Scanguardのエキスパートレビュー:まとめ
ネットで調査したところ、信頼できるScanguardはあまりないことに気付きました。そこで、実際に試してScanguardはNortonやMcAfeeなどの業界大手に対抗できるような素晴らしいセキュリティソフトなのか探ってみることにしました。
Scanguardはウイルス対策検査で100%の検知率を達成し、検査パソコンに仕込んでおいたマルウェア、ランサムウェア、スパイウェアをすべて見つけてくれました。仮想プライベートネットワーク(VPN)があるのも気に入りました。各国に36個のサーバーがあり、安全な高速通信を楽しめます。
しかしScanguardにはかなり重大なデメリットもあります。
まず、カスタマーサポートはあまり役に立ちませんでした。特にライブチャットと電話サポートは意味がありません。また、パスワードマネージャや広告ブロッカーなどの追加機能は少し高すぎると思います。
それでも49種類のセキュリティソフトを検査した結果、Scanguardは最も使いやすくて確実なソフトだということが分かり、パソコンで特に役立つ機能がいくつかあります。
分かったことを見ていきましょう。
ScanGuardのセキュリティ機能
Scanguardはたくさんのセキュリティ機能があります。マルウェアは使いやすく、ウイルスの検知率が高いのが特長です。しかしこれらの機能を利用するには別途で料金が掛かることが多く、かなり高いのです。Nortonなどのサービスはセキュリティ機能をすべてまとめてセットで提供していて、1回料金を支払えば良いので、Scanguardの価格設定は納得できません。また、Scanguardにはペアレンタルコントロールがありません。親としては必要不可欠な機能なので本当に残念です。
Scanguardのオンラインマーケットプレイスはかなり充実しているので圧倒されてしまいました。そこで、本当に価値がある機能と、ただ高価格で実際は役に立たないものを分けてご紹介します。
気に入った機能:
気に入らなかった機能:
マルウェア対策
Scanguardのマルウェア対策エンジンは業界最高のセキュリティプログラムを開発している会社の一つ、Aviraによるもの
です。Scanguardは私がパソコンに仕込んでおいた検査用マルウェアファイルをすべて検知・除去できました。さらに、以前利用していたセキュリティソフトが見落としていたトロイの木馬ウイルスも見つけることができました。
Scanguardのスキャンはいくつか種類があります。
- クイックスキャン。プログラムの一時ファイル、ダウンロード、レジストリなど、ウイルスが潜んでいることが多い部分だけをスキャンします。
- スマートスキャン。クイックスキャンを行ってからシステムクリーンアップをしてブラウザのキャッシュファイルを削除して起動を高速化し、ジャンクファイルを削除します。
- カスタムスキャン。システム内のファイルやフォルダを選んでスキャンできます。
- マルウェアスキャン。ハードドライブ内の全アイテムをスキャンします。
マルウェアスキャンを行ったところ、ドライブに隠されていたマルウェアファイルを100%検知できました。
徹底的にマルウェアスキャンできたのは良いのですが、すごく時間が掛かりました。パソコンを最後までスキャンするのに3.5時間もかかったのです。NortonやMcAfeeだとこの種類のスキャンは1~2時間ほどで終了します。
Scanguardはランサムウェアも効果的にブロックしてくれました。高度な「Lockerランサムウェア」がファイルを暗号化される前にきちんとブロックできました。
ルートキットやランサムウェアなど、重大な脅威の対策機能があるセキュリティソフトはたくさんありますが、スパイウェアやアドウェアをきちんとブロックできないことがよくあります。Scanguardはアドウェアのブラウザ拡張機能やツールバーをブラウザから削除し、デスクトップにポップアップ広告を表示していたスパイウェアも除去してくれました。
Scanguardのリアルタイム対策機能は常にネットの利用状況をスキャンしてマルウェアがパソコンに侵入するのを未然に防止してくれます。EICARマルウェアテストファイルなど、様々な検査用マルウェアでリアルタイムスキャナの性能を試しました。
Scanguardはこの悪質なファイルを直ちに検知してブロックしました。
Scanguardのマルウェア対策機能はマルウェア、ランサムウェア、トロイの木馬、スパイウェアなどがシステムに侵入しないようにすべてブロックしてくれました。Scanguardのウイルス対策機能はNorton 360やMcAfee Total Protectionなどの大手ブランドと同じくらい強力だったのは驚きました。
システムクリーンアップ
Scanguardはシステムクリーンアップツールが充実していて、以下のような機能を利用できます。
- ジャンククリーナー。パソコンをスキャンしてキャッシュファイル、一時ファイル、Windowsエラーファイルなどを見つけて整理または削除できます。
- 重複ファイルファインダー。重複ファイルを見つけて削除します。
- アプリケーションアンインストーラ。システムからプログラムやアプリを削除します。
- 起動マネージャ。端末を起動するときに実行するプログラムを一覧に表示し、無効にすることができます。
- ブラウザクリーンアップ。履歴、クッキー、キャッシュファイルを削除してブラウザを高速化します。
ジャンククリーナーを試したところ、システムのジャンクファイルを470MBも見つけて削除できましたが、私が一番気に入っているのは起動マネージャです。この機能を使うとパソコンの起動を遅くしているのがどのプログラムなのかとても簡単に見極めて無効にすることができました。
起動マネージャを使った結果、パソコンが起動するのに以前は1分かかったのが約30秒に短縮されたのです!
