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- 🥇 1Password :セキュリティ、基本機能、高度な機能、アプリ・ブラウザ拡張機能、カスタマーサポートの項目で優勝。1Passwordは安全性が高く、追加機能が豊富で、優れた家族プランを提供しており、カスタマーサポートも優秀です。
1PasswordとLastPassはどちらも優秀なパスワードマネージャーです。使いやすく、セキュリティが強いうえ、他社より追加機能が充実しています。どちらもプランはコスパ抜群です。1Passwordの家族プランは業界トップクラスで、LastPassは無料プランと手頃なプレミアムプランを提供しています。
正直なところ、1PasswordとLastPassのどちらを選んでも失敗しません。特に、次のような機能・特徴が欲しい方におすすめです。
- パスワードの生成、自動保存、自動入力。
- 幅広い2要素認証オプション。
- ボルト審査ツール。
- パスワードの漏えいモニタリング。
- 直感的なパスワード共有。
しかし、1PasswordとLastPassは違いもあります。例えば、1Passwordのほうが追加機能が豊富で、カスタマーサポートの対応が速いほか、データ侵害が発生したことはありません(LastPassは近年、ハッキングやソフトウェアの脆弱性などが報道されています)。
LastPassのほうがアカウント復元方法が多いため、マスターパスワードを忘れても安心です。無料プランもあります。確かにLastPassの無料プランは以前より制限が厳しくなってしまいましたが、1Passwordは無料プランを提供していません。
この記事では1PasswordとLastPassをさまざまな観点から比較しました。検証項目はセキュリティ、基本機能と高度な機能、プランと価格、使いやすさ、カスタマーサポートなどです。数週間かけて検証・比較した結果、勝者を選ぶことができました。
セキュリティ、基本機能、高度な機能、カスタマーサポートの項目で1Passwordが圧勝しました。使いやすさはLastPassの勝ちです。LastPassはまあまあ良いものの、1Passwordは2024年に業界最高のパスワードマネージャーです。LastPassよりセキュリティ実績が優れており、追加機能もはるかに多く、家族におすすめです。14日間無料トライアルがありますから、1Passwordのプランを体験できます。
1PasswordとLastPass:早見表
セキュリティとデータプライバシ:1Passwordのほうがセキュリティが良好
パスワードマネージャーはパスワードボルトの安全を確保するために複数層のセキュリティ対策を行う必要があります。そのため、1PasswordとLastPassはどちらも次のセキュリティ機能を提供しています(2024年におすすめのパスワードマネージャーもすべて下記の機能があります)。
- 終端間AES 256ビット暗号化。両方とも解読不可能な暗号化アルゴリズムでボルト内のすべてのデータを守ります。
- ゼロ知識アーキテクチャ。両方とも、パスワードボルトに保存されたデータを他人が読み取ったりアクセスしたりすることは物理的に不可能です(パスワードマネージャー事業者の社員さえデータを読み取れません)。
- 2要素認証。マスターパスワードのセキュリティ向上のため、両方とも時間ベースのワンタイムパスワード(TOTP)、生体認証スキャン、USBトークンを採用しています。
1PasswordとLastPassは、ログイン時にアカウントを保護する方法が異なります。1Passwordでアカウント登録すると、固有のシークレットキーが生成されます。これはデバイスに保存され、新しいデバイスまたはブラウザからログインする際にマスターパスワードとともに追加の認証方法として入力することになります。
LastPassと1Passwordは両方ともシークレットキーを用いてデバイスレベルでユーザーデータを暗号化するため、ユーザー本人しかアクセスできません。しかし、1Passwordの34文字のシークレットキーは暗号化を強化し、セキュリティが一段と高まります。
1PasswordとLastPassの2要素認証オプション(2FA)は良いと思います。両方ともモバイルで顔と指紋スキャンによる生体認証に対応しており、ログインはマスターパスワードと2FAコードを入力するより簡単です。Google Authenticator、Microsoft Authenticator、Duo、Yubikeyなどの認証アプリによる2FAも可能です。さらに、両方ともTOTP生成ツールを内蔵しており、ボルトに保存したほかのアカウントのセキュリティ強化に役立ちます。
しかし、LastPassは過去数年間で数件にセキュリティインシデントを経験しています。2022年に大規模なデータ漏えい、2021年にクレデンシャルスタッフィング攻撃を受けたのです。これらのインシデントで顧客データは漏えいしませんでしたが、今後同じような問題が発生しないようLastPassにはさらなる対策を取ってもらいたいものです。一方、1Passwordはセキュリティ侵害に遭ったことがありません。
勝者(セキュリティ・データプライバシー):1Password
