お急ぎですか?2024年最速のVPNはこちら!
- 🥇 ExpressVPN:ブラウジング、ストリーミング、トレント、ゲームに適した圧倒的な高速通信。90か国以上に3,000+台のサーバーがあり、独自のVPNプロトコル「Lightway」で優秀なセキュリティ対策と超高速通信を実現しています。スピードテストツールとスプリットトンネル機能も内蔵されており、デスクトップ・モバイルアプリは日本語に対応。同時に5台のデバイスを接続でき、全プランが30日間返金保証の対象です。
高速VPNを選びたい方のために、数週間かけて業界トップクラスのVPNのスピードテストを徹底的に行いました。
VPNを使うと通信が暗号化されますから、通信は多少遅くなります。速度低下を最小限に抑えるVPNもありますが、多くのサービスはかなり低速なので、Webページが表示されるのに時間がかかり、HD・4K動画は頻繁にバッファしてしまいます。また、10~15GBのファイルをダウンロードするのに数時間かかったり、ゲーム中にラグが気になったりするのも困りますね。
しかし、この記事でおすすめするVPNはとても高速なので、あらゆるオンラインアクティビティに適しています。ブラウジングやストリーミング、トレント、ゲームを快適に行えるだけでなく、高度なセキュリティ機能や便利な追加機能もあり、料金は手頃です。
編集者から:ExpressVPNおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
【早見表】2024年に最速のVPN
- 🥇1. ExpressVPN:2024年最速のVPN。
- 🥈2. Private Internet Access:トレントを高速ダウンロードでき、プライバシー保護も優秀。
- 🥉3. Proton VPN:最高の無料プラン(スピードも良好)。
- 4. NordVPN: あらゆるサーバーで優れたセキュリティ、高速接続、信頼性を備えている
- 5. Surfshark: 大家族向け(格安プランあり)
- ほかにも5社を紹介!
- 【比較表】2024年最速のVPN
編集者から:Intego、Private Internet Access、CyberGhost、およびExpressVPNは当社の親会社であるKape Technologies傘下の企業です。
🥇1. ExpressVPN:2024年最速のVPN
ExpressVPNはLightway(ライトウェイ)という独自プロトコルにより、この記事で最速のVPNとなっています。Lightwayは業界最速のプロトコルで、OpenVPNやIKEv2/IPSecなどの人気プロトコルさえも及びません。スピードテストで速度は平均15%しか低下せず、素晴らしい結果となりました。
ExpressVPNは日本を含む90か国以上にサーバーがありますから、世界中どこでも近くのサーバーに接続して高速通信が期待できます。通常、直近のサーバーが最速です。ネット通信は長距離を移動しなくて済みますから、当然ですね。
10か国以上のサーバーに対してスピードテストを行ったところ、ExpressVPNはいつも安定して高速で、遠くのサーバーでもあらゆるオンラインアクティビティが可能であることが分かりました。近距離サーバーでも、WebサイトやHD・4K動画はすぐに読み込むことができ、動画はバッファなしで再生されました。長距離サーバーも試したところ、動画はすぐに読み込むことができ、Ping値が高くなったりラグが発生したりせずにオンラインゲームをプレイできました。30GBのファイルも10分でダウンロードが完了し、かなり高速でした。
ほかにも次のような機能で速度を改善できます。
- クイック接続機能 — 最速なサーバーに自動接続されます。
- スピードテストを内蔵 — 現在地をもとに最速のサーバーが一覧に表示します。
- スプリットトンネル — 指定したアプリの通信だけVPNに転送することで速度を改善します。
ExpressVPNはAndroid、Windows、macOS でスプリットトンネルが使えるのも素晴らしいでしょう(他社の場合、Macでスプリットトンネルが使えないことがほとんどです)。スプリットトンネルを使うと、VPNを使うアプリとローカルネットワークを使うアプリを選べるため、速度が改善されることがあります。例えば、Netflixアプリの通信だけVPNを経由させたところ、動画の読み込みが約15%も速くなりました。
プライバシー機能について、ExpressVPNは独立監査済みのノーログポリシーを遵守しているほか、高度なセキュリティ機能が備わっています。例えば、RAMのみで実行されるサーバー(サーバーが再起動されるたびにすべてのデータが消去されます)、パーフェクトフォワードシークレシー(VPNに接続するたびに暗号鍵を変更し、通信を監視しようとするハッカーに過去や今後の暗号鍵を知られるのを防ぐ機能)などが挙げられます。さらに、IPv6、DNS、WebRTCの漏洩防止機能もあり、データ漏洩テストを10回以上行ったのですが、データの流出は一切検出されませんでした。