Scanguardのシステムクリーンアップツールはまあまあ良いですが、ファイルシュレッダー、ゲーミングモード、ファイルの暗号化などがあるAviraの方が高度な機能を同じくらいの価格で提供しています。それでもScanguardのクリーンアップツールは効果的でシンプルですし、Scanguardのセキュリティソフトに含まれているので追加料金はかかりません。
仮想プライベートネットワーク(VPN)
ScanguardのVPNは意外と高パフォーマンスです。
Ooklaのスピードテストツールを使ってScanguardのVPNがインターネットの通信速度にどのように影響するか検査しました。
VPNに接続していない状態でローカルネットワークの応答速度、ダウンロード速度、アップロードは以下の通りでした。
近くのVPNサーバーに接続した状態でもう一度測定したところ、通信速度は以下の通りでした。
ご覧の通り、近くのVPNサーバーに接続しても通信速度はほとんど遅くなりませんでした。
VPNサービスを選ぶとき注目したいのは世界中のサーバーに接続して高速通信を楽しめるかということなので、Scanguardははとても良かったです。アメリカからスペインのサーバーに接続したときの通信速度は以下の通りです。
少し遅くなりましたが、距離が遠いことを検討すると比較的高速だと言えます。
ScanguardのVPNはNordVPNなどのVPNが専門のサービスと同じくらい高速で、1年契約を比較するとScanguardは半額です。セキュリティソフトには含まれていないので、Scanguardのオンラインマーケットプレイスから購入できます。
なりすまし対策
なりすまし対策機能はScanguardのオンラインマーケットプレイスから別途で購入できます。このパワフルなツールは国際的な信用情報調査機関、Experianによるものです。
広大なネットワークを利用して信用調査、売上票、消費者情報、データ漏洩などに関してダークウェブをモニタリングして個人データのプライバシーを守ります。
Scanguardのなりすまし対策ポータルではパスポート、クレジットカード、パスワードなどの情報をモニタリングする設定を変更できます。
ネットでなりすましの被害は多発していますから、私はお金に関する情報が漏洩していないことを確認出来てホッとしました。BullGuardなど、他のウイルス対策ソフトはより低価格で似たようななりすまし対策ツールを提供していますが、Scanguardのなりすまし対策機能は便利だと思います。
パスワードマネージャ
Scanguardのパスワードボルトはオンラインマーケットプレイスから別途購入する必要があります。Norton
やAviraなどは無料セキュリティツールの一部としてパスワードマネージャを提供していますから、そちらの方がお得でしょう。
パスワードマネージャの機能にはいくつか問題がありました。他のパスワードマネージャからScanguardのパスワードボルトにパスワードをインポートすることはできないのでブラウザに搭載されているパスワード保存機能やサードパーティのパスワードマネージャを利用している場合はかなり不便です。
自動入力もあまりうまくいきませんでした。パスワードボルトは保存されているいくつかのサイトでログイン欄を探知できないことがあり、パスワードをコピー&ペーストしなければなりませんでした。
Scanguardのパスワードボルトは別途購入ですし、パスワードマネージャとしてもかなり質が悪いと思います。より良い機能を低価格で提供している専門のパスワードマネージャは他にもたくさんあるのでそちらを利用した方が良いでしょう。
ウェブ保護
WebShieldはScanguardのブラウザ拡張機能ツールです。Scanguardの全セキュリティソフトに含まれている機能です。不審なサイトやフィッシングサイトがブラウザに表示されたりデータを盗まれないようにブロックしてくれるはずなのですが、質はあまり良くありません。
100種類以上の悪質なサイトやフィッシングサイトでWebShieldを試してみました。WebShieldは危険なサイトをいくつかブロックできたのですが、Chromeがブロックしたサイトをたくさん見逃してしまったのです。悪質なウェブスクリプトや偽のフィッシングサイトの被害に遭ったかもしれないのです。
検査ではNortonやKasperskyなど、他のセキュリティソフトの方がChromeに搭載されている対策機能よりたくさんのフィッシングサイトをブロックできました。ですからScanguardのWebShieldは効果的で頼りになるセキュリティ機能とは言えません。
広告ブロッカーPro