1PasswordとLastPassのボルトのセキュリティインフラはほぼ同じで、256ビットAES暗号化、2要素認証オプション、クラウド型データストレージなどで安全を確保しています。全体的に1PasswordとLastPassはどちらも非常に安全なアプリですが、セキュリティインシデントを経験していない1Passwordのほうがおすすめです。
基本機能:1Passwordの基本機能のほうが優れている
1PasswordとLastPassの基本的なパスワード管理機能はどちらも非常に優れています。すべての主要OSとブラウザ用のアプリと拡張機能を提供しており、有料パスワードマネージャーに期待したい次のような必須機能がすべてそろっています。
- 安全なパスワードストレージ。
- マルチデバイスでの同期。
- ワンクリックで自動保存・自動入力。
- パスワードを安全に共有。
- パスワード生成ツール。
- クレジットカード情報の保存。
- 個人情報の保存。
- セキュアメモ。
1PasswordとLastPassはどちらも無制限のパスワードを保存できます。自動入力機能もあり、保存したサイトを正しく識別してログイン情報やクレジットカード番号、個人情報などのデータを自動的に入力してくれます。しかし、フォームへの入力は1Passwordのほうが正確で、パスポートや車検証情報などの入力も1Passwordのほうが簡単です。
両方ともパスワード生成ツールを使って最大100文字の強力なパスワードを作成できますが、1Passwordではパスワードより覚えやすいパスフレーズも生成できます。1Passwordの「スマートパスワード設定」も非常に便利です。サイトの要件に合ったパスワードを簡単に生成できます(文字数、大文字・小文字・数字・記号を入れるなど)。LastPassはこの機能がありませんが、パスワード生成時に文字数と設定をカスタマイズするのはとても簡単です。
LastPassならパスワード共有も直感的に行えます。ほかのLastPassユーザーと個々のパスワードを共有でき、複数のパスワードをフォルダに入れて共有することも可能です。LastPassユーザーとしか共有できないものの、パスワード共有が可能な無料パスワードマネージャーはほとんどないため、LastPassの無料プランで1人のユーザーと共有できるのは良いと思います。
とは言え、1Passwordのパスワード共有機能のほうが便利です。家族や同僚など、特定の個人またはグループ用のセキュアボルトを作成し、パスワードを共有できます。「Psst!」を活用すると、1Passwordを利用していない人と共有することも可能です。
勝者(基本機能):1Password
1PasswordとLastPassのWebボルト、ブラウザ拡張機能、モバイルアプリはどれも使いやすく、パスワードの自動保存、自動入力、生成をシームレスに行えます。しかし、1Passwordのデスクトップアプリとパスワード共有機能のほうがLastPassより若干優れていると思います。
高度な機能:1Passwordはユニークな追加機能を提供
LastPassと1Passwordはどちらもセキュリティ強化に役立つ高度な機能が充実しています。大きな違いは、1Passwordはパスキーに対応していること。パスキーとはパスワードレス認証の一種で、セキュリティと利便性を向上したものです。2社で共通する機能は次のとおりです。
- パスワードボルトの審査。
- 暗号化ストレージ。
- 家族ボルトの管理。
1Passwordの「Watchtower」とLastPassの「Security Dashboard」はデータ漏えいをモニタリングし、アカウント情報が漏えいした際に通知してくれます。Watchtowerはダークウェブをスキャンしてユーザーデータが流出していないか調べ、一致するデータが発見されると通知が届くので直ちに対処できます。また、保存した支払いカードの有効期限をモニタリングしたり、利用しているサイトがパスキーを導入したときに知らせてくれたりします。
LastPassのSecurity Dashboardがモニタリングするのはメールアドレスのみで、データ漏えいが発見されるとアラートが届きます。両方とも便利ですが、1PasswordのWatchtowerでは支払いカードの有効期限とパスキーの導入もモニタリングする点で一歩先を行っています。
両社ともパスワードボルト監査ツールを使って弱いパスワード、使い回したパスワード、漏えいしたパスワードを発見できます。弱いパスワードと漏えいしたパスワードを変更するのはどちらも簡単ですが、LastPassのほうが若干スムーズでした。
1Passwordは1GBのセキュアファイルストレージを提供しており、パスポートや運転免許証などの重要なドキュメントを暗号化されたボルトに保存できます。LastPassもSecure Notes機能で1GBのファイルストレージを提供しており、画像やPDF、その他の添付ファイルを保存できます。
1Passwordの「トラベルモード」は、旅行中に機密情報を隠すユニークな機能です。LastPassはこれに相当する機能を提供していませんが、「Country Restriction」でボルトにアクセスできる地域を指定できます。