ExpressVPNは同時に8台のデバイスを接続でき、月払いと年払いプランがあります。料金は$4.99 / 月~です。業界でも高いほうですが、コスパは抜群です(また、契約が無料で延長されることも多いのでお得です)。全プランが30日間返金保証の対象です。また、チャットシステムに自動翻訳機能が内蔵されており、カスタマーサポートと日本語でやり取りできます。
まとめ
ExpressVPNは2024年に最速のVPNです。通信は平均で15%しか遅くならず、全サーバーが圧倒的に速く、快適にブラウジングやストリーミング、トレントを行えました。内蔵されているスピードテストツールは正確で便利ですし、スプリットトンネルもあります。高度なセキュリティ機能が備わっているほか、とても使いやすいのもポイントです。ExpressVPNの全プランに30日間返金保証が適用されます。
🥈2. Private Internet Access:トレントのダウンロードが速く、優れたプライバシー機能も
Private Internet Access(PIA)はとても高速で、トレントをダウンロードするのに役立ちます。幅広いプライバシー機能があるのも魅力です。80か国以上のサーバーでトレントが許可されています(近くのサーバーに接続しやすいので、高速ダウンロードが可能です)。
PIAを使ってトレントを行ったところ、ダウンロード速度はとても高速でした。15GBのファイルをわずか15分でダウンロードできたのです。ほかにも20か国以上のサーバーで30~40GBのファイルをダウンロードしたところ、平均ダウンロード時間はたったの25分でした。
PIAのWireGuardプロトコル(独自仕様ではない業界最速のプロトコル)を使うと、ExpressVPNに匹敵するダウンロード速度が確認されました。近距離サーバーでWebサイトやHD動画は瞬時に表示されました。ただし、遠くのサーバーではわずかな速度低下が見られました。通信は平均で25%しか遅くなりませんでした。
PIAはほかにも次のような特徴があります。
- 応答速度を色分けして表示 — Ping値が低いサーバーが一目で分かります(低Ping=緑色、高Ping=オレンジ色)。
- ポートフォワーディング — より多くのピアに接続し、通信を高速化します(トレントのダウンロードが10%速くなりました)。
- クイック接続機能 — 高速サーバーに自動接続されます。
- 広告ブロッカー(PIA MACE) — Webサイトの広告をブロックし、Webページをより高速で表示します。悪意のあるサイトもブロックされます。
スプリットトンネルもあり、アプリだけでなくサイトのIPアドレスもVPNから除外できるのが素晴らしいと思いました(ExpressVPNの場合、除外できるのはアプリだけです)。実験として、PIAのスプリットトンネルを使い、Netflixの通信だけVPNに転送することにしました。ブラウザでNetflixにアクセスしたのですが、ブラウザの全通信をVPNに送信しないことで、ストリーミング速度が約15%改善されました。
プライバシー保護について、PIAはRAMのみで実行されるサーバーがあり(データが一切保存されません)、ノーログポリシーを守っていることが法律文書で実証されているほか、アプリはオープンソースです(脆弱性がないか、だれでもコードを検証できます)。
Private Internet Accessは同時に最大無制限台のデバイスを接続でき、プランは格安です($2.03 / 月~)。また、全プランが30日間返金保証の対象で、インターフェースは日本語に対応しています。
まとめ
Private Internet Accessは大容量ファイルをトレントで高速ダウンロードするのにおすすめです(20%の速度低下)。80か国以上の全サーバーでトレントが許可されており、ダウンロード速度を改善するのに役立つポートフォワーディング機能もあります。サーバーのPing値も色別で表示されるため、現在地で最速のサーバーを選ぶのに便利です。PIAはプライバシー機能も優秀で、WireGuardプロトコルに対応しているほか、広告ブロッカーを使うとWebページの読み込みが高速化します。PIAは30日間返金保証付きです。
Private Internet Accessの完全レビューはこちら
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🥉3. Proton VPN:無料プランが最高で、高速