Scanguardの広告ブロック機能はオンラインマーケットプレイスから別途購入できるのですが、安くはありません。
今時、広告ブロッカー拡張機能はあまり珍しくありませんし、NortonやAviraはどちらも無料でこの機能を提供しています。バナーやポップアップ広告をフィルタリングしたり、トラッカーをブロックしたりYouTubeで宣伝が表示されないようにしてくれます。
Scanguardの宣伝ブロッカーはNortonやAviraの無料宣伝ブロッカーと同じ役割を果たすのですが、Scanguardではこのサービスを利用するのに高額の年会費が掛かるのです。
Scanguardの広告ブロッカー機能が有料なのは意味が分かりません。無料のブラウザ拡張機能が嫌いな方で、お金を払うのが大好きという方はScanguardの広告ブロッカーにアップグレードするのが良いかもしれません。しかしそうでなければお金を払う価値はありません。
ScanGuardのプランと価格
Scanguardは低価格なセキュリティソフトという印象があったのですが、価値のあるセキュリティ機能のほとんどが別途購入なので実際は手頃なサービスではありません。Scanguardのサイトには利用したい機能ごとにお金がかかるということが明記されておらず、このことが分かるのはセキュリティパッケージを購入してからです。Scanguardのパッケージを購入した後、オンラインマーケットプレイスにリダイレクトされ、追加機能を購入するのに100ドル以上支払う羽目になりました。
機能ごとに追加料金が掛かる仕組みは悪印象です。Nortonなどはこれらのアドオン機能をウイルス対策ソフトにセットで提供していて、経済的なのです。
Essential Antivirus:価格優先のユーザー向け
ScanguardのEssential Antivirusは最も低価格のプランです。1台の端末で利用でき、マルウェアスキャナ、リアルタイムウイルス対策、システムクリーンアップツールなどを利用できます。安くウイルス対策だけが欲しい方にオススメですが、追加機能はあまり優れていません。
Scanguard Essential AntivirusにはペアレンタルコントロールやVPNはありませんし、複数端末を保護することもできません。Kaspersky Internet Securityなどの低価格サービスはこれらの機能がありますし、Scanguardより断然低価格です。
試してみたい方は現在Scanguardのホームページから50%割引を利用でき、30日間無料トライアルもあります。
Pro Antivirus:複数端末を保護したい場合に経済的
Scanguard Pro Antivirusは私が一番気に入っているScanguardのプランです。
Scanguardのパワフルなマルウェアスキャナとシステムクリーンアップツールを3台で利用できます。
このパッケージにVPNを追加したところ、Norton 360よりやや低価格でした。しかしNorton 360はペアレンタルコントロール、パスワード管理機能、なりすまし対策などとても機能が充実しています。
それでも余計な機能がないミニマリストなセキュリティプログラムをお探しの方はScanguard Pro Antivirusを検討する価値があると思います。さらに、30日返金保証が適用されるのでリスクなしで試してみることができます。
Ultimate Antivirus:6端末をカバーできますが、ペアレンタルコントロールはありません
Scanguard Ultimate Antivirusにアップグレードすると、Pro Antivirusと同じ機能のほか、6台のデバイスを保護できます。マルウェアに関する電子書籍付きです。
この特典はちょっと意味が分かりませんね。大した価値はないと思います。ネットには無料でマルウェアについて調べることができ、利用者は自分でサイバーセキュリティに関する情報を調べられます(当サイトのブログでも役立つ情報をご紹介しているのでご覧ください)。
6台の端末を保護したい方はUltimate Antivirusにアップグレードすると役立つかもしれません。しかしペアレンタルコントロールがないので家族にはあまりお勧めできません。
Scanguardの使いやすさとセットアップ
Scanguardは比較的シンプルなサービスですが、うまくいかないこともあります。Essential AntivirusからUltimate Antivirusにアップグレードしたところ、1週間以上もオンラインダッシュボードにアクセスできなくなってしまいました。この間、パスワードボルト、広告ブロッカー、VPNなど追加機能が必要だったとしても利用できません。