1Passwordの仮想支払いカードも感心に値します(米国のユーザーのみ利用可能)。仮想支払いカードを作成すると、1度限りの仮想プロキシカードが生成され、実際のデビットカード情報の代わりに仮想カードの情報で支払えます。この機能が特に役立つのは、サブスクリプションに登録するときです。サービスプロバイダのサーバーに実際のカード情報を保存せずに済みます。
LastPassの緊急アクセス機能は気に入りました。緊急時に備えて、信用できる人にアクセス権限を付与できます。1Passwordの個人プランにこのような機能はありません。代わりにパスワード共有機能を使って重要な情報を共有するよう推奨していますが、緊急時にそのような作業ができるかどうか怪しいところですね。緊急時に備えて、家族があなたのアカウントにアクセスするのに必要な情報を含む「Emergency Kit」を入手し、印刷しておくこともできます。
最後に、LastPassは1Passwordより多くの方法でアカウントを復元できます(ほかのパスワードマネージャーより復元方法が多いです)。SMSリカバリ、モバイルアカウントリカバリ、リカバリ用ワンタイムパスワード、マスターパスワードのヒントなどがあります。マスターパスワードを忘れるのが心配な方におすすめです。
勝者(高度な機能):1Password
1PasswordとLastPassはどちらもパスワードのセキュリティ審査やデータ漏えいアラートなどの高度な機能を提供しています。しかし、1Passwordは仮想支払いカードやトラベルモードなどのユニークな機能もあり、パスキーに対応しています。とは言え、LastPassの緊急アクセスとアカウント復元オプションも良いと思います。LastPassなら、ボルトにアクセスできる国も制限できます。この項目も接戦でしたが、ユニークな追加機能を提供している1Passwordの勝ちです。
アプリとブラウザ拡張機能:1Passwordのアプリのほうが直感的
1PasswordとLastPassはどちらも直感的に使いやすいデスクトップアプリを提供していますが、LastPassのデスクトップアプリは機能が少なめです。1Passwordでは、デスクトップアプリからメモなどのアイテムに添付ファイルを追加できる一方、LastPassではウェブアプリを使わなければならず、かなり不便です。両方ともWindows、Mac、Android、iOS用アプリがあり、Linuxでも使えますが、1PasswordはChromeOSもサポートしています。
1Passwordは多数のラベルを用意しており、ソフトウェアライセンス、仮想通貨ウォレット、会員情報などに追加できます。一方、LastPassは定義されたオプションが少ないものの、1Passwordとは違い、住所の保存欄があります。
1Passwordのモバイルアプリは使いやすく、インストールが完了すると初期設定のやり方を説明するスタートガイドが表示されます。LastPassのモバイルアプリも使いやすさは同レベルですが、機能は1Passwordほど多くありません。とは言え、どちらも生体認証でアプリを開けるのはとても便利です。
1Passwordのブラウザ拡張機能をクリックすると画面の隅に小さなウィンドウが開き、通知や新しいアイテムを追加するポップアップメニューがあります。オプションをクリックするとデスクトップアプリが開いてアクションを完了できます。インターフェースはOSによらず同じなので、すぐに使いこなせました。
LastPassのブラウザ拡張機能も同様で、クリックするとブラウザの画面上部に小さなボックスが開きますが、オプションを選択するとブラウザタブが開き、シンプルなダッシュボードが表示されます。メモに添付ファイルをアップロードしたり、パスワードやフォルダを共有したりできます。しかし、設定タブはシンプルではありません。オプションがあまりにも多く、圧倒されてしまいました。
勝者(アプリ・ブラウザ拡張機能):1Password
1Passwordはすべてのプラットフォームで全機能を使えます。LastPassのアプリも同じくらい高品質で、ブラウザ拡張機能は1Passwordより若干優れていますが、デスクトップとモバイルアプリの機能が限られているのは残念でした。
使いやすさと設定のしやすさ:LastPassのほうが使いやすい
優れたパスワードマネージャーは、ログイン情報を取り込んだりデバイス間でデータを同期したりするのが簡単で、シームレスに利用できるべきです。1PasswordとLastPassはこれらの条件を満たしています。
1Passwordのインターフェースは、OS・デバイス・ブラウザによらず使いやすい設計です。ウェブボルトにはWindows、Mac、Android、iOSデバイスにアプリをダウンロードするためのリンクがあり、各種ブラウザのブラウザ拡張機能のリンクもあります。詳しいガイドもあるので、初めてでも安心して使えます。DashlaneやLastPassなど他社パスワードマネージャーからパスワードをインポートするのは比較的簡単です。試しに.CSVファイルを使ってあまり人気のないパスワードマネージャーからパスワードを取り込むことにしました。1Passwordのメニューは直感的で、.CSVファイルを正しくインポートできるようにヒントが表示されました。
