更新日: 2024年11月5日
お急ぎですか?Windows Defenderの代替としておすすめのセキュリティソフトはこちら!
- 🥇ノートン:あらゆる観点でWindows Defenderより優れています。Windows Defenderよりウイルス検出率が高く、ウェブ防御も優秀で、追加のセキュリティ機能も豊富です。インターフェースは使いやすく、より多くのプラットフォームやOSに対応しています。
- 今すぐノートンをお試しください(60日間リスクなし)!
マイクロソフト社のWindows Defenderは、完全無料で使える便利なクラウド型マルウェア検出ツールです。Windows Defenderを使い続けるか、サードパーティのセキュリティソフトを購入するか決める際、次の3つの質問を検討しましょう。
- Windows Defenderだけですべてのマルウェアから端末を守れるのでしょうか。ランサムウェアやスパイウェアなど高度な脅威もブロックできるのでしょうか。
- パソコンの動作が重くならずに脅威を除去できるでしょうか。
- Windows Defenderだけ使えば十分に対策できるのでしょうか。それともWindows Defenderより優れたセキュリティソフトを使用すべきでしょうか。
数週間にわたってMicrosoft Defenderと業界トップクラスのセキュリティソフトを検証し、各製品のマルウェア検出率、システムパフォーマンス、スキャン速度、全体的なインターネットセキュリティ対策、カスタマーサポートの観点から評価してランキングにまとめました。
結論から言うと、マイクロソフト社のWindows Defenderでは十分なセキュリティ対策は不可能です。Windows Defenderより断然優れたセキュリティソフトはいくつかあります。例えば、ノートンはより効果的なマルウェアスキャンを行い、WindowsアプリもWindows Defenderより使いやすいでしょう。また、サイバーセキュリティ対策もWindows Defenderより高度です。
【早見表】2024年にWindows Defenderの代替としておすすめのセキュリティソフト
- 1.🥇 ノートン:2024年に一番おすすめ!Windows Defenderの代わりに使いたい優秀なウイルス対策ソフトです。
- 2.🥈 Bitdefender:マルウェア対策エンジンがWindows Defenderより優れていて、豊富な追加機能が搭載されています。
- 3.🥉マカフィー:ウェブ保護が優秀(カスタマイズ可能なファイアウォールとWi-Fiスキャナ付き)。
- TotalAV:使いやすく、マルウェアの検出率が他社製品より高い(PCの最適化ツールも優秀)。
- 5. Avira:無料で使える最高のサービス。マルウェア対策スキャナはWindows Defenderより効果的。
- Windows Defenderの代替ソフト6~10位はこちら
- Windows Defenderの代替サービスの比較表
Windows Defenderだけで大丈夫?
Windows Defenderには魅力がたくさんあります。特に、過去数年でMicrosoftはこのセキュリティツールを大幅に改善しているのは嬉しいものです。現在、以下のような特長があります。
- リアルタイムで脅威を検出
- ファイアウォール・Wi-Fiネットワークの保護
- フィッシングサイトの対策
- システムのパフォーマンスレポート
- ハードウェアのセキュリティ
- ペアレンタルコントロール
Windows Defenderはマルウェアファイルの検出、悪用やネットワーク攻撃のブロック、フィッシングサイトの警告などが得意です。また、簡単なPCのパフォーマンス・ヘルスレポート、コンテンツのフィルタリング機能付きのペアレンタルコントロール、使用制限、位置情報の追跡などの機能もあります。このように、Windows Defenderは便利な機能がたくさんありますから、「他のセキュリティソフトを使わなくてもWindows Defenderだけで十分では?」と思う方もたくさんいらっしゃいます。
今回、サードパーティ製セキュリティソフトと同じ方法でMicrosoft Defenderを徹底検証しました。
約1000個のマルウェアファイル(ウイルス、トロイの木馬、ランサムウェア、アドウェア、クリプトジャッカー、キーロガー、ルートキットを含む)をダウンロードし、ディスクのスキャンやリアルタイム保護の性能を試しました。
また、フィッシング対策の性能を調べるため、複数のブラウザで数十件のフィッシングサイトへのアクセスを試みました。さらに、悪用やネットワーク攻撃のシミュレーションを行い、Windows Defenderに搭載されているファイアウォール・ネットワーク保護を確認しました。
このような調査のほかに、処理能力を多く必要とするプログラムを実行しながらディスクスキャンを行うなど、さまざまな状況でCPUのパフォーマンスを測定しました。さらに、すべての機能をテストし、全体的な使いやすさを評価しました。
最終的に、Windows Defenderにはたくさんの欠点があることが分かりました。主な欠点は以下の通りです。
- マルウェアの検出率がサードパーティのセキュリティソフトより低い。
- ペアレンタルコントロールはMicrosoft Edgeでしか使えない。
- インターフェースは見にくく、ナビゲーションしにくい。
- PCシステムのヘルスレポートは基本的な機能だけ(動作の高速化・システム最適化機能はない)。
- VPNやパスワード管理ツール、ダークウェブの監視、なりすまし対策など、サードパーティ製セキュリティソフトのような追加機能はない。
Microsoft Defenderの性能はこれまで以上にサードパーティ製セキュリティソフトに近づいていますが、まだまだ十分ではありません。ノートンやビットディフェンダーなどのウイルス対策ソフトを比べると明らかに劣っているのです。これらのプログラムはマルウェア対策に特化していますから、最新のインターネットセキュリティ脅威をブロックし、パソコンの全体的なパフォーマンスを向上してくれます。
パソコンだけでなく、さまざまなオンラインアカウントをきちんとセキュリティ対策したい場合、高品質なセキュリティソフトに投資する必要があります。
Windows Defenderで利用できない機能は?
