常のネット通信のように見せかけてくれますのでプライバシーをさらに強化できます。NordVPNはOpenVPNプロトコル経由と15カ国以上にある100台以上のサーバーに難読化機能を備えています が、ExpressVPNの場合、すべてのプロトコルと全105カ国のすべてのサーバーに難読化機能を備えていますので、ExpressVPNの方が難読化においてより便利と言えるでしょう。

ExpressVPNの「Threat Manager」とNordVPNの「脅威対策」は、同じような機能です。どちらも広告トラッカーと悪意のあるサイトをブロックしてくれます。しかし、NordVPNの脅威対策のほうが良いでしょう。広告もブロックでき、プライバシーを守りつつ、ダウンロードした実行ファイルに対してマルウェアスキャンを行ってくれます。VPNサーバーとの接続を切っても、脅威対策を有効にしたままにできるのは心強いですね。ExpressVPNのThreat ManagerはiOS、macOS、Linuxで、NordVPNの脅威対策はWindowsとmacOSで利用可能です(NordVPNは広告と不正サイトだけをブロックする「脅威対策Lite」も提供しています。これはiOS、Android、Linuxで使えます)。

さらに、両者とも全サーバーがTor通信に対応しています。ExpressVPNかNordVPNで通信を保護してからTorネットワークにアクセスできるわけです。NordVPNはオランダとスイスにオニオンオーバーVPNサーバーも設置しています。このサーバーに接続すると、VPN通信が自動的にTorネットワークに送信され、FirefoxやChromeなど、通常のブラウザでもダークウェブのサイトを閲覧できるようになります。Torブラウザをダウンロードする手間を省けるわけです。NordVPNのオニオンオーバーVPNサーバーを試したところ、ChromeブラウザでFacebookのonionドメインのサイトにアクセスできました。

また、ExpressVPNとNordVPNの両方ともスマートDNSツールを備えており、特定のスマート TVやゲーム機など、VPNをサポートしていないデバイスでVPNを使用できるのも便利です。スマートDNS機能は手動でのセットアップが必要ですが、どちらも親切なチュートリアルを用意しています。なお、スマートDNSは暗号化やIPアドレスの隠蔽を行わないため、プライバシーを保護することはできませんが、VPNよりもかなり高速です。

スマートDNSのほかにも、NordVPNは全サーバーで「SmartPlayテクノロジー」が使えます。SmartPlayとは、VPNのセキュリティ機能(暗号化など)とスマートDNS技術を組み合わせたものです。ただし、SmartPlayは通信を暗号化するため、スマートDNSほど高速ではありません。

NordVPNとは違い、ExpressVPNは次のような機能もあります。

  • スピードテストを内蔵
    現在地で最速のサーバーを探すのに便利です。外部のスピードテストツールを使って多数のサーバーを調べなくても、最速のサーバーが見つかります。ExpressVPNのスピードテストツールを10回以上試したところ、毎回正確に最速のサーバーを推奨してくれました(ルーマニアの国内サーバーが推奨されました)。
  • ExpressVPN Keys
    ExpressVPN Keysとは、ExpressVPNのパスワード管理ツールのことで、すべてのパスワードを安全に保存できます。保存できるログイン情報は無制限で、弱いパスワードがないかチェックすることもできます。ExpressVPNに加入すると、ExpressVPN Keysを無料で使えます。iOS・Androidアプリに内蔵されているほか、WindowsとmacOS、LinuxではChromeブラウザ拡張機能として使えます。
  • ショートカット
    特定のアプリやサイトにワンクリックでアクセスできるよう、ショートカットを作成できます。ショートカットはVPNサーバーに接続後の画面に表示されます。ExpressVPNに接続後、Netflixに直ちにアクセスするのに便利です。ショートカットはAndroid、Windows、macOSで利用可能です。
  • ポートフォワーディング
    より多くのピアに接続し、P2Pファイル共有の速度を改善する機能です。検証では、速度が10~15%程度改善されました。ポートフォワーディングはExpressVPNのルーターアプリでしか使えませんが、アプリのインストールはとても簡単です。
  • アプリのスクリーンショット
    アプリの監視を防ぎ、プライバシーを守ります。アプリのスクリーンショットを無効化にする、マルチタスク画面にアプリ内コンテンツが表示されないようにする、特殊な権限があるアプリが特定のアプリ内コンテンツを見られないようにするなどが可能です。この機能はAndroidでしか使えません。

