G DATAのエキスパートレビュー:まとめ
G DATAは知名度の低いアンチウイルスで、かなり過小評価されています。筆者が実施したセキュリティテストでは、ノートンなどの一流アンチウイルスソフトと肩を並べる結果となりました。プレミアム機能をいくつか欠いていますが、基本的なセキュリティ対策には優秀な製品です。
マルウェアスキャナは隠されたテスト用ウイルスを100%検出しました。リアルタイム保護も文句なしでした。さらに、フルスキャンはわずか1時間で完了し、パソコンやスマホの動作は遅くなりませんでした。G DATAはBitdefenderのアンチウイルスエンジンを使用しているからです。
G DATAには、アンチウイルスソフトに必要なほとんどのセキュリティ機能が備わっています。
- セキュアファイアウォール。
- ウェブ保護。
- パスワードマネージャー。
- ペアレンタルコントロール。
- 安全なオンラインバンキング。
- システム最適化ツール。
- ファイル暗号化。
- クラウドバックアップ。
- その他多数…
特に気に入ったのはウェブ保護拡張機能で、Chromeに内蔵されているセキュリティ機能を上回る性能でした。キーロガーをブロックするツールや、センシティブなサイトで安全を強化するセーフバンキング機能があります。ファイアウォール、ペアレンタルコントロール、パスワードマネージャーも効果的で使いやすいと感じました。
しかし、G DATAは完璧ではありません。最大の欠点として、VPNがバンドルされていないこと、おすすめのアンチウイルスソフトで見られるようなダークウェブモニタリングや個人情報の盗難対策などの機能が備わっていないことが挙げられます。また、ドイツ語を話さない場合、カスタマーサポートもイマイチです。
最高とは言えないものの、G DATAは優秀なアンチウイルスソフトです。非常に効果的で、便利なツールが豊富ですが、高度な機能はありません。G DATAのプランはどれも30日間の無料お試し期間がありますから、購入前に気軽に体験できます。全プランが安心の30日間返金保証付きです。
G DATAの完全レビュー:バランスの取れたアンチウイルスソフトで、機能は非常に効果的

G DATAのセキュリティ機能はバランスが取れています。Bitdefenderの技術を使用した優秀なマルウェアスキャナ、危険なサイトの大半をブロックするウェブ保護、高度にカスタマイズ可能なファイアウォールなどが含まれます。
ダークウェブモニタリングやVPNなど、追加を期待したい機能もいくつかありますが、一番安いプランでも確実にマルウェアから防御できます。どのプランも30日間の無料お試し期間と30日間返金保証が付いているので、自分に合っているか確認できます。
G DATAのプランと価格:プランはコスパ抜群で、どんなユーザーも自分に合ったプランが見つかる(30日間返金保証付き)
G DATAは様々なユーザー向けにコスパに優れたプランを複数提供しています。各プランの内容は地域によって異なり、2年プランに契約したほうがオトクな場合もあります。デバイス数は1台~10台から選べます。
エントリーレベルの「G DATA Antivirus」は、Windows 版(1デバイス用の1年プランは$29.95 / 年)とMac版(1デバイス用の1年プランは$39.95 / 年)があり、基本的なマルウェア保護とウェブ保護、G DATAの優秀なマルウェアスキャナやフィッシング対策ツールが含まれます。
「G DATA Internet Security」の1年プラン($39.95 / 年)には、ファイル暗号化、セキュアファイアウォール、ペアレンタルコントロール、クラウドバックアップなどの追加機能が追加され、より包括的なアンチウイルススイートになっています。
「Total Security」には、パスワードマネージャーなどG DATAの全機能が含まれ、1デバイス用の1年プランは$49.95 / 年となっています。全体的にかなりオトクなプランです。
また、AndroidとiOSデバイス向けのモバイルプランも用意されています。G DATAのサイトからモバイル専用プランに登録するか、マルチデバイスプランに登録した場合はアプリをダウンロードするためのリンクを取得できます。すべてのプランに30日間の無料お試し期間と30日間の返金保証が付いており、本契約が始まる前に機能の良し悪しを確認できます。
G DATAのセキュリティ機能:Bitdefenderによる素晴らしいマルウェアスキャナ。追加機能も

G DATAは、Bitdefenderの強力なマルウェアスキャナと自社製エンジンを組み合わせています。筆者の検証で効果的であることが確認されました。パソコンに1,000個のテスト用マルウェアを入れておいたのですが、G DATAは検出率100%を達成しました。リアルタイム保護はさらに優れています。マルウェアを有効にしようとした際、すべてブロックされました。
G DATAでは、フルスキャン、クイックスキャン、カスタムスキャンなど、標準的なスキャンを実行できます。また、外付けデバイスをスキャンするかどうか尋ねられるほか、スキャンのスケジュール設定を行うこともできます。