最新版のWindows Defenderには数多くのセキュリティ機能が備わっていますが、業界トップのセキュリティ製品ほど多機能ではありません。Windows Defenderが欠いている主な機能をいくつかご紹介しましょう:
- 仮想プライベートネットワーク(VPN)
- なりすまし対策
- ダークウェブの監視
- 盗難対策
- Webカメラとマイクの防御
- システム最適化ツール
- パスワードマネージャー
- など…
Windows DefenderがVPNを備えていないのは非常に残念です。VPNはトラッカーを阻止してオンラインプライバシーを保護し、公共ネットワークにアクセスする際に安全を確保するものです。ノートンやビットディフェンダーなどのブランドはVPNも提供しています。特にノートンのVPNは、256ビットAES暗号化でデータを防御し、キルスイッチ(VPN接続が切れた際にインターネット接続を切断する機能)が備わっており、データ無制限など、さまざまな魅力があります。
Windows Defenderにシステム最適化ツールがないのも残念ですね。基本的なPCヘルスレポートは表示されますが、パソコンの動作は高速化できません。ノートンやBitdefender、TotalAVなどの他社製品は、不要ファイル、一時ファイル、重複ファイルの削除ツールなど、パソコンの動作を速くする機能が装備されています。
最後に、Android・iOS用Defenderがリリースされましたが、盗難対策機能はありません。パソコンやモバイルデバイスが盗まれても、Windows Defenderで位置を追跡したり、ロックしたりできないのです。他社製品は以前から盗難対策機能を提供していますから、デバイスの位置を追跡できます。例えば、Bitdefenderなら、紛失したデバイスでアラームを鳴らしたり、ロックをかけたり、ハードドライブ上のデータを完全に削除したりできます。
Defenderには便利な機能もありますが、不十分なところが目立ちます。以下でご紹介する代替サービスのほうが断然良いでしょう。
🥇1. ノートン360:2024年にWindows Defenderの代替として一番おすすめのセキュリティソフト
ノートン360はマルウェアの検出率、インターネットセキュリティ対策、追加機能、対応端末など、すべての項目でWindows Defenderより優れています。
マルウェアのテストで、ノートンはWindows Defenderより圧倒的に多くのマルウェアファイルをキャッチできました。ノートンはマルウェアの検出率が100%だったのです。Windows Defenderが見逃してしまった複数のスパイウェアやランサムウェアファイルもブロックできたのはとても優秀でしょう。
また、インターネットセキュリティツールに関してはWindows Defenderは足元にも及びません。
Norton 360には以下のような特長があります。
- より強力なフィッシング対策
- より包括的なペアレンタルコントロール
- VPN(仮想プライベートネットワーク)やパスワードマネージャーなどの追加機能
- など…
ノートンのフィッシング対策はトップクラスです。検証ではDefenderよりも多くの不審なWebサイトをキャッチしました。メールやテキストメッセージに含まれる悪質なリンクも検出できたのです。最近、Defenderのウェブ保護機能はChromeやFirefoxなどのサードパーティブラウザにも適用されるようになりましたが、性能はノートンのほうがはるかに上回っています。
ノートン 360はWindows Defenderにはない幅広い機能を備えています。VPNは優秀で、日本を含む30か国以上のサーバーに接続してデータを暗号化できるほか、高度なダークウェブモニタリングも備わっています。ノートンのパスワードマネージャーも非常に優れており、パスワードの自動保存、自動入力、生体認証によるログインなどの基本機能があります。
ペアレンタルコントロールもノートンのほうが優秀で、業界トップクラスです。例えば、Chrome、Firefox、Edgeブラウザ拡張機能にはウェブフィルタリングが備わっています(子どもが訪問したサイトをモニタリング・ブロックできます)。一方、WindowsのウェブフィルターはEdgeブラウザでしか動作しません。また、ノートンではアルコール、犯罪、ポルノなど45以上のカテゴリに当てはまるサイトをモニタリングし、ブロックできるのも便利です。ほかにも、ノートンでは子どものYouTube視聴履歴を記録し、動画のタイトルとリンクなどを表示してくれます。
一番オトクなのは$49.99 / 年*のノートン360デラックスパッケージです。5台のデバイスをカバーでき、優秀なペアレンタルコントロールが含まれるため、子どもの位置を追跡したり、特定のアプリの使用をブロックおよびスケジュール設定したりできます。$99.99 / 年*の
まとめ:
Windowsを守るのに一番おすすめのセキュリティソフトはノートン360です。圧倒的に高性能で、Windows Defenderにはない追加機能が満載です。また、Windows Defenderよりノートン360の方が使いやすく、料金プランが多いので予算に合わせて選べます。60日返金保証付きなのも嬉しいですね。
🥈2. Bitdefender:優秀なクラウドベースのスキャンエンジン(追加機能も満載)
Bitdefenderは高速で軽く、クラウドベースのスキャンエンジンはWindows Defenderより圧倒的に優秀です。Bitdefenderのマルウェアスキャナはフルスキャンでテスト用マルウェアをすべてキャッチでき、パソコンはほとんど遅くなりませんでした。Windows Defenderも部分的にクラウドベースなのですが、スキャン中はパソコンが遅くなってしまいます。