ExpressVPNにはない、NordVPNの追加機能は次のとおりです。

  • Dark Web Monitor
    NordVPNアカウントと紐づけられたログイン情報がダークウェブ上に漏洩していることが検出されると、通知してくれます。Dark Web Monitorはきちんと動作しますが、NordVPNアカウントと紐づけられているパスワードしかモニタリングできないのは残念です。Dark Web MonitorはiOS、Android、Windows、macOSで利用可能です。
  • Double VPN
    通信を1台ではなく2台のVPNサーバーに送信することで、安全を強化します。NordVPNは5か国以上にDouble VPNサーバーがあります。一般的に、ダブルVPN接続では通信がかなり遅くなるのですが、NordVPNのDouble VPNサーバーでは8~10%しか遅くなりませんでした。
  • メッシュネットワーク
    暗号化されたVPN接続を介して、最大60台のデバイスをリンクする機能です。例えば、友達のデバイスとリンクして仮想LANパーティーを開催したり、パソコンとスマホをリンクして、旅行中も安全にファイルにアクセスできるようにしたり、と言った使い方が考えられますね。メッシュネットワークはNordLynxプロトコルを使用しているので非常に高速で、iOS、Android、Windows、macOS、Linuxで利用可能です。
  • 専用IPアドレス
    追加料金がかかりますが、あなただけが使える専用IPアドレスを取得できます。reCAPTCHAを回避したり、VPNを使って銀行サイトにアクセスしたり(銀行サイトはVPNの共用IPアドレスをブロックしていることがほとんどです)、動画配信サイトにVPN通信をブロックされにくくしたりするには、専用IPアドレスが効果的です。NordVPNは、アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ、フランスの専用IPアドレスを提供しています。
  • SOCKS5プロキシサーバー
    IPアドレスを変更するのはVPNと同じですが、SOCKS5プロキシサーバーは通信を暗号化しないため、ダウンロード速度が大幅に改善されます。SOCKS5プロキシサーバーを使うと、P2P速度が平均で約20%速くなりました。NordVPNなら、アメリカ、オランダ、スウェーデンのSOCKS5プロキシサーバーを使えます。
  • タップジャッキング対策
    オーバーレイを用いて、意図しないボタンを押すなどの危険な行為をさせようとする悪質なアプリから身を守れます。銀行口座への不正アクセスを防ぐのに役立ちます。アプリが画面にオーバーレイを追加すると、NordVPNのタップジャッキング対策が知らせてくれます。Androidでしか使えません。

結果(追加機能):引き分け

ExpressVPNとNordVPNはどちらも優れた追加機能が多く、引き分けとなりました。

ExpressVPNはスプリットトンネリング、無料パスワード管理ツール、怪しいサイトやトラッカーのブロック機能などがあり、全サーバーで通信を難読化できます。Torにも対応しており、スピードテストツールが内蔵されているほか、アプリのスクリーンショットの無効化、ショートカットの作成、ポートフォワーディング(ルーターアプリのみ)、MediaStreamerなどもあります。

NordVPNの難読化は素晴らしいとは言えませんが、脅威対策はトラッカーと不正サイトから防御するだけでなく、広告を隠したり、マルウェアに感染した実行ファイルからデバイスを守ったりするためにも効果的です。NordVPNもスプリットトンネリング機能があり、全サーバーがTorに対応しています。ほかにも、Double VPN接続、ダークウェブのモニタリング、メッシュネットワーク、専用IPアドレス、SOCKS5プロキシへの対応、タップジャッキング対策などの追加機能があります。

ExpressVPNとNordVPNのプライバシー保護を比較 — 両方とも優秀なチョイス

IPアドレスを記録する 通信ログを記録する 監査済みノーログポリシー 本社所在国 アプリはオープンソース
ExpressVPN 英国領ヴァージン諸島(5・9・14アイズ同盟に非加盟)
NordVPN パナマ(5・9・14アイズ同盟に非加盟)

ExpressVPNとNordVPNはどちらもプライバシーをしっかり守ります。明白で厳格なノーログポリシーがあり、サイトの閲覧履歴やIPアドレス、ファイルのダウンロード履歴などのユーザーデータを一切収集しません。

2019年と2022年にExpressVPNのノーログポリシーの独立監査が行われ、合格しました。2017年には、トルコ政府によって1台のサーバーが差し押さえられたのですが、サーバー上にユーザーデータは見つからず、データを保存していないことが実証されました。

NordVPNのノーログポリシーも2018年と2020年に独立監査を受けました。また、2018年にNordVPNのサーバーが保管されているデータセンターでデータ漏洩事故が発生したのですが、ユーザーデータは一切漏洩しませんでした。

2019年と2022年にExpressVPNのTrustedServerテクノロジーも監査が行われました。重要度が低い問題しか見つからず、すぐに修正されました。

ExpressVPN独自のLightwayプロトコルはオープンソースで、2021年に独立監査済みです。NordVPN独自のNordLynxプロトコルはオープンソースではありませんが、安全性に関する独立監査に合格しています。

ExpressVPNとNordVPNはどちらも、一部のアプリとブラウザ拡張機能が監査を受けています。ExpressVPNのChrome拡張機能は2018年に、Windowsアプリは2021年にセキュリティ監査を受けました。2022年に再度監査が行われ、拡張機能とアプリの安全性が確認されました。NordVPNのiOS、Android、Windows、macOSアプリは2019年に監査が行われました。重要度が低い問題しか発見されず、すぐに修正されました。

ExpressVPNとNordVPNの本社はプライバシー保護に適した国にあります。ExpressVPNは英国領ヴァージン諸島、NordVPNはパナマを本拠地としています。両国ともデータ保持法がないうえ、監視データの共有を合意した多国間協定「5・9・14アイズ同盟」に非加盟です。