スキャンにはG DATAのエンジン(独自スキャナとBitdefenderのエンジン)のどちらかまたは両方を使えます。両方を使ったほうがマルウェアを効果的に検出できるのでしょうが、筆者の体験ではBitdefenderのエンジンだけで十分に効果的でした。2つのエンジンを使ったところ、PCの動作が非常に重くなり、スキャンにかなり時間がかかりました(最大90分)。一方、Bitdefenderのエンジンのみを使ったときはスキャンがわずか45分で完了し、デバイスの動作にほとんど影響を与えませんでした。

筆者がこれまで検証したなかで最高とは言えませんが、G DATAのファイアウォールはWindows Defenderよりも優れていました。カスタマイズ性が高いのもポイントです。4つのセキュリティプレベル、オフスイッチ、各アプリにルールを手動で設定する機能などがあります。それなりに良いものの、他社には及びません。例えばノートンのファイアウォールのほうが効果的で、柔軟にカスタマイズできます。

G DATAのウェブ保護は優秀です。ほとんどの脅威がブロックされ、無意味なポップアップは表示されませんでした。しかし、カスタマイズ性は低めです。危険なサイトをブロックするだけでなく、「セーフバンキング機能」も備わっています。送金完了後(データが復号されて傍受可能な状態になるタイミング)に、不審なアクティビティがないかどうかモニタリングし、電子取引の安全を強化します。

しかし、重大な欠点がある機能もいくつかあります。例えば、パスワードマネージャーは1Passwordのような単体製品と比べてかなり単純です。最大の不満点は自動保存ができないこと。新しいログイン情報をブラウザ拡張機能に手動で入力しなければなりません。これに対して、一流のパスワードマネージャーのほとんどはアカウント登録時に新しいアカウントを自動的に追加してくれます。パスキーにも対応していませんから、間違いなく後れを取っています。

ペアレンタルコントロールも同様です。おすすめの単体型ペアレンタルコントロールソフトに備わっているツールよりもはるかに単純で、あまり効果的ではありません。特定のカテゴリに当てはまるサイト、あるいは個々のサイトへのアクセスを制限できますが、別のブラウザをダウンロードして使うと簡単にアクセス制限を回避できてしまいます。時間制限ツールはきちんと動作しましたが。G DATAのペアレンタルコントロールを使っても、子どもの現在地を追跡したり詳細なレポートを閲覧したりすることはできません。

G DATAには、少ないながらも効果的なユーティリティツールも用意されています。ファイル暗号化ツール、スタートアップマネージャー、まあまあ効果的な最適化ツールなどが利用可能で、筆者はこれらを使ってブラウザキャッシュを削除したり、ハードドライブをデフラグしたり、パフォーマンスを低下させていたバックグラウンドプロセスをオフにしたりしました。便利ですが、不要ファイルの削除やデバイスの高速化にはTotalAVのほうが優れています。

残念ながら、G DATAはVPNなどの重要な機能はバンドルされていません。さらに、ドイツ在住者でない限り、ダークウェブモニタリングや個人情報の盗難対策もありません。ノートンなどの他社製品にはダークウェブモニタリング、最高100万ドルの個人情報盗難保険、信用情報モニタリングなどが備わっています。G DATAは単体のVPNを販売していますが、比較的高価にもかかわらず、業界トップクラスのVPNの性能とは程遠いのが現状です。
まとめると、G DATAのセキュリティパッケージは優れています。マルウェアスキャナ、リアルタイム保護、ファイアウォール、ウェブ保護はきちんと機能しました。しかし、ペアレンタルコントロールなど他の機能は改善の余地があります。VPNや個人情報保護ツールが付帯しないのは残念ですが、これらのツールが必要なければG DATAは検討する価値があります。
G DATAの使いやすさと設定のしやすさ:インストールは簡単。ユーザーインターフェースは操作しにくい部分も
G DATAはセットアップと使い方が簡単ですが、UIやホームページにはいくらか問題があるため、最も使いやすいアンチウイルスとは言えません。
インストールプロセスは概して簡単です。プランを選び、デスクトップまたはモバイルプランをダウンロードすると、保護を開始できます。

アンチウイルス自体はリソース使用量が驚くほど少なく、システムにあまり負担はかかりませんでした。Bitdefenderのクラウド型技術を使用しているため、G DATAはリソースをあまり多く必要とせず、スペックが低いデバイスや古いデバイスに適しています。
G DATAの大部分は使いやすいと感じました。メインダッシュボードにはセキュリティセンターがあり、デバイスの健康状態と機能の概要が表示されます。画面上部にあるタブをクリックすると各機能にジャンプできます。

しかし、デザインの一部は非常に分かりにくく、イライラするほどでした。例えば、ファイアウォールのほとんどの設定は「ファイアウォール」タブにありますが(当然ですね)、オフにするにはメインダッシュボードに戻らなければなりません。
モバイル版のUIのほうがはるかにスッキリしています。ダッシュボードは整然としていて、機能には画面左上のメニューバーからアクセスできます。システムスキャンから盗難対策ツール、設定メニューへと素早く移動できます。