Proton VPNの無料プランは業界トップクラスでしょう。無料VPNとしては珍しく、帯域は無制限です。ただ、無料プランでストリーミングとトレントは許可されておらず、1デバイスを3か所のサーバーにしか接続できません(日本、アメリカ、オランダ)。無料プランは「中速」と書かれていますが、検証で速度は30%しか低下せず、平均以上のスピードでした。インターフェースは日本語に対応しています。
無料プランと有料プランの両方でWireGuardと「VPNアクセラレータ機能」を使えます。VPNアクセラレータとは、遠距離サーバーでの速度を改善する技術のことです(検証でVPNの速度は50%以上速くなり、とても感心しました)。
Proton VPNの有料サーバーを検証したところ、速度は平均で24%しか低下しませんでした。ExpressVPNほど速くはありませんが、それでもかなり高速です。近距離サーバーではWebサイトがすぐに表示され、HD動画を読み込むのに最大3秒かかりました(バッファせずに再生されました)。遠くのサーバーに切り替えると、HD動画は3~5秒で、4K動画は5秒で読み込むことができ、再生される前に少しだけバッファしました。
Proton VPNはほかにも次のような特徴があります。
- 広告ブロッカー(NetShield) — 確実に広告をブロックします(NetShieldを有効にすると、サイトの表示が20%速くなりました)。
- フルディスク暗号化 — サーバーのすべてのデータを読み取り不能にすることで、データ漏洩が発生しても安全が確保されます。
- スプリットトンネル — VPNサーバーに転送するアプリとIPアドレスを指定できます。
Private Internet Accessと同様に、Proton VPNのアプリもオープンソースですが、Proton VPNのアプリは独立監査済みです。
Proton VPNは月払いプランと複数の年払いプランがあります。Plusプラン($2.99 / 月~)では、日本を含む60か国以上にある台のサーバーが利用可能で、10台のデバイスを接続できます。NetShieldが利用でき、ストリーミングとトレントに対応しています。Proton VPNの全プランが30日間返金保証付きですが、返金額は未使用期間分の料金です。カスタマーサポートについて、Proton VPNは自動翻訳機能がありますから、日本語を含むあらゆる言語でサポート担当者とやり取りできます。
まとめ
Proton VPNの無料プランは優秀で、高速です(30%の速度低下)。高度なセキュリティ・プライバシー機能もあり、データ通信量は無制限となっています。遠くのサーバーで通信を高速化する「VPNアクセラレータ」も使えます。Proton VPNは複数の有料プランがあり、無料プランより高速です(24%の速度低下)。有料プランではストリーミングとトレントを快適に行うことができ、広告ブロッカー(NetShield)とスプリットトンネルが使えます。Proton VPNの全プランが30日間返金保証の対象で、残り期間分の料金が返金されます。
4. NordVPN: 優れたセキュリティ機能を備え高速で信頼できる
NordVPN 複数のセキュリティ機能があり、オンライン上で個人データを守れます。例えば脅威保護は、最高のVPN広告ブロッカーの一つで、悪意のある広告を排除して、疑わしいサイトへのアクセスをブロックし、デバイスをダウンロードによるマルウェア感染から守れます。そのうえ、脅威保護は、VPNサーバーに接続していなくても有効なままなので、非常に便利です。
さらに、ダークウェブモニターがあり、ダークウェブをスキャンし、NordVPNアカウントに関連付けられたログイン情報が漏洩した場合に警告されます。ダークウェブ監視機能を備えた数少ないVPNの一つで、満足しています。
そのうえ、NordVPNにはその他優れたセキュリティ機能もあります。ダブルVPNサーバーにより、暗号化が何層もあり、データを難読化できます。また、NordLynxと呼ばれる独自のプロトコルがあり、強力なセキュリティと超高速速度を得られます。
NordVPNには、完全なリーク保護、RAMのみのサーバー、Perfect Forward Secrecyなどの高度なセキュリティ機能もあります。その厳格なノーログポリシーは独立監査済みで、それについては、サーバーを収容しているデータセンターの一つがデータ侵害を受けた際に、ユーザー データが侵害されなかったことで実証されています。
NordVPNはゲームにもおすすめです。これはMeshnet機能があるためで、Meshnet機能によって、暗号化されたVPN接続を介して最大 60台のデバイスをリンクできるので、仮想 LAN パーティーを安全にホストできます。
NordVPNには他にも数多くの特典があります。55ヶ国以上(日本を含む)に 5,000台を超えるサーバーがあり、スプリットトンネリング機能を備え、あらゆる主要なプラットフォームに対応する非常に直感的に操作可能なアプリがあります。