BitdefenderはDefenderより操作が簡単です。Windows Defenderは自動的にセキュリティ対策を行ってくれるため、「サードパーティのアンチウイルスは複雑そう…」と思っているユーザーが多いようですが、Bitdefenderなら心配ありません。「オートパイロット」機能がファイルやネットワーク、オンラインアクティビティを自動的に分析し、安全を確保できるよう設定を行い、バックグラウンドでシームレスに動作します。
Bitdefenderのインターフェースは分かりやすいと思います。すべての機能が1つのウィンドウに表示され、日本語に対応しているので分かりやすいですね。Bitdefenderの追加のセキュリティ機能をいくつかご紹介しましょう。
- より良いウェブ保護
- シンプルなインターフェース
- より良いペアレンタルコントロール
- VPN、 パスワード マネジャー、ウェブカメラの保護、PCの最適化などの追加ツール
Bitdefenderのウェブ保護は業界最強クラスです。試したところ、フィッシングサイトやマルウェアを含むサイトへのアクセスを阻止しました。もう1つ注目したい機能は、Bitdefenderの安全なブラウザ「Safepay」で、ネットバンキング利用時やオンライン決済時に金融情報の安全を保つのに役立ちます。(Windows Defenderにこの機能はありません)。Safepayは遠隔からのパソコンへの不正アクセスを防ぐほか、スクリーンショットの撮影やキー操作の追跡をブロックし、支払い画面でクレジットカード情報を自動入力してくれます。
Bitdefenderのマイク・Webカメラの保護機能も優れています。Windowsはこのような機能を提供していません。アプリが勝手にWebカメラやマイクへのアクセスを試みた場合、通知が届き、アプリをブロックするかどうか選択できます。Zoom、WhatsApp、Skypeなどの安全なサイトには、両方のツールへのアクセスを許可することもできます。
Bitdefenderは他社のセキュリティソフトよりウェブ保護が強力です。VPNに接続しても通信は速く、一部のVPN専門サービスよりも高性能です。さらに、ペアレンタルコントロールもとても優秀です(ビットディフェンダーがおすすめのVPN付きセキュリティソフトにランクインしているのはそのためです)。アプリの使用制限、ネットのコンテンツのフィルタリング、ジオフェンシング(子供の端末が安全なエリアを離れた時に通知が届く機能)など、保護者に欠かせません。
Bitdefenderのプレミアムトータルセキュリティはわずか$40.99 / 年でありながら、他社のセキュリティソフトより多機能です。予算が限られている場合、Bitdefenderの
まとめ:
Bitdefenderはパワフルなクラウドがタマルウェア対策スキャナを提供しており、パーフェクトな検出率を誇ります。優れたインターネットセキュリティ機能も充実しており、Microsoftの基本的な保護機能の一歩先を行っています。フィッシング対策、VPN、ペアレンタルコントロール、パスワードマネージャー、システム最適化ツール、マイクとWebカメラの保護など、さまざまな機能が直感的なダッシュボードにまとまっています。全プランが30日間返金保証の対象です。
🥉3. マカフィー:より優れたウェブ防御(データクリーンアップツール付き)
マカフィー トータルプロテクションは、優秀なインターネットセキュリティスイートで、Web保護とネットワークの防御はWindows Defenderより高性能です。マカフィーのWeb保護は、アクセスしようとしたフィッシングサイトを100%検出し、Microsoft Edgeより断然優れています。
パソコンに約1,000個のマルウェアファイルを用意しておいたのですが、99%をキャッチできました。
マカフィーのもう1つの魅力として、Windows、Android、iOS版のインターフェースが日本語に対応していることが挙げられます。スムーズにナビゲーションできますね。
マカフィーはWindows 10の対策を強化するためにも役立ちます。次のような機能があります。
- より高度なファイアウォール
- Wi-Fiのセキュリティスキャナ
- VPN(仮想プライベートネットワーク
- システムの最適化
- 個人データのクリーンアップツール
- 個人情報の盗難対策
マカフィーの「スマートファイアウォール」は、Defenderよりオプションが豊富です。スマートアクセス機能では、マカフィーのファイアウォールにデバイスを出入りする脅威を分析させたり、ステルスモードを有効にして公共ネットワークでパソコンを隠したり、緊急時にはロックダウン機能を使用してパソコンのデータ通信をすべてブロックしたりできます。
優秀なWi-Fiスキャナもあります。Wi-Fiネットワークを継続的にスキャンし、どのデバイスが接続されているか確認できます。さらに、新しいユーザーがネットワークに接続した時に通知を受け取ることもできます。さらに、マカフィーのVPNは安全で使いやすく、動画の視聴に向いていますが、ビットディフェンダーほど高速ではありません。
マカフィーは「パーソナルデータクリーンアップ」というサービスも提供しています。個人情報を売って利益を得ているデータブローカーから個人データを削除するサービスです。Windows Defenderはもちろん、他の一流セキュリティソフトでさえもこのようなサービスはありません。
個人情報の盗難対策は、ダークウェブをリアルタイムでモニタリングし、個人情報が漏えいした場合に通知します。監視対象はメールアドレス、クレジットカード番号、社会保障番号などさまざまです。漏えいが発生した場合、マカフィーは対処法と今後の防止策をアドバイスしてくれます。
McAfee Advancedは $89.99 / 年で、最大100万ドルのなりすまし保証が含まれます。財布を紛失したり盗まれたりした場合、身分証明書やクレジットカードのキャンセルおよび交換を支援してくれるほか、セキュリティフリーズ機能では他人が許可なくあなたの名義でクレジットカードや銀行口座、公共料金口座などを開設するのを防止できます。個人情報の盗難対策は、米国、英国、日本、南アフリカ、インド、オーストラリアなど20か国以上で利用可能です。
