Hotspot Shieldのレビュー│高速でストリーミング向け? 2024年

更新日: 2024年1月25日
ファクトチェッカー:Eric Goldstein
Tim Mocan
Tim Mocan
発行日:2024年1月25日

Hotspot Shieldのエキスパートレビュー:まとめ

Hotspot Shield(ホットスポット・シールド)は業界最速の通信で、動画の視聴に役立つVPNです。また、使いやすく、便利なセキュリティ機能もあります。Hotspot Shieldは大規模なサーバーネットワーク(80か国以上に1,800台以上のサーバー)がありますから、世界中どこでも近くのサーバーに接続して、最速通信を楽しめます。調査で多数のサーバーを試したのですが、ほとんどすべて高速でした。さらに、テストでHotspot ShieldはNetflixやAmazonプライムビデオ、Disney+など人気の動画配信サービスが利用できました。

AES 256ビット暗号化やログなし方針、停止スイッチなど、業界標準のセキュリティ機能のほか、Hotspot Shieldは以下のような特長があります。

  • スプリットトンネル
  • P2Pに対応
  • パーフェクトフォワードシークレシー
  • など…

Hotspot Shieldは魅力の多いVPNサービスですが、トップクラスのVPNに期待したい重要なセキュリティ機能がいくつか欠けています。例えば、IPv6・WebRTC漏洩対策はWindowsのみで、自動停止スイッチはAndroidとWindowsアプリにしかありません。また、Hotspot ShieldはWireGuardに対応していませんし、中国などネット規制が厳しい国でファイアウォールを回避できるとは限りません。奇妙なことに、クイック接続機能を使うと、アメリカのサーバーに接続されます(アメリカ以外のユーザーは、国内のサーバーに手動で接続する必要があります)。また、1年プランは割高です。

Hotspot Shieldは接続台数が5台までとなっており、無料プランのほかに、1か月・1年・3年の有料プランが用意されています。返金保証は他社より長い45日間です。

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Hotspot Shieldの完全レビュー

Hotspot Shieldの完全レビュー

数週間かけてHotspot Shieldを徹底検証し、業界トップのVPNと比較しました。

Hotspot Shieldは「ヒドラプロトコル」という独自技術で有名です。通信がとても速く、強力なセキュリティ機能があり、動画の視聴にも役立ちます。NetflixやAmazonプライムにスムーズにアクセスでき、高画質で動画を視聴できました。瞬時に読み込むことができ、途中で止まることもありませんでした。

Hotspot Shieldのアプリは直感的に使いやすく、トレントに対応しています。さらに、スプリットトンネルやスピードテスト機能を搭載していて、サーバーネットワークも良いでしょう。

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Hotspot Shieldの特長

Hotspot Shieldは以下のようなセキュリティ機能があります。

  • AES 256ビット暗号化
    Hotspot Shieldは軍用レベルの暗号化でデータを守ります。
  • ログなし方針
    IPアドレス、アクセスしたサイト、ダウンロードしたファイルなどのデータを記録されません。しかし、無料プランでは、IPアドレスから現在地を識別されます。
  • 自動停止スイッチ(キルスイッチ)
    VPNとの接続が途絶えた場合、ネット通信が自動的に遮断されます。停止スイッチはAndroidとWindowsアプリに搭載されていますが、iOSとmacOSでは利用できません。

DNS漏洩対策機能は全OSのアプリに用意されていますが、IPv6・WebRTCの漏洩対策はWindowsだけです。ExpressVPNPrivate Internet AccessなどトップクラスのVPNは、より多くのアプリでIPv6とWebRTC漏洩対策を行い、ブラウザ拡張機能で漏洩対策できるサービスもあります。

Hotspot Shieldの魅力の1つは、独占技術の「Hydraプロトコル」です。このプロトコルはiOS、Android、Windows、macOSで利用でき、以下のような特徴があります。