LastPassのインターフェースも同じくらいシンプルかつ直感的で、ほとんどのプラットフォームで使えます。検証中、すべてのデバイス間ですべてのデータをシームレスに同期できました。設定は簡単で、ブラウザからワンクリックでパスワードをインポートできました。
1Passwordと同様、LastPassのヘルプセンターにもガイドが掲載されていますが、1Passwordはヘルプセンターの各アイテムにコンテンツメニューがあり、初めてでも操作しやすいよう工夫されています。
LastPassはアプリ内チュートリアルで機能を説明してくれます。例えば、LastPassインストール後にFacebookにログインしようとした際、Facebookのログインフィールドの隣に「通常通りアカウントにログインしてください」という吹き出しが表示されました。指示通りにログインしたところ、ボルトにパスワードを保存する方法を説明してくれました。
1Passwordのデスクトップアプリは操作しやすく、ボルトに保存したアイテムを簡単に編集でき、仮想支払いカードなどの高度な機能はウェブブラウザを通して利用可能です。空白のログインフィールドには自動入力のポップアップが表示され、アカウントにすばやく安全にアクセスできます。新しいアカウントを作成すると、1Passwordが自動的に安全なパスワードを生成してくれます。
LastPassは新しいログイン情報を自動的に検出し、オンラインアカウント登録時に新しいパスワードを生成するか質問してくれます。自動入力もワンクリックで可能です。ログインフィールドのLastPassアイコンをクリックすると、LastPassが正しい情報を入力してくれます。
勝者(使いやすさ):LastPass
このラウンドでは勝者を選ぶのにかなり苦労しました。両方ともパスワードのインポート方法のガイドがあるので簡単でしたが、LastPassは新しいユーザー向けの優秀なアプリ内チュートリアルを提供しているので、わずかに勝っています。
プランと価格:1PasswordとLastPassのプランはどちらもコスパが高い
1PasswordとLastPassはどちらも複数の有料プランを提供していますが、LastPassと違い、1Passwordは無料プランがありません。LastPass無料版では無制限のパスワードを保存でき、50MBの暗号化ストレージが付きます。さらに、パスワード生成ツールが利用でき、フォームと支払い情報の自動入力が可能で、2要素認証アプリに対応しています。TOTP生成ツール、1対1のパスワード共有、データ漏えい通知などの特徴もあります。しかし、異なる種類のデバイス間でデータを同期することはできません。有料プランにアップグレードしない限り、パソコンまたはモバイルのどちらかでしか使えないわけです。
1PasswordとLastPassはどちらも個人と家族向けの有料プランを提供しており、かなり価値があります。1Password個人向け($2.99 / 月)はパスワード保存数とデバイス数が無制限で、2要素認証に対応しており(TOTP生成ツールを含む)、パスワードボルトの審査、トラベルモード、1GBのセキュアストレージなどの特徴があります。LastPassプレミアム($1.50 / 月)には、トラベルモードを除く上記すべてが含まれます。
LastPassファミリー($2.00 / 月)は最大6人のユーザーが利用できます。一方、1Passwordファミリー($4.99 / 月)は5ユーザーのみです。しかし、1Passwordでは少額の追加料金を支払うとユーザーを追加できます(2024年におすすめの家族用パスワードマネージャーで上位に選ばれている理由の1つです)。1Password個人向けと1Passwordファミリーは14日間無料トライアル、LastPassプレミアムプランと家族プランは30日間無料トライアルが付きます。残念ながら、どちらも返金保証はありません。
勝者(プランと価格):引き分け
LastPassと1Passwordの個人プランの価格はほぼ同じで、どちらもコスパ抜群です。LastPass家族プランは1Passwordファミリーより若干高いものの、6人以上で使えるパスワードマネージャーをお探しの場合、1Passwordの家族プランは簡単にユーザーを追加できるのでおすすめです。
カスタマーサポート:1Passwordのカスタマーサポートのほうが対応が速い
1PasswordとLastPassのカスタマーサポート窓口はほぼ同じで、メール、掲示板、オンラインヘルプセンターなどがあります。しかし、1Passwordのサポートのほうが若干使いやすいと感じました。両方ともツイッターでサポートを提供しており、対応は1Passwordのほうがはるかに迅速です。
1Passwordのヘルプセンターはかなり充実しています。サポート記事が便利で、YouTubeでサポート動画も見られます。複数の言語でメールサポートも提供しており(日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語)、ユーザー掲示板は比較的活発で、数千もの質問と回答が寄せられています。