最後に、ExpressVPNとNordVPNはどちらも仮想通貨での支払いに対応しています。ほかの支払い方法より匿名性が高いのです。

結果(プライバシー保護):引き分け

ExpressVPNとNordVPNはどちらもプライバシーをしっかり守ります。両方とも、監査済みの厳格なノーログポリシーがありますし、アプリとサーバーインフラもセキュリティ監査済みです。本拠地はプライバシー保護に適した国ですし、仮想通貨で支払えます。

ExpressVPNとNordVPNのサーバーを比較 — 両方ともサーバーネットワークは良好

サーバー数 国数 仮想ロケーション P2Pサーバー 難読化サーバー 特殊サーバー 専用IPアドレス
ExpressVPN 3,000+台 90か国以上(日本を含む)
(90か国以上に3,000台以上のサーバー)

(90か国以上に3,000台以上のサーバー)
NordVPN 5,000台以上 55か国以上(日本を含む)
(45か国以上に4,500台以上のサーバー)

(15か国以上に100台以上のサーバー)

(Double VPNサーバー、オニオンオーバーVPNサーバー)

(アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ、フランス)

サーバー数はNordVPNのほうが多いものの、設置国はExpressVPNが勝っています。NordVPNは111か国以上にサーバーがあるのに対し、ExpressVPNは105か国以上にサーバーがあります。そのため、ExpressVPNなら、より近い国のサーバーに接続できるため、より高速な通信が期待できます。

ExpressVPNとNordVPNは両方とも物理サーバーがあります。物理サーバーとは、接続した国に物理的に設置されているサーバーのことです。ExpressVPNは仮想ロケーション(仮想サーバー)もあります。仮想ロケーションに接続すると、接続先の国のIPアドレスが割り当てられますが、サーバー自体は別の国に位置しています。仮想ロケーションは良くないと思われがちですが、物理サーバーと同じくらい安全です。ExpressVPNの仮想ロケーションは期待通りでした。10か所以上の仮想ロケーションに対してデータ漏洩テストを行ったところ、表記されている国のIPアドレスが表示され、実際の位置情報はきちんと隠されていました。

トレントについて、NordVPNは45か国以上の4,500台を超えるサーバーでトレントが可能ですが、ExpressVPNのほうがおすすめです。全サーバーがP2Pファイル共有に対応しているため、近距離サーバーに接続してより高速でダウンロードできます。

ExpressVPNとNordVPNはどちらも、全サーバーがストリーミングとTorに対応しています。ただし、NordVPNの場合、難読化に対応しているのは15か国以上にある約100台のサーバーだけであるのに対して、ExpressVPNは全サーバーが対応しています。とは言え、NordVPNはDouble VPNとオニオンオーバーVPNサーバーがあります。

また、少額の追加料金がかかりますが、NordVPNなら専用IPアドレスも取得できます。専用IPサーバーは、アメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ、フランスの5か国に設置されています。

結果(サーバー):引き分け

ExpressVPNとNordVPNのサーバーネットワークはどちらも素晴らしいでしょう。全サーバーでストリーミングとTor通信が許可されています。サーバー数はNordVPNのほうが多く、多数のP2Pサーバーがあり、難読化、Double VPN、オニオンオーバーVPN、専用IPなどの特殊サーバーも用意されています。一方、国数はExpressVPNのほうが多く、全サーバーがP2P通信と難読化に対応しています。

ExpressVPNとNordVPNの速度を比較 — ExpressVPNのほうが高速

ウェブサイトの読み込み時間 HDビデオの読み込み時間 4Kビデオの読み込み時間 20GBファイルのダウンロード時間
ExpressVPN 瞬時 瞬時 瞬時 10~13分
NordVPN 瞬時 瞬時 1~2秒 13~17分

NordVPNとExpressVPNはどちらも満足できるスピードですが、ExpressVPNのほうがはるかに高速です。ExpressVPNは2024年最速のVPNなので、驚くべきことではありません。

ExpressVPNの近距離・長距離サーバーを数台試したところ、すべて非常に高速でした。Webページはいつも瞬時に表示され、HD・4K動画もすぐに読み込むことができ、バッファなしで快適に視聴できました。20GBのファイルをダウンロードしたところ、近距離サーバーでは9~10分、長距離サーバーでもわずか13~15分で完了しました。

NordVPNのサーバーに対してスピードテストを行ったところ、近距離サーバーはとても高速でしたが、長距離サーバーは速度が低下することがありました。近くのサーバーでは、Webサイトと動画(HD・4K画質)を瞬時に読み込むことができ、動画はバッファなしで再生されました。ExpressVPNの検証と同じ20GBのファイルをダウンロードしたところ、11~13分かかりました。一方、一部の長距離サーバーでは、Webサイトの表示に2~3秒、HD動画の読み込みに1~2秒かかりました(バッファなしで再生されましたが)。4K動画は4~5秒待たなければ再生されず、途中でスキップすると少しバッファしました。また、20GBのファイルは18~23分程度でダウンロードされました。