  • 優秀なセキュリティ対策
    HydraプロトコルはOpenVPNを基に開発されており、高水準のセキュリティでVPNトンネルを経由するデータを守ります。
  • 高速通信
    Hotspot Shieldによると、Hydraプロトコルだと通信速度はOpenVPNの2倍だそうです。
  • 通信の難読化
    ヒドラプロトコルを使うとインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)からVPN通信を隠せます。また、中国やイランなど、ネット規制の厳しい国でインターネットファイアウォールを回避できることもあります。
  • パーフェクトフォワードシークレシー
    VPNセッション中、定期的に暗号化キーを変更する機能です。ハッカーに暗号化キーを1つ知られても、過去のキーや今後使用するキーは知られません。

Hotspot Shieldの特長

Hydraプロトコルのほかに、Hotspot ShieldではIKEv2/IPSecも使用しています。

Hotspot Shieldは全サーバーでザ・オニオン・ルーター(Tor・トーア)に対応しています。なお、普通にTorを利用するより、VPNに接続してからトーアにつなぐ「トーア・オーバー・VPN」の方が安全性が高いことを覚えておきましょう。VPNを使えば、Torセッション中もIPアドレス漏洩を防止できるからです(トーアネットワークでIPアドレスが漏洩することはほとんどありませんが、リスクはゼロではありません)。VPNに接続しておけば、意図せずIPアドレスが漏洩しても、公開されるのはVPNのIPアドレスなので、本当のIPアドレスを誰にも知られません。Hotspot ShieldがTorに対応しているのは良いですが、ProtonVPNの方が便利でしょう。ProtonVPNならChromeやFirefox、Operaなど、普通のブラウザでもTorサイトをブラウジングできます。なお、トーア・オーバー・VPN接続では、データが何度か暗号化されますから、通信が遅くなることにご注意ください。Hotspot Shieldでトーアを使ったところ、通信は平均で97%低下しました(他のVPNと同レベルです)。

Hotspot Shieldは、スプリットトンネルやスピードテストツールなどの機能も提供しています。

スプリットトンネル(スマートVPN)

Hotspot Shieldの特長

Hotspot Shieldは優れたスプリットトンネルがあり、VPNトンネルを経由しないアプリやサイトを指定できます。Hotspot Shieldのスプリットトンネル機能を試したところ、国内(ルーマニア)のVPNサーバーでファイルをダウンロードしながら、ローカルネットワークで銀行サイトを閲覧できました(多くの銀行はVPN通信をブロックしているのです)。

Hotspot ShieldのスプリットトンネルはAndroidとWindowsでしか利用できません。iOSやmacOSでスプリットトンネルが利用できないVPNは珍しくありませんが、ExpressVPNPrivate Internet AccessはMacでもスプリットトンネルが利用できます。

また、Hotspot Shieldの場合、Androidで例外に設定できるのはアプリだけであり、IPアドレスやサイトを例外にすることはできません。さらに、Androidのスプリットトンネルでは、「VPNに経由させるアプリ」を選ぶ方式となっています。スプリットトンネルは、「VPNに経由させないアプリ」を指定することが多いのですが、Hotspot Shieldの場合はその逆です。一般的に、VPNトンネルに経由させるアプリの方が多いので、AndroidでHotspot Shieldのスプリットトンネルを設定するのはやや面倒です。

Windowsでは、例外にするアプリとサイトを指定でき、とても使いやすいでしょう。Androidとは違い、VPNトンネルを経由させないアプリやサイトを選べるわけです。

まとめると、Hotspot ShieldのスプリットトンネルはWindowsの方が便利でしょう(アプリだけでなくサイトも例外に設定できます)。AndroidではアプリしかVPNに経由するよう設定できません。macOSとiOSではスプリットトンネルが利用できませんが、AndroidとWindowsでは使いやすく、期待通りに動作します。

スピードテスト機能を搭載

Hotspot Shieldの特長

Hotspot Shieldのアプリにはスピードテスト機能が搭載されており、便利で正確です。普段の通信とVPNの速度を素早くチェックできます。VPNに接続前にスピードテストを行ってベースラインを確認し、Hotspot Shieldに接続後に再びスピードテストを行えば、速度がどれくらい低下したか見ることができます。

