お急ぎですか?ExpressVPNを中国で使う方法【2024年】
- VPNをダウンロードし、インストールします。中国に出発する前にExpressVPNのサブスクリプションプランに加入するのがおすすめです。中国国内でExpressVPNのホームページにアクセスしようとしても、金盾(グレートファイアウォール)にブロックされることが多いため、加入するのは困難です。
- VPNアプリを起動します。ExpressVPNは、中国でサーバーに接続する場合はプロトコルを「自動」に設定するよう推奨しています。「自動」に設定されていない場合、設定メニュー(Macでは環境設定)でプロトコルを変更しましょう。
- サーバーに接続します。日本やシンガポールなど、中国に近い国のサーバーに接続すると、最速の通信が期待できます。
ExpressVPNは、中国でも確実に使える数少ないVPNの1つです。難読化サーバーなどの高度なサーバー技術を採用しているため、中国国内にいても金盾(グレートファイアウォール)を回避して国外サーバーに接続できるのです。自由でオープンなインターネットを利用できるようになります。また、ExpressVPNは業界最先端のセキュリティ機能もありますから、中国政府の監視から通信をしっかり守りれます。
中国では、政府が認可しているVPNは使えるものの、それ以外のVPNはすべて禁止されています。しかし、このガイドのアドバイスに従えば、中国でもExpressVPNを使えるようになります。中国で絶対にExpressVPNを使えるようにする方法と中国国内からExpressVPNに加入する方法について、手順を追って解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
注意!中国では、政府が認可していないVPNの使用は禁止されています。とは言え、許可されていないVPNを使ったことを理由に旅行者が起訴されたことはないようです。中国政府が取り締まっているのはVPNであり、個人ではないからです。当然ながら、違法行為のためにVPNを使ってはいけません。VPNの使用は自己責任でお願いします。また、お住まいの国のVPNの使用に関する法令を必ず確認してください。
編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
ExpressVPNを中国で必ず使えるようにする方法
1. 自動プロトコルを使う
ExpressVPNは、プロトコルを「自動」に設定することを推奨しています。この設定にすると、現在地をもとに最適なプロトコルに自動的に切り替わるのです。中国で最適なプロトコルを手動で探さなくて済むわけです。ExpressVPNのプロトコルはすべて難読化に対応していますが、自動プロトコルにすれば当てずっぽうで選ばなくて済みます。
自動プロトコルに変更する方法を解説します。
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- プロトコル設定を開きます。メニューアイコンをクリックし、環境設定を選択すると見つかります。
- 「自動」を選びましょう。これでプロトコルの設定は完了です。
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2. OpenVPN TCPプロトコルを試す
中国では一部のポートがブロックされているため、ExpressVPNに繋がらないことがあります。ポートブロッキングは、インターネットプロバイダ(ISP)がポート番号とトランスポートプロトコルの組み合わせからインターネット通信を識別・ブロックした場合に発生するものです。プロトコルを「自動」にしてもネット通信がブロックされる場合、OpenVPN TCPプロトコルを試してみましょう。TCP 443番ポートを使うことになります。このポートはすべてのHTTPS通信をルーティングするために使われており、ブロックするとすべてのHTTPS通信が切れてしまいますから、中国政府にブロックされる可能性は極めて低いのです。
3. キルスイッチと漏えい対策が有効になっているか確認する
中国でVPNを使う場合、キルスイッチとIPアドレス・DNSの漏えい防止機能を常にオンにしておくのが大切です。ExpressVPNのキルスイッチ「Network Lock」を有効にしておくと、VPN接続が不意に切れた場合にインターネット通信が遮断されます。データがウェブに漏えいするのを防げるわけです。IPアドレス・DNSの漏えい防止は、中国で実際のIPアドレスが公開されるのを防ぐ機能です。
ExpressVPNのキルスイッチはデフォルトで有効になっています。キルスイッチが無効になっている場合、次の手順で変更しましょう。
- 一般設定を開きます。メニューアイコンをクリックし、「環境設定」を選択しましょう。
- キルスイッチを有効にします。「Network Lock」の隣の「VPNが予期せず切断された場合、すべてのインターネットトラフィックを停止する」にチェックを入れてください。
DNSとIPv6の漏えい防止機能も、自動的に有効になっています。IPv6の漏えい防止機能が有効になっているかチェックする手順はこちらです。