NordVPNにはお財布にやさしいプランがあり、$2.99 / 月から利用できます。あらゆる購入でノーリスクの30日間の返金保証を利用できます。
まとめ
NordVPN は非常に安全で、機能が数多くあり、あらゆるオンラインアクティビティで適切な速度を維持できます。RAMベースのサーバーやPerfect Forward Secrecyなどの高度なセキュリティ機能に加え、広告ブロッカーとダークウェブモニターも備えています。また、あらゆるストリーミングサービスで動作し、4,500台以上のサーバーでトレントが可能で、ゲームにも最適です。NordVPNでは、あらゆる購入で30 日間の返金保証を利用できます。
5. Surfshark: 大家族向けの優れた VPNで非常に手頃な価格
Surfsharkではデバイスの接続台数が無制限なので、必要なデバイスで利用できるため、家族全員が優れたVPNを必要としている場合に最適です。デバイスの接続台数が無制限のVPNはほとんどないため、満足しています。
Surfshark には、優れた広告ブロッカーであるCleanWebなど、非常に優れたセキュリティ機能が備わっています。また、難読化、セキュリティを強化するためのダブルVPN 接続、定期的にIPアドレスを変更して現在地の追跡を防げるIP Rotatorがあります。あらゆるサーバーが RAMベースでPerfect Forward Secrecyなどの高度なセキュリティ機能もありますが、完全な漏洩防止機能がありません(しかし、テスト中に漏洩は全く生じませんでした)。
Surfsharkには90ヶ国以上(日本を含む)に3200台を超えるサーバーがあり、最寄りのサーバーを容易に利用して高速接続を得られます。速度に関しては、ほぼあらゆるサーバーで高速接続を得られますが、非常に遠く離れたサーバーでは大幅に速度低下しました。
Surfshark は最も安価なVPNの一つで、わずか$1.99 / 月から利用できるので、予算に限りがある場合におすすめです。あらゆるプランに30日間の返金保証があります。
まとめ
Surfsharkは、デバイスの同時接続台数が無制限の数少ないVPNの一つなので、複数のデバイスを利用している家庭や大家族に最適です。また、安全かつ高速で、Netflixなどの人気のあるストリーミングサービスに対応しています。手頃な価格のプランがあり、あらゆる購入で30 日間の返金保証を利用できます。
6. CyberGhost VPN:ゲームにおすすめで、サーバーネットワークが大規模
CyberGhost VPNはオンラインゲームをプレイするのに適した高速通信です。日本を含む90か国以上にサーバーがあるほか、4か国にゲーム専用サーバーがあります(イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ)。CyberGhostのふつうのサーバーよりゲーム用サーバーのほうが読み込みが速く、画面がカクカクしにくく、Ping値も低かったので大満足でした。CyberGhostはWireGuardに対応しているのも素晴らしいでしょう。ゲーム用サーバーにはPing値が表示されますから、最速のサーバーを簡単に見極められます。
さらに、CyberGhostは90か国以上にUnknown台のサーバーがあり、サーバーネットワークは大規模であると言えます。回線混雑が起きにくく、より高速通信が期待できます。
各国のサーバーに接続してスピードテストを行ったところ、速度は平均で29%低下し、上位3社より低速であることが分かりました。それでもスピードは満足できます。Webサイトは2~3秒で表示され、4K動画も6秒以内に読み込めました。動画を早送りしても少ししかバッファしませんでした。
CyberGhostは次のような高度なセキュリティ機能があります。
- 完全なデータ漏洩対策
- RAMのみで実行されるサーバー
- スプリットトンネル(Androidのみ)
- 広告ブロッカー
CyberGhostは「Content Blocker」という広告ブロッカーがあるのは良いと思いますが、Private Internet AccessやProton VPNの広告ブロッカーほど高性能ではありません。検証では、ほとんどのサイトで25%しか広告をブロックできず、ページの表示もあまり高速化しませんでした(とは言え、悪質なサイトのブロック力は高いことが分かりました)。
CyberGhostはとても使いやすいのが気に入りました。アプリで最速のサーバーに接続しやすく、設定も変えやすいと思います。実際、CyberGhostのアプリを起動したときに最速サーバーに自動接続されるように設定できました。
CyberGhost VPNは同時に7台のデバイスを接続でき、複数の有料プランがあり、料金は$2.03 / 月~です。長期プランは45日間返金保証、短期プランは14日間返金保証付きです。大半のアプリは日本語に対応しており、チャットでサポートに問い合わせると、自動翻訳を使って日本語で対応してくれる場合もあります。担当者次第ですが。
