
発行日: 2025年2月13日 公開後、2回更新されました
パソコンにはウイルス感染がつきものです。デバイスが正常に動作せず動作が遅くなったり突然ランダムに再起動したり、自分で操作していないのに勝手に動作したりする場合は、ウイルスに感染している可能性が高いです。
ウイルスはマルウェアの一種であり、犯罪目的で作成されたソフトウェアです。コンピュータウイルスは自己複製能力を持つマルウェアで、詳しくは後ほど説明しますが、マルウェアにはさまざまな脅威が含まれます。なお、一般的にマルウェア全般を指す場合は「ウイルス」という言葉が使われることが多いです。
ウイルスに感染すると、深刻な被害を受ける可能性があります。デバイスが破損したり、個人情報が盗まれたり、コンピューター上のすべての情報をロックされてデータを復元するためには身代金を要求されることもあります。ハッカーがウイルスをシステムに侵入させると、メールアドレス、家族などプライベートの写真、連絡先、銀行口座情報、パスワードなど、すべてのデータが危険にさらされる可能性があります。
幸い、コンピューターウイルスを回避する方法はありますし、感染した場合でも復旧させることが可能です。まず第一に、インターネットは注意を払って利用しましょう。第二に、ノートンなどの優秀なウイルス対策ソフトをインストールすることです。これは、脅威を事前に阻止したり、万が一感染した場合でも脅威を安全に処理するために必要不可欠です。各種パソコン機器には基本的なセキュリティソフトがインストールされていますが、サードパーティ製のツールの方が一般的に効果が高く、より高度な機能が搭載されています。
コンピュータウイルスの基礎知識
インフルエンザのウイルスと同様に、コンピュータウイルスも宿主から宿主へと感染します(この場合の宿主とは人間ではなくパソコンを指します)。一度パソコンがウイルスに感染すると、安全に駆除することは困難です。
コンピュータウイルスはシステムのバグなどとは違って、ハッカーによって生成されます。通常、ハッカーは個人的な利益を目的とするサイバー犯罪者で、ユーザーのデータを盗んだり代金を請求したり、あるいは単に嫌がらせ目的でウイルスを作成します。
ウイルスのライフサイクルは4つの段階に分けることができ、第1段階は「感染」です。これは、マルウェアがデバイスに侵入する段階となります。感染経路としては、メール内の危険な添付ファイル、単一ダウンロード、またはハッカーが正規ソフト・プログラムの脆弱性を悪用するなどといった方法があります。
感染の経路に関わらず、第2段階は「実行」です。多くのウイルスは、新しいハードドライブに到達するとすぐに悪意のあるペイロードを解放しますが、より巧妙なウイルスは特定の条件が満たされるまで潜伏します。
いずれにしても、いったんウイルスが実行されると、複製段階に入り、感染したデバイス全体に自身を複製します。これがウイルスが厄介である原因で、悪質ファイルを発見した時点で単純に削除することはできません。なぜなら、その時点でウイルスはすでにデバイス内で拡散しているからです。しかし、ウイルス対策ソフトがインストールされていれば複雑な同時タスクを実行できるためウイルスに対処できます(これが「ウイルス対策」と呼ばれる理由です)。
ウイルスの自己複製が完了すると、次に「活性化」します。設計次第では、新たに活性化したウイルスは、データを暗号化したり、マルウェアを追加ダウンロードしたり、重要なシステムの破壊、迷惑または不快なメッセージを表示、その他数多くのタスクを実行する可能性があります。
ウイルスは、マルウェアの一種に過ぎません。サイバー犯罪者は、ワームやルートキット、その他のツールも利用して被害者を攻撃します。さらに、悪質なソフトウェアは使用せず、ソーシャルエンジニアリングの手法でユーザーに個人情報を自発的に開示させようとする「フィッシング」と呼ばれる脅威もあります。これらの脅威がもたらす被害は、ウイルスがもたらす被害と非常に似ており、ウイルスを回避するための適切な習慣を身につけることで、その他のサイバー脅威からも身を守ることができます。
ウイルス感染の経路は?
ほとんどのウイルスはインターネットを通じて拡散します。メールの添付ファイルをクリックしたり、危険なサイトを訪問したり、信頼性に欠ける発信元からファイルをダウンロードしたりすることで感染する可能性があります。また、ハッカーがあなたが使用している正規ソフト・プログラムの脆弱性を悪用した場合、運悪くウイルスに感染してしまう可能性もあります。
ウイルスに感染した場合の症状とは?