マカフィー トータルプロテクションは5台または無制限のデバイスで利用可能で、価格は$39.99 / 年~です。個人プランとファミリープランはどちらも安心の30日間返金保証付きで、アプリは日本語で利用できます。
まとめ:
マカフィーのマルウェア対策エンジンは優秀です。Windows Defenderが提供していない追加のインターネットセキュリティ機能が充実しています。スマートファイアウォール、Wi-Fiスキャナ、VPN、フィッシング対策はMicrosoftのデバイスに内蔵されているツールよりはるかに高性能です。また、システム最適化ツールや個人データクリーンアップツールも備わっており、個人情報の盗難対策も優れていますから、マカフィーはWindows Defenderよりはるかに高品質と言えます。マカフィーの全プランが30日間返金保証付きです。
4. TotalAV:Windows Defenderより使いやすく、パソコンの最適化機能が便利
TotalAVは使いやすさとマルウェアの検出率の観点でWindows Defenderより優れています。TotalAVのマルウェアエンジンは軽量で高速です。最新のマルウェア脅威を検出できるよう、継続的にアップデートされています。テストで仮想PCにサンプル用マルウェアをダウンロードしておいたのですが、99%以上のマルウェアサンプルが検出・除去されました。Windows Defenderが検出しなかったランサムウェアやクリプトジャッカーなどの最新のマルウェアファイルも検出できたのは素晴らしいでしょう。
また、TotalAVの機能やツールはすべて使いやすいと思いました。ダッシュボードは直感的に使えるデザインですし、ナビゲーションも簡単です。Windows Defenderよりデザイン性が高いTotalAVは、パソコンが苦手な方にもおすすめです。
システムクリーンアップツールは業界トップクラスで、不要ファイルクリーナー、アプリケーションアンインストーラ、起動マネージャー、ブラウザクリーンアップなどの便利な機能が充実しています。機能はすべて同じ画面にまとまっており、動作の遅いAcerのノートパソコンを数分で新品同然にクリーンアップできました。
TotalAVのVPN「Safe Browsing VPN」は、セキュリティソフトのVPNのなかでトップクラスです。データ無制限なので、好きなだけブラウジングや動画再生、トレントを楽しむことができ、業界標準のVPNセキュリティ機能がすべて揃っており(金融機関レベルの暗号化とキルスイッチ)、日本にサーバーがあるほか、通信速度は高速です。また、Netflixなどすべての主要な動画配信サービスに対応しており、すべてのサーバーでトレントが認められています。
個人情報の盗難対策も非常に優れていますが、米国のユーザーのみが対象です(ノートンと同じですね)。競合他社のマカフィーは、カナダ、英国、オーストラリア、日本、ニュージーランド、一部のヨーロッパ諸国など、多くの地域をカバーしています。
TotalAVプランで一番おすすめなのは$49.00 / 年のTotal Securityです。TotalAVの全機能が含まれます。より手頃なプランが欲しい場合、TotalAV Antivirus Pro($19.00 / 年)とInternet Security($39.00 / 年)がおすすめです。どちらも優れた機能を手頃な価格で使えます。TotalAVの全プランが30日間返金保証の対象です。
まとめ:
TotalAVはWindows Defenderよりはるかに使いやすく、マルウェア防御力が高いほか、便利なPC最適化ツールでデバイスのパフォーマンスを向上でき、トップクラスのVPNも含まれています。TotalAVの個人情報の盗難対策も素晴らしいですが、TotalAVのプレミアムプラン「Total Security」でしか利用できません。興味がある場合、TotalAVは30日間返金保証があるので安心して試せます。
5. Avira:無料で使える機能が多く、Windows Defenderより高性能
Avira Free Security for Windowsは無料サービスですが、強力なマルウェア対策エンジンがあり、業界最高のWindows向け無料セキュリティソフトの1つです。
Aviraは日本語に対応していますから、快適に利用できます。
クラウド型マルウェアスキャナをテストしたところ、とても高性能でした。デバイス上の実験用マルウェアファイルを100%検出し、Windows Defenderより圧倒的に高性能でした。
Aviraの無料セキュリティソフトはWindowsのアンチウイルスにはない機能があります。例えば次のようなものです。
- 安全なネットショッピング用のブラウザ拡張機能
- 無料VPN(毎月500MBまで通信可能)
- パフォーマンスの最適化ツールやパスワードマネージャーなどの追加機能
ブラウザ拡張機能「Safe Shopping」はとても便利です。ウェブトラッカー、望ましくない広告、フィッシングサイトをブロックするもので、セキュリティと利便性の観点ではWindows Defenderの「スマートスクリーン」より優れています。拡張機能はオトク情報も見つけてくれますが、検証中、うまくいかないこともありました。
TotalAVと同様、Aviraも優秀なシステム最適化ツールを搭載しており、動作の遅くなったパソコンや古いパソコンのパフォーマンスを大幅に改善できますが、無料版では基本的なクリーンアップツールしか使えません。プレミアムプランにはDefenderにはないドライバアップデーターが含まれます。試したところ、筆者のパソコンにアップデートが必要なソフトが2つ検出されました。