まとめ
CyberGhost VPNのゲーム専用サーバーを使うと、高速通信でゲームを遊べます。サーバーネットワークも大規模なので、混雑しているサーバーに接続することもないでしょう。スピードテストを実行したところ、速度は29%しか低下しませんでした。優れたセキュリティ機能と自動化設定もあり、最速のサーバーに直ちに接続できます。CyberGhost VPNの長期プランは45日間返金保証の対象です。
編集者から:CyberGhostおよび当サイトは同じ企業グループに属しています。
7. TunnelBear:初心者におすすめの高速VPN
TunnelBearは高速で、使いやすく、楽しいデザインです。初めてVPNを使う場合におすすめのチョイスでしょう。Android・iOSアプリのインターフェースは日本語で表示できます。
アプリはとても直感的で、地図上でサーバーを選べます。サーバーに接続すると、クマのオリジナルキャラがVPNサーバーの位置までトンネルを掘ってくれます。TunnelBearは最適なVPNプロトコルを自動的に選んでくれますから、プロトコルを手動で選ばなくて良いのは便利ですね。
Private Internet AccessやProton VPNとは違い、TunnelBearはWireGuardプロトコルに対応していませんが、それでも高速です。サーバーを検証したところ、速度は平均で35%しか低下しませんでした。HD動画は3~4秒で読み込めましたが、4K動画は読み込みに最大7秒かかりました。TunnelBearはIP電話に役立ちます。通話が切れたり停止したりすることはありませんでした。
ストリーミングに関しては、TunnelBearはNetflix(当サイトの米国の担当者がアメリカ版Netflix、ルーマニアの担当者がルーマニア版Netflixを視聴確認済みです)やBBC iPlayer(イギリスの担当者が視聴確認済み)のような人気動画配信サービスで動作しますが、ExpressVPNやPrivate Internet Accessとは異なりDisney+では使えませんでした。プラス面としては、すべてのサーバーでトレントを許可している点です。
TunnelBearは同時に無制限台のデバイスを接続でき、無料プランと格安の有料プランがあります。ただ、無料プランは毎月500MBしか通信できないので、数時間しかブラウジングできません。TunnelBearの有料プランにアップグレードすれば帯域が無制限になります($3.33 / 月~)。この記事で紹介した他社サービスとは違い、TunnelBearは返金保証はありません。
まとめ
TunnelBearはとても使いやすく、アプリは楽しいデザインです。スピードテストで通信速度は約35%しか低下せず、高速でブラウジングやストリーミング、ダウンロードを楽しめました。ストリーミングとP2P共有に役立つTunnelBearは、制限付きの無料プランと格安の有料プランがあります。返金保証はありません。
8. VyprVPN:多数のデバイスで高速ストリーミングが可能
VyprVPN(ヴァイパーVPN)のユーザーインターフェースは日本語に対応しており、動画の読み込みがとても速く、同時に10のデバイスを接続できます。多数のデバイスを接続したい大家族などに向いています。
VyprVPNのスピードテストで速度は平均で21%しか低下せず、Private Internet Accessに匹敵する結果となりましたが、やはりExpressVPNにはかないません。Android TVで動画はすぐに再生されました。HDのドラマは瞬時に読み込むことができ、4K動画も3秒以内に読み込めました。バッファやラグ、画質の低下などのトラブルもありませんでした。
VyprVPNの「ダイナミックサーバー切り替え機能」は素晴らしいと思います。混雑しているサーバーは通信が遅くなりやすいため、そのようなサーバーに接続されたことが検出されると、負荷率が低い同じ国のサーバーに自動的に切り替えられます。VyprVPNの全サーバーにPing値が表示されるのも良いですね。
VyprVPNでは、WireGuardやIKEv2/IPSecなどの高速プロトコルを使うことができ、AndroidとmacOSアプリにはスプリットトンネル機能が含まれます。Windowsでもスプリットトンネルが使えるようになることを期待したいですね。
VyprVPNは悪意のあるサイトへのアクセスを阻止するフィッシング対策機能があります。しかし、Private Internet AccessやProton VPNのように、広告ブロッカーも欲しいですね。Webサイトの読み込みが速くなるはずです。