公式サイトには紛らわしい表現がありました。例えば、モバイル版アンチウイルスは「On The Way(間もなく到着)」というセクションに記載されていますが、これは「On The Go(外出先で)」の誤りでしょう。また、文章を読んでみると、まだリリースされていないように聞こえます。サブスクリプションの種類も、どの国のサイトを閲覧するかによって若干異なり、分かりにくいと感じました。とは言え、アメリカ版サイトはどこからでもアクセスでき、プランの種類が最も豊富です。
まとめると、G DATAはインストールが簡単で、システムリソース使用率が低く、直感的に使えます。
G DATAカスタマーサポート:言葉の壁があり、イマイチ(対応は迅速)
G DATAのカスタマーサポートは最高とは言えません。サポートを受ける主な方法は、よくある質問ページ、メール、電話サポートの3つです。
よくある質問はまちまちです。詳しく回答している質問もあれば、情報量が少ないものもあり、質問は複数のページに分かれていてきちんとカテゴリ分けされていないため、欲しい情報がなかなか見つかりません。
メールサポートも同様でした。直接メールを送信するか、オンラインフォームに入力することができます。フォーム送信後、1時間程度で返答がありましたが、質問と無関係な内容でした。これもやはり言葉の壁のせいでしょう。

G DATAはアメリカ、ドイツ、フランス、スイス、スペイン、オランダなど28か国で24時間年中無休の電話サポートを提供しています。アメリカの番号に電話をかけましたが、ドイツ語の録音が流れた後、切断されてしまいました。ドイツのユーザーは優れた電話サポートを利用できるのかもしれませんが、アメリカ在住の筆者は全く利用できませんでした。
G DATAのサポートは素晴らしいとは言えません。チャットボットはなく、英語の電話サポートを利用することもできませんでした。よくある質問集もまあまあです。少し躓きましたが、最終的にメールで質問に答えてもらえました。
G DATAを購入する価値はあるでしょうか?
はい、多くのユーザーにとってG DATAは購入する価値があります。非常に効果的で、追加機能も比較的豊富です。ファイアウォール、ウェブ保護、ペアレンタルコントロールなどがあり、全体的に非常にバランスの取れたアンチウイルスとなっています。
使いやすさも比較的優れていますが、欠点がないわけではありません。UIの配置が分かりにくい部分があり、必要なものがなかなか見つからないことがあります。初めて設定を変更するときには問題になるかもしれませんが、少なくとも主な機能は使いやすいと感じました。
VPNはバンドルされていないため、プライバシー重視のユーザーに最適とは言えません。同様に、追加料金を支払う覚悟ができているドイツ在住者を除き、個人情報を保護する機能も使えません。ノートンなどの競合他社は、ダークウェブに個人情報が漏えいしていないかスキャンして、漏えいが検出された場合は警告してくれます。ノートンは漏えいした個人情報の削除を支援したり、個人情報が盗難に遭った場合にサポートしたりしてくれます。
また、G DATAのペアレンタルコントロールは機能が限られており、デバイス数の上限も低いため、家族に向いているかどうかというのは疑問です。McAfeeのプランの多くは台数無制限で、ペアレンタルコントロールを回避するのは困難です。
まとめると、G DATAはデメリットよりメリットのほうが多いと思います。効果的で、使いやすいアンチウイルスプログラムです。とは言え、デメリットも結構ありますから万人向けとは言い難いですし、特に高度な機能が必要な人には向きません。それでも、基本的なセキュリティ機能は強いため、G DATAを検討する価値はあります。
よくある質問
G DATAは無料ですか?
G DATAは無料ではありません。手頃な価格の「G DATA Antivirus Windows」など、3つの有料プランがあります。しかし、一部の国では無料のモバイルアプリを入手できます。
G DATAのプランはどれも30日間の無料お試し期間と30日間の返金保証付きなので、本契約が始まる前にじっくり試せます。
G DATAは安全ですか?
G DATAは安全性の高いアンチウイルスソフトです。独自のスキャナとBitdefenderの強力なマルウェアスキャナを組み合わせることで、オンデマンドスキャンとリアルタイム保護の両方で極めて高いマルウェア検出率を実現しています。そのうえ、Web保護やファイアウォールなどの機能がデバイスをしっかりと守ってくれます。全体的にG DATAは非常に安全で、マルウェア検出率は業界トップクラスのセキュリティソフトと同等です。
G DATAにVPNは付属していますか?
G DATA自体にVPNは付属していませんが、別途アドオンとしてVPNを購入できます。G DATAのVPNの年間料金は単体のVPNより安いため、アドオンを購入する価値はあるかもしれません。しかし、VPNの料金がセキュリティソフトに上乗せされますから、VPN付きアンチウイルスが必要な場合はノートンやBitdefenderなどを検討すると良いでしょう。両社ともデータ無制限のVPNを含むプランを提供しています。