しかしアカウントを回復した後はScanguardのすっきりしたインターフェイスを問題なくナビゲーションできました。
サイドバーウィンドウは折り畳んだり展開したりでき、そこからScanguardのすべての機能を利用できます。マルウェアスキャン、VPN、ウェブ保護、システムクリーンアップ、パスワード管理など、追加機能がすべてポップアップ表示され、複数のオプションもあります。
画面左下の歯車マークをクリックすると設定が表示され、機能ごとに明記されています。毎週セキュリティスキャンをするように「ウイルス対策スキャン」の設定でスケジューリングできました。
Scanguardは意外にも使いやすかったです。McAfeeやBitdefenderなどと比べてインターフェイスがカラフルで直感的に使いやすかったです。
ScanGuardのモバイルアプリ
ScanguardはiOSには対応していませんが、Androidアプリは優れています。Scanguardのモバイルアプリの主な機能は以下の通りです。
- マルウェア対策。Android端末をターゲットにするマルウェアを検知、除去します。検査では端末のマルウェアを100%検知でき、高パフォーマンスでした。
- VPN。非公開で安全にインターネットサーフィンできます。ScanguardのVPNは比較的高速通信で、全世界をカバーしており、公共Wi-Fiネットワークを安全に利用するために役立ちます。
- パフォーマンス向上機能。全プロセスを分析してメモリーと電力を一番使っているものをレポートにまとめてくれます。
- ストレージの最適化。重複ファイルやキャッシュデータを検索して不要なデータを削除します。
- アプリロック。特定のアプリをパスコードでロックできます。
- アンインストーラ。インストールされているアプリを一覧にまとめてScanguardアプリ内で簡単にアンインストールできます。
Scanguardのモバイルアプリは悪くありませんが、ペアレンタルコントロールや盗難対策機能がない
のでNortonのAndroid向けモバイルセキュリティやMcAfeeのiPhone向けモバイルセキュリティの方が優れたセキュリティアプリだと思います。
ScanGuardのカスタマーサポート
Scanguardのサポートはなかなか対応してくれませんでした。
最初の問い合わせはソフトウェアのアップグレードに関してでした。Scanguard Ultimate AntivirusにアップグレードすればVPN、宣伝ブロッカー、パスワードマネージャなどの機能を利用できるようになるか知りたかったのです。カスタマーサポートスタッフはUltimate Antivirusにはこれらの機能が含まれていると言い、アップグレードの料金を請求されました。
しかし、アップグレードの料金を支払った後にこれらの機能はScanguard Ultimate Antivirusには含まれていないことが分かったのです。別途購入しなければ利用できません。サポートスタッフは慌てて無料でVPNを利用できるようにしてくれましたが、今度はアカウントにログインできなくなってしまったのです。
もちろん、クッキーを削除したり他のブラウザからログインしたり、iPhoneでSafariからアカウントにアクセスするなど、色々試したのですが、カスタマーサポートスタッフはメールでテクニカルサポートに問い合わせなければ解決できないとしか言ってくれず、かなりイライラしました。
Scanguardは支払いに関する問題なら電話サポートを利用できますが、テクニカルサポートはメールだけです。
問い合わせたところ、最初の回答は「ブラウザがハイジャックされたのでは」という内容でした。
もちろん私のブラウザはハイジャックされていませんから、支払サポートチームにもう一度電話してみることにしました。最初に対応してくれた人は「もう一度テクニカルサポートにメールして下さい」と言って電話を切ってしまいました。2人目は営業チームが1時間以内に問題を解決すると言ったのですが、1時間経っても解決されませんでした。
最終的に、この問題は8日間も解決できなかったのです!あと3回電話を掛けたらやっと誰かがテクニカルサポートに報告してくれて、アカウントのトラブルを解決できました。
このカスタマーサポートは驚くほど悪かったです。Nortonのチームはほとんどの場合1日以内に対応してくれますし、Kasperskyのライブチャットサポートはいつでもリアルタイムで対応してくれます。今後Scanguardもカスタマーサポートを改善してもらいたいと思います。
Scanguardは本当に効果的?