Aviraは多機能な無料パスワードマネージャーも提供しており、アンチウイルスに付帯するパスワードマネージャーのなかでトップクラスです。256ビットAES暗号化、パスワード保存数無制限、2要素認証のほかに、Aviraのパスワードマネージャーにはパスワード生成機能があり、パスワードの自動保存と自動入力も可能で、無制限のデバイスで使えます。Aviraのパスワードマネージャーは非常に使いやすく、操作も簡単です。
Avira Primeが一番おすすめです(データ無制限のVPNを含む唯一のプランです)。価格は$59.99 / 年で、Aviraの全機能が含まれ、最大5台(少額の追加料金を支払うと最大25台)のデバイスをカバーできます。Aviraプランはどれも他社より長い60日間返金保証付きで、アプリは日本語で利用可能です。
まとめ:
Aviraは、Microsoft Defenderの代わりにおすすめの無料ソフトです。検証で、Aviraのリアルタイム検出とマルウェアスキャンエンジンはDefenderよりも高性能でした。Aviraの有料プランも非常に優れており、特にAvira Primeは、データ無制限のVPN、無制限のデバイス間で無制限のパスワードを同期できるパスワードマネージャー、高度なシステム最適化ツールなどが含まれ、最大25台のデバイスをカバーできます。Avira Primeは60日間返金保証の対象です。
6. Panda:追加機能が多く、柔軟な料金体系
Panda Domeは検出率が高い高品質マルウェア対策プログラムで、追加機能も満足できます。幅広いプランと支払い方法があります。テストでマルウェア検出率はWindows Defenderと同等でした。テスト用PCでほとんどのマルウェアファイルを検出できましたが、新種のアドウェアやランサムウェアファイルの検出漏れがあったのです(ノートンなどはキャッチできました)。
Pandaは追加機能も豊富で、Windowsのセキュリティソフトにはない機能が盛りだくさんです。例えば、非常に優れたVPNがあります。Hotspot ShieldのVPN技術を使用したもので、世界20か国以上(日本を含む)のサーバーに接続してデータを暗号化し、高速でウェブにアクセスできます。Pandaは次のような機能もあります。
- 仮想キーボード(キーロガー対策)
- ファイルシュレッダー(復元できないよう、ファイルを永久に削除)
- ファイルの暗号化
- PCクリーンアップツール
- 盗難対策ツール(Windows、Android、iOSデバイスで利用可能)
- レスキューキット(ブロックされたPCからマルウェアを削除)
Pandaの「レスキューキット」はとても気に入りました。実行可能なPandaのファイルをUSBメモリに保存できるのです。マルウェアに感染した場合、レスキューキットを使えば、パソコンを再起動してUSBメモリからPandaのクラウド型マルウェア対策エンジンでシステムを復元できます。Defenderの場合、「オフラインスキャナ」を使えばOSを起動しなくてもパソコンをスキャンできますが、USBから実行することはできません。
PandaのUIは残念ながら日本語には対応していませんが、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、オランダ語、ポーランド語、ロシア語、トルコ語、デンマーク語、ギリシャ語、フィンランド語、イタリア語、ノルウェー語、ポルトガル語、スウェーデン語、中国語などで表示できます。
Pandaの盗難対策ツールも素晴らしいでしょう。Pandaなら、遠隔からデバイスをロックして情報を消去したり、ログインに3回失敗すると泥棒の写真を撮影したり、紛失したデバイスの位置を特定したりできます。PandaをAndroidスマートウォッチでも使えるのは感心しました。
セキュリティソフトとしては珍しく、Pandaはファイルの暗号化とファイルの抹消ができます。Defenderはこのような機能がありません。筆者は機密性の高いファイル(健康記録など)を暗号化し、パソコンを貸した人やハッカーが読めないようにしました。銀行明細書などのファイルを永久に削除してアクセス不能にしたい場合、Pandaのファイルシュレッダーを使うと簡単です。
Pandaは5つのプランがあり、予算が限られている場合は無料プランも利用できます。有料プランは$20.00 / 年~で、サブスクリプション期間は1か月、1年、2年、3年、デバイス数は1台、3台、5台、10台、無制限から選べます。全プランが30日間返金保証付きです。
まとめ:
Panda Domeは高性能のウイルス対策スキャナ、インターフェースの分かりやすさ、便利な追加機能、複数の支払い方法に対応していることなどが特長のセキュリティソフトです。5種類のパッケージがあり、サブスクリプションは1か月、1年、2年、3年から選べます。30日間返金保証付きです。
7. Malwarebytes:予算が少ないユーザーにおすすめのマルウェア対策ツール
Malwarebytesはゼロデイ攻撃やランサムウェアなど多彩なマルウェア脅威から端末をしっかり守れるのが特徴です。スキャンエンジンはノートンと同じくらい高性能です。テスト用マルウェアを1つ残らずキャッチできたので驚きました。
MalwarebytesのダッシュボードはWindows Defenderより使いやすいデザインで、日本語にも対応しています。しかしこれは予想の範囲内でしょう。Malwarebytesは自動フィッシング対策フィルター以外の追加機能はありませんが、フィッシング対策はWindows Defenderより高性能です。
MalwarebytesがDefenderよりも優れているもう1つの点は、システムスキャンをスケジュール設定できること。Malwarebytesには「スキャナ」のタブがあり、クイックスキャンの開始、カスタムスキャンの設定、スキャンのスケジュール設定などを簡単に行えます。Defenderでスキャンをスケジューリングしたい場合、タスクスケジューラーアプリを通して行わなければならず、手間がかかります。初心者は難しいと感じるかもしれません。