テストでは、Hotspot Shieldのスピードテストの結果と、Ookla(サードパーティのスピードテストサイト)の結果とほぼ同じでした。

この機能は気に入りました。サードパーティサイトで速度を確認するより、VPNアプリで直接測定できる方が便利なのです。しかし速度でサーバーを並べ替えられないのは残念です(ExpressVPNにもスピードテスト機能が搭載されているのですが、最速のサーバーが一覧に表示されます)。また、Hotspot ShieldのスピードテストはWindowsでしか利用できません。他のアプリにも導入してもらいたいですね(ExpressVPNのスピードテストはWindowsとmacOSで利用できます)。

まとめると、Hotspot Shieldのスピードテスト機能は気に入りました。とても正確で使いやすく、便利でしょう。

Hotspot Shieldのプライバシー・安全性

Hotspot Shieldは、ネット通信やダウンロードしたファイルなど、ネットの利用状況を記録しません。しかし、無料プランでは、IPアドレスから位置情報を判定され、その情報は広告会社と共有されます。その地域をターゲットにした広告が配信されるようになるわけです。

Hotspot Shieldのプライバシー・安全性

Hotspot Shieldは5・9・14アイズ(機密情報の共有を合意した同盟)に加盟しているアメリカに本社があります。しかしHotspot Shieldはデータログを記録しませんから、アメリカ政府などがHotspot Shieldにデータの引き渡しを求めたとしても、引き渡せるデータはありません。しかし、Hotspot Shieldのログなし方針は独立監査を受けていませんから、その点は改善が求められます。Private Internet Accessもアメリカに本社があり、独立監査を受けていませんが、ログなし方針を守っていることが裁判で数回実証されています。

まとめると、Hotspot Shieldのログなし方針は透明性があるでしょう。無料プランではユーザーのIPアドレスから位置情報を判定していますが、有料ユーザーのIPアドレスは記録されていません。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

Hotspot Shieldがサーバーを整備している全80か国のサーバーに接続してスピードテストを行ったところ、速度は平均で70%低下しました。理想的ではありませんが、私はネット通信がもともとかなり速いルーマニアに住んでいるので、スピードテストでは通信がかなり低下したものの、ブラウジングや動画の視聴、トレント、ネット通話などに支障はありませんでした。

アメリカでのパフォーマンスと比べるため、アメリカの同僚にもスピードテストを行ってもらいました。彼が近くのサーバーに接続した結果、速度は10%低下しました。注目したいのは、アメリカに住む同僚が遠くのサーバーに接続したところ、VPNに未接続の時より通信が速くなったことです。

まず、通信速度のベースラインを把握するために、Hotspot Shieldのサーバーに未接続の状態でスピードテストを行いました。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

次に、国内(ルーマニア)のVPNサーバーに手動接続しました。Hotspot ShieldはAuto(オート)というクイック接続機能があるのですが、他社とは違い、最速のアメリカのサーバーに接続することになります。最速の国内サーバーに接続したい場合は不便ですが、アメリカのサーバーでも通信が速いのはせめてもの救いですね。ルーマニアで国内サーバーに手動接続したところ、速度は69%も低下したのですが、ブラウジングには影響しませんでした。サイトや動画(HD・4K画質)を素早く読み込むことができ、NetflixでHD画質のドラマや映画を早送りしてもバッファしませんでした。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

次に、自動接続と手動接続でアメリカのサーバーに接続したところ、速度の低下率はほぼ同じでした。通信は72%遅くなりましたが、高速です。サイトや4K・HD画質のビデオを瞬時に読み込めました。ただ、動画を早送りしたときに読み込みに少し時間がかかりました。大容量のトレントファイルを素早くダウンロードでき(49GBのファイルを20~30分でダウンロードできました)、オンラインゲームをラグなしでプレイでき、ネット通話も安定していました。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

最後に、日本のサーバーでスピードテストを行いました。速度の低下はアメリカのサーバーと同じで(72%)、インターネットを使ったときもアメリカのサーバーと同じパフォーマンスでした。サイトはすぐに表示されましたが、4K画質の動画は読み込みに3~5秒かかり、早送りすると少しバッファしました。HD画質では、バッファせずに瞬時に再生されました。大容量ファイルをトレントでダウンロードするのも速く、IP電話で動画が乱れることもありませんでした。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