ExpressVPNにはスピードテストが内蔵されているので、現在地で最速のサーバーがすばやく見つかります。NordVPNもスピードテストがありますが、第三者サイトからダウンロードしなければならず、面倒です。さらに、コマンドラインで操作するため、使いにくいのも残念でした。

結果(通信速度):ExpressVPNの勝ち

両方とも非常に高速ですが、スピードテストではExpressVPNのほうが高速でした。すべてのサーバーで安定した高速通信が確認され、ブラウジングやストリーミング、トレントを快適に行えました。NordVPNの場合、近距離サーバーはとても高速でしたが、遠くのサーバーでは通信が少し遅くなることがありました。ExpressVPNにはスピードテストが内蔵されているのも便利です。

ExpressVPNの速度について詳しくは完全レビューをご覧ください

ExpressVPNとNordVPNのストリーミング時の性能を比較 — ExpressVPNのほうが動画の視聴に便利

利用可能な動画配信サービス Netflixが利用可能(アメリカ版、日本版、ほか多数のライブラリ) BBC iPlayer、HBO Max、Amazonプライムビデオ、Disney+が利用可能 Smart DNS
ExpressVPN 65以上(DAZN JapanやAbema TV、TVer、GYAO!などを含む)
NordVPN 10以上

両方ともストリーミングに対応していますが、ExpressVPNのほうが優れています。アクセスできる動画配信サービスはNordVPNは10以上であるのに対して、ExpressVPNは100以上です。ExpressVPNはストリーミングにおすすめのVPNとして業界1位なので、驚きではありません。

なお、両方ともNetflixを利用できます。日本、アメリカ、イギリスの同僚が検証したところ、それぞれの国内ライブラリにスムーズにアクセスできたとのことでした。

Netflixだけでなく、ExpressVPNとNordVPNはBBC iPlayer、Amazonプライムビデオ、Disney+、Maxなどにもアクセスできます。VRVやPluto TVなど、知名度の低い動画配信サービスも利用可能です。

両方ともスマートDNSツールがあります。ゲーム機や一部のスマートテレビなど、VPN非対応機器でも動画配信サービスにアクセスできるようになります。NordVPNは、VPNのセキュリティ機能とスマートDNS技術を組み合わせた「SmartPlay」も提供しています。

結果(ストリーミング):ExpressVPNの勝ち

両方とも動画の視聴に適していますが、ExpressVPNのほうが圧倒的に優秀です。NetflixやBBC iPlayer、Disney+、Max、Amazonプライムビデオなど、100以上の動画配信サービスに確実にアクセスでき、スマートDNS機能もあります。NordVPNもスマートDNS機能があり、(Netflixを含む)大半の人気ストリーミングサービスが利用可能ですが、アクセスできる動画配信サービスは10個程度です。

ExpressVPNを使ったストリーミングについて詳しくは完全レビューをご覧ください

ExpressVPNとNordVPNのトレント時の性能を比較 — 両方ともおすすめ

P2Pサーバー 主なP2Pアプリの利用 ポートフォワーディング SOCKS5プロキシへの対応 キルスイッチ ノーログポリシー
ExpressVPN 90か国以上に3,000+台 ✅(ルーターアプリから) ✅(独立監査済み)
NordVPN 45か国以上に4,500台以上 ✅(独立監査済み)

NordVPNのほうが多くのサーバーでトレントをダウンロードできるものの、ExpressVPNのほうが多くの国にP2P対応サーバーがあります。NordVPNの場合、P2Pサーバーは45か国以上に4,500台以上ありますが、ExpressVPNは90か国以上にある全3,000+台のサーバーがトレントに対応しています。ExpressVPNなら近くのサーバーに接続して、より高速でファイルをダウンロードできるはずです。

どちらも主要なP2Pアプリが使えます。Vuze、qBittorrent、uTorrentなどの人気トレントアプリを試したところ、問題なく使えました。

ExpressVPNのルーターアプリではポートフォワーディングが可能です。より多くのピアに接続し、ダウンロード速度を改善できます。ポートフォワーディングを有効にしたところ、ファイル共有の平均速度が10~15%程度速くなりました。

NordVPNはポートフォワーディング機能がないものの、3か国にSOCKS5プロキシサーバーがあります(アメリカ、オランダ、スウェーデン)。SOCKS5プロキシサーバーに接続すると、通信を暗号化せずにIPアドレスを変更できます。VPNよりはるかに速いのが特徴です。VPNサーバーとSOCKS5プロキシサーバーの速度を比較したところ、後者のほうがダウンロード速度が20%速いことが分かりました。

ExpressVPNとNordVPNは、安全にトレントを行うのに役立つ機能があります。両方ともキルスイッチ、ノーログポリシー(独立監査を数回受けています)、完全なデータ漏洩対策があり、ExpressVPNの「Threat Manager」とNordVPNの「脅威対策」は、悪質なP2Pサイトから身を守るのに役立ちます。特に、脅威対策はP2Pサイト上で広告もブロックでき、悪質なファイルのダウンロードを防ぐためにも効果的です。