MalwarebytesのVPNはそこそこです。オンラインプライバシーを一層強化したいユーザーは満足すると思います。VPNで世界中のサーバーに接続してデータを暗号化でき、日本サーバーも利用可能です。しかし、筆者の調べでBitdefenderのVPNほど速くないことが分かりました。また、大半の動画配信サービスに対応していないうえ、トレントも許可されていません。
Malwarebytes Premium + Privacyには、マルウェア対策と安全なVPNが含まれます。価格は$59.99 / 年です。Malwarebytes Premiumは$44.99 / 年ですが、マルウェアスキャナしか使えません。Malwarebytesのプランはどちらも60日間返金保証付きで、アプリは日本語に対応しています。
まとめ:
Malwarebytesはそこそこ良いセキュリティソフトですが、機能は少なめです。マルウェア保護とフィッシング対策は優秀で、使いやすいダッシュボードで管理できるものの、それ以上のものはほとんどありません。スキャンエンジンはノートンと同じくらい正確で、付帯するVPNもまあまあ良いでしょう。Malwarebytesのプランは60日間返金保証付きです。
8. カスペルスキー:より高度なペアレンタルコントロール、安全にお金の取引ができることも魅力的
カスペルスキーは優れたマルウェアスキャナとウェブ保護を提供しており、どちらもDefenderより高度です。マルウェア対策について、カスペルスキーは業界トップのセキュリティソフトに匹敵する性能で、MicrosoftのWindows Defenderを含む多くの他社製品より効果的にマルウェアを検出します。
カスペルスキーのペアレンタルコントロールも非常に優秀で、Defenderよりはるかに優れています。ノートンやBitdefenderと肩を並べる性能で、ペアレンタルコントロールを備えた一流セキュリティソフトの1つとなっています。ペアレンタルコントロールは、Androidデバイスの使用時間制限(iOSでの検証ではうまくいきませんでした)、オンラインコンテンツフィルター、YouTubeの検索モニタリングフィルター、子どもが安全なエリアを離れないようにするジオフェンスの設定などが可能です。
Safe Moneyブラウザは支払い情報の保護に役立ちます。この機能は、サンドボックス化されたブラウザウィンドウとオンスクリーンキーボードを使い、安全にオンライン決済ができます。簡単にオンラインプライバシーを向上できるのが便利です。オンライン決済ができるサイトにアクセスすると、カスペルスキーは必ずそれを検出して自動的に「Safe Moneyブラウザを開きますか」と提案してくれました。マルウェアやスパイウェアをブロックする効果もあります。バーチャルキーボードは使いやすく、危険なキーロガーを防ぐのに役立つツールです。カスペルスキーのSafe Moneyブラウザは優れたセキュリティツールですが(Windows Defenderは提供していません)、Bitdefenderのほうが優秀です。
最後に、カスペルスキーはWindows Defenderにはない特徴もあります。例えば、パスワードマネージャーや日本サーバーが使えるデータ無制限のVPNがあります。Webカメラ防御機能もあり、Webカメラを使用するサイトやアプリ(Zoomなど)を開くと通知してくれます。また、特定のアプリではマイク保護機能も使えます。
カスペルスキーの格安プランは便利で、最大10人のユーザーをカバーします。例えば、スタンダード($27.99 / 年)やカスペルスキープラス($33.99 / 年)がありますが、優れたペアレンタルコントロールが欲しいご家族には、カスペルスキープレミアム($38.99 / 年)にアップグレードするのがおすすめです。最大20台のデバイスをカバーできます。ただし、ペアレンタルコントロールが含まれるのは初年度のみで、その後は別途支払いが必要となります。カスペルスキーの全プランが30日間返金保証付きで、アプリは日本語に対応しています。
まとめ:
Kasperskyはすべての機能を備えたアンチウイルススイートです。マルウェアスキャナはMicrosoft Defenderより優れており、非常に便利なセキュリティツールもいくつかあります。ペアレンタルコントロール、安全なオンライン決済機能、パスワードマネージャーはどれも驚くほど優秀です。カスペルスキーの全プランが30日間返金保証の対象です。
9. トレンドマイクロ:フィッシング対策が優秀
トレンドマイクロはいくつかの項目でWindows Defenderより優れています。ウイルス対策スキャナはテストで優秀な結果となりました。マイクロソフト社のWindows Defenderとほぼ同じ数のマルウェアを検出し、高速ディスクスキャンと軽量なリアルタイム保護も提供しています。
トレンドマイクロのフィッシング対策もとても良いでしょう。Google検索結果を評価し、色で安全性を知らせてくれます。また、メール、テキストメッセージ、ポップアップ広告の安全でないリンクを自動的にブロックします。
トレンドマイクロはDefenderにはない特徴がほかにもいくつかあります。例えば、「Pay Guard」と「Secure Erase」です。Pay Guardは安全なオンライン決済のためのTrend Microのブラウザで、BitdefenderのSafepayブラウザやAviraのSafe Shoppingブラウザ拡張機能と似ていますが、他社ほど優れていません。Secure Eraseは、システムからファイルを完全に削除する機能で、Pandaのファイルシュレッダー機能と似ています。
トレンドマイクロのペアレンタルコントロール、プライバシースキャナ、VPNはあまり気に入りませんでした。まあまあ良いものの、ノートンやマカフィーなどの他社製品には及びません。トレンドマイクロのペアレンタルコントロールは、ウェブとアプリのフィルタリングやデバイスの使用時間を制限するなどの基本機能がありますが、ジオフェンス機能はなく、YouTubeで子どもが視聴した動画をモニタリングできず、レポート画面に十分な情報は表示されません。また、プライバシースキャナをGoogle Chromeで使うのに手こずりました。VPNは高速で、多くの動画アプリに対応しており、トレントも可能ですが、キルスイッチがなく、サーバーネットワークは小規模で、時々接続トラブルが発生しました。