- 詳細設定を開きます。メニューアイコンをクリックし、「環境設定」を選択してください。
- IPv6の漏えい対策が有効になっているか確認しましょう。「接続中のIPv6アドレス検出を防止する」にチェックが入っているか確認してください。
- DNSとWebRTCの漏えいをきちんと防げているか調べましょう。ExpressVPNのホームページの一番下に、「ツール」という部分があります。「DNS漏洩テスト」と「WebRTC漏洩テスト」を開きましょう。それぞれの漏えいテストに「漏洩は検出されませんでした」と表示されたらOKです。
4. ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
Cookieとキャッシュからサイトに現在地を知られてしまうことがあります。VPNのIPアドレスの位置情報が現在地と一致しなかった場合、サイトへのアクセスがブロックされる可能性があるので、このような状況を防ぐために、ブラウザの設定からキャッシュとCookieを削除しましょう。
5. ExpressVPNが中国で推奨するサーバーに接続する
ExpressVPNのホームページに、中国で接続するのにおすすめのサーバーが掲載されています。日本(横浜)、アメリカ(ロサンゼルス 5、サンタモニカ)、イギリス(ウェンブリー)、フランス(アルザス)、シンガポール(マリーナベイ)などのサーバーが推奨されています。「どうしてもこの国のサーバーに接続したい」という場合を除き、アプリが自動的に選んだサーバーを使うのがベストでしょう。
6. 接続されるのを待つ
中国で回線速度が遅い地域にいる場合、接続するのに最大30秒かかることもあります。しばらく待っても接続されなければ、アプリを終了し、デバイスを再起動してみてください。中国国内では、ExpressVPNに接続されていることを確認してからブラウジングを始めましょう。
7. 同じサーバーロケーションに再接続する
同じサーバーロケーションを何度も試さなければ繋がらないこともあります。「以前は接続できたのに、繋がらなくなった…」という場合は特にそうです。特定のサーバーが金盾(グレートファイアウォール)にブロックされることがあります。そのようなケースでは、いったん接続を切ってから、同じサーバーロケーションに再接続して、新たなIPアドレスを取得するとよいでしょう。何度試してもサーバーに繋がらない場合、別のサーバーロケーションに接続してみてください。
8. アプリを再インストールするか、アップデートする
それでもインターネットに繋がらない場合、ExpressVPNアプリを再インストールしてみてください。ただし、再インストールする前に実行ファイルを持っていることを確認しましょう。中国国内で実行ファイルを入手するのは困難なので、実行ファイルがないのにアンインストールしてしまうと厄介なことになります。中国に入国する前に、ExpressVPNアプリが最新版に更新されているか確認しましょう。
9. ExpressVPNのミラーサイト・Torサイトを利用する
ExpressVPNのミラーサイトとは、URLが違う公式サイトのコピーのこと。通常のサイトは中国でブロックされているため、ExpressVPNはミラーサイトを提供して中国でもアクセスできるようにしているのです。しかし、中国政府はミラーサイトもブロックしようとしていますから、ExpressVPNはミラーサイトのURLを頻繁に変更しています。現在のURLを知りたい場合はExpressVPNのカスタマーサポートに問い合わせてください。中国に渡航する前にミラーサイトのURLを書き留めておくとよいでしょう。
ExpressVPNのホームページにアクセスするもう1つの方法は、Tor(The Onion Router)のサイトを使うことです。TorサイトのURLは「http://expressobutiolem.onion」です。なお、TorサイトにアクセスするにはTorブラウザをダウンロードする必要があります(このブラウザを使うと、中国国内でも、より匿名でインターネットを閲覧できるようになります)。あとは、ExpressVPNのTorサイトのURLを入力し、ExpressVPNのプランに加入し、アプリをダウンロードするだけです。
10. カスタマーサポートに問い合わせる
上記の方法をすべて試しても、中国でExpressVPNに繋がらない場合、ExpressVPNのサポートチームに問い合わせましょう。サポート担当者は親切で知識が豊富なので、ExpressVPNのサーバーに接続する方法をアドバイスしてくれます。
ExpressVPNは24時間年中無休のライブチャット窓口がありますが、中国ではメールで問い合わせることになります。中国ではExpressVPNのホームページがブロックされていることが多いので、チャットは使えないのです。「support@expressvpn.com」にメールを送信しましょう(Gmailは中国でブロックされていることにご注意ください)。ExpressVPNのメールサポートは対応が速く、いつも3~4時間で返信してくれました。
ExpressVPNを中国で使える理由は?