トレントをダウンロードする前に、それぞれ10台以上のサーバーに対してデータ漏洩テストを行った結果、データの流出は一切検出されませんでした。トレントアプリからIPアドレスが漏洩していないことを確認するため、ExpressVPNとNordVPNに接続して3つのトレントアプリに対してIP漏洩テストを行いました。その結果、公開されていたのはVPNのIPアドレスで、実際のIPアドレスはきちんと隠されていました。

結果(トレント):引き分け

ExpressVPNとNordVPNはどちらもトレントに適しています。両方とも、多くの国にP2P対応サーバーが多数あります。また、VuzeやuTorrentなどの人気P2Pアプリに対応しており、安全性も抜群です。また、ExpressVPNはポートフォワーディング機能、NordVPNはSOCKS5プロキシサーバーがあります。

ExpressVPNとNordVPNのゲーム時の性能を比較 — ExpressVPNの勝ち

国内サーバー(ルーマニア)のPing 長距離サーバー(アメリカ)のPing ラグなしでゲーム DDoS攻撃対策 ルーターに対応 クラウドゲームに対応
ExpressVPN 18~19ミリ秒 121~125ミリ秒 ✅(ルーター専用アプリを使用)
NordVPN 17~21ミリ秒 141~152ミリ秒
(ラグはほんのわずかで、プレイできないほどではありません)

両方のVPNでカウンターストライク:グローバルオフェンシブを数ラウンド遊んだところ、ExpressVPNのほうが高速でした。Pingを計測した結果、国内サーバー(ルーマニア)では常にかなり低く、遠くのサーバーでも安定してまあまあでした。NordVPNも国内サーバーのPingは良好で、遠くのサーバーはまあまあでしたが、かなり遠いサーバーだとゲーム中に少しラグが発生しました(プレイできないほどではありませんでしたが)。

両方ともDDoS攻撃(DDoS:分散サービス妨害)から身を守るのに役立ちますが、ExpressVPNは全サーバーでDDoS攻撃対策を行っています。ハッカーがExpressVPNのVPNサーバーに対してDDoS攻撃を仕掛けようとしても、不可能です。一方、NordVPNのサーバーがDDoS攻撃を受けた場合、利用者のIPアドレスが危険にさらされることはありませんが、VPNサーバーとの接続が切れる可能性があります。その場合、別のサーバーに切り替えなければなりません。

また、両方ともルーターに対応していますが、ExpressVPNはルーター専用アプリを提供しています。NordVPNは、ルーターへの設定ガイドがありますから、VPNに対応していないデバイス(ゲーム機など)でもVPNを使えるようになりますが、ExpressVPNのルーターアプリのほうが簡単にインストールできます。デザインも直感的で、とても使いやすいと思いました。

ExpressVPNはクラウドゲームにも対応しているので、スマホやノートパソコンなどのモバイル機器にゲームをストリーミング配信するサービスが使えます。Google Stadiaで試したところ、うまくいきました。

一方、NordVPNはクラウドゲームサービスが使えると保証していません。GeForce Nowなどのサービスで問題は発生しませんでしたが、必ずうまくいくとは言い切れません。

とは言え、NordVPNのメッシュネットワークは仮想LANパーティーを開催するのに役立ちます。暗号化されたトンネルを介して、自分のデバイスと友達のデバイスを安全に繋ぐ機能です。また、メッシュネットワークは高速なNordLynxプロトコルを使用しているため、ラグが発生しにくいという特徴があります。

結果(ゲーム):ExpressVPNの勝ち

ExpressVPNとNordVPNはどちらも快適にゲームをプレイできますが、ExpressVPNのほうが優れています。サーバーはすべて非常に高速で、Ping値は安定しています。DDoS攻撃対策は万全で、ルーター専用アプリがありますし、クラウドゲームにも対応しています。NordVPNは高速で、安全にLANパーティーを開催できますが、かなり遠いサーバーに接続すると少しラグが発生します。ルーター専用アプリはありませんし、DDoS攻撃対策も行われていません。

ExpressVPNでのゲームについて詳しくは完全レビューをご覧ください

ExpressVPNとNordVPNのネット検閲回避の性能を比較 — ExpressVPNのほうが優秀

難読化 中国での使用ExpressVPNとNordVPNのネット検閲回避の性能を比較 — ExpressVPNのほうが優秀 ロシアでの使用ExpressVPNとNordVPNのネット検閲回避の性能を比較 — ExpressVPNのほうが優秀 イランでの使用ExpressVPNとNordVPNのネット検閲回避の性能を比較 — ExpressVPNのほうが優秀 インドネシアでの使用ExpressVPNとNordVPNのネット検閲回避の性能を比較 — ExpressVPNのほうが優秀 サウジアラビアでの使用ExpressVPNとNordVPNのネット検閲回避の性能を比較 — ExpressVPNのほうが優秀
ExpressVPN
NordVPN