しかし、前述の通り、私が住むルーマニアではネット通信がもともと速いので、外国の通信速度と公平に比べることはできませんから、再びアメリカの同僚にスピードテストを行ってもらいました。

まず、同僚はローカルネットワークで通信速度を測定し、VPNに接続前のベースラインを把握しました。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

次に、Hotspot Shieldのクイック接続(Auto)で最速のサーバー(ニューヨーク)に接続しました。通信は8%遅くなり、インターネットを使っても速度の低下は気にならなかったそうです。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

イタリアのサーバーに接続すると、VPNに接続していないときと比べ、驚くほど速くなりました。サイトは瞬時に表示され、動画もバッファせずに1~2秒で再生されました。ファイルのダウンロードも、アメリカのサーバーに接続しているときと同じくらいの速度でした。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

最後に、オーストラリアのVPNサーバーに接続しました。応答時間はかなり長くなりましたが、ダウンロード速度はイタリアのサーバーより速く、ブラウジングやストリーミングするのに十分な高速通信を維持できました。(サイトは1~2秒で表示され、ドラマや映画は瞬時に再生されました)。海外にIP電話をかけても画質が良く、途絶えることはありませんでした。

Hotspot Shieldの通信速度・パフォーマンス

まとめると、Hotspot Shieldの通信速度は業界トップクラスです。同僚も、私も、インターネットサーフィン、オンラインゲーム、トレント、動画の視聴に適した高速通信でした(動画はほとんどバッファしませんでした)。

Hotspot Shieldのサーバー・IPアドレス

Hotspot Shieldは、日本を含む80か国以上に1,800台以上のサーバーを提供しています。Hotspot ShieldのサーバーネットワークはExpressVPN(90か国以上に3,000+台のサーバー)やCyberGhost VPN(90か国以上に11,528台以上のサーバー)ほどではありませんが、ProtonVPN(60か国以上に4,070台以上のサーバー)やTunnelBear  (45か国以上). また、Hotspot Shieldのサーバーはヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア太平洋、中東、アフリカ大陸にまんべんなく設置されています。

しかし、アプリによっては接続できない地域があるのは奇妙です。例えば、トロントのサーバーはWindows、iOS、Android、Linuxで、アラブ首長国連邦のサーバーはAndroid、Windows、Linuxでしか利用できません。iOSとmacOSでは接続できないのです。他社のVPNは、どのアプリでもすべてのサーバー地点に接続できます。これについてHotspot Shieldに問い合わせたところ、サーバーの混雑を避け、待ち時間を短縮するためだそうです。大した欠点ではありませんが、Hotspot Shieldに加入する前に、お使いの端末で目的のサーバー地点に接続できるか確認することをおすすめします。

アメリカには20都市以上にサーバーが用意されているのは気に入りました。日本でアメリカのスポーツ中継が見られない場合に便利です。アメリカの1都市でしか中継されていないスポーツ試合を見たい場合、その都市のサーバーに接続するだけでOKです。また、アメリカに旅行する場合、近くにサーバーがある可能性が高いので、高速通信を楽しむことができます。

Hotspot Shieldのアプリにサーバー負荷率(サーバーに接続しているアクティブユーザーの数)とレイテンシ(デバイスからサーバーにデータが到達するまでの待ち時間)が表示されるのは良いと思いますが、サーバーに接続しなければこれらの情報が見られません。サーバーに接続しなくても、サーバー一覧画面に表示されたらさらに便利でしょう。ProtonVPNなら事前にサーバー負荷率を確認でき、Private Internet AccessVyprVPNはサーバーに接続する前にPing値を表示してくれます。