症状は、ウイルスによって異なります。非常に巧妙に隠れているものもあれば、問題があることがはっきりとわかるものもあります。デバイスが通常とは異なる動作をしている場合は、ウイルスが原因である可能性があります。しかし、感染しているかどうかを確実に判断するには、ウイルス対策ソフトを使用する必要があるでしょう。
ウイルス感染の兆候として、以下のようなものがあります。
- サイトのリダイレクト(リンクをクリックすると、意図しないサイトに移動してしまう)。
- パフォーマンスの低下。
- ウイルス対策ソフトやその他のプログラムのダウンロードを促すポップアップが異常に表示される。
- 勝手にパスワードが変更される。
- ファイルの欠落やアクセス不能。
- メールの連絡先リストに自分が送信していないメールが大量送信されている。
- 勝手にホームページ画面が変わっていたりブラウザに新しいツールバーが追加されている。
- 過剰なエラーメッセージ。
- コンピュータのフリーズやクラッシュ。
- コンピュータの電源を入れると見覚えのないプログラムが起動する。
コンピュータウイルスの回避策
近年は特に新しいコンピュータウイルスやその他のマルウェアが次々と現れており、「これをすれば絶対に大丈夫」と言い切れる方法はありませんが、ウイルスに感染する可能性を極力抑えることは可能です。
以下に、ウイルス感染を回避するための対策を6つご紹介します。
- ウイルス対策ソフトを利用する。数多くのウイルス対策ツールが存在し、それぞれ長所と短所があります。大抵の場合、優れた製品であればウイルスが活性化する前にウイルスを検出でき、万が一感染した場合でも、ウイルスを迅速かつ確実に駆除できます。基本的に、ウイルス対策ソフトは疑わしいアクティビティを監視して脅威を検出しますが、ノートンやBitdefenderなどのような業界トップクラスの有料版ウイルス対策ソフトには、ウェブ保護などの追加機能もあり危険なサイトなどもブロックできます。
- 不審なメールの添付ファイルは開かない。例えば、知り合いから不審なメールが届いた場合は、その相手に連絡して、本当にその人から送られたものかどうかを確認しましょう。あまりにもうますぎる話や緊急の対応を求めるメッセージには、ウイルスが添付されていたり詐欺が仕組まれていたりすることが多いです。
- 不審なポップアップはクリックしない。ポップアップがすべて危険というわけではありませんが、無料のオファーを謳っている怪しいサイトでは、ポップアップにウイルスやその他の脅威が含まれている可能性が高いです。ウェブサイト上やパソコン上でウイルスが検出されたというポップアップが表示された場合は、そのポップアップ自体がウイルスである可能性が高いので、クリックしないようにしましょう。
- ソフトウェアは信頼できる発信元からダウンロードする。無料アプリや映画は魅力的ですが、これらの多くは「無料」を謳ってデバイスにウイルスを感染させます。
- ファイルをバックアップする。クラウドストレージを使用して重要な文書や写真のコピーを常に確保しておきましょう。バックアップがあればコンピューターのファイルを削除するウイルスに感染した場合でも安心です。
- ネット上で個人情報を共有しない。ネット上にあなたの情報が多ければ多いほどハッカーはあなたのOSにマルウェアを侵入させやすくなります。ウイルスとは技術的に異なるものの、フィッシングも大きな脅威です。これは、ハッカーが偽のウェブサイトやアプリを作成して被害者にクレジットカード情報などの個人情報を提供させる手口です。多くのウイルス対策ソフトがこの種の脅威を検出できますが、個人情報を入力する際には、常に注意を払いましょう。
最善のウイルス対策は?
最善策は、ネット上では常に警戒を怠らず信頼性のおけるウイルス対策ソフトをインストールすることです。これらの手順を踏めば、感染のリスクを大幅に減らすことができ、万が一ウイルスに感染した場合でも確実に対処しやすくなります。
よくある質問
パソコンウイルスとは?
ウイルスを除去するには?
ウイルスを除去する最も簡単で効果的な方法は、高品質のウイルス対策ソフトを利用することです。スキャンを実行して検出された脅威をすべて削除しますので、端末がウイルスフリーになります。一部のウイルスは手動操作でも削除できますが、通常、技術的な知識が必要です。
ウイルスに感染しているか知るには?
端末にパソコンウイルス感染の一般的な症状があるかどうかを確認する必要があります。数多くの症状が挙げられますが、最もよく見られるものとしては、ウェブサイトのリダイレクト(クリックしたサイトとは異なるサイトに移動させられる)、動作の遅延、ポップアップ、アカウントのハッキングなどがあります。もし感染している場合は、プレミアムのウイルス対策ソフトでマルウェアを脅威を除去しましょう。
ウイルスに感染しないようにするには?
ウイルスやその他のマルウェアを回避するには、主に2つの方法があります。1つ目ははウイルス対策ソフトを使用すること、2つ目はネット利用時には最新の注意を払い、適切な判断をすることです。前者の方法はより簡単で効果的です。高品質のウイルス対策ソフトを使えば、すでにシステムに侵入した脅威を除去するだけでなく、リアルタイム保護機能により、ウイルスがハードドライブに到達する前にブロックできます。後者の例としては、不審なファイルのダウンロードを避けたり、見慣れないメールの添付ファイルをクリックしないなどがありますが、ウイルス対策ソフトと併用することが重要です。