Scanguardは思った以上に優れたセキュリティソフトでした。
マルウェア対策、VPN、システムクリーンアップツール、なりすまし対策機能などはすべて強力です。Scanguardのユーザーインターフェイスはきちんと設計されていて使いやすいと思います。
サービスで唯一気に入らなかったのは価格設定です。
ほとんどのセキュリティソフトはどの機能がどのパッケージに含まれているのか明記しています。Scanguardのサイトではたくさんのインターネットセキュリティツールが宣伝されているのですが、そのほとんどがパッケージに含まれていないのです。
これらの機能はScanguardのオンラインマーケットプレイスから別途で購入する必要があります。VPN、クラウドベースのスキャナ、パスワードマネージャ、広告ブロッカーを追加すると価格が2倍になってしまいます。
Scanguardはパワフルなセキュリティ対策ツールでいくつか良質な機能もありますが、NortonやMcAfeeなどの他のプレミアムセキュリティソフトの方が低価格でより良いセキュリティ機能を提供しています。
なりすまし対策やVPNなどの追加機能があるマルウェア対策ツールをお探しの方はScanguardを検討する価値があります。また、初めて加入すると大幅割引が適用されますし、30日返金保証でカバーされるので安心して試してみることができます。
Scanguardに関するよくある質問
ScanguardのVPNはきちんと動作しますか?
はい。ScanguardのVPNは高速で安全です。ジオブロックされているストリーミングサービスをアンブロックできましたし、インターネットの通信速度はあまり遅くなりませんでした。36か所にサーバーが配備されています。主にヨーロッパと北アメリカのサーバーが多いですが、オーストラリア、ニュージーランド、パナマのサーバーも利用できます。
残念ながらパワフルなVPNはScanguardのセキュリティパッケージには含まれておらず、別途で購入することになります。それでも比較的経済的ですし、価格は他社の半額です。
ScanguardはWindows、macOS、iOS、Androidで利用できますか?
ScanguardはiOSを除くすべてのプラットフォームで利用できるセキュリティソフトです。
ScanguardのmacOSツールにはMacをターゲットにしたマルウェア対策機能もあります。さらに、システムクリーンアップツールが含まれていて安全にインターネットを利用するためのVPNを購入することもできます。Macできちんと利用できるウイルス対策ソフトですが、価格を考えるとMacにオススメのサービスは他にもあります。
ScanguardのAndroidアプリにはリアルタイムセキュリティ対策、ジャンクファイルのクリーンアップ、安全にインターネットサーフィンするためのVPNなど便利な機能が満載です。Androidに適したウイルス対策ソフトですが、McAfeeの盗難防止カメラやAviraの遠隔アラームなどの盗難対策機能はありません。
Scanguardのサイトによると、iOS向けのセキュリティサービスは準備中ですが、このレビューを執筆している段階では販売されていません。iPadやiPhone用の良質なセキュリティ対策ツールをお探しの方は他にもオススメのサービスがあるのでご覧ください。
Scanguardには質の良いセキュリティ機能が含まれていますか?
ScanguardはAviraやNortonなどの多機能インターネットセキュリティツールと同じ機能を提供しています。ただし、これらの機能はソフトウェアにセットとして含まれているわけではありません。Scanguardのオンラインマーケットプレイスからアドオンとして購入する必要があります。Scanguardのダッシュボードで販売されている機能をいくつかご紹介しましょう。
- VPN。非公開でインターネットサーフィンできるようにし、地理制限のあるストリーミングコンテンツをアンロックします。
- パスワードマネージャ。安全なパスワードを生成・保存します。
- なりすまし対策。Experianの信用情報ネットワークを使って個人情報や信用情報が変更されたり悪用されたりしたときに通知します。
- 広告ブロッカー。サイトやYouTubeなどの動画プレーヤーの宣伝をブロックします。
パスワードマネージャや宣伝ブロッカーはお金を払う価値はないと思いましたが、VPNとなりすまし対策機能は便利だと思いました。
Scanguardの無料版はありますか?
残念ながらありません。Scanguardで一番安いのはScanguard Essential Antivirusです。リアルタイムのウイルススキャン、システムクリーンアップツール、パワフルなマルウェア対策スキャナを利用できますが、NortonやMcAfeeなどほどは機能が充実していません。
無料のセキュリティソフトをお探しの方はいくつかオススメのサービスがあります。Avira Free Antivirusは私が一番気に入っているウイルス対策ソフトです。Scanguard Essential Antivirusと同じ機能が含まれているほか、制限付きの無料VPNやパスワードマネージャも利用できます。