Hotspot Shieldはアメリカとイギリスにストリーミングとゲーム向けの専用サーバーを用意しており、AndroidアプリではアメリカのSNS向けサーバーが利用できます。動画配信サービスにブロックされにくくするため、ストリーミング専用サーバーのIPアドレスは普通のサーバーより頻繁に更新されています。アメリカとイギリスの同僚がストリーミング専用サーバーを試したところ、確実にNetflixとBBC iPlayerにアクセスできました。ゲーム用サーバーは、通信が速くなるよう最適化されていますが、Hotspot Shieldの普通のサーバーでゲームをしても、通信速度は専用サーバーとほぼ同じでした。全サーバーが高速なので、違いはまったく感じられません。Androidアプリに用意されているSNS用サーバーは、高速通信になるよう設定されていますが、ゲーム用サーバーと同様、違いは実感できませんでした。

Hotspot Shieldは全サーバーがトレントに対応していますから、近くのサーバーに接続すれば高速でファイルをダウンロードできます。

残念ながら、Hotspot Shieldは専用IPアドレスを提供していません。専用IPアドレスが必要の場合、PrivateVPNは無料で提供していますし、Private Internet AccessCyberGhost VPNでも少額の料金を支払えば専用IPアドレスを入手できます。

まとめると、Hotspot Shieldのサーバーネットワークは比較的大規模で、各国にサーバーが整備されています。動画の視聴、ゲーム、SNSのために専用サーバーが用意されていますが、速度は普通のサーバーと同程度です。また、Hotspot Shieldの全サーバーでトレントが許可されています。

Hotspot Shield:動画の視聴・トレント

Hotspot Shieldは動画の視聴にとても役立ちます。Netflix、Amazonプライムビデオ、Disney+、Hulu、BBC iPlayerが利用できるほか、VRV、Crunchyroll、Sony Crackleなど知名度の低い動画配信サービスが楽しめます。Hotspot Shield:動画の視聴・トレント

Hotspot Shieldはトレントに役立ちます。全サーバーでP2P通信が許可されており、主なトレントクライアント(Vuze、qBittorrent、Delugeなど)に対応しています。ポートフォワーディング(より多くのピアに接続して通信を高速化すること)には対応していませんが、シーディング(トレントをダウンロード後にアップロードすること)は可能です。

トレントをダウンロードする前に、10台以上のサーバーロケーションでデータ漏洩テストを行ったところ、データ漏洩は検出されませんでした。

まとめると、Hotspot Shieldは動画の視聴に役立つVPNサービスです。NetflixやBBC iPlayer、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスにアクセスできます。全サーバーがP2Pに対応しており、主要なトレントクライアントが利用できます。

Hotspot Shield:ネット規制の回避

ネット規制の厳しい国では、Hotspot Shieldを使ってもVPN規制を回避できるとは限りません。中国やインドネシアなどでは、たまにしか使えないそうなのです。

インターネットが規制されている国にお住まいの方で、ファイアウォールを必ず回避できるVPNが必要なら、ExpressVPNをご利用ください。Hotspot Shield:ネット規制の回避

Hotspot Shield:プラン・料金

Hotspot Shieldは便利な無料プランと、機能が異なる3つの有料プランがあります。

無料プラン(ベーシックプラン)では1日の通信量が500MBに制限されているため、軽くブラウジングしただけで使い切ってしまうでしょう。また、未使用分を翌日に繰り越すことはできません。接続台数は1台まで、通信速度は2Mbpsまでに制限されています(私が試したときは通信が45%低下しました。無料プランとしては結構速いでしょう)。

なお、Hotspot Shieldの無料プランでは、位置情報が広告企業と共有されることに注意しましょう。また、アメリカの1か所のサーバーにしか接続できませんし、動画の視聴や24時間年中無休のチャットサポートは利用できません。Android、iOS、Windows、macOSでしか利用できず、Chromeの拡張機能が用意されています。

VPNの無料プランで一番おすすめなのは、ProtonVPNです。帯域が無制限で通信が速く、3か国(日本、アメリカ、オランダ)のサーバーに接続でき、ユーザーデータを一切記録・共有しません。

Hotspot Shieldのプレミアムプランについて、1か月プランと1年プランは割高ですが、3年プランは$2.99 / 月なのでかなり手頃です。5台を接続でき、通信量は無制限で、80か国以上のサーバーに接続できます。通信は最速となり、動画の視聴に完全対応しています。24時間年中無休のチャットサポートも利用でき、Linux、ルーター、スマートテレビでも使えるようになります。