ExpressVPNは全サーバーで難読化を導入しているので、中国のようにネット検閲が厳しい国でVPN通信が隠されます。中国政府はディープパケットインスペクション(DPI)を用いてVPNを検出しています。ネット通信がVPNを経由していないか調べ、VPN通信をすべてブロックしているのです。しかし、ExpressVPNはDPIを検出すると、自動的に通信を難読化してくれます。
中国で利用できるように、ExpressVPNはほかにも高度なセキュリティツールを提供しています。VPN接続が切れた場合、キルスイッチが確実にネット通信を遮断します。VPNで保護せずにインターネットを閲覧してしまうのを防げるわけです。DNS・WebRTC・IPv6の漏えい防止機能も内蔵されているので、サイト側にはExpressVPNのIPアドレスしか公開されず、実際のIPアドレスは常に隠されます。10か国のサーバーに接続してExpressVPNがデータを漏洩していないか調べたところ、データ漏えいは一切検出されませんでした。
さらに、ExpressVPNは中国本土に物理サーバーを設置していません(香港とマカオにはありますが)。そのため、ユーザーデータの保持・開示を義務付ける中国の法律は適用されないのです。とは言え、中国政府がExpressVPNにユーザーデータを提供するよう求めたとしても、もともとデータを記録していないので応じられません。というのも、ExpressVPNは厳格なノーログポリシーがあるため、ユーザーデータ(サイトの閲覧履歴、ファイルのダウンロード履歴など)を保持できないのです。また、ExpressVPNがノーログポリシーを守っていることは独立監査で証明されています。
中国国内でExpressVPNを入手する方法
すでに中国にいる場合、ExpressVPNのサイトは政府によってブロックされているため、アクセスできないはずです。中国国内からExpressVPNを入手したい場合、次の方法をお試しください。
- ミラーサイトを使う。
ミラーサイトとは、ExpressVPNのホームページを複製し、URLを変更したものです。ファイアウォールに検出・ブロックされにくい傾向があります。ExpressVPNはミラーサイトのURLを頻繁に変えているので、カスタマーサポートに問い合わせて現在のリンクを教えてもらう必要があります。 - 無料プロキシを使ってExpressVPNにアクセスする。
プロキシを使うとIPアドレスは変更されますが、データは暗号化されません。ウェブプロキシを使うと良いでしょう。検索バーにExpressVPNのホームページのURLを貼り付けるだけでOKです。 - 中国国外の友達に助けを求める。
中国国外に住んでいる友達がいれば、代わりにExpressVPNに加入してもらう手があります。加入後、インストールファイルとログイン情報をメールで送ってもらいましょう。 - 母国のSIMカードを使う。
ローミング可能な母国のSIMカードを持っている場合、それを使ってExpressVPNのホームページにアクセスしましょう。ローミングデータは中国のインターネットプロバイダを経由しませんから、政府のファイアウォールにアクセスを制限されません。 - Androidデバイスを使う場合、ExpressVPNにメールで.apkアプリを希望する。
すでにExpressVPNに加入してあり、Androidデバイスを使っている場合は、.apkアプリをインストールする手があります。アプリストアにアクセスできなくてもExpressVPNを入手できます。ExpressVPNのメールサポートに問い合わせて、最新の.apkファイルを送ってもらいましょう。 - 香港またはマカオに旅行する。
香港とマカオでもインターネットは監視されていますが、中国政府の金盾(グレートファイアウォール)の規制は適用されません。ExpressVPNのホームページにアクセスし、加入して、アプリをダウンロードできるはずです。
よくある質問
中国でExpressVPNに繋がらないときは?