ネット検閲が行われている国で利用したい場合、NordVPNよりExpressVPNのほうがはるかに優れています。両方とも難読化機能がありますが、中国やロシア、イラン、インドネシア、サウジアラビアなどの国で安定して使えるのはExpressVPNだけです。NordVPNはこれらの地域でまったく動作しません。

ExpressVPNなら、すべてのプロトコルとサーバーで通信を難読化できるのが素晴らしいでしょう。NordVPNなど、ほとんどのVPNサービスは、特定のプロトコルとサーバーしか難読化に対応していません。

ExpressVPNは90か国以上にサーバーがあるのも素晴らしいですね。検閲国家でも、近くのサーバーに接続して高速通信を楽しめます。

結果(ネット検閲の回避):ExpressVPNの勝ち

ExpressVPNは難読化機能があり、中国やイラン、ロシアなど、ネット検閲が行われている国で確実に使えます。非常に高速で、使いやすく、安全性も高いサービスです。NordVPNも難読化機能がありますが、検閲国家で使えると保証していません。

ExpressVPNを使った検閲回避について詳しくは完全レビューをご覧ください

ExpressVPNとNordVPNのアプリと使いやすさを比較 — ExpressVPNのほうが快適に使える

iOSアプリ Androidアプリ Windowsアプリ macOSアプリ Linuxアプリ スマートテレビアプリ ルーターへの対応 その他のアプリ
ExpressVPN ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(Android TV、Fire TV) ✅(ルーター専用アプリを使用) Chromebook、Kindle Fire
NordVPN ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(Android TV、Fire TV) Chromebook

まず、アプリはExpressVPNのほうが若干多いです。ExpressVPNはiOS、Android、Windows、macOS、Linux、Android TV、Fire TV、Chromebook、Kindle Fire、ルーター用アプリを提供しています(ルーター専用アプリがあるVPNはほんの一握りです)。一方、NordVPNはiOS、Android、Windows、macOS、Linux、Android TV、Fire TV、Chromebook用アプリしかありません。ExpressVPNならアプリをインストールするだけでルーターに導入できますが、NordVPNの場合は手動設定が必要となります。NordVPNのほうが手間がかかりますし、難易度も高いのです。

両方とも、モバイルアプリはとても良いと思います。ExpressVPNとNordVPNのiOSアプリとAndroidアプリは多機能かつ安全で、直感的に使えます。両方ともiOSアプリにキルスイッチが搭載されているのも素晴らしいでしょう(他社の場合、iOSアプリにキルスイッチがないことがあります)。

ExpressVPNとNordVPNのアプリと使いやすさを比較 — ExpressVPNのほうが快適に使える

Windowsアプリはどちらも優秀ですが、macOSアプリはExpressVPNのほうがはるかに優れています。ExpressVPNのmacOSアプリは1つしかありません。一方、NordVPNのmacOSアプリはIKEv2版とOpenVPN版の2種類がありますから、迷ってしまいます。また、ExpressVPNのmacOSアプリにはスプリットトンネル機能があります。

主にルーターでVPNを使いたい場合、ExpressVPNのほうがおすすめです。ルーター専用アプリが用意されていますから、簡単にインストールでき、直感的に操作できます。NordVPNの場合、ルーターに手動で設定しなければなりません。チュートリアルが参考になりますが、ExpressVPNのルーターアプリより手間がかかり、不便です。

結果(使いやすさ):ExpressVPNの勝ち

両方とも主要なOS・デバイス向けのアプリが用意されていますが、ExpressVPNのほうが使いやすく、便利です。モバイルやパソコン、スマートテレビはもちろん、Kindle Fireやルーターのアプリも用意されています。NordVPNの場合、ルーターで使用するには手動設定しなければなりません。また、ExpressVPNは1種類のmacOSアプリしかありませんが、NordVPNのmacOSアプリは2種類あり、戸惑ってしまいます。NordVPNとは違い、ExpressVPNのmacOSアプリにはスプリットトンネリング機能があります。

ExpressVPNのアプリと使い勝手について完全レビューで詳しくご覧ください

ExpressVPNとNordVPNのプランと料金を比較 — どちらもコスパ抜群

最低価格 無料プラン 同時接続台数 支払い方法 返金保証
ExpressVPN $6.67 / 月 8台 クレジットカード・デビットカード
PayPal
仮想通貨
30日間
NordVPN 480円/月 6台 クレジットカード・デビットカード
PayPal
Google Pay
仮想通貨
30日間

ExpressVPNとNordVPNの料金体系には違いがありますが、両方ともコストパフォーマンスは抜群です。ExpressVPNでは最大8つの接続が可能です。長期プランは8つの接続が可能ですが、月額プランでは5つの接続しかできません、NordVPNは10台です。業界平均は5~7台ですから、どちらも少ないほうですが、ExpressVPNはインストールしやすいルーターアプリがありますから、無制限のデバイスをカバーできます。

ExpressVPNの料金プランについて、1ヶ月、6ヶ月、12ヶ月プランがあり、12ヶ月プランに加入すると無料で3ヶ月延長されます。一番お得なのは12ヶ月プランですが、それでもコストは高めです。とは言え、当サイト限定の49%割引を使えば、ExpressVPNにわずか$6.67 / 月で加入できます。