Hotspot Shieldは6種類のクレジットカードとPayPalで支払えますが、仮想通貨での決済はできません。仮想通貨で支払える安いVPNをお探しの方にはPrivate Internet Accessがおすすめです。

Hotspot Shieldの全プランに、他社より長い45日間返金保証が適用されます(VPNの返金保証は30日間が一般的です)。CyberGhost VPNも45日間返金保証がありますが、長期プランにしか適用されません。

まとめると、Hotspot Shieldの無料プランは比較的良いでしょう。

Hotspot Shieldの使いやすさ:モバイルアプリ・デスクトップアプリ

Hotspot Shieldのアプリは使いやすいでしょう。Android、iOS、Windows、macOS、Linux、スマートテレビ向けにアプリが用意されているほか、Chromeの拡張機能も利用できます。

iOSとAndroidアプリをスマホに1分で、macOSとWindowsアプリもMacBook ProとWindows 10のパソコンに1~2分でインストールできました。

Androidアプリ

Hotspot Shieldの使いやすさ:モバイルアプリ・デスクトップアプリ

Hotspot ShieldのAndroidアプリは使いやすく、便利な機能が用意されています。Auto機能(クイック接続)を使うと1~2分でサーバーに自動接続できます。また、手動で簡単にサーバーを選べるのも気に入りました。サーバー地点を検索でき、アメリカとイギリスの動画配信サービス向けサーバー、ゲーム用サーバー、SNS用サーバーが「クイックアクセス」というグループにまとまっています。設定の有効化・無効化も簡単で、設定に説明が書かれているのが良いと思いました。

AndroidアプリはHydraプロトコルを使っており、自動停止スイッチ、スプリットトンネル、便利な自動化オプションが用意されています。例えば、Wi-Fiネットワークに接続するときやモバイル通信を使うときVPNサーバーに接続したり、デバイスがスリープ状態になったときにVPNから切断するなどの操作を自動化できます。

まとめると、Hotspot ShieldのAndroidアプリはとても気に入りました。直感的に分かりやすいデザインで使いやすく、便利な機能があります(自動停止スイッチ、自動化オプション、スプリットトンネル)。

iOSアプリ

Hotspot Shieldの使いやすさ:モバイルアプリ・デスクトップアプリ

Hotspot ShieldのiOSアプリは使いやすいですが、Androidアプリほど優れていません。

サーバーに接続しやすく、Hydraプロトコルを使用できますが、自動停止スイッチとスプリットトンネルは利用できないのです(iOSアプリのほとんどはこれらの機能がありません)。

まとめると、Hotspot ShieldのiOSアプリは重要な機能(キルスイッチとスプリットトンネル)を欠いていますが、直感的に使いやすく、Hydraプロトコルを採用しています。

Windows・Mac(デスクトップアプリ)

Hotspot Shieldの使いやすさ:モバイルアプリ・デスクトップアプリ

Hotspot Shieldのデスクトップアプリはモバイルアプリと見た目が違いますが、分かりやすいデザインで、WindowsアプリとmacOSアプリは使いやすいと思いました。設定タブが多く、接続画面では地図上にサーバー地点が表示されます。モバイルアプリと同様、サーバー地点を手動で選ぶのは簡単です。

macOSアプリよりWindowsアプリの方が多機能です(自動停止スイッチとスプリットトンネルが利用でき、スピードテスト機能が搭載されています)。また、WindowsアプリにはIPv6とWebRTC漏洩対策として、Prevent IP Leak(IPアドレスの漏洩防止)オプションがあります。macOSアプリとWindowsアプリでは、HydraプロトコルとIKEv2/IPSecプロトコルが採用されています。

まとめると、Hotspot Shieldのデスクトップアプリは使いやすいですが、macOSアプリよりWindowsアプリの方が安全で多機能です。

Hotspot Shieldのアプリの使いやすさは?