中国でExpressVPNにつながらない場合、この記事でご紹介した対処法をお試しください。例えば、プロトコル設定を「自動」に切り替える、ExpressVPNが中国で推奨するサーバーを使う、ブラウザのキャッシュとCookieを削除するなど、さまざまなアドバイスをご紹介しました。
それでもExpressVPNに繋がらなければ、メールでExpressVPNのカスタマーサポートに問い合わせましょう。メールアドレスはsupport@expressvpn.comです(中国でGmailは使えないので、ほかのメールサービスを使ってください)。中国ではExpressVPNのホームページにアクセスできませんから、24時間年中無休のライブチャットで問い合わせることはできません。中国でExpressVPNに問い合わせるにはメールを使うことになります。
中国でVPNを使うのは合法ですか?
事情は複雑です。中国では、政府が認可していないVPN(ExpressVPNなど)は禁止されています。また、中国で消費者向けVPNを使うのは違法です。政府はExpressVPNを使うと罰金の対象になると主張していますが、認可されていないVPNを使ったことを理由に外国人に対して罰金が科された報告はありません。
政府が取り締まっているのは、ユーザー個人ではなく認可されていないVPNです。とは言え、渡航先の地域の法令を必ず確認するようにしましょう。中国国内からExpressVPNのホームページにアクセスすることはできないので、中国に旅行する予定なら、出発前にアプリをダウンロードしておきましょう。
中国では、ExpressVPNをAndroidやiOS、ルーターで使うことはできますか?
はい。ExpressVPNのiOS・Android・ルーター用アプリは中国で利用できます。ExpressVPNのサーバーはすべて難読化に対応しているので、どんなデバイスでもVPNを使えます。ただし、中国に渡航する前にExpressVPNのダウンロードとインストールを済ませておきましょう。中国国内からExpressVPNの公式サイトにアクセスすることはできません。
ExpressVPNは中国にサーバーがありますか?
ExpressVPNは中国本土に物理サーバーを設置していません。しかし、香港とマカオにはサーバーがあります。これらの地域はグレートファイアウォール(金盾)の規制の対象外なのです。とは言え、香港とマカオでも中国政府は一部のネット通信を監視しており、アクセスできないサイトもあります。自由なインターネットにアクセスできるよう、日本やシンガポールなどの近隣国のサーバーに接続しましょう。
中国でネット検閲が行われている理由は?アクセスできないサイトは?
中国では、政府が不適切と判断したコンテンツへのアクセスが制限されています。政府にとって不都合な情報、きわどいコンテンツ、ギャンブルサイトなどにはアクセスできません。グレートファイアウォール(金盾)がブロックしているサイトをいくつかご紹介します。
- SNSサイト・アプリ:Facebook、Instagram、Twitterなど
- ニュースサイト:BBC、ニューヨークタイムズ、ガーディアン、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、ブルームバーグ、NBCなど
- 検索エンジン:Yahoo、DuckDuckGo、Google、Bingなど
- メッセージサービス:Gmail、WhatsApp、Telegram、Snapchat、Skype、Slackなど
- 情報サイト:Quora、ウィキペディア、WordPress、Archive
ExpressVPNに接続すれば、上記のオンラインサービスにアクセスできるようになります。
ExpressVPNは中国の企業ですか?
いいえ。ExpressVPNの本拠地は英国領ヴァージン諸島です。この国はプライバシー保護に適した国で、5・9・14アイズ同盟(機密情報の共有を合意した多国間協定)に加盟していません。英国領ヴァージン諸島はデータ保持法がないので、ExpressVPNはデータを保存する法的義務はありません。