トレンドマイクロは4つのプランを提供しています。Antivirus+ Security($19.95 / 年)は、リアルタイム保護、フィッシング対策、メール詐欺フィルターを含み、1台のPCで使えます。Internet Security($39.95 / 年)にはペアレンタルコントロールとシステム最適化ツールが追加され、3台のPCで利用可能です。Maximum Security($49.95 / 年)は、5台のPC・Android・iOS・macOS向けで、パスワードマネージャーも含みます。Premium Security Suite($54.95 / 年)は、ダークウェブモニタリング、優先サポート、VPNが追加され、最大10台のデバイス向けです。アプリは日本語で利用でき、すべてのプランに30日間返金保証が適用されます。
まとめ:
ESETは高度なマルウェア対策を提供しており、検出率はほぼパーフェクトでした。盗難対策機能も優れています。HIPS機能ではルートキットなどの削除が難しいマルウェアに対してしっかり防御できます。Premium Securityプランはコスパ抜群で、30日間返金保証付きです。
Windows Defenderの代替サービスの比較表
おすすめしないトップブランド
- Webroot
Webrootは高速でとても軽量なセキュリティソフトですが、マルウェアの検出率が低く、ランクインには至りませんでした。特に、最も危険なマルウェアの1つ、ランサムウェアの検出率がかなり低いのです。ウェブ防御も、この記事に掲載されている他社のセキュリティソフトと比べ、信頼性が劣っています。 - Quick Heal
Quick Healはかなり優秀なプログラムです。ウイルス対策機能はWindows Defenderと肩を並べる性能で、多数のインターネットセキュリティパッケージがあります。しかし、パッケージの特徴を見てみると、価格が高すぎます。本記事で紹介した製品のほうがオトクです。 - ESET
ESETはセキュリティソフト業界で有名なサービスで、ウイルス対策エンジンはパワフルで効果的です。しかしセキュリティパッケージにはほとんど役立たないアドオンがたくさんついていて、迷惑です。この記事でご紹介する製品の方がおすすめです。
よくある質問
Windows Defenderだけで十分にセキュリティ対策できますか?
「十分」をどのように定義するかによります。Windows Defenderでもある程度のセキュリティ対策は可能ですが、プレミアムセキュリティソフトには及びません。
基本的なセキュリティ対策で良い場合はWindows Defenderで十分でしょう。しかし、デバイスに大量の機密情報(銀行情報、ログイン情報、個人ファイルなど)が保存されている場合、ハッカーに狙われやすいため、Windows Defenderだけでは不十分です。Windowsのアンチウイルスには、オンラインセキュリティ、マルチデバイスの保護、低品質のアップデート、マルウェア対策の面で深刻な問題があります。Defenderのセキュリティ機能の分析結果について詳しくはこちらをご覧ください。
Windows Defender SmartScreenとは何ですか?無効化すべきですか?
Windows Defender SmartScreenとは、リアルタイムのフィッシング対策機能です。悪質なファイルをダウンロードしたり、危険なサイトにアクセスしたりしようとすると、Windows Defender SmartScreenはダウンロードを停止し、サイトの表示をブロックします。これは必須の対策機能であり、より高性能なリアルタイムのフィッシング対策を備えた信頼できる代替のセキュリティソフト(ノートン360やBitdefenderなど)をインストールしていなければ、無効にしないことをおすすめします。
Windows Defenderはマルウェアを除去できますか?
できます。Windows Defenderがマルウェアを検出すると、パソコンから除去してくれます。しかしMicrosoftはWindows Defenderのウイルス検出技術を定期的にアップデートしていませんから、最新のマルウェアは検出できません。セキュリティ対策としてWindows Defenderだけを使用しているとパソコンがウイルスに感染してしまう恐れがあります。
Windows Defenderより優れた無料のセキュリティソフトもありますが、最高のマルウェア対策ソフトのようにきちんとマルウェア対策できるという保証はありません。最高のマルウェア対策・インターネットセキュリティツールをお探しの方はノートンやBitdefenderなどの方が間違いなく高性能です。
Windowsにはフィッシング対策機能は搭載されていますか?
部分的なフィッシング対策が搭載されています。Microsoftが提供している「SmartScreen」は、個人情報を盗もうとするフィッシングメールや不正サイトなどさまざまなセキュリティ脅威から守ってくれますが、保護の対象はMicrosoft Edgeブラウザだけです。
ChromeやFirefoxなど他のブラウザを使用している場合、SmartScreenのブラウザ拡張機能をインストールする価値はほぼゼロでしょう。フィッシングサイトの検出機能はGoogleやMozillaほど正確ではないからです。
ウェブのセキュリティ対策を強化したい場合、マカフィーは主なブラウザでフィッシングサイトの検出率が高く、「スマートファイアウォール」、Wi-Fiのセキュリティ対策、高速VPNなどもあり、100%匿名でインターネットを利用できるようになります。
Windows Defenderは無料で利用できますか?