LastPassのヘルプセンターも参考になる記事が充実しており、パスワードマネージャーの設定方法、2要素認証やボルト審査ツールなどの高度なセキュリティ機能の使い方などが分かります。残念ながら、サポート動画は1Passwordほど多くありません。LastPassプレミアムと家族プランは優先メールサポートがあり、7言語に対応しています(英語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)。ライブチャットボットもありますが、基本的な質問にしか答えてくれません。
1Passwordのメールサポートチームは6時間以内に返信してくれました。LastPassは24時間以内としていますから、それと比べるとかなり迅速です。LastPassの一時応答は改善の余地があるものの、2回目以降は質の高い回答が届きました。
勝者(カスタマーサポート):1Password
オンラインヘルプセンターを補完するため、1PasswordとLastPassはどちらもメールサポートを提供していますが、1PasswordはLastPassより応対が速く、詳しく回答してくれました。また、1PasswordのヘルプセンターのほうがLastPassより充実しています。LastPassはライブチャットボットがありますが、基本的な質問にしか答えないのであまり価値はないと思います。
全体の勝者:1Password
1PasswordとLastPassはどちらも優れたパスワードマネージャーです。セキュリティが強く、パスワードの共有と審査が簡単で、価格もリーズナブルです。しかし、1Passwordのほうが高度な機能が充実しています。海外旅行中にログイン情報を隠すトラベルモードがあり、アメリカのユーザーは仮想プライバシーカードでプライバシーを強化できます。家族共有オプションも優秀です。ダッシュボードはこれまで筆者が使ったなかでトップクラスで、少額で家族を何人でも追加できます。さらに、LastPassとは違い、1Passwordはセキュリティ侵害を経験したことがありません。とは言え、LastPassも使いやすいパスワードマネージャーで、機能は1Passwordとほぼ同じですから、どちらを選んでも後悔することはないでしょう。
よくある質問
1PasswordはLastPassより安全ですか?
1PasswordとLastPassは両方とも安全性の高いパスワードマネージャーで、強力な暗号化プロトコルでユーザーデータを保護します。しかし、1Passwordはデータを漏えいしたことがないのに対して、LastPassは過去にセキュリティインシデントを経験しています。ユーザーデータは一切漏えいしませんでしたが、データ漏えいが気になる場合は考慮すべきでしょう。
1Passwordはトラベルモードというユニークな機能も提供しています。海外でデバイスが盗まれた場合に備えて特定のログイン情報を隠すことができます。旅行中にデータの安全を確保するのに有用です。
1PasswordとLastPassのボルトはどこに保存されていますか?
1PasswordとLastPassはどちらも256ビットAES暗号化を用いてクラウドにパスワードボルトを保存しています。以前はパスワードをローカルに保存できたのですが、1Password 8のリリースに伴い、この機能はフェーズアウトされています。正直なところ、少し残念です。特に上級者はガッカリしたと思いますが、1Passwordはセキュリティとデータプライバシー機能がとても優れているため、ボルトが遠隔地に保存されていてもアカウント情報の安全が確保されます。
LastPassから1Passwordに乗り換えるのは簡単ですか?
LastPassから1Passwordへの乗り換えは比較的簡単です。両方ともインポート機能とエクスポート機能があるため、2つのパスワードマネージャー間でデータを移行できます。デスクトップアプリでは、パスワード(1PasswordではLoginアイテムに変換されます)と住所(Identities)を直接取り込めます。LastPassのデータを1Passwordに取り込むには、LastPassのブラウザ拡張機能にログインしている必要があります。
1Passwordのほうが高いですが、LastPassより優れていますか?
はい、1PasswordのほうがLastPassより優れており、こちらのクーポンコードを使えば個人プランの価格はほぼ同じです。LastPassの機能は1Passwordと大体同じで、インターフェースも使いやすいですが、1Passwordのほうが高度なセキュリティ機能が充実しています。旅行中にログイン情報を隠すトラベルモードがあり、アメリカのユーザーは仮想プライバシーカードが使えます。さらに、1PasswordのほうがLastPassより家族共有オプションが優れており、1Passwordの家族プランでは少額の追加料金を支払えばさらに多くのユーザーを追加できます。
LastPassは無料プランを提供していますが、異なる種類のデバイス間で同期できないのは非常に不便です(パソコンまたはモバイルのどちらかを選ぶことになります)。まとめると、高度なセキュリティと追加機能が欲しい場合、1Passwordのほうがおすすめです。