DNSの漏洩しか防げないのは残念です。VyprVPNはIPv6とWebRTCの漏洩対策機能がないのです(ExpressVPNとPrivate Internet Accessはどちらも完全なデータ漏洩対策機能があります)。漏洩を防ぐにはIPv6とWebRTCを手動で無効にしなければならず、面倒です。
VyprVPNは月間・年間プランがあり、料金は$3.00 / 月~なので、他社より割高でしょう。30日間返金保証が適用されます。VyprVPNのもう1つのメリットは、カスタマーサポートに日本語で問い合わせられることです。自動翻訳機能があるので、あらゆる言語でやり取りできます。
まとめ
VyprVPNはストリーミング速度がとても速く(21%の速度低下)、同時に10のデバイスを接続できますから、大家族におすすめです。WireGuardプロトコル、スプリットトンネル、ダイナミックサーバー切り替え機能(混雑しているサーバーを避けるのに便利)などが使えます。VyprVPNは有料の月間プランと年間プランがありますが、割高です。全プランに30日間返金保証が適用されます。
9. PrivateVPN:使いやすく、満足できる速度
PrivateVPNはブラウジングやストリーミング、トレントに適した速度で、アプリはミニマリストなデザインなので、VPN初心者におすすめです。アプリは容易にインストールでき、使いやすく、サーバーのPing値が表示されるのが気に入りました。高速サーバーが簡単に見つかります。機能や設定も少なめなので、VPNが初めてでも安心して使えます。
スピードテストで速度は40%低下し、まあまあ良い結果となりました。ほとんどのサイトはすぐに表示され(広告が多いサイトは読み込むのに3秒かかりましたが)、NetflixのHD動画は4秒で読み込むことができ、バッファなしで再生されました。Android TVで4K動画を読み込むのに6~7秒かかり、再生が始まる際に少しだけバッファしました。PrivateVPNの速度は良好でしたが、ExpressVPNやPrivate Internet Access、Proton VPNよりは低速です。
この記事で紹介したほかのVPNとは違い、PrivateVPNはクイック接続機能がありません。そのため、最速のサーバーを手動で探して接続しなければなりません。また、WireGuardは使えません(比較的速いIKEv2/IPSecに対応していますが)。
PrivateVPNなら、主要な動画配信サイトを見ることができ、全サーバーでトレントが許可されています。スプリットトンネルや広告ブロッカーがないのは残念です(Private Internet AccessとProton VPNはこれらの機能があります)。WebRTC漏洩対策機能もありませんから、漏洩を防ぐにはブラウザの設定からWebRTCを手動で無効にする必要があります。
PrivateVPNは同時に最大10台のデバイスを接続でき、月払い・年払いプランはとても格安です($2.00 / 月~)。全プランが30日間返金保証の対象です。カスタマーサポートは日本語を正式にサポートしているわけではありませんが、担当者はオンライン翻訳機能を使って対応してくれることがあります。
まとめ
PrivateVPNは満足できるスピードで(40%の速度低下)、あらゆるオンラインアクティビティに適しています。また、サーバーのPing値が表示されるため、高速サーバーを選ぶのに役立ちます。アプリはミニマリストで直感的な設計で、VPN初心者におすすめです。PrivateVPNはストリーミングとトレントに完全対応しており、プランは格安で30日間返金保証付きです。
10. IPVanish:無制限のデバイスでトレントをダウンロードするのにおすすめ
IPVanishは全2,400+台のサーバーがP2P通信に対応しており、日本を含む50か国以上にサーバーがあります。トレントの速度も良好で、接続台数は無制限なので、何台でもデバイスを接続できます。
IPVanishに接続し、30~40GBのファイルを35~45分程度でダウンロードできました。かなり高速ですが、Private Internet Accessでは20分短い時間で同じファイルをダウンロードできました。
IPVanishはトレント向けにSOCKS5プロキシサーバーが使えるのが良いと思います。VPNと同様、プロキシサーバーもIPアドレスを変更しますが、通信は暗号化されませんから、より高速になります。IPVanishのVPNサーバーよりSOCKS5サーバーのほうが10%高速でした(それでもPrivate Internet Access には及びません)。
IPVanishで近くのサーバーに接続すると、速度は43%低下しました。悪くないでしょう。通信が極端に遅くならずにブラウジングやストリーミング、オンラインゲームなどができました。20か国以上のサーバーを試したのですが、全体的に45%の速度低下が確認されました。IPVanishは満足できるスピードを維持しましたが、この記事で紹介したほかのVPNより低速です。