Hotspot ShieldはiOS、Android、Windows、macOS向けに、日本語に対応した便利なアプリを提供しています。モバイルアプリはデスクトップアプリとデザインが異なりますが、どちらも使いやすいでしょう。

私が一番気に入ったのはWindowsアプリです。Hotspot Shieldのアプリの中で機能が最多で、自動停止スイッチ、スプリットトンネル、スピードテスト機能、IPv6・WebRTC漏洩対策などが用意されています。AndroidアプリとiOSアプリどちらも使いやすいですが、Androidアプリの方が多機能です(自動停止スイッチとスプリットトンネルが利用できます)。

Hotspot Shieldのカスタマーサポート

Hotspot Shieldのサポートページには、よくある質問、セットアップガイド、トラブルシューティングが用意されています。すべて詳しく、きちんと整理されていますが、英語の記事ばかりです。24時間年中無休のチャットサポート(有料プランのみ)とメールサポートもあります。なお、チャットとメールサポートの公式言語は英語ですが、日本語で問い合わせると、翻訳ツールを使って対応してくれます。

サポートライブラリはとても良いと思いました。記事を検索でき、よくある質問とサポートガイドがデバイスごとに表示されます。支払い、サブスクリプション、アカウント管理、トラブルシューティングなど、トピックごとに記事を探せるのも便利ですね。Hotspot Shieldのサポート記事はスクリーンショットを交えて解説しているので参考になりますが、ExpressVPNIPVanishとは違い、動画ガイドはありません。

Hotspot Shieldのカスタマーサポート

Hotspot Shieldのチャットサポートを数回試したところ、5秒以下でサポートスタッフに繋がりました。スタッフは知識が豊富で、親切にすべての質問に答えてくれました。チャットは英語ですが、日本語でメッセージを送ると翻訳ツールを使って精一杯対応してくれます。

Hotspot Shieldのカスタマーサポート

Hotspot Shieldのメールサポートも試してみました。4~5時間で回答してくれたので、対応はかなり速いようです。また、質問にも詳しく答えてくれました。

まとめると、Hotspot Shieldのカスタマーサポートはとても良いでしょう。サポート記事は詳しく分かりやすく書かれていますし、知識の豊富なスタッフがチャットとメールにも素早く対応してくれます。

2024年にHotspot Shieldは動画の視聴に役立ちますか?

Hotspot Shieldは、NetflixやAmazonプライムなどの人気動画配信サービスが利用でき、通信がとても速いサービスです。使いやすく、便利なセキュリティ機能も搭載されています。80か国以上に1,800台を超えるサーバーがあり、iOS、Android、Windows、macOS、Linux、スマートテレビ、ルーター向けに便利なアプリが用意されています。

テストでHotspot Shieldの独自技術「Hydraプロトコル」は非常に高速であることが確認できました。近くのサーバーでも遠くのサーバーでも、動画の視聴やトレント、ブラウジング、オンラインゲームに適した通信速度だったのです。

Hotspot Shieldは、AES 256ビット暗号化やログなし方針、安全なプロトコル、キルスイッチなどがあります。また、スプリットトンネル、通信の難読化、パーフェクトフォワードシークレシー、Tor(トーア)への対応など、追加の特徴もあります。

Hotspot Shieldは素晴らしいVPNですが、一部のアプリで重要な機能がいくつか欠けています。IPv6・WebRTC漏洩対策があるのはWindowsアプリだけで、自動停止スイッチはAndroidアプリとWindowsアプリにしか搭載されていません。また、WireGuardプロトコルは使えませんし、中国などネット規制の厳しい国ではうまくいかないことがあります。クイック接続機能は用意されていますが、接続されるのはアメリカのサーバーです。2024年にコストが高めなのも気になります。

Hotspot Shieldは便利な無料プランと3つの有料プランがあります。全プランが45日返金保証付きです。

よくある質問

Hotspot Shieldは無料ですか?