はい。Windows Defenderは、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10、Windows 11を搭載したすべてのPCに無料で自動的にインストールされます。また、Microsoft 365 PersonalまたはFamilyにアップグレードするとMac、iOS、Androidも保護できますが、正直なところ、値段相応の価値はありません。
繰り返しになりますが、Windows Defenderより高性能で無料のWindows向けセキュリティソフトはあります。ただし、全機能が使えるプレミアムセキュリティソフトほど優れた無料セキュリティソフトはありません。
Windows Defenderではなく、他のセキュリティソフトを利用すべきですか?
Windows Defenderの性能はサードパーティのセキュリティソフトに限りなく近づいていますが、十分とは言えません。マルウェア検出率をおすすめの他社製品と比べるとWindows Defenderは低いのが現状です。システムのパフォーマンスに関して、Windows Defenderは他社よりスキャンに時間がかかり、パソコンが重くなってしまいます。また、Windows Defenderは重要なセキュリティ機能がかなり少ないのも残念です。
セキュリティソフトをまったく使わないよりはWindows Defenderを単体のセキュリティソフトとして使ったほうが良いですが、ランサムウェア、スパイウェア、高度なマルウェアなどの攻撃を受けて重大な被害に遭う可能性があります。
以下の対策方法から1つ選んできちんと対策することをおすすめします。
- 対策方法1:Windows Defenderの代わりにおすすめの無料セキュリティソフトを使用する。
有料のセキュリティソフトを購入するお金の余裕がない場合、Windows Defenderより圧倒的に優れた無料のセキュリティソフトはいくつかあります。一番おすすめなのは Aviraの無料セキュリティソフトです。ただ、無料セキュリティソフトには必ず欠点がありますから、できればプレミアムウイルス対策ソフトを選んだ方が良いでしょう。 - 対策方法2:プレミアムセキュリティソフトを使ってPCをしっかり保護する。
無料セキュリティソフトでパソコンを100%保護することはできません。一方、Windows Defenderだけではマルウェア、ランサムウェア、スパイウェアに対して脆弱です。パソコンをしっかり保護するためにおすすめのプレミアムセキュリティソフトは手頃な価格のプランが用意されていますし、確実にサイバーセキュリティ対策する一番おすすめの方法です。ぜひご検討ください。
Windows Defenderは無料セキュリティソフトより優れていますか?
Windows Defenderはほとんどの無料セキュリティソフトより優れています。特に、無料セキュリティソフトはサンドボックスツールやクラウド型マルウェア検出機能などはありませんから、その点ではWindows Defenderの方が良いでしょう。
しかし、使いやすさ、性能、追加機能など、Windows Defenderより優れた無料セキュリティソフトもいくつかあります。
とは言え、Windows Defenderや高性能の無料セキュリティソフトも、プレミアムセキュリティスイートには及びません。有料サービスなら毎月ほんの数ドルで、包括的なサイバーセキュリティ対策を行えます。ノートンやBitdefenderのような有料セキュリティソフトは、全体的な防御とコスパの観点でWindows Defenderと無料セキュリティプログラムより大幅に高いスコアとなりました。
Windows Defenderと他のセキュリティソフトを併用することはできますか?
できますが、おすすめしません。Windows Defenderがサードパーティのセキュリティソフトと競合することがあり、スキャンとマルウェア検出を妨げる恐れがあるからです。
Windows Defenderと他のセキュリティプログラムを使うことで対策を強化できるケースもありますが、原則として、Windowsを完全に保護できるセキュリティソフトを選んだら、競合を防ぐためにWindows Defenderのマルウェアスキャンモジュールを無効にすることをおすすめします。
ほとんどの場合、PCにサードパーティのアンチウイルスをインストールすると、Windowsが自動的にWindows Defenderを無効にします。パッシブモードに切り替わるか、保護が完全に無効になるはずです。しかし、サードパーティのアンチウイルス(Nortonなど)をインストールした後、Windows Defenderの安全機能が正常に無効になっているか念のため確認することをおすすめします。
Windows Defenderを無効にする方法は?
新しいセキュリティソフトが正常に動作し、2つのスキャンエンジンの競合を防止するため、Windows Defenderを無効にする必要があります。
- ステップ1:「スタート」ボタンをクリックし、「Windows Security」タブで「ウイルスと脅威の防止」を選択してください。
- ステップ2:「ウイルスと脅威の防止の設定」の項目の下にある「設定の管理」をクリックします。
- ステップ3:トグルをクリックし、「リアルタイム保護」をオフにします。「リアルタイム保護がオフになっており、お使いのデバイスは脆弱な状態です」というメッセージが表示されますが、Windows Defenderの代わりにおすすめのセキュリティソフトをインストールし、リアルタイム防御を有効にしてあれば、このメッセージは無視して構いません。
これでWindows Defenderを無効化できました。他にも「クラウドベースの保護」や「サンプルの自動送信」などのオプションもオフにして構いませんが、Windows Defenderのリアルタイム保護はすでに無効になっているので、新しいセキュリティソフトのパフォーマンスには影響しません。そのままでもOKです。