また、IPVanishはExpressVPNなどの一流VPNほどストリーミングには向きません。Netflixは見られますが、AmazonプライムやDisney+などの人気動画配信サービスにはアクセスできませんでした。なお、カスタマーサポートは日本語などあらゆる言語で問い合わせられます(チャットでは自動翻訳を使って対応してくれます)。
IPVanishは月間・年間プランがあり、料金は$2.19 / 月~です。年間プランには無料セキュリティソフトが含まれます。IPVanishは30日間返金保証がありますが、年間プランに限ります。
まとめ
IPVanishはトレントに適したスピードで、接続台数は無制限です。VPNサーバーより高速のSOCKS5プロキシサーバーも利用可能です。IPVanishは全体的に満足できるスピードですが(45%の速度低下)、この記事に掲載されているVPNのなかでは一番遅いことが分かりました。有料の月間・年間プランがあり、年間プランは30日間返金保証付きです。
【比較表】2024年最速のVPN
編集者から:Intego、Private Internet Access、CyberGhost、およびExpressVPNは当社の親会社であるKape Technologies傘下の企業です。
2024年最速のVPNの選び方
速度でVPNを選ぶ場合、次の条件を満たすサービスを選びましょう。
- 高速。
通信の暗号化処理と、デバイスとVPNサーバー間の距離の関係で、VPNを使うと速度低下は避けられません。とは言え、トップクラスのVPNは、速度低下を最小限に抑えますから、遅いと感じることはありません。ここでおすすめしたVPNは、速度低下率が45%以下で、なかでもExpressVPNが最速です。平均で15%しか遅くなりませんでした。 - 高速のプロトコルが使える。
VPNプロトコルとは、どのようにVPN接続が確立されるか規定する一連のルールのことです。WireGuardやIKEv2/IPSecなど、速いVPNプロトコルとそうでないものがあり、VPN企業が独自に提供しているプロトコルもあります。 - サーバーの負荷率・Ping値が表示される。
おすすめのVPNの多くは、サーバーのPing値(デバイスからVPNサーバーに通信が到達するまでの応答時間)またはサーバーの負荷率(そのサーバーに接続されているアクティブユーザー数)を表示します。 - 強力なセキュリティ対策機能が備わっている。
本稿に掲載されているVPNはすべて、業界標準のセキュリティ機能を備えています。例えば、256ビットAES暗号化、ノーログポリシー(VPN企業によるネット通信とIPアドレスの記録を防止)、キルスイッチ(VPNとの接続が切れた際にネット通信を遮断してデータ漏洩を防ぐ機能)などが挙げられます。 - ストリーミングとトレントに対応している。
人気の動画配信サービス(Netflixなど)が利用でき、多数の国のサーバーがP2P通信に対応しているVPNを紹介しました。 - 使いやすい。
おすすめの高速VPNは、アプリが使いやすく、主要なOSに対応しているので、手軽に近距離サーバーに接続できます。また、多くのサービスは、現在地をもとに最速のサーバーに自動接続するクイック接続機能があります。 - コストパフォーマンスが高い。
ほとんどの場合、おすすめのVPNは追加機能があります。例えば、スプリットトンネル(VPNの速度改善に役立ちます)、スピードテストツール(最速のサーバーを見つけるのに便利)、広告ブロッカー(Webサイトの表示が速くなります)などが挙げられます。少なくとも5台のデバイスを接続でき(IPVanishは接続台数が無制限)、料金も格安であるほか、ほとんどは安心の返金保証があります。
ランクインしなかった一流サービス
- HMA VPN
HMA VPNの近距離サーバーは高速で、優れたセキュリティ機能もあり、初心者でも簡単に使いこなせます。ただ、遠くのサーバーは速度低下が目立ち、クイック接続機能を使っても最速のサーバーに接続されません。デスクトップ・モバイルアプリは日本語に対応しています。 - SlickVPN
SlickVPNの近距離サーバーは高速ですが、遠距離サーバーに接続すると通信は大幅に遅くなってしまいます。また、サーバーネットワークが小規模なので、高速な近距離サーバーが見つからないことがあり、スプリットトンネルは役に立ちません(どのアプリがスプリットトンネルを使うか選べません)。内蔵されているスピードテストツールも不正確です。 - AceVPN
AceVPNの遠距離サーバーはかなり低速で、近くのサーバーでも極端な速度低下が見られました。キルスイッチや専用アプリもありません。
よくある質問
2024年最速のVPNは?