はい。無料プランはありますが、Hotspot Shieldよりおすすめの無料VPNは他にもあります。Hotspot Shieldの無料プランは通信量が1日につき500MBまでで、翌日に繰り越すことはできません。また、アメリカ1か所のサーバーに1台のデバイスしか接続できません。また、Hotspot Shieldの無料プランは通信速度が2Mbpsに制限されており、動画を視聴できず、24時間年中無休のチャットサポートが利用できません。無料プランの最大のデメリットは、位置情報を広告企業と共有していることです。あなたの地域をターゲットにした宣伝がいつもより多く表示されてしまいます。

通信量が無制限で80か国以上のサーバーに5台を接続でき、動画が見られるVPNサービスが欲しい場合は、45日間返金保証付きの有料プランにアップグレードしましょう。

Hotspot Shieldはトレントに役立ちますか?

はい。Hotspot Shieldはトレントに対応しています。1,800台を超える全サーバーでP2P通信が許可されており、ほとんどの人気トレントクライアント(Deluge、uTorrent、qBittorrentなど)が利用できます。また、ダウンロード速度はとても高速です(容量が49GBのファイルを20~30分でダウンロードできました)。

Hotspot Shieldは自動停止スイッチがあり、テストでデータ漏洩は検出されませんでした。以上のように、Hotspot Shieldはトレントに役立ちますが、P2P通信に一番おすすめのVPNはExpressVPNです。

Hotspot Shieldはログを記録していますか?

Hotspot Shieldは厳格なログなし方針があり、アクセスしたサイトやダウンロードしたファイルなど、ネットの利用状況、IPアドレスなどの個人情報を記録しません。ただし、無料プランに加入すると、IPアドレスから位置情報が検出されます。このデータは広告企業と共有され、あなたの地域をターゲットにした宣伝を配信するために使用されます。また、Hotspot Shieldのログなし方針は独立監査を受けていません。ログなし方針が監査を受けているVPNサービスをお探しの方には、ExpressVPNがおすすめです。

Hotspot ShieldでNetflixを見られますか?

はい。Hotspot Shieldの有料プランならNetflixが利用できます。また、Hotspot Shieldは通信が速いので、スムーズに動画を楽しめます。HotSpot Shieldは動画の視聴に役立ちますが、NetflixにアクセスするのにおすすめのVPNで第1位はExpressVPNです。優秀なセキュリティ機能、圧倒的な高速通信、すべての動画配信サービスに確実にアクセスできるなど、ずば抜けて高性能なVPNなのです。

Hotspot Shieldのサービス・価格

Free
$0.00 / 月
12-month plan
$7.99 / 月
無料試用
1-month plan
$12.99 / 月
45 Day Money Back
まとめ

Hotspot Shieldは通信がとても速く、Netflixなどの人気動画配信サービスが利用できます。使いやすく、優れたセキュリティ機能があるのも良いでしょう。VPNに必須のセキュリティ機能がすべてそろっており、超高速の独自プロトコル「Hydra」も提供しています。また、スプリットトンネルやスピードテストツールなどの追加機能もあり、全1,800台以上のサーバーでP2P通信が許可されています。しかし、Hotspot Shieldのアプリの多くはIPv6・WebRTC漏洩対策機能がありません。また、自動停止スイッチはAndroidとWindowsでしか利用できず、広告ブロッカーが搭載されていません。さらに、ネット規制の厳しい国で必ずしもファイアウォールを回避できるとは限りません。Hotspot Shieldは無料プランと3つの有料プランがあり、有料プランはすべて45日間返金保証付きです。

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著者について
Tim Mocan
Tim Mocan
編集者

著者について

Tim Mocanは、SafetyDetectivesのQA編集者。サイバーセキュリティのトピックに関する調査・ 執筆の経験が5年以上あり、VPNを専門としています。SafetyDetectives入社以前は、他のVPNレビューウェブサイトのコントリビューターや数多くのVPNプロバイダーのコンテンツライターとして働いてきました。フリーランスライターとしてのキャリアを通じて、SEO、デジタルマーケティング、カスタマーロイヤルティ、住宅改善、健康、リハビリなど、他のニッチな分野もカバーしてきました。仕事以外では、旅行、ビデオゲームをすること、アニメを夢中で見ること、VPNを使うことが好きです(本当に!)。

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