NordVPNは1ヶ月契約と年間契約があり、プランは段階制です(スタンダード、プラス、コンプリート)。スタンダードプランではVPNの全機能を使えます。プラスプランにはVPNのほかにNordPass(パスワード管理ツール)も利用でき、コンプリートプランにはNordLocker(暗号化されたクラウドストレージ)が追加されます。VPNを使いたい場合、スタンダードプランが一番お得でしょう。料金は月額480円~なので、ExpressVPNより格安です。

ExpressVPNとNordVPNはどちらもクレジットカード、PayPal、仮想通貨での支払いに対応しています。また、両方とも全プランが30日間返金保証付きです。

結果(プランと料金体系):引き分け

ExpressVPNとNordVPNの料金体系はどちらも魅力的なので、引き分けです。コストパフォーマンスはExpressVPNのほうが高いですが、料金はNordVPNのほうが安いのです。どちらも30日間返金保証付きです。

ExpressVPNとNordVPNのカスタマーサポートを比較 — 両方ともカスタマーサポートは優秀

ライブチャット メールサポート よくある質問 チュートリアル トラブルシューティングガイド 電話サポート
ExpressVPN ✅(日本語に対応、24時間年中無休) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応)
NordVPN
(24時間年中無休)
✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応) ✅(日本語に対応)

両方ともサポートライブラリはとても充実しています。よくある質問(FAQ)、スクリーンショットや動画を交えた設定ガイド、トラブルシューティング記事がたくさんあります。サポートガイドを参考にすれば、大半の質問を解決できますから、ExpressVPNやNordVPNのサポートに問い合わせる必要はほとんどありませんでした。

ExpressVPNとNordVPNのチャットサポートも大満足です。毎回5秒以内に担当者に繋がり、すべての質問に答えてくれました。

メールサポートも素晴らしいと思います。ExpressVPNは数時間で返信してくれましたし、NordVPNも24時間以内に対応してくれました。いつも親切で詳しい回答だったので、好印象です。

結果(カスタマーサポート):引き分け

ExpressVPNとNordVPNはどちらも優れたカスタマーサポートを提供しているので、どちらが優れているか選ぶことはできません。サポートライブラリには、便利なガイドやチュートリアルがたくさんあります。ライブチャットサポートは24時間年中無休体制で、メールにもすぐに返信してくれます。

ExpressVPNとNordVPNの徹底比較:結論

ExpressVPNのセキュリティ機能とプライバシー機能は業界トップクラスで、業界最速で、65以上の動画配信サービスにアクセスできます。また、90か国以上にある全3,000+台のサーバーがP2P通信に対応していますし、ゲームプレイも快適です。中国やロシアなど、ネット規制が厳しい国でも問題なく使えます。すべての主要なデバイス向けにアプリが用意されており、直感的に操作できます。サポート体制は手厚く、全プランが30日間返金保証付きです。

NordVPNは強力なセキュリティ機能とプライバシー機能があり、追加機能も便利です。55か国以上に5,000台を超えるサーバーがあり、大半のサーバーは安定して高速でした。トレント対応サーバーは45か国以上に4,500台以上あり、HBO MaxやAmazonプライムビデオなどの人気動画配信サービスにアクセスできます。NordVPNのアプリは使いやすく、サポート体制も素晴らしいでしょう。プランは格安で、30日間返金保証付きです。

まとめると、ExpressVPNとNordVPNはどちらも2024年にトップクラスのVPNであると言えます。両方とも安全性が高く、プライバシーをしっかり守り、便利な追加機能が満載です。主要なストリーミングアプリが使えますし、インターフェースの使い勝手も良いです。とは言え、選ぶとしたらExpressVPNのほうがおすすめです。NordVPNよりはるかに高速で、より優れたストリーミングとP2Pサポートを提供している他、より快適にゲームをプレイでき、ネット規制も確実に突破できます。ExpressVPNのほうが全体的なコストパフォーマンスが高いのです。

よくある質問

ExpressVPNはNordVPNより優れていますか?

はい。速度、ストリーミング、ゲーム、厳しいファイアウォールの突破、使いやすさの観点ではNordVPNよりExpressVPNのほうが優秀です。とは言え、セキュリティ機能、追加機能、プライバシー、サーバー、トレント、プランと料金、カスタマーサポートは引き分けでした。

ストリーミングにおすすめなのはExpressVPN?NordVPN?

ExpressVPNとNordVPNはどちらも快適にストリーミングできますが、ExpressVPNのほうがおすすめです。NetflixやHBO Max、Huluなど、100以上の動画配信サービスに対応しているほか、10か国以上のNetflixライブラリが利用できます。また、MediaStreamerというスマートDNSを使うと、ゲーム機など、VPN接続に対応していないデバイスでも動画配信サービスにアクセスできるようになります。

NordVPNも、Netflix、BBC iPlayer、Maxのような人気動画配信サービスに対応しており、すべてのサーバーにスマートDNSとSmartPlay(VPNセキュリティとスマートDNS技術を組み合わせたもの)が搭載されていますが、10以上程度の動画配信サービスにしか対応しておらずExpressVPNに比べるとかなり少ないです。

NordVPNはExpressVPNより高速ですか?