2024年に最速のVPNは ExpressVPNです。Webサイトはすぐに表示され、HD・4K動画もバッファせず瞬時に再生されます。大容量ファイルもとても高速でダウンロードできました。スピードテストツールが内蔵されているほか、超高速の独自VPNプロトコル(Lightway)とスプリットトンネルが利用でき、30日間返金保証もあります。
最速のVPNはExpressVPNですが、この記事で紹介したほかのVPNも満足できるスピードです。Private Internet AccessはP2P共有がとても高速で、ProtonVPNは高速で無料プランが素晴らしく、CyberGhost VPNは高速通信が勝敗を左右するオンラインゲームにぴったりです。
VPNの速度を改善する方法は?
速度低下が気になる場合は、次の解決方法をお試しください。
- 国内または近くのサーバーに接続する。現在地から遠いサーバーに接続すると、デバイスからVPNサーバーにデータを転送するのに時間がかかり、速度が低下します。
- 高速のVPNプロトコルを使う。OpenVPNを使っている場合、IKEv2/IPSecまたはWireGuardに切り替えましょう。安全性はOpenVPNと同じですが、断然高速です。
- スプリットトンネルで一部の通信をVPNトンネルから除外する。例えば、Netflixの通信だけVPNに送信すると良いでしょう。そうすれば、暗号化・解読するデータ量が減るため、ストリーミング速度が改善されます。ExpressVPNとPrivate Internet Accessのスプリットトンネルツールは使いやすく高性能です。
- バックグラウンドアプリを無効にする。インターネットに接続されているが、使っていないバックグラウンドアプリは、速度低下の一因になることがありますから、オフにしましょう。例えば、Netflixを見ているだけであれば、SkypeやSteam、uTorrentなど、不要なバックグラウンドアプリを無効にしておきましょう。
- 有線でインターネットに接続する。自宅のWi-Fiの電波が弱い場合、速度はとても遅くなります。イーサネットケーブルを使ってデバイスをルーターに接続することで解決できます。
VPNを使えばネット通信は速くなりますか?
VPNを使って通信が速くなることはあまりありません。というのも、VPNを使うと通信が暗号化され、遠くのVPNサーバーに送信されますから、速度低下は避けられないのです。しかし、プロバイダが帯域制御を行っている場合、VPNを使うと速度が改善する場合があります(帯域制御:トレントやオンラインゲームなど、特定のアクティビティを行う際に意図的に速度を遅くすること)。VPNを使うと、プロバイダはあなたがネット上で何をしているか見られませんから、選択的な帯域制御ができなくなるのです。
最速のVPNプロトコルは?
検証で最速だったのは、ExpressVPNが独自に開発したVPNプロトコル「Lightway」です。通信は15%しか遅くなりませんでした。この記事で紹介したほかのVPNでは、WireGuard(20~30%の速度低下)とIKEv2/IPSec(25~40%の速度低下)が高速でした。一番遅かったのはOpenVPNでした(40~50%の速度低下)。
最速の無料VPNは?
Proton VPNの無料VPNプランは業界トップクラスで、とても高速です。スピードテストでは、平均で30%しか速度が低下しませんでした。ProtonVPNの無料プランでは、長距離サーバーでVPN通信を高速化する「VPNアクセラレータ機能」も使うことができ、データ通信量は無制限です。TunnelBearも無料プランがありますが、ProtonVPNより低速です。また、毎月のデータ通信量は500MBまでなので、1~2時間しかブラウジングできません。
ProtonVPNの無料プランはストリーミングとトレントに対応していませんから、安全にブラウジングやゲームを楽しむためだけに使うと良いでしょう。最大限に生かしたい場合、ProtonVPNの有料プランへのアップグレードをおすすめします。