いいえ。大半のサーバーは高速ですが、NordVPNの長距離サーバーに接続すると通信が極端に遅くなることがありました。ほとんどの場合、Webサイトの表示に最大3秒、HD動画の読み込みに2秒かかり、4K動画の再生中にバッファすることがありました。

ExpressVPNの場合、国内サーバーと近距離サーバーはもちろん、かなり遠いサーバーも安定して非常に高速でした。ブラウジングだけでなく、動画の視聴やトレント、ゲームに適した速度です。ExpressVPNは業界最速のVPNですから、驚きではありません。

ゲームにはNordVPNよりExpressVPNのほうがおすすめですか?

はい。どちらもVPNに適したVPNと言えますが、ExpressVPNのほうがおすすめです。ExpressVPNに接続してゲームをプレイしたところ、常に高速で、Ping値は安定して平均的でした。また、全サーバーでDDoS攻撃対策が行われており、クラウドゲームにも対応しているのは好印象です。ルーター専用アプリがありますから、ルーターに簡単に設定できます。ゲーム機など、VPNに対応していないデバイスも容易に保護できるわけです。

NordVPNも大半のサーバーが高速でしたが、かなり遠いサーバーだとゲーム中に少しラグが発生しました。また、ExpressVPNとは違い、ルーターアプリはなく、サーバーにDDoS攻撃対策は導入されていません。

安全性で選ぶならExpressVPN?NordVPN?

ExpressVPNとNordVPNはどちらも高度なセキュリティ機能があります。安全性の観点では引き分けです。

ExpressVPNは、キルスイッチや独立監査済みのノーログポリシー、AES-256ビット暗号化など、業界標準のVPNセキュリティ機能があります。Lightwayという独自プロトコルも使えます。このプロトコルは安全性が高く、非常に高速です。オープンソースで、監査済みなのも良いでしょう。ExpressVPNは、RAMのみで実行されるサーバー(サーバーをリセットするたびに全データが消去されます)、パーフェクトフォワードシークレシー(VPNセッション毎に暗号鍵を変更し、ハッカーによるデータの盗聴を防止する機能)、完全なデータ漏洩対策など、高度なセキュリティ機能もあります。

NordVPNも同じような業界標準のセキュリティ機能があり、ノーログポリシーも独立監査済みです。安全かつ高速な独自プロトコル「NordLynx」があり、監査済みであるという点も共通しています。RAMのみで実行されるサーバーやパーフェクトフォワードシークレシー、完全なデータ漏洩対策もあり、多要素認証でVPNアカウントを保護できます。

トレントに向いているのはExpressVPN?NordVPN?

ExpressVPNとNordVPNはどちらもP2Pに対応していますから、おすすめです。トレント時の性能を比較したところ、引き分けでした。

ExpressVPNの場合、90か国以上にある全3,000台以上のサーバーがP2P通信に対応しており、主要なP2Pアプリが使えます。ルーターアプリには、より多くのピアに接続して速度を改善するポートフォワーディング機能もあります。インストールしやすく、使いやすいのも嬉しいポイントです。キルスイッチや完全なデータ漏洩対策、悪質なP2PサイトをブロックするThreat Managerなどにより、トレント中も安全をしっかり守れます。

NordVPNは45か国以上に4,500台以上のP2Pサーバーがあり、主要なトレントクライアントが使えます。ポートフォワーディング機能はないものの、暗号化せずにIPアドレスを変えるSOCKS5プロキシサーバーがありますから、より高速でダウンロードできます。トレント中、NordVPNもExpressVPNと同じくらい安全を守ってくれます。悪質なP2Pサイトだけでなく、トレントトラッカーの広告もブロックでき、悪質な実行ファイルのダウンロードも防いでくれます。

2024年におすすめのVPNについて詳しくはこちら

当社は、当サイトに掲載されている製品の提供企業から報酬を受け取っており、一部製品は当社の親会社が共同所有しているものです。これらの要因は、ランキングと製品の表示方法に影響します。 
詳しくはこちら
著者について
Tim Mocan
Tim Mocan
編集者
更新日: 2024年3月18日

著者について

Tim Mocanは、SafetyDetectivesのQA編集者。サイバーセキュリティのトピックに関する調査・ 執筆の経験が5年以上あり、VPNを専門としています。SafetyDetectives入社以前は、他のVPNレビューウェブサイトのコントリビューターや数多くのVPNプロバイダーのコンテンツライターとして働いてきました。フリーランスライターとしてのキャリアを通じて、SEO、デジタルマーケティング、カスタマーロイヤルティ、住宅改善、健康、リハビリなど、他のニッチな分野もカバーしてきました。仕事以外では、旅行、ビデオゲームをすること、アニメを夢中で見ること、VPNを使うことが好きです(本当に!)。